JP3055727U - 耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサ - Google Patents

耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサ

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JP3055727U
JP3055727U JP1998005602U JP560298U JP3055727U JP 3055727 U JP3055727 U JP 3055727U JP 1998005602 U JP1998005602 U JP 1998005602U JP 560298 U JP560298 U JP 560298U JP 3055727 U JP3055727 U JP 3055727U
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JP
Japan
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temperature sensor
discharge pipe
thermistor element
improved water
thermal shock
Prior art date
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JP1998005602U
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Inventor
卓 北川
嘉之 角谷
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Shibaura Electronics Co Ltd
Original Assignee
Shibaura Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性及び耐熱衝撃性を改善したエアコン吐
出管用サーミスタ温度センサを提供する。 【解決手段】 防水性及び耐熱衝撃性の優れた充填樹脂
と感熱部への熱伝達を配慮した保護ケースを組み合わせ
た構造からなる耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐
出管用サーミスタ温度センサとしての構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エアコン冷媒配管吐出管部等、使用温度範囲が広く、ヒートショッ クが大きく、かつ、防水性を必要とする用途に使用する耐水及び耐熱衝撃を改善 したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2乃至図4は第1乃至第3の従来例としてのサーミスタ温度センサの模式的 断面構造図を示す。図2の従来例1において、1はガラス封止形サーミスタ素子 、2a,2bはリード線接続部、3はコート樹脂、4は保護ケース、5は充填樹 脂、6はリード線を示す。図3の従来例2において、7はチップ形サーミスタ素 子を示す。図4の従来例3において、8はダイオード型ガラス封止形サーミスタ 素子を示す。
【0003】 従来よりエアコン冷媒配管用サーミスタセンサは図2や図3や図4に示す構造 が一般的であり、+110℃を超える温度域や、大きなヒートショックが加わる 環境下で長期間使用することができなかった。
【0004】 図2乃至図4に示す従来例1乃至3には次のような欠点があった。
【0005】 (i)充填樹脂5に硬いエポキシ樹脂を使用した場合、充填樹脂5が熱衝撃によ り起こる膨張収縮時の機械的ストレスを緩和できず、保護ケース4から充填樹脂 5が抜ける。
【0006】 (ii)充填樹脂5に柔らかいエポキシ樹脂を使用した場合、加熱(110℃以上 )により硬度が上昇し、密度が高くなるため、充填樹脂5自体がクラックを起こ す。
【0007】 (iii)(i)(ii)を解決するため、加熱による硬度変化が少ないウレタン樹脂 等を充填樹脂5として選択すると、熱伝導率が低いため、熱時定数が極端に遅く なってしまう。
【0008】 (iv)(i)(ii)を解決するため、加熱による硬度変化が少ないウレタン樹脂 等を充填樹脂5として選択すると、熱伝導率が低く、又、サーミスタ素子(1, 7,8)の保護ケース4内での位置がまちまちになるため、熱時定数にばらつき が出てしまう。
【0009】 (v)(iii)(iv)を解決するため、保護ケース4の径そのものを細くすると、 リード線の被覆が保護ケース4の内壁に触れやすくなる。リード線6の被覆が保 護ケース4の内壁に触れると、その部分の充填樹脂5の回り込みが悪くなり、水 がその充填樹脂5の回り込みの悪い部分を伝わって保護ケース4内部へ侵入する ことがあった。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は上述の従来技術の欠点を解消し、構造上熱時定数が短く、かつ ばらつきが抑制され、充填樹脂の回り込みが良好で防水性能が向上し、充填樹脂 の硬度が低くヒートショックが緩和され、保護ケースからの充填樹脂の抜けがな く、サーミスタ素子への負担も極めて低いエアコン冷媒配管吐出管部等の使用温 度範囲の広い耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度セン サを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は以下の構成を有する。即ち、防水性及び耐熱衝撃性の優れた充填樹脂 10と感熱部への熱伝達を配慮した保護ケース9を組み合わせたことを特徴とす る耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサとしての 構成を有する。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。
【0013】 (i)例えば、ガラス封止形サーミスタ素子1もしくはチップ形サーミスタ素子 7もしくはダイオード型ガラス封止形サーミスタ素子8等のサーミスタ素子をリ ード線接続部2a,2bにおいてリード線6へ半田付け又はウエルド等の方法で 接続する。
【0014】 (ii)使用する保護ケース9は、例えば、ガラス封止形サーミスタ素子1もしく はチップ形サーミスタ素子7もしくはダイオード型ガラス封止形サーミスタ素子 8等のサーミスタ素子が収まる近傍の内径が細く(サーミスタ素子及びその接続 部が入るだけの空間を確保できる程度)、かつ肉厚が厚く、サーミスタ素子近傍 部の上から入り口部にかけての内径が広く、かつ肉厚が薄いものを使用する。
【0015】 (iii)(ii)の保護ケース9に,硬度が低く、又、高温にさらされても硬度の増 加が小さい、ウレタン樹脂等の充填樹脂10を充填する。
【0016】 (iv)(iii)に(i)でリード線6に接続したサーミスタ素子(1,7,8)を 挿入し、充填樹脂10の硬化を行う。
【0017】 本考案は、以上の構成よりなっている。
【0018】
【実施例】
(実施例1) 図1は本考案の第1の実施例としての耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐 出管用サーミスタ温度センサの模式的断面構造を図に示す。図1において1はガ ラス封止形サーミスタ素子、2a,2bはリード線接続部、6はリード線、9は 保護ケース、10は充填樹脂を示す。以下にその製造方法を説明する。
【0019】 (i)ガラス封止形サーミスタ素子1をリード線接続部2a,2bにおいてリー ド線6へ接続する。
【0020】 (ii)使用する保護ケース9はガラス封止形サーミスタ素子1が収まる近傍の内 径が細く、かつ肉厚が厚く、ガラス封止形サーミスタ素子1の近傍部の上から入 り口部にかけての内径が広く、かつ肉厚が薄いものを使用する。
【0021】 (iii)(ii)の保護ケース9に、硬度が低く、又、高温にさらされても硬度の増 加が小さいウレタン樹脂等の充填樹脂10を充填する。
【0022】 (iv)(iii)に(i)でリード線6に接続したガラス封止形サーミスタ素子1を 挿入し、充填樹脂10の硬化を行う。
【0023】 本考案の実施例1は、以上の構成よりなる耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコ ン吐出管用サーミスタ温度センサである。
【0024】 サーミスタ素子として上記の例ではガラス封止形サーミスタ素子1の例を示し たが、図3に示した従来例2と同様のチップ形サーミスタ素子7、図4に示した 従来例3と同様のダイオード型ガラス封止形サーミスタ素子8を用いてもよいこ とはもちろんである。以下(実施例2),(実施例3)について同様に説明する 。
【0025】 (実施例2) (i)チップ形サーミスタ素子7をリード線接続部2a,2bにおいてリード線 6へ接続する。
【0026】 (ii)使用する保護ケース9はチップ形サーミスタ素子7が収まる近傍の内径が 細く、かつ肉厚が厚く、チップ形サーミスタ素子7の近傍部の上から入り口部に かけての内径が広く、かつ肉厚が薄いものを使用する。
【0027】 (iii)(ii)の保護ケース9に、硬度が低く、又、高温にさらされても硬度の増 加が小さいウレタン樹脂等の充填樹脂10を充填する。
【0028】 (iv)(iii)に(i)でリード線6に接続したチップ形サーミスタ素子7を挿入 し、充填樹脂10の硬化を行う。
【0029】 本考案の実施例2は、以上の構成よりなる耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコ ン吐出管用サーミスタ温度センサである。
【0030】 (実施例3) (i)ダイオード型ガラス封止形サーミスタ素子8をリード線接続部2a,2b においてリード線6へ接続する。
【0031】 (ii)使用する保護ケース9はダイオード型ガラス封止形サーミスタ素子8が収 まる近傍の内径が細く、かつ肉厚が厚く、ダイオード型ガラス封止形サーミスタ 素子8の近傍部の上から入り口部にかけての内径が広く、かつ肉厚が薄いものを 使用する。
【0032】 (iii)(ii)の保護ケース9に、硬度が低く、又、高温にさらされても硬度の増 加が小さいウレタン樹脂等の充填樹脂10を充填する。
【0033】 (iv)(iii)に(i)でリード線6に接続したダイオード型ガラス封止形サーミ スタ素子8を挿入し、充填樹脂10の硬化を行う。
【0034】 本考案の実施例3は、以上の構成よりなる耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコ ン吐出管用サーミスタ温度センサである。
【0035】
【考案の効果】 本考案の耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサ によれば、保護ケースの内径をサーミスタ素子が収まる近傍を細くすることによ り、熱時定数が速く、かつばらつきが抑えられる。
【0036】 更に本考案の耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度セ ンサによれば、サーミスタ素子近傍部上から入り口部にかけての内径が広いため 、リード線被覆の周りに、充填樹脂が良く回り込み防水性能も向上する。
【0037】 更に本考案の耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度セ ンサによれば、充填樹脂の硬度が低いためヒートショックを緩和し、保護ケース からの充填樹脂の抜けがなく、かつサーミスタ素子への負担が極めて小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例としての耐水及び耐熱衝
撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサの
模式的断面構造図
【図2】第1の従来例としてのサーミスタ温度センサの
模式的断面構造図(従来例1)
【図3】第2の従来例としてのサーミスタ温度センサの
模式的断面構造図(従来例2)
【図4】第3の従来例としてのサーミスタ温度センサの
模式的断面構造図(従来例3)
【符号の説明】
1 ガラス封止形サーミスタ素子 2a,2b リード線接続部 3 コート樹脂 4,9 保護ケース 5,10 充填樹脂 6 リード線 7 チップ形サーミスタ素子 8 ダイオード型ガラス封止形サーミスタ素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水性及び耐熱衝撃性の優れた充填樹脂
    と感熱部への熱伝達を配慮した保護ケースを組み合わせ
    たことを特徴とする耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコ
    ン吐出管用サーミスタ温度センサ。
JP1998005602U 1998-07-10 1998-07-10 耐水及び耐熱衝撃を改善したエアコン吐出管用サーミスタ温度センサ Expired - Lifetime JP3055727U (ja)

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