JP3055428B2 - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JP3055428B2
JP3055428B2 JP7100919A JP10091995A JP3055428B2 JP 3055428 B2 JP3055428 B2 JP 3055428B2 JP 7100919 A JP7100919 A JP 7100919A JP 10091995 A JP10091995 A JP 10091995A JP 3055428 B2 JP3055428 B2 JP 3055428B2
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宣昭 伊藤
徹也 鈴木
智嗣 大田
正実 宮本
明寛 須藤
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路や無停
電電源装置等の制御回路に使用される磁束の検出によっ
て電流を検出する電流検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電流検出器1は、図7に示した
インバータ回路例のように、3相誘導電動機2の3本
(もしくは2本)の入力線に夫々配置され、各電流検出
器1で検出した信号は制御回路3に戻し、駆動回路4か
ら出力させるようにしている。したがって、通常、同じ
構造の3個(もしくは2個)の電流検出器1を、図8の
如く、検出器実装基板5上に所定間隔をおいて併設され
ることになる。
【0003】その構造を、図9の分解斜視図で説明する
と、合成樹脂製のホルダー6は、ホルダー前部6aとホ
ルダー後部6bとがボビン兼E型コア挿入枠6cによっ
て連結され一体化されたものであって、そのボビン兼E
型コア挿入枠6c外周面に上記した駆動回路4の出力線
および3相誘導電動機2の入力線に接続される導体巻線
によりコイル7が形成されている。下向きとした導体巻
線の引出し部分7a,7bは、図8に示したようにカバ
ー13及び検出器実装基板5を貫通して引出される。
【0004】磁性体で作られたE型コア8は、その中央
脚部8aをホルダー前部6a側からE型コア挿入枠6c
に挿入し、一方、同じく磁性体で作られたI型コア9を
ホルダー後部6b側から装着することで図8の如く組付
けられるとき、E型コア8の中央脚部8aの長さに比べ
両側脚部8bの長さを長くしておくと、E型コア8の中
央脚部8aとI型コア9との間に隙間を形成する。
【0005】感磁性素子である1個の4端子ホール素子
10と増幅器(図示せず)を含む検出回路及び入出力端
子12を設けた基板11は、ホルダー後部6bの背面側
の下側から組み込まれ、カバー13によって固定され
る。その状態で、基板11のホール素子10は上記した
コアの隙間に正しく配置させられることになる。基板1
1の入出力端子12として図示した4本の線は、VCC
GND,VEEの電源用の3本の線と出力用の1本の線であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、被検出
系統数と同数の電流検出器を設置していた従来のやり方
では実装コストの低減が難しいばかりでなく、組立後に
行われる検出電流に対する出力電圧への変換定数、換言
すれば出力電圧の大きさの調整や、検出電流が流れない
ときの検出回路のゼロ点(オフセット電圧)の調整を各
電流検出器別に行なうことになるため、その調整に要す
る工数も増すことになった。また、夫々の検出器に
CC,GND,VEEの電源を配線するため、それだけ検出器
実装基板面積の有効活用を阻害していたから、本発明で
は、このような不都合を解消することを目的としてして
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、被検出電流が流れる導体巻
線により構成されるコイルと、そのコイルに組付けたE
型コアとI型コアとを保持する合成樹脂製のホルダー
と、上記コイル電流によって生じる磁束検知用のホール
素子を取付けた基板とを有し、そのホール素子は上記E
型コアの中央脚部とI型コアの隙間に配置されてなる電
流検出器において、上記基板に複数のホール素子と増幅
器を含む検出回路を並設すると共に各検出回路の共通の
電源用並びに各検出回路の出力用の入出力端子を設け
上記ホルダーは複数のホール素子数に相当する数だけ分
割されていて、各両端部に形成した雄雌嵌合部によって
一連に連結可能とすると共に、両雄雌嵌合部を係合係止
させたときに、互いに当接することができる対をなす受
承当接面を夫々形成したことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】請求項2の発明は、請求項1の電流検出器
において、上記ホルダーは検出器実装基板に直接固定さ
れ、ホルダーの側面には該導体巻線の引出部分を横向き
に引出し可能とする案内溝を形成し、基板は上記入出力
端子が上方に配されるように立設されたことを特徴とす
る。
【0011】
【作 用】従来のように3個の電流検出器を検出器実装
基板に併設する必要はなく、1個の電流検出器を実装す
れば足りることになる。1枚の基板に装着されている複
数のコイルに夫々被検出電流が流れ、このコイル電流に
よって生じた磁束は夫々のホール素子10が検知し、ホ
ール効果により或る大きさの出力電圧を生じさせるが、
基板一体化によってVCC,GND,VEEの電源を一纏めにで
き、これに相応する検出器実装基板上での配線面積を少
なくする。尚、上記したコイルは、所謂空芯コイルと呼
ばれるものであってもよいこと、いうまでもない。
【0012】
【実施例】図1と図2によって、本発明の第1実施例を
説明する。
【0013】従来例と違う点の一つは、1枚の基板11
に3個のホール素子10と増幅器(図示せず)等の検出
回路を並設し、入出力端子12としてはVCC,GND,VEE
の電源用の3本の線と出力用の3本の線、合計6本とし
た基板構成上の違いである。従来例の如く、3個の電流
検出器に夫々基板11,11,11を設けた場合は、そ
れぞれにVCC,GND,VEEおよび出力用の4本の線合計1
2本の線が必要となるが、本発明では3枚の基板を一体
化して1枚としたことで、重複するVCC,GND,VEEの各
2本、計4本が省略可能になり6本で済むことになる。
【0014】もう一つの相違点は、1個のホルダー6に
よって3個のコイル7を保持するホルダー構成上の違い
である。すなわち、ホルダー前部6aとホルダー後部6
bとが棒状連結部6dによって一体化されたホルダー6
には、ホルダー前部6aとホルダー後部6bの対向面に
ボビン案内溝14,14を3箇所形成している。被検出
電流が流れる導体巻線により構成されるコイル7は、四
角形の鍔付きボビン15を使い、そのボビン外周面に導
体巻線を施すことによって形成され、各ボビン案内溝1
4,14の上方から挿入されることで、そのコイル7は
定位置を占めることができる。ボビン15の中央にあけ
られた孔内にはE型コア8の中央脚部8aが挿入され
る。尚、E型コア8とI型コア9を組付けたときに、E
型コア8の中央脚部8aとI型コア9との間に隙間が形
成され、この隙間にホール素子10が下側から挿入配置
される点では、前述した従来例と変わらない。
【0015】図3に示した本発明の第2実施例では、3
個のホルダー6が一連に繋がっている点で前記第1実施
例と違っているし、3個のホルダー6が夫々分離独立し
ていて、連結構造を欠く図8の従来例とも違っている。
その連結構造は、図4の分解斜視図からわかるように、
各ホルダー6の一方の端部に楔状をなす雄型嵌合部16
を形成し、他端部には同じく楔状をなす雌型嵌合部17
を形成している他に、両雄雌嵌合部を係合係止させたと
き、互いに当接することができる対をなす受承当接面1
8,19を夫々形成している。上記の雄雌嵌合部16,
17形状は楔形をしているが、例えば矩形等楔形以外の
形状であっても、確実に係合係止できるものであればそ
れでもよい。上記した連結構造の相違点を除くと、本例
のホルダー6は図9で説明したホルダー6の構成と同じ
である。
【0016】上記第2実施例の変形例である図5の第3
実施例を説明すると、3個連結のホルダー6は電流検出
器実装基板5に直接固定され、各ホルダーの側面に導体
巻線の引出位置と引出方向を決める横向きの案内溝20
が形成され、そこから該導体巻線の引出部分7a,7b
が横向きに出ている。6本の入出力端子12を上、ホー
ル素子を下とした基板11は、ホルダー後部に形成した
挿入溝(図示せず)の上方から嵌挿され、適宜手段によ
り直立状態に固定されている。
【0017】最後に、図6の第4実施例を説明すると、
これは上記第3実施例に準じて行った第1実施例の変形
例である。一体化されたホルダー6は電流検出器実装基
板5に直接固定され、ホルダー6の側面には導体巻線の
引出位置と引出方向を決める横向きの案内溝20が形成
され、そこから該導体巻線の引出部分7a,7bが横向
きに出ている点、6本の入出力端子12を上、ホール素
子を下とした基板11がホルダー後部に形成した挿入溝
(図示せず)の上方から嵌挿され、適宜手段により直立
状態に固定されている点では、図5と同様である。但
し、本例では鍔付きボビン15を有するから、上記挿入
溝の位置は鍔付きボビン15の後ろであり且つI型コア
9よりも前でなければならない。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検出器実装基
板には1台の電流検出器を実装すれば足りるので実装コ
ストを下げることができる。また、基板一体化によっ
て、VCC,GND,VEEの電源を一纏めにできるから、こう
してセーブされた検出器実装基板上での配線面積を他に
有効活用することができる。また、検出回路定数調整工
数にしても低減が可能となる。さらに、雄雌嵌合部を係
合係止させて複数のホルダーを一連に繋げるときには、
対をなす受承当接面同士の当接がなされるから、一番端
のホルダーを持ち上げると全部が持ち上がり、ハンドリ
ング性がよい。それだけでなく、縦横方向にばらばらな
動きをさせなくするから、6本の導体巻線の引出箇所及
び入出力端子の6本の線の正しい位置決めがなされ、こ
れらの線と対応するカバー側の孔に挿入させるにも手数
をかけずに容易に行える。
【0019】
【0020】
【0021】請求項2の発明によれば、導体巻線の引出
部分を横向きにでき、6本の入出力端子を上方に配置で
きるから、面実装用として好適である。また、カバーの
省略による部品点数の削減も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の組立後の状態を示す斜視
図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例の組立後の状態を示す斜視
図である。
【図4】図3の分解斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例の組立後の状態を示す斜視
図である。
【図6】本発明の第4実施例の組立後の状態を示す斜視
図である。
【図7】インバータ回路例を示す説明図である。
【図8】従来例の組立後の状態を示す斜視図である。
【図9】図8の分解斜視図である。
【符号の説明】
5は検出器実装基板 6はホルダー 7はコイル 8はE型コア 8aは中央脚部 9はI型コア 10はホール素子 11は基板 12は入出力端子 14はボビン案内溝 15は鍔付きボビン 16は雄型嵌合部 17は雌型嵌合部 18,19は受承当接面 20は案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 正実 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (72)発明者 須藤 明寛 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−240867(JP,A) 特開 平5−283254(JP,A) 実開 平4−131776(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 15/18 - 15/20 H01F 38/20 - 38/40 G05F 1/10 H02M 7/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出電流が流れる導体巻線により構
    成されるコイル(7)と、そのコイル(7)に組込んだ
    E型コア(8)とI型コア(9)とを保持する合成樹脂
    製のホルダー(6)と、上記コイル電流によって生じる
    磁束検知用のホール素子(10)を取付けた基板(1
    1)とを有し、そのホール素子(10)は上記E型コア
    (8)の中央脚部(8a)とI型コア(9)の隙間に配
    置されてなる電流検出器において、上記基板(11)
    複数のホール素子(10)と増幅器を含む検出回路を並
    設すると共に各検出回路の共通の電源用並びに各検出回
    路の出力用の入出力端子(12)を設け、上記ホルダー
    (6)は複数のホール素子(10)数に相当する数だけ
    分割されていて、各両端部に形成した雄雌嵌合部(1
    6,17)によって一連に連結可能とすると共に、両雄
    雌嵌合部(16,17)を係合係止させたときに、互い
    に当接することができる対をなす受承当接面(18,1
    9)を夫々形成したことを特徴とする電流検出器。
  2. 【請求項2】上記ホルダー(6)は検出器実装基板5に
    直接固定され、ホルダーの側面には該導体巻線の引出部
    分(7a,7b)を横向きに引出し可能とする案内溝
    (20)を形成し、基板(11)は上記入出力端子(1
    2)が上方に配されるように立設されたことを特徴とす
    る請求項1の電流検出器。
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