JP3053883U - 衣服形態を模した携帯用袋物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】衣服形態をそのまま縮小した状態に模した携帯
用袋物であり、衣服形態を模した各構成部分をそのまま
物品出し入れ口として構成し、内部収容物品の出し入れ
を極めて容易にした衣服形態を模した携帯用袋物を提供
すること。 【解決手段】衣服形態をそのまま縮小した状態に模し、
適宜丈位置に袋底６を備えた外袋本体２と、外袋本体の
内部に収容され、一端側に外袋本体の襟首開口部分５に
おいて開閉自在な物品出し入れ開口７を備え、他端側が
外袋本体の袋底に取り付けられた内袋体３とからなり、
外袋本体は、両袖取付け部１０に第１の開閉手段１１に
よって開閉自在に形成した第１の物品出し入れ口９を備
え、加えて前立て部分１４が第２の物品出し入れ口１３
であり、胸ポケット部１８が第３の物品出し入れ口１７
である衣服形態を模した携帯用袋物。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、衣服形態をそのまま縮小した状態に模した背負い袋、リュックサ ック、ナップサック、ショルダーバック、ハンドバッグ等の携帯用袋物を供する ものであり、特に、背負うことによってあたかも幼児あるいは子供を背負ってい るような外観を呈するように構成したものであって、且つ、衣服形態を模した各 構成部分をそのまま物品出し入れ口として構成し、内部収容物品の出し入れを極 めて容易になし得るように構成した衣服形態を模した携帯用袋物を提供すること にある。

【０００２】

【従来の技術】

周知のように、アウトドアでの活動においては、多種多様の携帯物を一纏めに 収容して持ち歩くための携帯用袋物（この考案において、携帯用袋物とは、リュ ックサック、ナップサック、背負い袋、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、セカ ンドバッグ、手提げ袋、携帯用小物入れ等を総称するものである）が一般的なも のとして多用されている。

【０００３】 従来のこの種の携帯用袋物は、上記する各種類の機能に則した所望の形態に形 成された袋本体に対して、物品出し入れ口並びにポケットを唯単に物品を出し入 れするがためのものとして無作為に設けた構成のものに過ぎず、そのデザイン性 の点において何等の興趣性も有するものではなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、上記するような携帯用袋物に関して、衣服形態をそのま ま縮小した状態に模した携帯用袋物を供するものであり、特に、背負うことによ ってあたかも幼児あるいは子供を背負っているような外観を呈するようにデザイ ンされていて、且つ、衣服形態を模した各構成部分をそのまま物品出し入れ口と して構成し、内部収容物品の出し入れを極めて容易になし得るように構成した衣 服形態を模した携帯用袋物に関するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、衣服形態をそ のまま縮小した状態に模し、適宜丈位置に袋底を備えた外袋本体と、前記外袋本 体の内部に収容され、一端側に前記外袋本体の襟首開口部分において開閉自在な 物品出し入れ開口を備え、他端側が前記外袋本体の袋底に取り付けられた内袋体 とからなり、前記外袋本体は、両袖取付け部に第１の開閉手段によって開閉自在 に形成した第１の物品出し入れ口を備えている衣服形態を模した携帯用袋物を構 成するものである。

【０００６】 さらに、この考案では、前記外袋本体が、衣服形態を模した前立て部分におい て第２の開閉手段によって開閉自在に形成した第２の物品出し入れ口を備えてい る衣服形態を模した携帯用袋物を構成する。

【０００７】 さらにまた、この考案では、前記外袋本体が、衣服形態を模した胸ポケット部 分において第３の開閉手段によって開閉自在に形成した第３の物品出し入れ口を 備えている衣服形態を模した携帯用袋物を構成するものでもある。

【０００８】 さらに、この考案では、前記外袋本体が、背当て部分において第４の開閉手段 によって開閉自在に形成した第４の物品出し入れ口を備えている衣服形態を模し た携帯用袋物を構成するものである。。

【０００９】 さらにまた、この考案では、前記外袋本体が、背当て側において背負い袋のた めの背負いベルト取付け部を備えている衣服形態を模した携帯用袋物を構成する ものでもある。

【００１０】 さらにまた、この考案では、前記外袋本体が、背当て側においてショルダー用 ベルトあるいはハンド用ベルトのためのベルト取付け部を備えている衣服形態を 模した携帯用袋物を構成するものでもある。

【００１１】

【考案の実施の態様】

以下、この考案になる衣服形態を模した携帯用袋物について図面に示す具体的 な実施例にもとづいて詳細に説明する。 図１は、この考案にかかる衣服形態を模した携帯用袋物についての具体的な実 施例を示すものであって、図１Ａは、当該衣服形態を模した携帯用袋物を正面側 から見た概略的な正面斜視図であり、図１Ｂは、その背面側から見た概略的な背 面斜視図である。

【００１２】 この考案になる衣服形態を模した携帯用袋物１は、基本的には、衣服形態をそ のまま縮小した状態に模した外袋本体２と、この外袋本体２の内部に収容される 内袋体３とからなっている。前記外袋本体２は、例えば、デニム生地、皮生地、 合成繊維生地、合成皮革生地などの比較的腰のある生地が好ましい。

【００１３】 前記外袋本体２は、この考案において最も特徴のある構成要素のものであり、 例えば、ベストなどのような上着衣服形態をそのまま縮小した状態に模したもの からなっており、その上端側に襟４によって形成される襟首開口部分５を備え、 他端側に袋底６を備えたものからなっている。

【００１４】 一方、前記内袋体３は、一端側３ａに前記外袋本体２の襟首開口部分５におい て開閉自在な物品出し入れ開口７を備え、他端側３ｂが前記外袋本体２の袋底６ に対し、例えば、縫着などの取り付け手段によって取り付けられている。前記内 袋体３は、単なる袋体であればよく、その物品出し入れ開口７は、紐８などの開 閉手段により開閉自在にしておけばよい。

【００１５】 この考案において、前記外袋本体２は、衣服形態を模した各形態部分に対し、 それぞれ開閉手段によって開閉自在に形成される物品出し入れ口が設けてある。 まず、第１の物品出し入れ口９は、衣服形態を模した両袖取付け部１０に設けら れているものであって、例えば、ジッパーのような第１の開閉手段１１によって 開閉自在に形成されている。前記第１の物品出し入れ口９に対しは、例えば、独 立した第１の物品収容部１２が設けられている。

【００１６】 次いで、第２の物品出し入れ口１３は、衣服形態を模した前立て部分１４に設 けられているものであって、例えば、ボタン、ホック、ジッパーのような第２の 開閉手段１５によって開閉自在に形成されている。前記第２の物品出し入れ口１ ３に対しは、例えば、前記内袋体３との間に第２の物品収容部１６が形成される ようになっている。

【００１７】 さらに、第３の物品出し入れ口１７は、衣服形態を模した胸ポケット部１８に 設けられているものであって、例えば、ボタン、ホック、ジッパーのような第３ の開閉手段１９によって開閉自在に形成されている。前記第３の物品出し入れ口 １７に対しは、例えば、前記内袋体３との間に独立した第３の物品収容部２０が 形成されるようになっている。

【００１８】 さらにまた、第４の物品出し入れ口２１は、背当て側に設けられているもので あって、例えば、ボタン、ホック、ジッパーのような第４の開閉手段２２によっ て開閉自在に形成されている。前記第４の物品出し入れ口２１に対しは、前記外 袋本体２との間に独立した第４の物品収容部２３が形成される。

【００１９】 一方、この考案では、上記するように、例えば、リュックサック、ナップサッ ク、背負い袋、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、セカンドバッグ、手提げ袋、 携帯用小物入れなどに変更なく適用可能なように構成することもできる。この場 合、前記外袋本体２に対して、その背当て側に、背負い袋、リュックサック、ナ ップサックなどのための背負いベルト取付け部２４が設けてあり、さらに、ショ ルダーバッグ、ハンドバッグ、手提げ袋などのためのベルト取付け部２５が設け てある。

【００２０】

【考案の効果】

以上の構成になるこの考案の衣服形態を模した携帯用袋物は、構造が簡単であ って、製造が容易であり、工場サイドにおける多量生産化に適合し得る点におい て、経済的に極めて有利に作用するものであり、さらに、構成部材が少ないもの であるという点においても極めて実効性の高いものであるといえる。

【００２１】 さらに、この考案になる衣服形態を模した携帯用袋物は、衣服形態をそのまま 縮小した状態に模した携帯用袋物であって、背負うことによってあたかも幼児あ るいは子供を背負っているような外観を呈するようにデザインされ、且つ、衣服 形態を模した各構成部分をそのまま物品出し入れ口として構成し、内部収容物品 の出し入れを極めて容易になし得るように構成した点において、興趣性並びにデ ザイン性の面において極めて有効に作用するものであるといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、この考案にかかる衣服形態を模した携
帯用袋物についての具体的な実施例を示すものであっ
て、図１Ａは、当該衣服形態を模した携帯用袋物を正面
側から見た概略的な正面斜視図であり、図１Ｂは、その
背面側から見た概略的な背面斜視図である。

【符号の説明】

１ 衣服形態を模した携帯用袋物 ２ 外袋本体 ３ 内袋体 ４ 襟 ５ 襟首開口部分 ６ 袋底 ７ 内袋体の物品出し入れ開口 ８ 開閉紐 ９ 第１の物品出し入れ口 １０ 両袖取付け部 １１ 第１の開閉手段 １２ 第１の物品収容部 １３ 第２の物品出し入れ口 １４ 前立て部分 １５ 第２の開閉手段 １６ 第２の物品収容部 １７ 第３の物品出し入れ口 １８ 胸ポケット部 １９ 第３の開閉手段 ２０ 第３の物品収容部 ２１ 第４の物品出し入れ口 ２２ 第４の開閉手段 ２３ 第４の物品収容部 ２４ 背負いベルト取付け部 ２５ ベルト取付け部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣服形態をそのまま縮小した状態に模
   し、適宜丈位置に袋底を備えた外袋本体と、前記外袋本
   体の内部に収容され、一端側に前記外袋本体の襟首開口
   部分において開閉自在な物品出し入れ開口を備え、他端
   側が前記外袋本体の袋底に取り付けられた内袋体とから
   なり、前記外袋本体は、両袖取付け部に第１の開閉手段
   によって開閉自在に形成した第１の物品出し入れ口を備
   えていることを特徴とする衣服形態を模した携帯用袋
   物。
2. 【請求項２】 前記外袋本体が、衣服形態を模した前立
   て部分において第２の開閉手段によって開閉自在に形成
   した第２の物品出し入れ口を備えていることを特徴とす
   る請求項１に記載の衣服形態を模した携帯用袋物。
3. 【請求項３】 前記外袋本体が、衣服形態を模した胸ポ
   ケット部において第３の開閉手段によって開閉自在に形
   成した第３の物品出し入れ口を備えていることを特徴と
   する請求項１および請求項２に記載の衣服形態を模した
   携帯用袋物。
4. 【請求項４】 前記外袋本体が、背当て部分において第
   ４の開閉手段によって開閉自在に形成した第４の物品出
   し入れ口を備えていることを特徴とする請求項１ないし
   請求項３のいずれかに記載の衣服形態を模した携帯用袋
   物。
5. 【請求項５】 前記外袋本体が、背当て側において背負
   い袋のための背負いベルト取付け部を備えていることを
   特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれかに記載の
   衣服形態を模した携帯用袋物。
6. 【請求項６】 前記外袋本体が、背当て側においてショ
   ルダー用ベルトあるいはハンド用ベルトのためのベルト
   取付け部を備えていることを特徴とする請求項１ないし
   請求項５のいずれかに記載の衣服形態を模した携帯用袋
   物。