JP3052741B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP3052741B2
JP3052741B2 JP6197779A JP19777994A JP3052741B2 JP 3052741 B2 JP3052741 B2 JP 3052741B2 JP 6197779 A JP6197779 A JP 6197779A JP 19777994 A JP19777994 A JP 19777994A JP 3052741 B2 JP3052741 B2 JP 3052741B2
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reinforcement
cushion frame
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vehicle seat
cushion
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圭一 大饗
秀樹 中根
達郎 伊東
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Seats For Vehicles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】車両用シート、特にシートバック
をリクライニング式とした回転シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のシートの代表例を図4に示す。
車両フロア上に配設した一対のシートレッグ8上には、
ガイドレール7が設けてあり、その上には回転盤2が載
設してある。該回転盤2は、リング状のターンロア2a
と、その内面に沿って摺動自在なターンアッパ2bとに
より構成してあり、ターンアッパ2b上には車幅方向に
伸びるリインフォースメント1が載置固定してある。そ
の上にはクッションフレーム3Aを載置固定してある。
クッションフレーム3Aは、外周を形成する上下2段の
パイプフレーム31、32を備え、クッションスプリン
グSを張った構造であり、その両側面後部にはリクライ
ニング用のロアアーム5’が設けられている。クッショ
ンフレーム3Aは、リインフォースメント1の後端に溶
接した複数のブラケット11を介してリインフォースメ
ント1にボルト締め固定してある。一方、バックフレー
ム4Aは、外周を形成するパイプフレーム41’にクッ
ションスプリングSを張った構造であり、パイプフレー
ム41’の左右下端にはリクライニング用のアッパアー
ム6が設けられ、その下端部が上記ロアアーム5’に支
軸で傾動可能に軸支されている。両アーム5’、6の連
結部にはバックフレーム4Aを傾動操作するとともに所
定の傾動位置に保持する図略のリクライニング機構が設
けてあり、このリクライニング機構はリクライニングカ
バー52で覆われる。なお、クッションフレーム3A、
およびバックフレーム4Aはそれぞれ図略のクッション
材、および表皮材で被覆されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バックフレーム4Aは
車両の急加減速等により乗客を受け止めるため、かなり
の荷重がかかる。そしてこの荷重がリクライニング用の
アッパアーム6とロアアーム5’を介してクッションフ
レーム3Aに入力するため、クッションフレーム3Aに
ねじれ力が作用する。従って、クッションフレーム3A
は乗客の体重とバックフレーム4Aからの荷重に耐えう
る強度の高いパイプフレームとなり、生産性およびコス
ト面で問題があった。さらに、パイプ材よりなるクッシ
ョンフレーム3Aはリインフォースメント1に直接に接
合しにくいため、リインフォースメント1の後端に張り
出したブラケット11を設け、これにボルト締め固定し
ているため、組付け作業性に問題がある。
【0004】そこで、本発明は、クッションフレームの
構造が簡素化され、かつ組付け作業性が改善された車両
用シートを提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示すよう
に、回転盤2に設けた車幅方向に伸びるリインフォース
メント1にクッションフレーム3を載置固定し、バック
フレーム4をリクライニング可能とした車両用シートに
おいて、上記リインフォースメント1を、リインフォー
スメントロア1aとリインフォースメントアッパ1bの
前後端をそれぞれ溶接した閉断面構造とするとともに、
リインフォースメント1の左右両端をリインフォースメ
ントロア1aの起立端面1cにリインフォースメントア
ッパ1bの端部を溶接した構造とし、上記リインフォー
スメントロア1aの左右の起立端面1cに、上記バック
フレーム4の左右下端を、リクライニング用アーム5に
より傾動可能に連結せしめたことを特徴とする。また上
記クッションフレーム3を、パネル材で構成し、該クッ
ションフレーム3を、上記リインフォースメント1にボ
ルト締め固定する構造とする。
【0006】
【作用】回転盤2に設けたリインフォースメント1の左
右両端に、バックフレーム4の左右下端を連結せしめた
ことにより、バックフレーム4に掛かる荷重がクッショ
ンフレーム3に入力することなく、強度の高いリインフ
ォースメント1に伝達される。したがって、クッション
フレーム3は従来のような高強度を要しないから生産性
の容易なパネル材で構成することができる。クッション
フレーム3をパネル材で形成することで、クッションフ
レーム3をリインフォースメント1に重ね合わせ、ブラ
ケット等を用いることなく直接にボルト締め固定でき
る。
【0007】
【実施例】本発明を適用した二人掛け用回転シートの実
施例を図1および図2に基づいて説明する。図1に示す
ように車両フロア上に設けた平行な2本のシートレッグ
8上にはそれぞれガイドレール7が設けてあり、その上
には回転盤2が載置してある。上記ガイドレール7は、
ロアレールと、ロアレールに沿って摺動するアッパレー
ルにより構成され、回転盤2は、リング状のターンロア
2aと、その内面に沿って摺動自在なターンアッパ2b
とにより構成され、ターンロア2aは上記ガイドレール
7のアッパレールに固定してあり、一方ターンアッパ2
bにはリインフォースメント1が載置固定してある。
【0008】図2(A)に示すようにリインフォースメ
ント1は、車幅方向に伸びる帯状の形状をなし、図2
(B)に示すようにリインフォースメントロア1aの前
後の上端フランジにリインフォースメントアッパ1bを
溶接した閉断面構造としてある。また図2(C)に示す
ようにリインフォースメント1の左右の両側端は、リイ
ンフォースメントロア1aの起立端面1cと、リインフ
ォースメントアッパ1bの傾斜端部とを溶接した強固な
構造としてある。
【0009】図1に示すように、バックフレーム4の左
右の下端を支持するリクライニング用アーム5は、その
下端がリインフォースメント1の左右の起立端面1c
ボルト締め固定してある。アーム5の外側には、図略の
ラチェットが回動自在に軸支せしめてある。アーム5の
上端部には、上記軸支点を中心とする長穴51が穿設し
てある。そして、アーム5の上端と、パイプ材からなる
バックフレーム4の外枠41の下端とは、アーム5を挟
み、上記長穴51を貫通するリベットにより連結せしめ
てあり、バックフレーム4はラチェットの支軸を中心と
して傾動可能であり、周知のリクライニング機構により
ラチェットを回動操作することでバックフレーム4を所
定の傾斜角に傾動せしめるようになっている。52はカ
バー部材である。
【0010】なお、リクライニング用アームをロアアー
ムとアッパアームとで構成し、ロアアームをリインフォ
ースメント1に固定し、アッパアームをバックフレーム
4に固定し、これ等両アームを相対回動可能に軸連結す
る構造としてもよい。
【0011】クッションフレーム3は、パネル材をプレ
ス成形したものであり、図2(D)に示すように、リイ
ンフォースメントアッパ1bと重ね合わせ、複数個所で
ボルト締め固定してある。図例ではリインフォースメン
トロア1aにサービスホール10が形成してあり、作業
性よくボルト締めすることができる。リインフォースメ
ント1とクッションフレーム3との結合は、リインフォ
ースメントロア1aとリインフォースメントアッパ1b
の前端および後端のフランジ溶接部にクッションフレー
ム3をボルト締めする等、種々の手段がとられ得る。
【0012】更に、回転盤2の前端上部にはブラケット
21が設けてあり、これにクッションフレーム3の前端
をボルト締めするようになっている。なお、クッション
フレーム3、およびバックフレーム4にはそれぞれ図略
のクッション材、および表皮材で被覆され車両用シート
を形成している。
【0013】また本発明は、一人掛けのリクライニング
式回転シートにも適用することができる。図3に示すよ
うに、リインフォースメント1Aの左右の両端部のみに
リインフォースメントアッパ1bを設けて閉断面として
あり、リインフォースメントロア1aの左右の起立端面
1cにリインフォースメントアッパ1bの両端を重ね合
わせて溶接してあり、上記端面にリクライニング用アー
ムの下端がボルト締めされるようになっている。
【0014】
【発明の効果】回転盤に設けたクッションフレームを支
持するリインフォースメントの左右両端に、リクライニ
ング用アームを直接結合したことにより、バックフレー
ムに掛かる荷重が強度の高いリインフォースメントに直
接伝達され、クッションフレームに入力しない。したが
って、従来のような高強度のパイプ材に代えてクッショ
ンフレームを生産性の容易なパネル材で形成することが
でき、クッションフレームの構造が簡素化される。か
つ、クッションフレームをパネル材で形成することで、
クッションフレームをリインフォースメントに重ね合わ
せ、ブラケット等を用いることなく直接にボルト締め固
定でき、バックフレームの組付け作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用シートの分解斜視図で
ある。
【図2】図2(A)は本発明に用いる二人掛けシート用
のリインフォースメントの斜視図、図2(B)は図2
(A)のIIB−IIB線に沿う断面図、図2(C)は図2
(A)のIIC−IIC線に沿う断面図、図2(D)は図2
(A)のIID−IID線に沿うシートクッション取付状態
断面図である。
【図3】図3(A)は本発明に用いる一人掛け用シート
のリインフォースメントの斜視図、図3(B)は図3
(A)のIII B−III B線に沿う断面図である。
【図4】従来の車両用シートの分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1A リインフォースメント1a リインフォースメントロア 1b リインフォースメントアッパ 1c 起立端面 2 回転盤 3 クッションフレーム 4 バックフレーム 5 リクライニング用アーム 5’ ロアアーム 6 アッパアーム 7 ガイドレール 8 シートレッグ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−71637(JP,A) 実開 昭62−105829(JP,U) 実開 平3−102333(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/14 A47C 1/024 A47C 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転盤に設けた車幅方向に伸びるリイン
    フォースメントにクッションフレームを載置固定し、バ
    ックフレームをリクライニング可能とした車両用シート
    において、上記リインフォースメントは、リインフォー
    スメントロアとリインフォースメントアッパの前後端を
    それぞれ溶接した閉断面構造とするとともに、リインフ
    ォースメントの左右両端をリインフォースメントロアの
    起立端面にリインフォースメントアッパの端部に溶接し
    た構造とし、上記バックフレームの左右下端を、上記リ
    インフォースメントロアの左右の起立端面に、リクライ
    ニング用アームにより傾動可能に連結せしめたことを特
    徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 上記クッションフレームを、パネル材で
    構成し、該クッションフレームを、上記リインフォース
    メントに載置してボルト締め固定した請求項1記載の車
    両用シート。
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