JP3053998B2 - 作業車両の走行油圧制御装置 - Google Patents

作業車両の走行油圧制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイール式油圧ショベ
ルなどの作業車両に用いられる走行油圧制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の作業車両の走行油圧回路の
一例を示す。油圧ポンプ1から吐出される圧油は、油圧
パイロット式制御弁2でその方向、流量が制御され、カ
ウンタバランス弁3を経て油圧モータ4に供給される。
油圧モータ4の出力軸には図示していない走行駆動軸が
接続されており、油圧モータ4の回転により車両が走行
される。パイロット式制御弁2は、パイロット油圧回路
からのパイロット圧力によってその切換方向とストロー
ク量が制御される。パイロット油圧回路は、パイロット
用油圧ポンプ5と、油圧ポンプ5に後続し制御弁2のス
トローク量を制御することにより車両の走行速度を制御
するパイロット弁6と、このパイロット弁6に後続しパ
イロット弁6への戻り油を遅延するスローリターン弁7
と、このスローリターン弁7に後続し車両の前進,後
進,中立を選択する前後進切換弁8とを有する。
【0003】図9は、前後進切換弁8が中立(N位
置)、パイロット弁6が操作されていない状態を示して
おり、したがって、パイロット式制御弁2が中立位置に
あって、油圧ポンプ1からの圧油はタンク9に戻り車両
は停止している。前後進切換弁8を前進(F位置)また
は後進(R位置)に切換えパイロット弁6のペダル6a
を踏み込み操作すると、油圧ポンプ5からの吐出油が制
御弁2のパイロットポート2aまたは2bに達してこの
制御弁2がパイロット油圧に応じたストローク量で切換
わる。これにより油圧ポンプ1からの吐出油が制御弁
2、管路12aまたは12b、カウンタバランス弁3を
経由して油圧モータ4に導かれ、油圧モータ4が駆動さ
れて車両が走行する。車両の速度はパイロット弁6のペ
ダル6aの踏み込み量に依存する。
【0004】走行中にペダル6aを離すとパイロット弁
6が圧油を遮断しその出口ポートがタンク10と連通さ
れる。この結果、パイロットポート2aまたは2bに作
用していた圧油が前後進切換弁8、スローリターン弁
7、パイロット弁6を介してタンク10に戻る。このと
き、スローリターン弁7の絞り7aにより戻り油が絞ら
れるからパイロット式制御弁2は徐々に中立位置に切換
わる。パイロット式制御弁2が中立位置へ戻ると油圧ポ
ンプ1の吐出油はタンク9に戻り、カウンタバランス弁
3も図示の中立位置に切換わる。これにより油圧モータ
4からの吐出油がカウンタバランス弁3の絞り3aまた
は3bおよびパイロット式制御弁2内の絞り2cに絞ら
れるので、流量が多い場合にはまずオーバーロードリリ
ーフ弁51aまたは51bが開き、その設定圧力に応じ
た大きな油圧ブレーキが働く。この油圧ブレーキにより
減速されて油圧モータ4の吐出流量が減少するとオーバ
ーロードリリーフ弁51aまたは51bは閉じ、カウン
タバランス弁3の絞り3aまたは3bと制御弁2内の絞
り2aを介して油圧モータ4の吐出油が再び油圧モータ
4に戻る循環通路が形成され、油圧モータ4に小さな油
圧ブレーキが働く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記オ
ーバーロードリリーフ弁51a,51bの設定圧力は一
般に350kg/cm2前後と高く、このためペダル操作解除
時に油圧モータに作用するブレーキ圧はかなり大きい。
このため、例えば降雨時や降雪時などのように路面の摩
擦係数が小さい場合には、上記油圧ブレーキにより車輪
がロック状態となたっままスリップし、車両操作性が悪
化するおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、油圧ブレーキによるタイ
ヤのロック状態を速やかに回避可能な作業車両の走行油
圧制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、油圧ポンプ1と、この
油圧ポンプ1の吐出油により回転駆動される走行用油圧
モータ4と、油圧モータ4に導かれる圧油を制御する制
御弁2とを備え、油圧モータ4の回転により車両を走行
せしめるとともに、制御弁2が中立位置に戻ったときに
油圧モータ4の出口側管路に油圧ブレーキを作用させる
ようにした作業車両の走行油圧制御装置に適用される。
そして、設定圧力が可変とされ、油圧モータ4の出口側
管路の最高圧力を規制する可変リリーフ弁44と、車両
が走行中か停止中かを検出する車両状態検出手段62
と、車輪の回転数を検出する回転数検出手段63と、車
両が走行中であることが検出され、かつ車輪の回転数が
零になったことが検出されると、可変リリーフ弁44の
設定圧力を低下させる制御手段61とを具備し、これに
より上記問題点を解決する。請求項2の発明は、車両が
走行中であることが検出され、かつ車輪の回転数が零に
なったことが検出されると、車輪が回転し始めるまで可
変リリーフ弁44の設定圧力を低下させ、車輪の回転が
検出されると設定圧力をそのときの圧力に保持するもの
である。請求項3の発明は、制御弁2を操作する操作手
段6の操作量もしくは油圧モータへ供給される圧油の圧
力が所定値以上の場合に可変リリーフ弁のリリーフ動作
を禁止する禁止手段43を更に備えたものである。
【0008】
【作用】車両走行時に油圧ブレーキにより車輪34がロ
ック状態になると、車輪34の回転数が零になり、これ
に伴って制御手段61は可変リリーフ弁44の設定圧力
を低下させる。これにより油圧モータ4に作用するブレ
ーキ圧が減少して上記ロック状態が解除され車輪34が
回転し始める。ここで、可変リリーフ弁44の設定圧力
が低下されるのは、車両走行中でかつ車輪34の回転数
が零、という2つの条件が満たされた場合のみである。
すなわち、車輪34の回転数が零というだけでは、ロッ
ク状態の他に例えば車両が停止している場合も含まれる
から、このような場合に不必要に設定圧が低下するのを
防止する。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図1〜図4により本発明の一実施例を説明す
る。なお、図9と同様な箇所には同一の符号を付し、相
違点を中心に説明する。図1において、油圧モータ4の
回転は、トランスミッション31およびディファレンシ
ャルギアボックス32および車軸33を介して車輪34
に伝達され、これにより車両が走行する。
【0011】符号41は、制御弁2とカウンタバランス
弁3との間の管路12a,12bのうち高圧側の管路圧
力を選択する第1のシャトル弁、42は、カウンタバラ
ンス弁3とオーバーロードリリーフ弁51a,51bと
の間の管路12a,12bのうち高圧側の管路圧力を選
択する第2のシャトル弁である。第1のシャトル弁41
の選択圧力は切換弁43のパイロットポート43aに作
用し、その圧力が所定値未満の時には切換弁43はA位
置を保持し、所定値以上になるとB位置に切換えられ
る。切換弁43がA位置にあるときには、第2のシャト
ル弁42と可変リリーフ弁44とが連通され、B位置に
あるときには両者が遮断される。
【0012】可変リリーフ弁44のソレノイド部44a
にはコントローラ61から制御電流が供給され、その電
流値に応じて可変リリーフ弁44の設定圧力Pが変化す
る。その電流値と設定圧力Pとの関係は例えば図2に示
すようになっている。またコントローラ61には、車両
の対地速度を求める対地車速演算器62と、車軸33す
なわち車輪34の回転を検出する回転数センサ63が接
続され、各センサ62,63の検出値がコントローラ6
1に入力される。ここで、対地車速演算器62は、例え
ば4つの車輪速のうちの最大値を上記対地車速として求
めたり、あるいは油圧ブレーキ作用時の想定減速度から
対地車速を推定するものである。また回転数センサ63
は1個のみ示したが、実際には4つの車輪全てに対して
設けられている。なお本実施例では、オーバーロードリ
リーフ弁51a,51bの設定圧力が350kg/cm2に設
定されているものとする。
【0013】図3はコントローラ61による制御の手順
を示すフローチャートである。イグニッションスイッチ
(不図示)がオンするとこのプログラムが起動され、ま
ずステップS1で可変リリーフ弁44の初期設定圧力P
を上記オーバーロードリリーフ弁51a,51bの設定
圧力と同じ値、つまり350kg/cm2に設定する。ステッ
プS2では対地車速演算器62の検出値である対地車速
を入力し、車両が走行中か停止中かを判定する。停止中
であればステップS1に戻り、走行中であればステップ
S3に進む。
【0014】ステップS3では、各回転数センサ63か
ら入力される車輪34の回転数のうち少なくとも1つが
ゼロか否かを判定し、ゼロ以上の場合にはステップS2
に戻り、ゼロの場合はステップS4に進む。ここで、ス
テップS3でゼロと判定されるということは、いずれか
の車輪34が回転していないにも拘らず車両が走行して
いる状態、つまり車輪34がロックされている状態を示
している。ステップS4では、可変リリーフ弁44のソ
レノイド部44aに供給する電流を所定値だけ減少さ
せ、可変リリーフ弁44の設定圧力Pを10kg/cm2だけ
減少させる。その後、処理はステップS2に戻る。
【0015】上記手順によれば、車輪34のロック状態
が検出されると、図4に示すように可変リリーフ弁44
の設定圧力Pが350kg/cm2から徐々に低下してゆき、
その後、車輪34が再び回転し始めるとその設定圧力で
保持される。そして車両が停止すると当初の設定圧力3
50kg/cm2に復帰する。
【0016】次に、実施例の動作を説明する。例えば前
後進切換弁8を前進(F位置)に切換えパイロット弁6
のペダル6aを踏み込み操作すると、油圧ポンプ5から
の吐出油が制御弁2のパイロットポート2aに達してこ
の制御弁2がパイロット油圧に応じたストローク量で切
換わる。これにより油圧ポンプ1からの吐出油が制御弁
2、管路12a、カウンタバランス弁3を経由して油圧
モータ4に導かれ、油圧モータ4が駆動されて車両が走
行する。油圧モータ4からの戻り油は制御弁2を介して
タンクに戻る。車両前進走行時には、前進側の管路12
aに駆動圧(ポンプ吐出圧力)がたっているので、第1
のシャトル弁41の選択圧力によって切換弁43がB位
置に切換わっており、したがって第2のシャトル弁42
と可変リリーフ弁44とが遮断され、可変リリーフ弁4
4は作動しない。
【0017】走行中にペダル6aを離すと、パイロット
弁6が圧油を遮断しその出口ポートがタンク10と連通
される。この結果、パイロットポート2aに作用してい
た圧油が前後進切換弁8、スローリターン弁7、パイロ
ット弁6を介してタンク10に戻り、パイロット式制御
弁2は徐々に中立位置に切換わる。パイロット式制御弁
2が中立位置へ戻ると油圧ポンプ1の吐出油はタンク9
に戻り、管路12aの圧力が減少して切換弁43が図示
A位置に切換わる。すなわち可変リリーフ弁44が作動
可能な状態となる。
【0018】また、制御弁2の中立位置への復帰によ
り、カウンタバランス弁3も図示の中立位置に切換わ
り、これにより油圧モータ4からの吐出油は、カウンタ
バランス弁3の絞り3bおよびパイロット式制御弁2内
の絞り2cに絞られるので、油圧モータ4の出口側管路
12bにブレーキ圧がたつ。このブレーキ圧が350kg
/cm2を越えるとオーバーロードリリーフ弁51bおよび
可変リリーフ弁44が開くので、ブレーキ圧は350kg
/cm2に制限される。このブレーキ圧によって油圧モータ
4に大きな油圧ブレーキが働き、車両が減速される。
【0019】ここで、例えば降雨時や降雪時などのよう
に路面の摩擦係数が小さい場合には、上記油圧ブレーキ
により車輪34がロックされることがあるが、図3の制
御によれば、車輪34のロックが検出されると可変リリ
ーフ弁44の設定圧力Pが徐々に低下するので、オーバ
ーロードリリーフ弁51bが閉じた後も可変リリーフ弁
44は開状態を保持する。これにより管路12bのブレ
ーキ圧が徐々に低下してゆき、車輪34のロックが解除
されて車輪34が再び回転し始める。車輪34が回転し
始めると、可変リリーフ弁44の設定圧力がそのときの
値で保持される。
【0020】ブレーキ圧が可変リリーフ弁44の設定圧
力未満になると可変リリーフ弁44は閉じ、カウンタバ
ランス弁3の絞り3bと制御弁2内の絞り2aを介して
油圧モータ4の吐出油が再び油圧モータ4に戻る循環通
路が形成され、油圧モータ4に小さな油圧ブレーキが働
いて車両が更に減速される。そして、車両が停止する
と、可変リリーフ弁44の設定圧力が初期値350kg/c
m2に復帰する。
【0021】ここで、車輪34のロック状態が解除され
た後、車両が停止しないうちに再びペダル6aを操作し
た場合を考える。このとき、可変リリーフ弁44の設定
圧力Pは低いままであるから、管路12aの駆動圧がそ
の設定圧力Pを越える可能性があり、仮に可変リリーフ
弁44が作動すると所望の加速が得られなくなる。しか
し本実施例では、上記切換弁43を設け、管路12aの
駆動圧が所定値以上の場合には可変リリーフ弁44を作
動させないようにしたので、ペダル操作時に不所望にリ
リーフ弁44が作動することを防止でき、所望の加速を
得ることができる。なお以上では、車両前進時のみにつ
いて説明したが、後進時にも同様な制御が行われる。
【0022】また図5に示すように、切換弁43の切換
をパイロット弁6の出力側管路圧力に応じて行っても上
述と同様の作用効果が得られる。すなわちパイロット弁
6の出力側管路圧力は、パイロット弁6の操作量つまり
走行ペダル6aの踏み込み量に依存するから、この圧力
が所定値以上のときは第2のシャトル弁42と可変リリ
ーフ弁44とを遮断するようにすれば、上述と同様にペ
ダル操作時に不所望に可変リリーフ弁44が作動するの
を防止できる。また以上では、対地車速演算器62と回
転数センサ63の出力に基づいて車輪34のロック状態
を検出するようにしたが、対地車速演算器63は特に必
要ではなく、車輪34の回転数がゼロになったら必ず可
変リリーフ弁44の設定圧力Pを低下させるようにして
もよい。
【0023】図6は他の実施例を示し、コントローラ6
1’は、パイロット弁6の出口側管路圧力(圧力センサ
71によって検出される)を逐次入力し、これに基づい
て所定時間内におけるペダル6aの変動量を求める。図
7は本実施例におけるコントローラの制御手順を示し、
ステップS1で可変リリーフ弁44の設定圧力を初期リ
セットした後、ステップS2’において、所定時間内に
おける上記ペダル6aの操作解除量が所定量以上か否か
を判定する。
【0024】ステップS2’が否定されるとステップS
1に戻り、肯定されるとステップS3に進む。ステップ
S3では、回転数センサ63から入力される車輪34の
回転数がゼロか否か、つまり車輪34が回転しているか
否かを判定し、ゼロ以上の場合にはステップS2’に戻
り、ゼロの場合にはステップS4に進む。ここで、ステ
ップS3でゼロと判定されるということは、大きな油圧
ブレーキにより車輪34がロックしている状態を示して
いる。ステップS4では、可変リリーフ弁44のソレノ
イド部44aに供給する電流を所定値だけ減少させ、可
変リリーフ弁44の設定圧力Pを10kg/cm2だけ減少さ
せる。その後、処理はステップS2’に戻る。
【0025】以上の手順によれば、上述と同様に車輪3
4のロックが検出されると可変リリーフ弁44の設定圧
力Pが徐々に低下するので、管路12bのブレーキ圧を
低下させて車輪34のロックを解除することができる。
また、ペダル6aの解除量が少ない場合、つまりノイズ
等によるハンチング防止のための不感帯の場合には、可
変リリーフ弁44の設定圧力が不所望に低下することは
ない。
【0026】なお、図8に示すように、可変リリーフ弁
44の出力を管路12a,12bに戻すようにすれば、
オーバーロードリリーフ弁は特に設けなくてもい。また
ペダル操作量を検出する手段は圧力センサ71に限定さ
れず、例えばペダル操作量そのものをポテンショメ−タ
などで検出してもよい。さらに各実施例において、可変
リリーフ弁44の初期設定圧力は350kg/cm2に限定さ
れず、さらにまた、1回に低下させる量も10kg/cm2
限定されない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、油圧モータの出口側管
路圧力を前記設定圧力以下に保持する可変リリーフ弁を
設け、車両走行中でかつ車輪の回転数が零、という2つ
の条件が満たされると、ロック状態と判断して可変リリ
ーフ弁の設定圧力を低下させるようにしたので、油圧ブ
レーキによる車輪のロック状態を迅速に解除することが
でき、車両操作性の向上が図れる。また上記2つの条件
でロック判定が行われるので、可変リリーフ弁の設定圧
力を低下させる必要のないときにこれが不所望に低下す
ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業車両の走行油圧制御装置の一
実施例を示す構成図。
【図2】制御電流に対する可変リリーフ弁の設定圧力を
示す図。
【図3】コントローラの制御手順を示すフローチャー
ト。
【図4】可変リリーフ弁の設定圧力の変化を示すタイム
チャート。
【図5】図1の変形例を示す図。
【図6】走行油圧制御装置の他の実施例を示す図。
【図7】他の実施例におけるコントローラの制御手順を
示すフローチャート。
【図8】図6の変形例を示す図。
【図9】従来の走行油圧制御装置を示す図。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 油圧パイロット式制御弁 3 カウンタバランス弁 4 走行用油圧モータ 6 パイロット弁 6a ペダル 8 前後進切換弁 12a,12b 管路 34 車輪 41,42 シャトル弁 43 切換弁 44 可変リリーフ弁 51a,51b オーバーロードリリーフ弁 61 コントローラ 62 対地車速演算器 63 回転数センサ 71 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/10 B60T 8/32 F15B 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出油
    により回転駆動される走行用油圧モータと、この油圧モ
    ータに導かれる圧油を制御する制御弁とを備え、前記油
    圧モータの回転により車両を走行せしめるとともに、制
    御弁が中立位置に戻ったときに前記油圧モータの出口側
    管路に油圧ブレーキを作用させるようにした作業車両の
    走行油圧制御装置において、 設定圧力が可変とされ、前記油圧モータの出口側管路の
    最高圧力を規制する可変リリーフ弁と、車両が走行中か停止中かを検出する車両状態検出手段
    と、 車輪の回転数を検出する回転数検出手段と、車両が走行中であることが検出され、かつ 前記車輪の回
    転数が零になったことが検出されると、前記可変リリー
    フ弁の設定圧力を低下させる制御手段とを具備すること
    を特徴とする作業車両の走行油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、車両が走行中であるこ
    とが検出され、かつ車輪の回転数が零になったことが検
    出されると、車輪が回転し始めるまで前記可変リリーフ
    弁の設定圧力を低下させ、前記車輪の回転が検出される
    と前記設定圧力をそのときの圧力に保持することを特徴
    とする請求項に記載の作業車両の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御弁を操作する操作手段の操作量
    もしくは前記油圧モータへ供給される圧油の圧力が所定
    値以上の場合に前記可変リリーフ弁のリリーフ動作を禁
    止する禁止手段を更に備えたことを特徴とする請求項
    または2に記載の作業車両の走行制御装置。
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