JP3055883U - 提手用剛性紐の支持装置 - Google Patents

提手用剛性紐の支持装置

Info

Publication number
JP3055883U
JP3055883U JP1998005753U JP575398U JP3055883U JP 3055883 U JP3055883 U JP 3055883U JP 1998005753 U JP1998005753 U JP 1998005753U JP 575398 U JP575398 U JP 575398U JP 3055883 U JP3055883 U JP 3055883U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
string
rigid
brake
rigid string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998005753U
Other languages
English (en)
Inventor
康夫 田中
Original Assignee
株式会社タナカ産業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タナカ産業 filed Critical 株式会社タナカ産業
Priority to JP1998005753U priority Critical patent/JP3055883U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055883U publication Critical patent/JP3055883U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性を有した紐を捻じれが生じないように順
次巻き戻すことができ、また、できるだけ巻量が多、重
量物となっても該巻取体の取り扱いに可能な限り支障が
生じない提手用剛性紐の支持装置を提供する。 【解決手段】 剛性を有した紐を順次引き出して手提袋
(100)の提手(110)を製造する製造装置(20
0)に使用される剛性紐の支持装置であって、長尺な剛
性紐(L)を所定の量巻くドラム(10)と、このドラ
ム(10)を回転自在に支承し該剛性紐(L)を巻いた
外側端より順次巻き戻して引き出すことができるように
なしたドラム支承台(20)とを有し、上記ドラム(1
0)には、該ドラム(10)が慣性で回転し続けないよ
うに制動するブレーキ(30)を連結してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、「図3」に示す、手提袋100に糊着する提手110を製造する製 造装置200(「図4」及び「図5」参照)に使用される手提用剛性紐の支持装 置に関するものである。なお、本考案の使用例として「図4」及び「図5」に示 した製造装置は、特願平9−102646号として先に提案したものである。
【0002】 上記提手110は剛性を有した合成樹脂製等の提手紐L(本考案の剛性紐Lを 所定寸法に切断したもの。)を逆U字状に折り曲げ、その下端を二枚の挟持用紙 112,112を貼りあわせて糊着・挟持してなるものである。そして、この提 手110は手提袋100の前面と後面との各内側面に上記挟持用紙112の一面 を糊着して取り付けるようになしている。
【0003】 そして、上記提手110を製造する装置は、「図4」及び「図5」に示すよう に、長尺な一方の挟持用紙112(二倍幅になっている。)を巻き戻しながら案 内する案内路R1を設けてあり、この案内路R1には、該一方の挟持用紙112 に糊126,126,126・・・を塗着する(「図5」参照)糊付装置113 と、該挟持用紙112を横切って蛇行状に剛性紐Lを供送する紐供送装置120 とが設けられ、さらに、その進行先端側に、他方側の挟持用紙112を巻き戻し ながら一方側の挟持用紙112を重ねて案内する案内路R2を設けてある。
【0004】 なお、上記紐供送装置120は、一方の挟持用紙112を案内して回転するロ ーラ121の両端に複数個の半円形係止盤122,122,122・・・を設け 、該案内路R1の上方には「図4」奥手前方向に往復移動して、該半円形係止盤 122,122,122・・・に順次剛性紐Lを引掛ける紐案内体123を設け てなる。すなわち、ローラ121を回転しながら左右の半円形係止盤122,1 22,122・・・に、交互に剛性紐Lを引掛けることになるので、この剛性紐 Lは上記挟持用紙112上面上を横切って蛇行状に位置することになる。
【0005】 そして、案内路R1,R2のさらに進行先端側には、長手方向に沿って二分割 する(「図5」の切取線C1部で、該挟持用紙112,122と剛性紐Lとを切 断する。)スリット装置124を、さらにその進行先端側に、「図5」の切断線 C2,C2,C2・・・で切断する切断装置125を設けてなる。そして、本考 案はこのような把手の製造装置に順次剛性紐L を送り込むために、長尺な剛性紐 L を支承しておくものである。
【0006】
【従来の技術】
従来、上記のような製造装置200に順次紐を供送するには、「図6」に示す ように、巻紐体Laを適宜な場所に置き、該巻紐体La はその巻いた紐の中心側 (中心端)、すなわち、「図6」に矢印を付した左端を「図4」の紐案内体12 3に導く等して、巻取り中心側より巻き戻すように使用し、該巻紐体Laの外側 端を、次に用意した巻紐体Lbの中心端に連結している。
【0007】 しかし、上記の従来方式は巻いた紐をその巻取り中心端より引き出すので、引 き出しに伴って供送される紐に順次捻じれが生ずるものである。この捻じれは紐 が柔軟なものである場合さほど支障とならないので、従来はことなる巻紐体La ,Lb,Lc・・・の紐体を連続して供送できる上記方法が採用されている。
【0008】 しかし、最近は合成樹脂で成形されて剛性を有する手提紐の使用が普及してい る。そして、剛性を有した該手提紐を「図6」の従来法で供送すると、前記した 紐の捻じれが順次重ねられ、大きな反発力が蓄積され、巻戻しが不能となったり 、該手提紐を前記半円形係止盤122,122,122・・・に順次係止させて 供送していくことが不能となるという大きな問題点を有している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、剛性を有した紐を捻 じれが生じないように順次巻き戻すことができ、手提袋100の提手110を製 造する製造装置200に支障なく送り込むことができるように支承できる剛性紐 の支持装置を提供することを課題としたものである。
【0010】 なお、剛性を有した紐を捻じれが生じないように順次巻き戻すには、巻紐体を その外側端より巻戻し、該巻紐体は巻戻し量に応じて引き出し方向に向けて回転 させればよい。しかし、この方式は一つの巻紐体毎に交換が必要となるので、一 つの巻紐体の巻量を長尺にしないと効率的でない。そこで、本考案はできるだけ 巻量が多くでき、その結果、重量物となっても該巻取体の取り扱いに可能な限り 支障が生じない剛性紐の支持装置を提供することを課題としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本考案は、剛性を有した紐を順次引き出して手提袋 100の提手110を製造する製造装置200に使用される剛性紐の支持装置で あって、長尺な剛性紐Lを所定の量巻くドラム10と、このドラム10を回転自 在に支承し該剛性紐Lを巻いた外側端より順次巻き戻して引き出すことができる ようになしたドラム支承台20とを有し、上記ドラム10には、該ドラム10が 慣性で回転し続けないように制動するブレーキ30を連結したことを特徴とする 技術的手段を講じたものである。
【0012】 それ故、本考案剛性紐の支持装置は、ドラム10を使用したので、このドラム 10に剛性紐Lを大量に、該剛性紐Lの巻取りが崩れないように巻き取ることが できる作用を呈する。
【0013】 そして、上記ドラム10を使用したので、該ドラム10が重量物となっても転 がして、巻いた剛性紐Lを崩すことなく運搬できる作用を呈する。
【0014】 また、上記ドラム10をドラム支承台20で回転自在に支承したことで、外側 端より剛性紐Lを引き出す際に、該ドラム10を巻戻し方向に引き出し量に応じ て回転することが容易に可能となる作用を呈する。
【0015】 また、上記ドラム10に大量の紐体Lを巻いて重量物となっても、本考案はブ レーキ30を設けたので、引き出した量に応じてドラム10が回転するように作 用するものである。
【0016】 次に、「請求項2」の考案は、剛性を有した紐を順次引き出して手提袋100 の提手110を製造する製造装置200に使用される剛性紐の支持装置であって 、剛性紐Lを所定量巻くドラム10と、このドラム10を回転自在に支承するド ラム支承台20と、該ドラム10が慣性で回転し続けないように制動するブレー キ30とで構成され、上記ドラム10は、一対の平行円盤部11a,11bを有 したドラム本体11に、その平行円盤11a,11bの両外側に突出するように 中心軸12を取り付けてなり、上記ドラム支承台20は、前記平行円盤11a, 11bが内側に入る間隔で設けた立壁21,21を設け、この両立壁21,21 はドラム10の半径より高く構成すると共に、その上辺部には前記中心軸12を 落とし込む欠部22,22を設け、さらに、両立壁21,21の上記欠部22, 22の近傍部位には夫々ドラム10の中心軸12を回転自在に乗せる一対の転子 23,23を設けてなり、上記ブレーキ30は、前記中心軸12の先端に固定し た制動用円盤13と、一端を立壁21等の適宜固定部位に固定し他端側を該制動 用円盤13の周面に沿わせて折り返してその自由端側にボルト部32を連設した 制動帯体31と、該ボルト部32を遊挿する固定アーム33と、該ボルト部32 に螺合するテンション調整ナット34と、該固定アーム33とテンション調整ナ ット34との間に介装され制動帯体31を制動用円盤13の周面に圧接するよう に付勢するスプリング35とで構成したことを特徴とする技術的手段を講じたも のである。
【0017】 それ故、本考案剛性紐の支持装置は、ドラム10は一対の平行円盤部11a, 11bを有したドラム本体11に、その平行円盤11a,11bの両外側に突出 するように中心軸12を取り付けてなるので、該平行円盤11a,11bの径に 達しない範囲で剛性紐Lを確実に巻くことができる作用と、この平行円盤11a ,11bの外周で床面上を転がして、或いは中心軸12を受辺等の上を転がして 搬送できる作用を呈し、さらに、中心軸12を回転可能に支承してドラム本体1 1を回転自在となすことができる作用を呈する。
【0018】 また、上記ドラム支承台20は、前記平行円盤11a,11bが内側に入る間 隔で設けた立壁21,21を設け、この両立壁21,21はドラム10の半径よ り高く構成すると共に、その上辺部には前記中心軸12を落とし込む欠部22, 22を設け、さらに、両立壁21,21の上記欠部22,22の近傍部位には夫 々ドラム10の中心軸12を回転自在に載せる一対の転子23,23を設けてな るので、ドラム10の中心軸12を両立壁21,21の上に載せて転がして、欠 部22,22に該中心軸12を落とし込むと、この中心軸12乃至ドラム10は 二対の転子23,23,23,23上に乗って容易にかつ、脱落のおそれなく回 転自在に支承できる作用を呈するものである。
【0019】 また、ブレーキ30は、前記中心軸12の先端に固定した制動用円盤13と、 一端を立壁21等の適宜固定部位に固定し他端側を該制動用円盤13の周面に沿 わせて折り返してその自由端側にボルト部32を連設した制動帯体31と、該ボ ルト部32を遊挿する固定アーム33と、該ボルト部32に螺合するテンション 調整ナット34と、該固定アーム33とテンション調整ナット34との間に介装 され制動帯体31を制動用円盤13に圧接するように付勢するスプリング35と で構成してあるので、テンション調整ナット34を螺進退することで、スプリン グ35の付勢力乃至制動帯体31のテンションを調整でき、さらに、該制動帯体 31と制動用円盤13との摩擦抵抗値を適宜に調整できる作用を呈するものであ る。
【0020】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図中、10が長 尺な剛性紐Lを所定の量巻くドラムである。なお、このドラム10は金属等で強 固に構成し、大量に剛性紐Lを巻いても変形しないものが使用される。
【0021】 なお、このドラム10は大量の剛性紐Lを確実に保持して巻き取れるようにす るのが望ましく、一対の平行円盤部11a,11bを有し、この平行円盤部11 a,11b内に剛性紐Lを巻くものをしようするのが望ましい。なお、図示例及 び「請求項2」では、このドラム10は、一対の平行円盤部11a,11bを有 したドラム本体11に、その平行円盤部11a,11bの両外側に突出するよう に中心軸12を取り付けてなるものを使用している。
【0022】 そして、「図1」及び「図2」では省略してあるが、無論このドラム10には 剛性紐Lを所定量(実施例としては2000M)巻くもので、ドラム10に剛性 紐Lを所定量巻いても、上記平行円盤11a,11bは巻いた剛性紐Lの径より も大きくなるようになして置く。
【0023】 そして、本考案は上記ドラム10と、このドラム10を回転自在に支承し該剛 性紐Lを巻いた外側端より順次巻き戻して引き出すことができるようになしたド ラム支承台20とで構成してある。
【0024】 上記ドラム支承台20は、ドラム10を回転自在に支承するものであればよく 、図示例及び「請求項2」の考案ではドラム10の中心軸12を水平にして回転 自在に支承するものが使用されている。なお、このドラム支承台20は、図示は していないが、回転自在盤上にドラム10を寝かせて、言い換えると、ドラム1 0の回転中心軸12を垂直にして載せるものを使用しても差し支えないものであ る。
【0025】 そして、図示例では、上記支承台20は、前記平行円盤部11a,11bが内 側に入る間隔で設けた立壁21,21を設け、この両立壁21,21はドラム1 0の半径より高く構成すると共に、その上辺部には前記中心軸12を落とし込む 欠部22,22を設け、さらに、両立壁21,21の上記欠部22,22の近傍 部位には夫々ドラム10の中心軸12を回転自在に載せる一対の転子23,23 を設けてなる。
【0026】 すなわち、上記支承台20は、両立壁21,21の上に前記ドラム10の中心 軸12を橋架して支承するようになしてあるものであるが、ドラム10が回転に よってその位置を移動させないようにすることが無論必要で、そのために、本考 案は両立壁21,21の各上辺に該中心軸12を落とし込んで大体の位置を決め るための欠部22,22を設けている。
【0027】 すなわち、ドラム10は剛性紐Lを巻いたドラム本体11を両立壁21,21 の間にいれ、中心軸12は両立壁21,21の上に載せる。そして、このドラム 10は両立壁21,21の上辺上を転動させることで、該中心軸12は両欠部2 2,22に落とし込まれることになる。なお、ドラム10は相当に重量となるの で、人手で持ち上げるには大きな労力が必要となる。そこで、可能な限り人手で 上に持ち上げることはしないようしたもので、図示例では、立壁21,21は一 端が順次低くなる(その一端が、「図1」に鎖線で示す床面に置いたドラム10 の中心軸12の下方に潜り込む程度に)傾斜上辺部となして、該ドラム10はそ の中心軸12を、傾斜上辺部の上を転がすことで移動することができ、該中心軸 12が欠部22,22内に落とし込めるようになして置くとよい。
【0028】 また、上記両立壁21,21はドラム10の半径より高い水平上辺を有するよ うになすか、前記とは逆に該立壁21,21の一端側(「図1」右端)が高い傾 斜上辺となし、中心軸12を該立壁21,21の上辺一端側に載せる際は、図示 はしていないが、先端をドラム10の下方に差し込んだ梃子で該ドラム10をこ じ上げるようになしてもよい。このようになすと、ドラム10を立壁21,21 の上辺上を移動中に誤って滑り落とすことが防げる。
【0029】 そして、上記一対の転子23,23が、上記欠部22,22に落とし込まれた 中心軸12を正確な位置に回転自在に支承するもので、一対の該転子23,23 の間に中心軸12の周面または該中心軸12に設けた鍔部12aの周面が乗って 支承されるようになしてある。なお、中心軸12が該転子23,23上に乗った 際に、ドラム10の下端は床面より浮きあがるように、該転子23,23の位置 が設定されているのは無論である。
【0030】 そして、上記ドラム10には、該ドラム10が慣性で回転し続けないように制 動するブレーキ30を連結してある。すなわち、ドラム10が重量物である場合 、剛性紐Lを引き出して、一度該ドラム10が回転すると、該ドラム10は慣性 で回転し続けようとする。ドラム10の重量が大きいと上記慣性力も大きくなり 、剛性紐L を必要以上に巻き戻してしまい、弛みが発生し、この弛みは該剛性紐 Lの供給に支障を及ぼすことになる。そこで、この慣性を打ち消す制動力が必要 となるものである。
【0031】 図示例、及び「請求項2」の上記ブレーキ30は、前記中心軸12の先端に固 定した制動用円盤13と、一端を立壁21等の適宜固定部位に固定し他端側を該 制動用円盤13の周面に沿わせて折り返してその自由端側にボルト部32を連設 した制動帯体31と、該ボルト部32を遊挿する固定アーム33と、該ボルト部 32に螺合するテンション調整ナット34と、該固定アーム33とテンション調 整ナット34との間に介装され制動帯体31を制動用円盤13の周面に圧接する ように付勢するスプリング35とで構成してある。
【0032】 すなわち、該ブレーキ30はドラム10に直接その回転に抵抗力を与えるもの であればよく、無論その抵抗力が調整可能となすことが望ましい。そこで、制動 用円盤13に皮革ベルト等で構成した制動帯体31を圧接して摩擦抵抗力で該抵 抗力を得るようになしたものである。なお、この制動帯体31が制動用円盤13 に圧接するためにスプリング35の付勢力が利用され、該スプリング35の付勢 力はテンション調整ナット34の螺進退で調整できる(該テンション調整ナット 34を螺進して、固定アーム33との間隔を狭めると、スプリング35が圧縮し 、制動帯体31のテンションを強め、制動用円盤13への摩擦力を大きくする。 )ようになしたものである。
【0033】
【考案の効果】
それ故、本考案は、ドラム10に剛性紐Lを巻いたものを、その巻いた外側端 より順次巻き戻して使用するので、剛性紐Lが引き出しても捩れないように供給 できる提手用剛性紐の支持装置を提供できるものである。
【0034】 また、本考案はドラム10を使用したので、このドラム10に剛性紐Lを大量 に崩れないように巻き取ることができる。また、該ドラム10が重量物となって も転がして、巻いた剛性紐Lを崩すことなく運搬できる提手用剛性紐の支持装置 を提供できるものである。
【0035】 また、上記ドラム10に大量の紐体Lを巻いて重量物となっても、本考案はブ レーキ30を設けたので、引き出した量に応じてドラム10が回転するようにな すことができ、引き出した剛性紐Lが弛むことのない提手用剛性紐の支持装置を 提供できるものである。
【0036】 また、「請求項2」の考案は、ドラム10は一対の平行円盤部11a,11b を有したドラム本体11に、その平行円盤11a,11bの両外側に突出するよ うに中心軸12を取り付けてなるので、該平行円盤11a,11bの径に達しな い範囲で剛性紐Lを確実に巻くことができ、この平行円盤11a,11bの外周 で転がして該ドラム10を搬送でき、さらに、中心軸12を回転可能に支承して ドラム本体11を回転自在となすことができる提手用剛性紐の支持装置を提供で きるものである。
【0037】 また、上記ドラム支承台20は、前記平行円盤11a,11bが内側に入る間 隔で設けた立壁21,21を設け、この両立壁21,21はドラム10の半径よ り高く構成すると共に、その上辺部には前記中心軸12を落とし込む欠部22, 22を設け、さらに、両立壁21,21の上記欠部22,22の近傍部位には夫 々ドラム10の中心軸12を回転自在に載せる一対の転子23,23を設けてな るので、ドラム10の中心軸12を両立壁21,21の上に載せて転がして、欠 部22,22に該中心軸12を落とし込むと、この中心軸12乃至ドラム10は 二対の転子23,23,23,23上に乗って容易にかつ、脱落のおそれなく回 転自在に支承でき、該ドラム10の運搬、セットが容易な提手用剛性紐の支持装 置を提供できるものである。
【0038】 また、ブレーキ30は、前記中心軸12の先端に固定した制動用円盤13と、 一端を立壁21等の適宜固定部位に固定し他端側を該制動用円盤13の周面に沿 わせて折り返してその自由端側にボルト部32を連設した制動帯体31と、該ボ ルト部32を遊挿する固定アーム33と、該ボルト部32に螺合するテンション 調整ナット34と、該固定アーム33とテンション調整ナット34との間に介装 され制動帯体31を制動用円盤13に圧接するように付勢するスプリング35と で構成してあるので、テンション調整ナット34を螺進退することで、スプリン グ35の付勢力乃至制動帯体31のテンションを調整でき、さらに、該制動帯体 31と制動用円盤13との摩擦抵抗値を適宜に調整できる提手用剛性紐の支持装 置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案提手用剛性紐の支持装置の一実施形態を
示す正面図である。
【図2】A−A線部断面図である。
【図3】本考案提手用剛性紐を使用した手提袋の要部斜
視図である。
【図4】本考案提手用剛性紐の支持装置が使用される、
提手の製造装置の一例を示す要部正面図である。
【図5】上記把手の製造装置の要部平面図である。
【図6】従来の提手用紐の使用法を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ドラム 11 ドラム本体 11a 円盤部 11b 円盤部 12 中心軸 13 制動用円盤 20 ドラム支承台 21 立壁 22 欠部 23 転子 30 ブレーキ 31 制動帯体 32 ボルト部 33 固定アーム 34 テンション調整ナット 35 スプリング 100 手提袋 110 提手 200 製造装置 L 剛性紐

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性を有した紐を順次引き出して手提袋
    (100)の提手(110)を製造する製造装置(20
    0)に使用される剛性紐の支持装置であって、 長尺な剛性紐(L)を所定の量巻くドラム(10)と、
    このドラム(10)を回転自在に支承し該剛性紐(L)
    を巻いた外側端より順次巻き戻して引き出すことができ
    るようになしたドラム支承台(20)とを有し、 上記ドラム(10)には、該ドラム(10)が慣性で回
    転し続けないように制動するブレーキ(30)を連結し
    たことを特徴とする剛性紐の支持装置。
  2. 【請求項2】 剛性を有した紐を順次引き出して手提袋
    (100)の提手(110)を製造する製造装置(20
    0)に使用される剛性紐の支持装置であって、 剛性紐(L)を所定量巻くドラム(10)と、このドラ
    ム(10)を回転自在に支承するドラム支承台(20)
    と、該ドラム(10)が慣性で回転し続けないように制
    動するブレーキ(30)とで構成され、 上記ドラム(10)は、一対の平行円盤部(11a,1
    1b)を有したドラム本体(11)に、その平行円盤
    (11a,11b)の両外側に突出するように中心軸
    (12)を取り付けてなり、 上記ドラム支承台(20)は、前記平行円盤平行円盤
    (11a,11b)が内側に入る間隔で設けた立壁(2
    1,21)を設け、この両立壁(21,21)はドラム
    (10)の半径より高く構成すると共に、その上辺部に
    は前記中心軸(12)を落とし込む欠部(22,22)
    を設け、さらに、両立壁(21,21)の上記欠部(2
    2,22)の近傍部位には夫々ドラム(10)の中心軸
    (12)を回転自在に載せる一対の転子(23,23)
    を設けてなり、 上記ブレーキ(30)は、前記中心軸(12)の先端に
    固定した制動用円盤(13)と、一端を立壁(21)等
    の適宜固定部位に固定し他端側を該制動用円盤(13)
    の周面に沿わせて折り返してその自由端側にボルト部
    (32)を連設した制動帯体(31)と、該ボルト部
    (32)を遊挿する固定アーム(33)と、該ボルト部
    (32)に螺合するテンション調整ナット(34)と、
    該固定アーム(33)とテンション調整ナット(34)
    との間に介装され制動帯体(31)を制動用円盤(1
    3)の周面に圧接するように付勢するスプリング(3
    5)とで構成したことを特徴とする剛性紐の支持装置。
JP1998005753U 1998-07-15 1998-07-15 提手用剛性紐の支持装置 Expired - Lifetime JP3055883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998005753U JP3055883U (ja) 1998-07-15 1998-07-15 提手用剛性紐の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998005753U JP3055883U (ja) 1998-07-15 1998-07-15 提手用剛性紐の支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3055883U true JP3055883U (ja) 1999-01-29

Family

ID=43189877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998005753U Expired - Lifetime JP3055883U (ja) 1998-07-15 1998-07-15 提手用剛性紐の支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055883U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63295349A (ja) 貯蔵装置
US4928899A (en) Mobile storage unit for processing printed products, such as newspapers, periodicals and the like
JP2574024B2 (ja) フィルム巻出器
JPS5922838A (ja) 供給ロ−ルからウエブ材料を送るための装置
US4465246A (en) Welding wire dispenser
JPH03166153A (ja) 長尺材の貯蔵及び分配装置
JP3055883U (ja) 提手用剛性紐の支持装置
JP4813000B2 (ja) ウェブの位置を調整するための装置
JPH04226248A (ja) 柔軟な平坦形成物を巻取物から巻き出す装置
JPH08566B2 (ja) 伸縮性材料のフィルムウエブによる被巻装体の包装方法及び伸縮性材料のフィルムウエブを用いる包装装置における予備延伸装置
CA1296990C (en) Method and apparatus for processing flat products, especially printed products
US4456198A (en) Welding wire dispenser
JP2552330B2 (ja) 品物の周りに伸長可能なプラスチックフィルムのウエブを巻付ける前に供給リールからのウエブの供給を制御する予備引張装置
JP3810230B2 (ja) ベニヤ単板巻玉の巻戻し装置
CN113320797B (zh) 一种包装架用包装设备及其包装工艺
JPH0531543U (ja) ラツピングマシンにおけるプラスチツクフイルムの予延伸装置
IT9003582A1 (it) Dispositivo di svolgitura senza centri per bobine di nastro di materiale in foglio.
CN113753289B (zh) 基于无芯机用打包带的自动放卷方法和放卷座
CN218809609U (zh) 一种捆扎带放料架
CN220723041U (zh) 一种纸袋机机械式放卷自动张力结构
CN214733283U (zh) 四层式独立臂分条机
JPH0329715A (ja) ストレッチ包装機
CN111186713B (zh) 一种标签带放卷设备
JP2696579B2 (ja) ベルトラッパー
JP3664601B2 (ja) ベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢矯正装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term