JP3052128U - 堆肥散布機 - Google Patents

堆肥散布機

Info

Publication number
JP3052128U
JP3052128U JP1998001812U JP181298U JP3052128U JP 3052128 U JP3052128 U JP 3052128U JP 1998001812 U JP1998001812 U JP 1998001812U JP 181298 U JP181298 U JP 181298U JP 3052128 U JP3052128 U JP 3052128U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compost
mixing chamber
fertilizer
air
discharge pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998001812U
Other languages
English (en)
Inventor
初雄 田島
Original Assignee
株式会社大洋機械製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大洋機械製作所 filed Critical 株式会社大洋機械製作所
Priority to JP1998001812U priority Critical patent/JP3052128U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052128U publication Critical patent/JP3052128U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に楽に作業でき、作業時間が短縮でき、
全体に施肥が行き渡るようにし、効果的に施肥ができ、
果樹が密集していても散布でき、手持ちの移動車を利用
して使用できる肥料散布機を提供することにある。 【解決手段】 堆肥タンク2の内部に攪拌装置3を設
け、攪拌装置3の下部には横送りコンベアを設け、横送
りコンベアで搬送した堆肥を受ける混合室20を設け、
混合室の上方に肥料容器5を設け、肥料容器5から混合
室20へ肥料を送る調整バルブ21を備えた管を設け、
高圧ファン7で発生した高圧空気を送る風道6を設け、
混合室から調整バルブ9を備えた吐出管23を風道に突
入させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は土壌をこやして植物の生育を促進する効果を持つ堆肥又は堆肥と肥料 を混合したものを土壌や植物に施すために散布する堆肥散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、堆肥散布は手作業であり重労働であった。これに対し、大型トラク ターに牽引して車軸の回転を利用して堆肥タンクの下方へ拡げて落下させて後方 に散布する堆肥散布機があった。しかし大型トラクターに牽引して作業するため 、大型農地しか使用できず、せまい所や傾斜地、果樹園などは手作業であった。 又一回の散布する巾が非常にせまいため、施肥が全体に行き渡らないといった問 題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は従来のこれらの問題を解消し、非常に楽に作 業でき、作業時間が短縮でき、全体に施肥が行き渡るようにし、効果的に施肥が でき、果樹が密集していても散布でき、手持ちの移動車を利用して使用できる肥 料散布機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 堆肥を上方から投入する堆肥タンクの内部に堆肥を粉砕・攪拌する攪拌装 置を設け、堆肥タンク内部の同攪拌装置の下部には横送りコンベアを設け、横送 りコンベアで搬送した堆肥を受ける混合室を設け、混合室の上方に肥料容器を設 け、肥料容器から混合室へ肥料を送る調整バルブを備えた管を設け、高圧ファン で発生した高圧空気を送る風道を設け、混合室で混合した堆肥と肥料を排出する 吐出量調整バルブを備えた吐出管を風道内に突入させ、粉砕・攪拌を行った堆肥 と肥料を混合して風道へ送り込み高圧空気で送って風道出口より噴出する堆肥散 布機 2) 混合室の吐出管を突入させた風道位置より上流位置の風道内と混合室内部 を連通する分岐管を設け、混合室内に高圧空気を送り込む前記1)記載の堆肥散 布機 3) 混合室の吐出管を突入させた風道内と肥料容器内部を連通する分岐路を設 け肥料容器内に高圧空気を送り込む前記1)又は2)記載の堆肥散布機 4) 堆肥を上方から投入する堆肥タンクの内部に堆肥を粉砕・攪拌する攪拌装 置を設け、堆肥タンク内部の同攪拌装置の下部には横送りコンベアを設け、高圧 ファンで発生した高圧空気を送る風道を設け、横送りコンベアで送られる堆肥を 吐出管に移し、同吐出管を風道内へ突入するよう設け、細く粉砕・攪拌を行った 堆肥を風道へ送り込み高い空気圧で送って風道出口より噴出する堆肥散布機 5) 風道出口に徐々に下流へ行くに従って横方向に広がったノズルを設け、広 範囲に散布するようにした前記1)〜4)いずれかに記載の堆肥散布機 6) 風道出口に柔軟性のあるホースを接続して遠方まで散布できるようにした 前記1)〜5)いずれかに記載の堆肥散布機 7) 混合室下部からの吐出管を風道内へ下流に向けて斜めに突入させた前記1 )〜6)いずれかに記載の堆肥散布機 8) 吐出管の風道内への突入量を風道内面の上端から風道内面高さの1/2〜 2/3とした前記1)〜7)いずれかに記載の堆肥散布機 9) 堆肥を上方から投入すると下方中央へ集まるよう側方の2面の全部又は下 方の一部がテーパ状になった堆肥タンクの内部に多数の攪拌棒を回転軸に放射状 に取り付けた攪拌装置を設け、堆肥タンク内部の同攪拌装置の下部にはスクリュ ーコンベアを同スクリューコンベアの送り先となる一端が堆肥タンク外へ突出す るよう設け、そのスクリューコンベアの一端を内包するよう混合室を設け、混合 室の上方に複数の肥料容器を設け、複数の肥料容器から混合室へ肥料を送る調整 バルブを備えた管を設け、高圧ファンで発生した高圧空気を送る風道を設け、混 合室からの吐出量調整バルブを備えた吐出管を風道内に下流側へ向って斜めに突 入させ混合室の吐出管を突入させた風道位置より上流位置の風道内と混合室内部 を連通する分岐管を設け、風道出口に徐々に下流へ行くに従って横方向に広がっ たノズルを設け、細く粉砕・攪拌を行った堆肥と複数の種類の肥料を混合してノ ズルから広範囲に散布するようにした堆肥散布機 にある。
【0005】
【作用】
本発明の肥料散布機では、堆肥を堆肥タンク上方から投入すると堆肥タンクの 下方へ落下し攪拌装置へ到達する。すると、回転する回転軸に取り付けられた多 数の攪拌棒によって堆肥が細く砕かれる。細く砕かれた堆肥は、攪拌棒から落下 し、横送りコンベアへ到達する。堆肥は横送りコンベアによって徐々に移動し、 混合室へ到達して横送りコンベアより落下する。 また、混合室の上方に肥料容器を設けて別の肥料を混合室へ送る。混合室に到 達した堆肥と肥料は、混合室下部からの吐出管を通って風道下流へ到達する。風 道は上流に設けた高圧ファンによって高速の空気流が発生している。風道内へ到 達した堆肥と肥料は風道の高圧空気流によって下流へ吹き飛ばされ風道出口より 噴出する。 また、混合室下部と風道下流をつないだ吐出管に吐出量調整バルブを設けてい るので、堆肥と肥料の風道への落下する量を調整して堆肥と肥料の噴出量を制御 する。 風道から混合室内部へ高圧空気を送り込むものは堆肥の水分が多い場合でも堆 肥が混合室内部へこびりつくのを防止し、高圧空気によって堆肥が送り管より風 道へ移動する力を強くし、逆流を防ぐ。 風道から複数の肥料容器へ高圧空気を送り込む管を設けたものは、肥料の水分 が多い場合でも肥料が肥料容器内部へこびりつくのを防止し、高圧空気によって 堆肥が肥料容器下部の管から混合室内部へ送る力を強くし、逆流を防ぐ。 風道出口に、徐々に下流に行くに従って横方向に広がったノズルを設けたもの は、風道の上流に設けた高圧ファンによって発生させた高速の空気流がノズルの 形状にそって噴出流を形成するので、噴出口から出た流れもさらに横方向へ広が って行くため、横方向の広範囲に堆肥を散布する。 風道出口に、柔軟性のあるホースを設けたものは、本考案の堆肥散布機が入っ て行けない場所でも柔軟性のあるホースで到達させて散布する。 吐出管を風道内へ下流へ向けて斜めに突入させたものは、空気流が吐出管の内 側に当たって向きを変えて肥料が逆流するのを防ぐ。 混合室下部から吐出管の風道内への突入量を風道上端から風道高さの1/2〜 2/3としたものは、風道の最も空気流速の速い部分に送り管の先端を位置させ ることで堆肥をより速い空気流で吹き飛ばす。 スクリューコンベアの送り先の先端が混合室内へ位置するようにしたものは、 堆肥タンクよりスクリューコンベアで送られてくる堆肥と肥料タンクから送られ てくる肥料を混合室内のスクリューコンベアの回転で混ぜ合わせることによって 均一に混合する。
【0006】
【考案の実施の形態】
攪拌棒には、金属や木の棒、ブラシ状のものなどがあり、回転した際に堆肥を 細く粉砕し、よく攪拌するものが望ましい。 横送りコンベアには、スクリューコンベア、ベルトコンベアなどがある。 攪拌装置横送りコンベアの駆動手段としては、モーター、エンジンなどが用い られ、電源としてバッテリーを使用したものは駆動機構を簡単にする。 高圧ファンには、モーターで回転するものとエンジンで回転するものがある。
【0007】
【実施例】
本考案の各実施例について図面を参照して具体的に説明する。 実施例(図1〜4参照) 図1は実施例1の堆肥散布機の正面図である。図2は実施例1の堆肥散布機の 説明図である。図3は実施例1の堆肥散布機に投入した堆肥の流れを示す説明図 である。図4は実施例1の堆肥散布機を使用している状態を示す説明図である。 図1〜4に示す実施例1は、堆肥を上方から投入すると下方中央へ集まるよう 側方の2面の全部又は下方の一部がテーパ状になった堆肥タンクの内部に多数の 攪拌棒を回転軸に放射状に取り付けた攪拌装置を設け、堆肥タンク内部の同攪拌 装置の下部にはスクリューコンベアを同スクリューコンベアの送り先となる一端 が堆肥タンク外へ突出するよう設け、そのスクリューコンベアの一端を内包する よう混合室を設け、混合室の上方に2つの肥料容器を設け、2つの肥料容器から 混合室へ肥料を送る調整バルブを備えた管を設け、上流に高い風圧を発生させる 高圧ファンを備えた風道を設け、混合室からの吐出量調整バルブを備えた吐出管 を風道内に下流側へ向って斜めに突入させ、混合室の吐出管を突入させた風道位 置より上流位置の風道内と混合室内部を連通する分岐管を設け、風道出口に徐々 に下流へ行くに従って横方向へ広がったノズルを設け、細く粉砕・攪拌を行った 堆肥と複数の種類の肥料を混合してノズルから広範囲に散布するようにした堆肥 散布機の例である。 図中、1は堆肥散布機、2は堆肥タンク、3は攪拌装置、3aは攪拌棒、4は 横送りコンベア、5は肥料容器、6は風道、7は高圧ファン、8は管、9は吐出 量調整バルブ、10は分岐管、11はノズル、、12はホース、13はモータ、 14はバッテリー、15は堆肥、16は肥料、17は人、18は移動車、19は 金網、20は混合室、21は肥料容器の調整バルブ、22は肥料容器と混合室を つなぐ管、23は混合室から風道への吐出管、24は風圧調整弁である。 実施例1の堆肥散布機は図1〜2に示すように側方の2面が下方を狭くしたテ ーパ状になった堆肥タンク2を設け、堆肥タンク2の内部に多数の攪拌棒3aを 回転軸に放射状に取り付けた攪拌装置3を設け、攪拌装置3下部にはスクリュー コンベア4を設ける。実施例1では横送りコンベアとしてスクリューコンベアを 用いている。図3に示すようにスクリューコンベア4の送り先となる一端が堆肥 タンク2を突き出して堆肥タンクの外へ設けられている混合室20の中へ位置さ せている。攪拌装置3とスクリューコンベア4は図2に示すようにモータ13で ベルトの係合によって駆動される。モータ13はバッテリー14を電源としてい る。混合室20は左右の側面が下方を狭くしたテーパ状となっている。混合室2 0の上方に2つの肥料容器5を設ける。肥料容器5の下方も一部テーパ状になっ ている。肥料容器5の下部には肥料を混合室20へ送る量を調整する調整バルブ 21が各々設けられている。その調整バルブの下部には混合室とつながるように 管22が各々設けられている。また、堆肥タンク2の下方には、図1,2に示す ように風道6を設けている。風道6の上流には高圧ファン7を設ける。混合室2 0の下部からは風道6への吐出管23を風道6内へ下流に向って斜めに突入させ 、吐出管23には吐出量調整バルブ9を設けかつ混合室から吐出管23を突出さ せた風道位置より上流から混合室20内部と2つの肥料容器5へ風圧を送り込む 分岐管8,10を設け、肥料容器5への分岐管10の中間には肥料容器5への風 圧を調整する調整弁24を設け、風道6の出口下流に行くに従って、横方向へ広 がったノズル11を設けている。また、攪拌装置3上方には金網19が設けられ ている。 実施例1の堆肥散布機1を使用し、堆肥と2種類の肥料を混合して散布するに は、図3に示すように堆肥タンク2の上方から堆肥15を投入する。堆肥15投 入時には、攪拌装置3の上方に金網19が設けられているので、手をあやまって 攪拌装置に当てることがないので、安全に安心して堆肥15を堆肥タンク2へ投 入できる。また、2種類の肥料を各々2つの肥料容器へ入れておく。投入された 堆肥15は落下して攪拌装置3へ到達すると、図3に示すようにモータ13によ って回転する回転軸に取り付けられた多数の攪拌棒3aが堆肥15を打ちながら 攪拌することによって、堆肥15は細く砕かれながら攪拌される。細く砕かれた 堆肥15は下方へ落下し、スクリューコンベア4へ到達しスクリューコンベア4 のらせん状の羽根の回転によって堆肥15を混合室へと送る。風道6には、高圧 ファン7によって速い空気流が発生している。2つの肥料容器5には吐出管23 より風道6の上流に設けられた分岐管10によって風圧が加わるようになってい る。また、肥料容器5への風圧は風圧調整弁24によって適切に調整できる。風 圧による加圧と肥料自体の重さによって肥料容器5から肥料が管22を通って混 合室へ送られる。また、管22の上部に設けられた調整バルブ21によって各々 の肥料容器5から混合室20へ送られる肥料の量を調整する。もし、肥料の水分 が多く肥料容器にこびりつきやすい場合でも風圧によって肥料容器にこびりつか ないようにしている。また、つまりを防止し、後作業を簡単にする。混合室20 内へ送られた細く粉砕された堆肥と2種類の肥料は、混合室20内へ突出したス クリューコンベア4によって攪拌され、かつ風道6からの分岐管8より、混合室 20内へ空気が噴出されるので、さらに攪拌され均一に混合される。こうして混 合室20内で均一に混合された堆肥と2種類の肥料は、重さと分岐管8による風 圧によって吐出管23を通って風道6へ送られる。また、吐出管23には吐出量 調整バルブ9が設けられており、混合された堆肥と2種類の肥料を噴出する量を 適切に調整する。吐出管23は、風道6内へ突入しており、風道を流れる空気流 が直接吐出管の内側へ当たると混合室への空気の逆流が発生し、混合した堆肥と 肥料も逆流するので、このようなことのないように吐出管23は下流側へ向って 斜めに取り付けられている。よって、このような逆流を防いでより効率的で均一 に散布できる。吐出管23先端、あるいは吐出管23先端より落下した堆肥と2 種類の肥料の混合したものは、高速で風道6を流れる空気流によって下流へ吹き 飛ばされる。吹き飛ばされた堆肥と2種類の肥料の混合したものは、風道6の下 流先端に設けられた下流に行くに従って横広くなっているノズル11によって横 に広がるようにして外部へ噴出されて散布する。この堆肥散布機を図4に示すよ うに農家などでよく使われる移動車18に載せて、堆肥15と2種類の肥料16 を混合して散布しながら移動すれば、大型トラクターが入れないような場所でも 、簡単に短時間で広範囲を散布でき、非常に楽に作業でき、移動が容易で、場所 によって偏りなく均一に全体に施肥が行き渡るようにできる。 図5は実施例1の他の例の堆肥散布機を使用している状態を示す説明図である 。 図中、符号は実施例1と同じである。 図5に示す実施例1の他の例では、風道6の出口に取り付けたノズル11を柔 軟性のあるホース12に交換したものである。堆肥散布機1を載せた移動車が入 って行けないような、例えば果樹が密集した場所やハウスの中などに散布するに は、風道6の出口に取り付けたノズル11を柔軟性のあるホース12に交換して ホースを散布したい場所に到達させて散布すればよい。このようにすれば果樹園 のように果樹が密集している場所でも散布できる。また、植物の周辺のみに集中 して施肥させたい場合でも利用でき、効果的に施肥ができる。 実施例2(図6,7参照) 図6は実施例2の堆肥散布機の説明図である。 図7は実施例2の堆肥散布機を使用している状態を示す説明図である。 図6,7に示す実施例2は、堆肥を上方から投入すると下方中央へ集まるよう 側方の2面の全部又は下方の一部がテーパ状になった堆肥タンクの内部に多数の 攪拌棒を回転軸に放射状に取り付けた攪拌装置を設け、堆肥タンク内部の同攪拌 装置の下部には横送りコンベアを設け、横送りコンベアで搬送した堆肥を受ける 混合室を設け、混合室の上方に複数の肥料容器を設け、各々肥料容器から混合室 へ肥料を送る調整バルブを備えた管を設け、高圧ファンで発生した高圧空気を送 る風道を設け、混合室からの吐出量調整バルブを備えた吐出管を風道内に突入さ せ、混合室の吐出管を突入させた風道位置より上流位置の風道内と混合室内部と 複数の肥料容器を連通する分岐管を設け、吐出管を風道内へ下流に向けて斜めに 突入させて設け、混合室下部から吐出管の風道内面への突入量を風道内面の上端 から風道内高さの1/2〜2/3とし、細く粉砕・攪拌を行った堆肥と複数の種 類の肥料を混合して風道出口より噴出する堆肥散布機の例である。 図中、25はベルト式コンベアである。 図6に示す実施例2では、攪拌装置3の攪拌棒3aにさらに短い攪拌棒を設け 、堆肥をより細く粉砕し、攪拌する。また横送りコンベアとしてベルト式コンベ ア25を用いている。また、風道出口にはノズルやホースは設けない。また、混 合室20下部から吐出管23の風道6下流への突出量を風道6上端から風道高さ の1/2〜1/3としている。吐出管23の先端から肥料を混合した堆肥が送ら れてくると、風道内で速い高速流の部分になるので、肥料を混合した堆肥がより 強い力で下流へ吹き飛ばされる。よって効率的に堆肥を散布する。実施例2の堆 肥散布機をトラック等に載せて使用すれば、堆肥を散布したい場所が、非常に散 在するような場合であっても、作業を簡単にし作業時間を非常に短くできる。 また、実施例1,2どちらの場合も堆肥のみ、あるいは肥料のみを散布するの に用いることができる。 また、堆肥に肥料を混合する必要がない場合は肥料容器、混合室を設けなくて もよい。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、非常に楽に作業でき、作業時間が短縮でき、全体に施肥が行 き渡るようにし、効果的に施肥ができ、果樹が密集していても散布でき、手持ち の移動車を利用して使用できる肥料散布機を提供できる。 風道から複数の肥料容器へ風圧を送り込む管を設けたものは、肥料が肥料容器 内部へこびりつくのを防止してつまりを防止し、後作業を簡単にする。また、風 圧によって肥料を送る力を強くすることによってもつまりを防止する。 風道出口に徐々に下流に行くに従って横方向に広がったノズルを設けたものは 、横方向の広範囲に堆肥を散布し、さらに作業時間を短縮し、さらに全体に施肥 が行き渡るようにできる。 風道出口に柔軟性のあるホースを設けたものは、植物が密集していたりして、 本考案の堆肥散布機が入って行けないような場所にも散布できる。 混合室下部からの吐出管を風道内へ下流へ向って斜めに突入させて設けたもの は、肥料が逆流するのを防ぎ、より効率的で均一に堆肥を散布できる。 混合室下部から吐出管の風道下流への突入量を風道上端から風道内高さの1/ 2〜1/3としたものは、効率的に堆肥を散布する。 スクリューコンベアの送り先の先端が混合室内へ位置するようにしたものは、 堆肥と肥料を均一に混合してより効果的な施肥が全体にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の堆肥散布機の正面図である。
【図2】実施例1の堆肥散布機の説明図である。
【図3】実施例1の堆肥散布機に投入した堆肥の流れを
示す説明図である。
【図4】実施例1の堆肥散布機を使用している状態を示
す説明図である。
【図5】実施例1の他の例の堆肥散布機を使用している
状態を示す説明図である。
【図6】実施例2の堆肥散布機の説明図である。
【図7】実施例2の堆肥散布機を使用している状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 堆肥散布機 2 堆肥タンク 3 攪拌装置 3a 攪拌棒 4 スクリューコンベア 5 肥料容器 6 風道 7 高圧ファン 8 混合室への風圧の分岐管 9 吐出量調整バルブ 10 肥料容器への風圧の分岐管 11 ノズル 12 ホース 15 堆肥 16 肥料 20 混合室 21 肥料容器の調整バルブ 22 肥料容器と混合室をつなぐ管 23 混合室から風道への吐出管 24 風圧調整弁

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堆肥を上方から投入する堆肥タンクの内
    部に堆肥を粉砕・攪拌する攪拌装置を設け、堆肥タンク
    内部の同攪拌装置の下部には横送りコンベアを設け、横
    送りコンベアで搬送した堆肥を受ける混合室を設け、混
    合室の上方に肥料容器を設け、肥料容器から混合室へ肥
    料を送る調整バルブを備えた管を設け、高圧ファンで発
    生した高圧空気を送る風道を設け、混合室で混合した堆
    肥と肥料を排出する吐出量調整バルブを備えた吐出管を
    風道内に突入させ、細く粉砕・攪拌を行った堆肥と肥料
    を混合して風道へ送り込み高圧空気で送って風道出口よ
    り噴出する堆肥散布機。
  2. 【請求項2】 混合室の吐出管を突入させた風道位置よ
    り上流位置の風道内と混合室内部を連通する分岐管を設
    け、混合室内に高圧空気を送り込む請求項1記載の堆肥
    散布機。
  3. 【請求項3】 混合室の吐出管を突入させた風道内と肥
    料容器内部を連通する分岐路を設け肥料容器内に高圧空
    気を送り込む請求項1又は2記載の堆肥散布機。
  4. 【請求項4】 堆肥を上方から投入する堆肥タンクの内
    部に堆肥を粉砕・攪拌する攪拌装置を設け、堆肥タンク
    内部の同攪拌装置の下部には横送りコンベアを設け、高
    圧ファンで発生した高圧空気を送る風道を設け、横送り
    コンベアで送られる堆肥を吐出管に移し、同吐出管を風
    道内へ突入するよう設け、細く粉砕・攪拌を行った堆肥
    を風道へ送り込み高い空気圧で送って風道出口より噴出
    する堆肥散布機。
  5. 【請求項5】 風道出口に徐々に下流へ行くに従って横
    方向に広がったノズルを設け、広範囲に散布するように
    した請求項1〜4いずれかに記載の堆肥散布機。
  6. 【請求項6】 風道出口に柔軟性のあるホースを接続し
    て遠方まで散布できるようにした請求項1〜5いずれか
    に記載の堆肥散布機。
  7. 【請求項7】 混合室下部からの吐出管を風道内へ下流
    に向けて斜めに突入させた請求項1〜6いずれかに記載
    の堆肥散布機。
  8. 【請求項8】 吐出管の風道内への突入量を風道内面の
    上端から風道内面高さの1/2〜2/3とした請求項1
    〜7いずれかに記載の堆肥散布機。
  9. 【請求項9】 堆肥を上方から投入すると下方中央へ集
    まるよう側方の2面の全部又は下方の一部がテーパ状に
    なった堆肥タンクの内部に多数の攪拌棒を回転軸に放射
    状に取り付けた攪拌装置を設け、堆肥タンク内部の同攪
    拌装置の下部にはスクリューコンベアを同スクリューコ
    ンベアの送り先となる一端が堆肥タンク外へ突出するよ
    う設け、そのスクリューコンベアの一端を内包するよう
    混合室を設け、混合室の上方に複数の肥料容器を設け、
    複数の肥料容器から混合室へ肥料を送る調整バルブを備
    えた管を設け、高圧ファンで発生した高圧空気を送る風
    道を設け、混合室からの吐出量調整バルブを備えた吐出
    管を風道内に下流側へ向って斜めに突入させ混合室の吐
    出管を突入させた風道位置より上流位置の風道内と混合
    室内部を連通する分岐管を設け、風道出口に徐々に下流
    へ行くに従って横方向に広がったノズルを設け、細く粉
    砕・攪拌を行った堆肥と複数の種類の肥料を混合してノ
    ズルから広範囲に散布するようにした堆肥散布機。
JP1998001812U 1998-03-10 1998-03-10 堆肥散布機 Expired - Lifetime JP3052128U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998001812U JP3052128U (ja) 1998-03-10 1998-03-10 堆肥散布機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998001812U JP3052128U (ja) 1998-03-10 1998-03-10 堆肥散布機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3052128U true JP3052128U (ja) 1998-09-14

Family

ID=43186255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998001812U Expired - Lifetime JP3052128U (ja) 1998-03-10 1998-03-10 堆肥散布機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052128U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113522136A (zh) * 2021-07-29 2021-10-22 徐州润坤生物科技有限公司 一种饲料生产加工用设备及其使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113522136A (zh) * 2021-07-29 2021-10-22 徐州润坤生物科技有限公司 一种饲料生产加工用设备及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008100708B4 (en) Apparatus and Method for Spreading Particulate Material
JP2015149989A (ja) Ss機の風力を用いた高効率花粉噴射機
CN109566041A (zh) 一种水肥一体化喷灌***
KR101004611B1 (ko) 트랙터 탑재형 더블호퍼 살포기
CN113207402B (zh) 一种山地茶园施肥灌溉***
JP3052128U (ja) 堆肥散布機
CN110816841B (zh) 一种可均匀掺混施肥的水稻施肥装置
US3504854A (en) Liquid spraying apparatus
AU2013356787B2 (en) Wetting apparatus and method of use
JP3136331B2 (ja) 圃場用資材の成形,散布又は播種方法及び装置
CN209612766U (zh) 一种水肥一体化喷灌机的预混装置
US3351287A (en) Slurry slinging apparatus for treating soil
US3395896A (en) Apparatus for treating soil
CN218077390U (zh) 一种粉末状降镉土壤调理剂的撒施及搅拌混匀设备
JPH0645472Y2 (ja) 吹付け基材吹付け用ノズル
JP2630582B2 (ja) 緑化工法における吹付け基材の吹付け方法
JPH0699927B2 (ja) 緑化工法における吹付け基材の吹付け方法
JPH0699926B2 (ja) 緑化工法における吹付け基材の吹付け方法
JP2003268776A (ja) 木材チップ・マルチ材の調整混合撒布方法
JPH0699928B2 (ja) 緑化工法における吹付け基材の吹付け方法
JPH0645471Y2 (ja) 吹付け基材吹付け用ノズル
KR200249489Y1 (ko) 다기능 퇴비트레일러
JPH04289325A (ja) 緑化工法における吹付け基材の吹付け方法
JPH04289326A (ja) 緑化工法における吹付け基材の吹付け方法
US20050167525A1 (en) Rotary distributor, methods for its use and the use of the distributor