JP3054679B2 - 移植機の苗供給装置 - Google Patents

移植機の苗供給装置

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JP3054679B2
JP3054679B2 JP4232094A JP23209492A JP3054679B2 JP 3054679 B2 JP3054679 B2 JP 3054679B2 JP 4232094 A JP4232094 A JP 4232094A JP 23209492 A JP23209492 A JP 23209492A JP 3054679 B2 JP3054679 B2 JP 3054679B2
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忠司 近藤
修一 清水
英夫 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は苗トレイを載置する苗載
台の苗台フレ−ムを左右往復移動させる横送り機構と、
前記苗台フレ−ムの左右往復移動終端位置で前記苗トレ
イを縦送りする縦送り機構とを備えた移植機の苗供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のポット苗収容部をもつ苗ト
レイからポット苗を1株ごと取出して圃場に植付けるよ
うにした移植機においては、前記苗トレイを載置する苗
載台の苗台フレ−ムを左右往復移動させる横送り機構
と、その左右往復動終端位置で前記苗トレイを縦送りす
る縦送り機構とを備えており、また、前記縦送り機構
は、移植運転時エンジンに連動して常時駆動される縦送
り駆動軸と、この駆動軸の縦送り操作部材に連動して動
作するフォロワカムをもつ駆動部と、この駆動部に連動
して回転する縦送り駆動体とを備えており、前記駆動部
を前記苗台フレ−ムの左右方向一側に組付けると共に前
記駆動部の出力軸に前記縦送り駆動体を取付け、この駆
動体の駆動により前記苗トレイを所定ピッチ毎縦送りで
きるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上の如く構成
する従来の縦送り機構は、その構成部品をすべて前記苗
台フレ−ムにそれぞれ取付けて組付けるようにしている
から、組付性が悪く、組付手数が煩雑になると共に組付
精度が出難く、また、前記縦送り操作部材の操作で動作
する入力側と前記出力軸側との間に複数の連動部を設け
る場合、特にこの連動部がギヤを用いる場合、組付精度
が悪いと苗トレイに対する縦送りタイミングが狂った
り、縦送り量が狂ったりする問題が生ずるのであり、更
に、前記縦送り機構のメンテナンスを行う場合も、前記
苗台フレ−ムに取付けた状態で行う必要があるから、そ
のメンテナンスも行い難い問題もあった。
【0004】本発明の目的は、縦送り機構の苗台フレ−
ムへの組付けを容易に行えながら、駆動部の組付精度を
向上でき、縦送りタイミングや縦送り量を適正にできる
と共に、駆動部に塵埃などが侵入することによるトラブ
ルも防止できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するため苗トレイ15を載置する苗載台14aの苗
台フレ−ム14を左右往復移動させる横送り機構Xと、
前記苗台フレ−ム14の左右往復移動終端位置で、前記
苗載台14aに載置する苗トレイ15を縦送りする縦送
り機構Yとを備えた移植機の苗供給装置において、前記
縦送り機構Yは縦送り操作部材54をもった縦送り駆動
軸37と、前記縦送り操作部材54に連動して動作する
フォロワカム69をもった駆動部56と、この駆動部5
6に連動して回転する縦送り駆動体79とを備え、前記
苗台フレ−ム14への取付部55aをもった縦送り駆動
ケース55を設けて、この駆動ケース55に前記駆動部
56を内装し縦送り駆動ユニット48を形成して、この
駆動ユニット48を前記苗台フレ−ム14に取付けたの
である。
【0006】
【作用】縦送り機構Yの主要部を構成する駆動部56を
縦送り駆動ケース55に内装して縦送り駆動ユニット4
8を形成し、このユニット48と苗台フレ−ム14に取
付けるようにしたから、前記駆動部56を苗台フレ−ム
14に取付けられ、その組付性を向上できるのであり、
しかも前記苗台フレ−ム14に取付ける以前に、前記駆
動部56を駆動ケース55に組付けられるから、前記駆
動部56の組付誤差を少なくでき、その組付精度を向上
できるのであって、苗トレイの縦送りタイミング及び縦
送り量を適正にできるのであり、更に、前記駆動部56
への塵埃などの侵入を防止できるし、また、メンテナン
スを行う場合には前記ユニット48を苗台フレ−ム14
から取外して行えるのでメンテナンスも容易に行えるの
である。
【0007】
【実施例】本発明移植機の基本構成は図9乃至図11に
示したように、前部にエンジン2を搭載した前フレ−ム
1の後部にミッションケ−ス3を設け、このミッション
ケ−ス3に左右伝動ケース5を介して左右駆動輪4を上
下動可能に支持すると共に、前記前フレ−ム1の前端側
にアクスルフレ−ム7を介して前輪6を上下動可能に支
持し、そして、前記ミッションケ−ス3の後方にシャー
シフレ−ム9を設けて、前記前フレ−ム1に結合し、こ
のシャーシフレ−ム9に次に説明する苗供給装置8を設
ける一方、前記ミッションケ−ス3の後部に植付伝動ケ
ース11を介して苗植付装置10を設けたものである。
【0008】この苗植付装置10は、後記する苗供給装
置8の苗載台に載置される苗トレイ15より1株分のポ
ット苗を取出す苗取出爪16と、この取出爪16で取出
されたポット苗16を受止め、マルチカッタ17と連動
して上下動するホッパ形植付爪18とから構成し、この
植付爪18により前記ポット苗を畝面Aに一定間隔置き
に植付けるようにしている。
【0009】尚、図9乃至図11において12は前記畝
面Aを鎮圧する鎮圧ローラ、13は前記苗植付装置10
を上下揺動可能に支持するゲージ輪、19は操向ハンド
ル、21は植付クラッチレバ−、22は主変速レバ−、
23は株間変速レバ−、24は植付深さ調節レバ−、2
5は左右サイドクラッチレバ−である。
【0010】また、前記シャーシフレ−ム9は丸パイプ
から成り、その中間部に下方に膨出する凹部9aを設
け、前端部をミッションケ−ス3の上側に、昇降シリン
ダ26を支持するシリンダフレ−ム27を介して固定し
後端部には前記操向ハンドル19を結合している。即
ち、前記シリンダフレ−ム27の上下には、補強板2
8,29を設け、横フレ−ム30及び左右連結板31を
介して前記シャーシフレ−ム9の前端部を前記シリンダ
フレ−ム27に固定し、このシリンダフレ−ム27を介
して前記前フレ−ム1に連結している。
【0011】そして、前記シャーシフレ−ム9の中間部
で、前記凹部9aに対応する部位には、平面視が図11
のように門形で、かつ、側面視該図9,10のようにL
形とした左右サイドフレ−ム32a,32bを固設し、
前記シャーシフレ−ム9の凹部9aと各サイドフレ−ム
32a,32bとで囲撓される部位に前記苗供給装置8
を配設している。
【0012】次に前記苗供給装置8を説明する。
【0013】この苗供給装置8は、前記苗トレイ15を
載置する苗載台14aをもった苗台フレ−ム14を左右
往復移動させる横送り機構Xと、前記苗台フレ−ム14
の左右移動終端位置で前記苗載台14aに載置する苗ト
レイ15を1ピツチ縦送りする縦送り機構Yとから成る
もので、前記横送り機構Xは、植付クラッチ(図示せ
ず)を内装した植付クラッチケース10の出力側に伝動
チェン111を介して連動連結するカウンタ軸112に
伝動チェン33を介して連動連結するもので、図6に示
したように前記伝動チェン33により駆動される横送り
駆動軸34を備えた横送り駆動ケース35を設けて、こ
の駆動ケース35を右サイドフレ−ム32bに固設する
と共に、前記駆動ケース35にトラバース溝40aをも
った横送り軸40の軸方向一端側を支持して、該横送り
軸40を一対の間歇ギヤ41,42と横送り停止用カム
43,44及びカウンタ軸45に設ける一対の横送り切
換ギヤ46,47を介して前記横送り駆動軸34に連動
させ、前記横送り軸40を介して前記苗台フレ−ム14
を左右往復移動させるのである。
【0014】また、前記横送り駆動ケース35には、図
4に示したように、前記横送り駆動軸34に減速ギヤ3
8,39を介して連動連結する縦送り駆動軸37の軸方
向一端側を支持している。尚、この縦送り駆動軸37及
び前記横送り軸40の軸方向他端側は、左サイドフレ−
ム32aに固定の軸受ケース36に支持されている。
【0015】しかして、前記苗台フレ−ム14は、その
始端側上部には苗載台14aを設け、また、終端側下部
には左右側板14bを設けると共に、苗取出後の苗トレ
イ15を上方に案内するトレイ回収用ガイド14cを設
け、前記左側板14bの外側には後記する縦送り機構Y
の縦送り駆動ユニット48を取付ける一方、前記苗台フ
レ−ム14の前方下部には図5に示したように、ガイド
ローラ49を設け、後方下部には樹脂滑動体(図示せ
ず)をもったスライドガイド50を設け、前記ガイドロ
ーラ49及びスライドガイド50を、前記サイドフレ−
ム32a,32b間に横架したガイドレール51,52
に支持し、前記苗台フレ−ム14の全体が、前記横送り
軸40の駆動で左右往復移動するようになっている。
【0016】次に縦送り機構Yについて説明する。
【0017】この縦送り機構Yは、植付運転時常時駆動
される前記縦送り駆動軸37と縦送り駆動ユニット48
及び主としてスプロケットから成る縦送り駆動体79と
縦送り従動体80並びに搬送帯81とから構成するもの
で、前記縦送り駆動軸37には、該駆動軸37に固定の
ブラケット53に、長孔53a及び締付ポート53bを
介して、前記駆動軸37からの距離を調節可能に取付け
る主としてローラから成る一対の縦送り操作部材54を
設けており、また、前記駆動ユニット48は次のように
構成している。
【0018】即ち、この駆動ユニット48は、前記苗台
フレ−ム14への取付部55aをもった縦送り駆動ケー
ス55を設けて、この駆動ケース55に前記縦送り操作
部材54に連動して動作するフォロワカム69をもった
駆動部56を内装して構成するもので、この駆動ユニッ
ト48を前記取付部55aを介して前記苗台フレ−ム1
4に着脱可能に取付けるようにするのである。
【0019】更に詳記すると前記駆動ケース55は図1
に示したように2つ割可能なアルミ又はアルミ合金から
成る分割ケース55b,55cから成り、複数の固定ビ
ス60により密閉状に結合するのであって、その長さ方
向一側には従動軸60を配設し、この従動軸60の軸方
向一端側を、前記駆動ケース55から外部に突出して、
該従動軸60を前記分割ケース55cの外側に設ける軸
受プレート61の軸受と分割ケース55bの軸受とによ
り回転自由に支持し、この従動軸60の突出軸部に、前
記縦送り操作部材54に連動して前記従動軸60を従動
回転する縦送り用従動カム62と、前記従動軸60に回
転自由に套嵌する筒軸63aをもったロック解除用従動
カム63とを設けるのである。
【0020】そして、前記各従動カム62,63は、前
記駆動ケース55に対し、外部に取付けられるが、この
駆動ケース55には、前記各従動カム62,63に連動
して動作する駆動部56を内装するのであって、この駆
動部56は、次のように構成している。
【0021】即ち、前記従動軸60のケース内軸部に
は、先端部にローラ64aをもった縦送りアーム64を
結合すると共に、前記筒軸63aのケース内軸部には、
先端部にローラ65aをもったロックアーム65をスプ
ライン結合するのであり、また、前記駆動ケース55の
中間部にはフォロワカム軸66を回転自由に支持し、こ
のフォロワカム軸66の中間部にワンウェイクラッチ6
7を介して筒軸68を支持して、この筒軸68に、前記
縦送りアーム64に設ける前記ローラ64aが係合する
係合孔69aをもったフォロワカム69を固設すると共
に、前記フォロワカム軸66の軸方向両側、即ち、前記
筒軸68の両側外方に位置するフォロワカム軸66には
歯数の異なる伝動ギヤ70,71を固設し、一方の伝動
ギヤ70のボス部70aに前記ロックアーム65に設け
るローラ65aが係合する複数のロック溝72aをもっ
た歯車形のロック体72を固設するのである。
【0022】そして、前記駆動ケース55の長さ方向他
側には、内ギヤ73a,74aをもち、前記伝動ギヤ7
0,71に常時噛合う増速ギヤ73,74を遊転自由に
支持した筒状出力軸75を軸受を介して回転自由に支持
し、この筒状出力軸75の軸方向中間部に前記増速ギヤ
73,74の内ギヤ73a,74aにシフター76の操
作で選択的に噛合う外ギヤ77a,77bをもった切換
ギヤ77をスプライン嵌合し、軸方向に摺動自在に支持
して構成するのである。
【0023】しかして、以上のように構成する駆動部5
6は、前記各従動カム62,63を除いてすべてが前記
駆動ケース55に内装され、前記縦送り駆動ユニット4
8が形成されることになるのであって、この駆動ケース
55の苗台フレ−ム14への取付けにより前記駆動部5
6ひいては縦送り機構Yを簡単に組付けられるのであ
る。
【0024】尚、前記駆動ケース55の苗台フレ−ム1
4への取付けは、図2及び図4のように前記取付部55
aを前記苗台フレ−ム14の取付板14a及び前記左側
板14bに取付ボルト78を介して取付けるのである。
【0025】一方、前記出力軸75には図6に示したよ
うに前記縦送り駆動体79を結合し、軸方向他端側を前
記苗台フレ−ム14に支持した縦送り軸82の軸方向一
端側を遊挿し、前記出力軸75に連動連結するのであ
る。
【0026】図面に示した実施例は図1に示したよう
に、前記出力軸75の軸方向一端側を前記駆動ケース5
5から外方に突出させると共に、前記縦送り軸82も前
記出力軸75を貫通して前記駆動ケース55から外方に
突出させて、これら突出軸部にそれぞれ連動片83,8
4を設け、これら連動片83,84を固定ボルト85で
結合することにより前記出力軸75と縦送り軸82を連
動連結させている。そして、前記連動片83,84の一
方、図面に示した実施例では前記出力軸75の突出軸部
に固定ボルト86で一体に結合する連動片84に図1及
び図12のように一対の円弧状長孔84aを設け、他方
の連動片83には一対の取付孔83aと背面に固定する
ナット83bとを設け、前記連動片83,84間の周方
向相対位置、換言すると、前記出力軸75に対する縦送
り駆動体79の周方向相対位置を調節する調節機構87
を構成している。
【0027】また、以上の構成において、前記軸受プレ
ート61には図2に示したように腕61aを介して前記
縦送り用従動カム62の揺動を規制するストッパー88
を設けており、更に前記縦送り用従動カム62には図3
及び図7のように前記ストッパー88に接当するストッ
パーゴム89をもった腕62aを取付けると共に、この
腕62aと前記駆動ケース55に設けるばね受(図示せ
ず)との間には前記ストッパーゴム89をストッパー8
8に付勢する戻しばね90を設けている。
【0028】また、前記ロック解除用従動カム63の筒
軸63aには、図2,3及び図8に示したように前記従
動カム63の反対側に延びるばね受91を設けており、
このばね受91と前記駆動ケース55に設けるばね受ロ
ッド92との間に、前記ロッアーム65のローラ65a
を前記ロック体72のロック溝72aに付勢するばね9
3を設けている。
【0029】しかして以上のように構成した縦送り機構
Yは、前記苗台フレ−ム14が横送り機構Xにより左右
往復移動し、その左右往復移動終端位置に至ると常時駆
動している前記縦送り駆動軸37の縦送り操作部材54
に連動して前記各従動カム62,63が図2,3の反時
計方向に揺動し、この揺動で前記従動軸60及び筒軸6
3aが駆動回転し、前記縦送りアーム64及びロックア
ーム65が前記戻しばね90及びばね93に抗して図
2,3の反時計方向に揺動することになる。
【0030】そして、前記ロックアーム65の揺動で、
前記ローラ65aがロック溝72aから離脱して前記フ
ォロワカム軸66のロックが解除されると共に、前記縦
送りアーム64の揺動で、前記フォロワカム69の係合
孔69aに係合するローラ64aを介して前記フォロワ
カム69が揺動し、この揺動で前記筒軸68が駆動さ
れ、前記ワンウェイクラッチ67を介して前記フォロワ
カム軸66が駆動され、前記シフター76の選択で噛合
う一方の減速ギヤ73又は74を介して前記筒状出力軸
75が回転し、前記出力軸75に調節機構87を介して
結合する縦送り軸82及び該縦送り軸82に固定の縦送
り駆動体79が駆動されるのである。
【0031】尚、前記苗台フレ−ム14の上部には、図
4,5に示したようにブラケット94を介して主として
スプロケットから成る前記縦送り従動体80を支持した
遊転軸95を設け、前記従動体80と前記縦送り駆動体
79との間には、主としてチェンから成り、前記苗トレ
イ15の各ポット間に介入して該苗トレイ15を強制的
に縦送り駆動する駆動ピン81aをもった搬送帯81を
張設しており、前記縦送り駆動体79の駆動回転で前記
搬送体81を、前記苗トレイ15における苗ポット15
aの1ピッチ毎縦送りできるようになっている。
【0032】又、前記縦送り操作部材54の回転が進
み、前記各従動カム62,63を越えた後は前記各従動
カム62,63は前記戻しばね90及びばね93の作用
で原位置に戻り、縦送りが終了すると共に、次の縦送り
に備えるのである。
【0033】この縦送り量は、前記従動カム62の前記
縦送り操作部材54による揺動角により決まるのである
が、前記切換ギヤ77のシフター76による増速ギヤ7
3,74の選択によりこれら増速比に応じた縦送り量が
得られる。
【0034】即ち、前記苗トレイ15における苗ポット
の大きさが、例えば25mm角と30mm角との複数種存在
する場合、この苗ポット15aの大きさに応じて前記増
速ギヤ73,74の一方を選択することにより、これら
苗ポット15aの大きさに応じた縦送り量が得られるよ
うになっている。
【0035】また、前記シフター76は、図3に示した
ように、前記駆動ケース55にシフト軸96を、軸受筒
97を介して貫通状に設けてこのシフト軸96のケース
内軸部の軸受部に連結アーム98を介して取付けると共
に、前記シフト軸96のケース外軸部の軸端部に切換レ
バ−99を取付け、該レバ−99の操作で前記筒状出力
軸75の軸方向に移動操作できるようにするのであっ
て、前記駆動ケース55にはレバ−ガイド板100を設
け、このレバ−ガイド板100に設けるガイド溝100
aにより中立から低速又は高速レンジに切換える切換位
置に保持できるようになっている。
【0036】以上のように、前記駆動ケース55には、
前記した駆動部56を内装して縦送り駆動ユニット98
を形成し、この駆動ユニット48を前記苗台フレ−ム1
4に前記駆動ケース55の取付部55aを介して着脱可
能に取付けるようにしたから、前記駆動部56を前記苗
台フレ−ム14に簡単に取付けられ、この組付性を向上
できるのであり、しかも、前記筒軸63aをもつ従動軸
60、フォロワカム軸66及び出力軸75は苗台フレ−
ム14に個別に取付けるのでなく、駆動ケース55に取
付けるのであるから、換言すると、苗台フレ−ム14に
取付られる以前に前記駆動ケース55に取付けられるか
ら、前記各軸60,66,75の組付誤差は少なくで
き、特にフォロワカム軸66と出力軸75との間に、伝
動ギヤ70,71及び増速ギヤ73,74から成る歯車
増速機構を構成しても、その組付精度を向上でき、苗ト
レイ15の縦送りタイミングや縦送り量を適正にできる
し、また、前記駆動ケース55は密閉状にできるから、
前記駆動部56に塵埃などが侵入するのも防止できるの
であり、また、メンテナンスを行う場合でも苗台フレ−
ム14から取外して行えるので、そのメンテナンスも容
易に行えるのである。
【0037】尚、以上説明した移植機は、図6に示した
ように前記縦送り駆動軸37の中央部に押出カム101
を固設すると共に、前記サイドフレ−ム32a,32b
の中央部に固定軸103を介して固定の支持板102を
設けて、該支持板102に支軸104を介して押出操作
アーム105を揺動可能に支持し、この押出操作アーム
105に、前記押出カム101に係合するローラ105
aを設けて前記縦送り駆動軸37に連動して前記押出操
作アーム105を間歇的に揺動するようにする一方、こ
の操作アーム105の揺動に連動して苗押出ピン106
を前記苗取出爪16により苗を取出す苗トレイ15の苗
ポット底部から突入させて苗を押出すようにしている。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように苗台フレ−ム14
への取付部55aをもった縦送り駆動ケース55を設け
て、この駆動ケース55に縦送り機構Yの駆動部56を
内装して縦送り駆動ユニット48を形成し、この駆動ユ
ニット48を前記苗台フレ−ム14に取付けるようにし
たから、縦送り機構Yの主要部である前記駆動軸56の
苗台フレ−ム14への組付けを容易に行え、その組付性
を向上できながら、前記駆動部56の組付精度を向上で
き、縦送りタイミングや縦送り量を適正にできるのであ
り、その上、前記駆動部56に塵埃などが侵入すること
によるトラブルも防止できると共に、メンテナンスも容
易に行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦送り機構の要部断面図。
【図2】縦送り駆動ユニットの側面図。
【図3】縦送り駆動ユニットの駆動ケースを省略して駆
動部を示す説明図。
【図4】苗供給装置の側面図。
【図5】苗供給装置における縦送り機構部分のみを示す
一部省略平面図。
【図6】苗供給装置の一部断面平面図。
【図7】縦送り機構の縦送り用従動カムのみの正面図。
【図8】縦送り機構のロックアームを取付けたロック解
除用従動カムの正面図。
【図9】本発明苗供給装置を適用する移植機の側面図。
【図10】図9からボンネット及びカバ−を取外した移
植機の側面図。
【図11】図10に示した移植機の平面図。
【図12】調節機構を備えた出力軸と縦送り軸との連動
部を示す斜視図。
【符号の説明】
14 苗台フレ−ム 14a 苗載台 15 苗トレイ 37 縦送り駆動軸 48 縦送り駆動ユニット 54 縦送り操作部材 55 縦送り駆動ケース 55a 取付部 56 駆動部 69 フォロワカム 79 縦送り駆動体
フロントページの続き (72)発明者 大垣 洋三 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株 式会社神崎高級工機製作所内 (56)参考文献 特開 平4−173005(JP,A) 実開 昭48−6215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗トレイ15を載置する苗載台14aの
    苗台フレ−ム14を左右往復移動させる横送り機構X
    と、前記苗台フレ−ム14の左右往復移動終端位置で、
    前記苗載台14aに載置する苗トレイ15を縦送りする
    縦送り機構Yとを備えた移植機の苗供給装置において、
    前記縦送り機構Yは縦送り操作部材54をもった縦送り
    駆動軸37と、前記縦送り操作部材54に連動して動作
    するフォロワカム69をもった駆動部56と、この駆動
    部56に連動して回転する縦送り駆動体79とを備え、
    前記苗台フレ−ム14への取付部55aをもった縦送り
    駆動ケース55を設けて、この駆動ケース55に前記駆
    動部56を内装し縦送り駆動ユニット48を形成して、
    この駆動ユニット48を前記苗台フレ−ム14に取付け
    ていることを特徴とする移植機の苗供給装置。
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