JP3054936U - 坑口部据付けライナープレートの固定用敷板 - Google Patents

坑口部据付けライナープレートの固定用敷板

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JP3054936U
JP3054936U JP1998003943U JP394398U JP3054936U JP 3054936 U JP3054936 U JP 3054936U JP 1998003943 U JP1998003943 U JP 1998003943U JP 394398 U JP394398 U JP 394398U JP 3054936 U JP3054936 U JP 3054936U
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JP1998003943U
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満 永森
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満 永森
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鉄塔基礎坑の坑口部に据付けるライナープレ
ートを組立てた円形支保工の地際での根固めを安全、容
易かつ堅固に行う据付け工法を提供する。 【解決手段】 坑口部1段目に設置する立坑用の内側支
保工4(LP,6枚構成の坑径3mφの円形型枠)と、
その外周に設置する土留柵用の外側支保工3(LP、8
枚構成の坑径4mφの円形型枠)との間隙ドーナッツ状
に厚さが3.2mmの鋼製の敷板1を繞設し、該敷板1
と内外支保工4、3とを接合することにより坑口部据付
け支保工の地際での固定ができるよう1枚の敷板1の形
状を、幅約56cm、その弯曲半径Rを内側支保工4の
半径Rに合わせた円弧の内角が45度の扇形とし、該敷
板1の内外両周縁部に穿孔するボルト孔の寸法および間
隔Pをライナープート2のそれに合わせるとともに該敷
板1のセット枚数を外側支保工3の構成枚数(8枚)と
同数とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鉄塔等の基礎坑(立坑)の掘削に使用する円形支保工(弧状のライ ナープレートを組合せた型枠)の据付に係わるもので、詳しくは、図4の右側断 面図に示すように、立坑用の内側支保工と、その外周辺に同心円状に設置した土 留柵用の外側支保工などを含む坑口部周辺地盤の根固めを行うための支保工の固 定法に関するものであり、ここではMR、深礎基礎等の立坑(坑径3m)の坑口 部にライナープレート(以下、LPともいう)を使用した支保工の据付法を例と して説明する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の支保工据付法としては、第4図、右側拡大図のように、坑口部 に1段目の支保工(4)を構設した後、坑内の掘進作業の安全確保のため、該1 段目の支保工(4)をワイヤにより固定するほか坑口部周辺の土砂の沈下並びに 雨水の坑内流入等を防止するため、該1段目の支保工(4)の外周辺に地際コン クリート(5)を厚さ30〜50cm、幅50cm〜1mに亘って打設し、坑口 部の根固めを行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術で述べた地際コンクリート(5)の打設による支保工の据付固 定法においては、施工に手間がかかるため手待ちがあること、悪天候(降雨)時 は作業ができないこと、打設後の養生期間(2〜3日)が必要なことのほか骨材 運搬(ヘリ、索道等)も容易ではなく作業性、施工性が悪かった。
【0004】 また、鉄塔基礎の柱体コンクリー(6)が完成した後の支保工撤去に伴い地際 コンクリー(5)の取壊し搬出および産磨物処理等を行わなければならず、施工 費用が割高になることなど多くの点に問題があった。
【0005】 本考案は、従来工法に有するこのような問題点に鑑みてなされたもので、その 目的とするところは、坑口部に設置する立坑用の内側支保工(4)と該支保工の 外周辺に同心円状に設置する土留柵用の外側支保工(3)間に扇形の敷板(1) を繞設し、それぞれを連結、係合させることにより坑口部支保工の根固め作業を 簡単、容易、安全、確実、かつ短時間に実施できる工法を提供しようとするもの である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案における扇形敷板1枚の形状、寸法(幅、 内外周長、内角)ならびにセット枚数については、図1、図2および図3に示す ように立坑用の内側支保工(LP、6枚構成の坑径3mφの円形型枠)と該支保 工の同心円状に構設する外側支保工(LP、8枚構成の坑径4mφの円形形枠) 間を連結するため幅約56cmの敷板を外側支保工の構成枚数と同じ枚数とする ことで内角45度のセグメントタイプ(扇形)の敷板8枚をセット枚数とした。
【0007】 そして、図1に示すように扇形敷板の内外周縁部に穿設するボルト孔の径およ び間隔をLPのそれに合わせて21mmφ、157mmとした。
【0008】 また、敷板の厚さと重量については、適正な強度のほか取扱い運搬等の作業性 を考慮し、3.2mmの鋼板を使用することとした。 これにより8分割される敷板1枚当たりの重量は20kg以下となった。
【0009】
【実施例】
実施例について、以下図面を参照して説明する。 図5(A)(B)(C)は、鉄塔の基礎坑掘削用の土留材に弧状のLP(2) を使用した支保工(円形型枠、坑径3m)の坑目部での据付工程を示すもので、 第1工程(A)は、基礎坑周辺の土砂を切、盛土するなどして作業スペースを 確保した後、掘削穴(9)の口開けを行い、深さ0.5mまで掘削後、1セット 6枚からなる1段目のLP(2)を坑内で組立て、水平に据付ける。 地表面より下部に据付けた1段目の内側支保工(4)の外周辺と地山との間に 土砂を埋戻し、十分突固めて坑口部の該支保工(4)を堅固にセットする。 以後、坑内を掘進し、2段目、3段目の内側支保工(4)を順次組立てセット し、坑内下部(1〜3段)の内側支保工(4)の据付が完了する。
【0010】 第2工程(B)は、地表の1段目の内側支保工(4)の上面フランジ(22) に合わせて8枚の敷板(1)を内側支保工(4)の周辺にドーナッツ状に繞設( ボルト接合)することにより坑目部周辺の敷板(1)の敷設が完了する。 さらに、内側支保工(4)の外周辺に繞設された敷板(1)の外周縁と8枚の LPの下面フランジ(23)とをそれぞれ連結(ボルト接合)し、高さ0.5m の土留柵用の外側支保工(3)を構設する。
【0011】 第3工程(C)は、1段目の内側支保工(4)上に2〜3段目のLP(2)各 6枚を順次載設(ボルト接合)し、高さ1mの坑目用の内側支保工(4)を完了 する。 必要に応じて、土留柵用の外側支保工(3)上に2段目のLP(2)8枚を順 次載設(ボルト接合)し、外側支保工(3)を高くする。 外側支保工(3)に入坑口(7)を設けるとともに内側支保工(4)に昇降口 (8)を設けて坑口部の内外支保工の据付がすべて完成する。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果 を奏する。
【0013】 支保工の固定に地際コンクリートを打設しないことにより、産業廃棄物が生じ ないため、環境にやさしい工事ができる。
【0014】 そして、作業は、手作業で容易の実施できるので手間がかからず、天候にも左 右されないので手待ちがなくなる。
【0015】 さらに、ライナープレートの据付工程と同時に敷設作業ができるので、作業性 がよい。
【0016】 また、地際にコンクートの打設する方法に比べ、支保工を容易かつ確実に固定 できるので、施工性、機能性にも優れている。
【0017】 そのほか、本考案によれば、工事現場への搬入や器材の取扱いも従来工法に比 べて容易となり、敷板の再使用も可能なことなど作業性、施工性の向上とともに 工事費の低減による経済効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】敷板の形状を示す平面と断面図である。
【図2】同心円状に構設した内外両支保工(円形型枠)
間を8枚の敷板によって繞設した状態を示す平面図であ
る。(LPは、内側が6枚構成、外側が8枚構成)
【図3】ライナープレート(1枚)の形状を示す正面、
平面および断面図である。
【図4】坑口部での内外支保工(円形型枠)の構設と地
際の根固め法を示す概要図で、左側は、敷板を敷設した
本考案による場合、右側は、従来の地際コンクリートを
打設した場合を示すものである。
【図5】立坑用に設置する内外支保工(円形型枠)の据
付と両支保工間に扇形敷板を繞設し坑口部の根固めを行
うまでの工法手順を示す斜視図であり、(A)は、坑径
に応じて深さ0.5mの穴を掘り、下部(地表下)1段
目の内側支保工(4)を地中に鉛直に据付け後、その周
辺の地山との間を埋戻して締固めた状態を示すもの。
(B)は、内側支保工(4)の上面フランジに沿って敷
板8枚を順次ボルト接合によりドーナッツ状に敷設した
後、該敷板の外周縁部と内側支保工(4)の外周に同心
円状に構設する土留柵用の外側支保工(3)8枚とを順
次ボルト接合し、内外両支保工を連結した状態を示すも
の。(C)は、外側支保工(3)に入孔口を構設し、内
側支保工(4)に昇降口を構設し、鉄塔基礎掘削用の坑
口部が完成した状態を示すもの。
【符号の説明】
1 敷板(扇形、セグメントタイプ) 11 〃 のボルト孔 2 ライナープレート(弧状) 21 〃 のボルト孔 22 〃 の上面フランジ(円周方向) 23 〃 の下面フランジ( 〃 ) 24 〃 の側面フランジ(軸方向) 3 外側支保工(土留柵用、坑径4mφ) 4 内側支保工(立坑用,坑径3mφ) 5 地際コンクリート(支保工固定用) 51 裏込めコンクリート(モルタル) 6 柱体コンクリート(逆T型基礎) 7 入坑口 8 昇降口 9 立坑(掘削穴) L 弧状ライナプレートの円周方向のフランジ長さ L扇形敷板の外周長 L 〃 内周長 P 間隔(ボルト孔) W 敷板の幅 R 半径 G 隙間 LP ライナープレートの略 t 厚み D坑径(外側、支保工) D坑径(内側、支保工) H高さ(外側、支保工) H 〃(内側、支保工) θ 円弧の内角

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が扇形(円弧の内角45度)で、寸
    法が幅、564mm、厚さ、3.2mm、外周長、1、
    570mm、内周長、1、178mmの鋼製の敷板
    (1)であって、該敷板(1)の内外周縁部に穿設され
    たボルト孔(11)の寸法、間隔が弧状のライナープレ
    ート(2)の上下フランジ面に穿設されたボルト孔(2
    1)のそれと合致し、それぞれをボルト接合するよう成
    形されてなる坑目部据付けライナープレート(2)の固
    定用敷板。
JP1998003943U 1998-04-28 1998-04-28 坑口部据付けライナープレートの固定用敷板 Expired - Lifetime JP3054936U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04362939A (ja) * 1990-09-10 1992-12-15 Fuji Photo Film Co Ltd 写真フイルムパトローネ
JPH0561754U (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 コニカ株式会社 レンズ付きフィルムユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04362939A (ja) * 1990-09-10 1992-12-15 Fuji Photo Film Co Ltd 写真フイルムパトローネ
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