JP3052067U - ペンダント等の装身用装飾品、キーホルダーその他の着身品および縫いぐるみ、置物その他の室内装飾具 - Google Patents

ペンダント等の装身用装飾品、キーホルダーその他の着身品および縫いぐるみ、置物その他の室内装飾具

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JP3052067U
JP3052067U JP1998001239U JP123998U JP3052067U JP 3052067 U JP3052067 U JP 3052067U JP 1998001239 U JP1998001239 U JP 1998001239U JP 123998 U JP123998 U JP 123998U JP 3052067 U JP3052067 U JP 3052067U
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JP1998001239U
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智子 青木
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智子 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】身に着けるのが容易であり、しかもペットや故
人を想い出させる作用の補助をする着身品の提供。 【解決手段】ペットの骨を直径1mmから1.5mm程度の
粒に砕き、10粒程度の骨粒5を生成し、溶かした透明
ガラスにそれら骨粒5を入れ、骨粒5を含む溶融ガラス
を球状に固まらせてガラス球6を造る。ガラス球6が収
められるだけの半球形凹部をそれぞれ設けた後頭部材1
1および前頭部材12を金で予め形成しておき、部材1
1,12の半球形凹部にガラス球6を嵌め、部材11,
12を接着剤で接着し、図1(A)のエンゼル型ペンダ
ントを完成する。製作工程の途中では、骨粒6は透明な
ガラス球6を通して視認できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ペンダント等の装身用装飾品、キーホルダーその他の着身品および 縫いぐるみ、置物その他の室内装飾具に関し、特に故人やペットの骨、爪、へそ の緒、毛、歯若しくは写真が収納してあり、又は該骨、爪、へその緒、毛、歯若 しくは写真を収納するための収納空間が設けてある着身品および室内装飾具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
犬や猫といったペットを可愛がって飼っていた人にとっては、それらペットが 死んだとき、その深い想いの籠もったもの、例えば骨、爪、へその緒、毛、歯若 しくは写真などを常時身に着けていたり、或いは身の回りに常時置いておきたい という強い願を抱くこと多い。
【0003】 従来は、骨、爪、へその緒、毛若しくは歯であれば骨壺に保管し、写真であれ ばアルバムや額に収めていた。このことは故人についても同様であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、骨を骨壺に保管したのでは、骨を身に着けることはできないし、骨壺 を室内に置いても一般の部屋ではあまり似つかわしくない。爪、へその緒、毛若 しくは歯も骨と同様である。写真をアルバムや額に収めたのでは、常時身に着け るには大きすぎて困難である。また、例えアルバムや額を小型化して身に着けら れたとしても、アルバムや額はそれ自体ではペットや故人を想い出させる作用を 助ける働きをせず、単なる合理的な陳列具の機能を備えるに過ぎない。アルバム や額を室内に置いたとしても同様である。
【0005】 そこで、本考案の目的は、身に着けるのが容易であり、しかもペットや故人を 想い出させる作用の補助をする着身品、および一般的な室内に置いてその部屋に よく馴染み、しかもペットや故人を想い出させる作用の補助をする室内装飾具の 提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために本考案は次の手段を提供する。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態を挙げ、本考案を一層詳しく説明する。
【0008】 図1は、本考案の第1の実施の形態であるエンゼル型ペンダントを示す図であ る。図1(A)はそのエンゼル型ペンダントを斜め前から見た図であり、図1( B)は同図(A)のエンゼル型ペンダントを後頭部材11と前頭部材12とに分 解して斜め後方から見た分解斜視図である。
【0009】 符号5は、死んだペットを焼いた後に残った骨を砕いてなる骨粒を示す。符号 6は直径8mmの透明なガラス球を示す。ガラス球6は、高温にして溶かした溶融 ガラスに多数の骨粒6を加え、該溶融ガラスを球状に硬化させてなる。骨粒6は ガラス球6を通して視認できる。符号10は、首に掛けるための環状の鎖である 。鎖10は、首に掛けられるだけの長さであるが、図では作図の簡便のために、 ペンダント本体部の大きさとの対比では、実際より小さく描いてある。後頭部材 11および前頭部材12は金で成り、接着剤で互いに接着され、接着され両者で 図1(A)のエンゼル型ペンダントの形をなしている。
【0010】 図1(A)のエンゼル型ペンダントを製造する者は、ペットの骨をペンダント に収めて常時身に着けたいという希望をもつ依頼者からの注文を受けると、その 骨を受け取る。そして、製造者は、直径1mmから1.5mm程度の粒にその骨を砕 き、10粒程度の骨粒5を生成し、溶かした透明ガラスにそれら骨粒5を入れ、 骨粒5を含む溶融ガラスを球状に固まらせてガラス球6を造る。他方、ガラス球 6が収められるだけの半球形凹部をそれぞれ設けた後頭部材11および前頭部材 12を金で予め形成しておく。そして、その前頭部材12の半球形凹部にガラス 球6を嵌め、前頭部材12の半球形凹部からはみ出しているガラス球6の半分に 後頭部材11の半球形凹部にを嵌めるように位置合わせをして、前頭部材12と 後頭部材11とを接着剤で接着し、図1(A)のエンゼル型ペンダントを完成す る。
【0011】 でき得れば、注文主が自分の渡した骨が確かにガラス球6により固められ、そ のガラス球6が前頭部材12と後頭部材11と間に収められたことを確認できる ように、前述の製造工程を注文主に見せることが好ましい。
【0012】 図1(A)のエンゼル型ペンダントを常時首に掛けておくことにより、死んだ ペットに格別な想いのある者は、いつもそのペットと一緒にいる気になり易く、 ペットを失った悲しみを慰められる。ペットの骨を収納する手段がペンダントと いう美しく、品の良い物であり、何時でも手に触れられ、しかも身に着けている ことが社会通念上自然で、手に触れて感慨に浸ったとしてもやはり社会通念上自 然である。そこで、図1(A)のエンゼル型ペンダントは、身に着けるのが容易 であり、しかもペットを想い出させる作用の補助をする点で格別に優れた着身品 である。
【0013】 図1(C)は、図1(A),(B)に示した実施の形態を変形した本考案の第 2の実施の形態を示す背面図である。図1(A),(B)の実施の形態のエンゼ ル型ペンダント1では、製造工程の途中でしか骨粒5の有無を確認できない。こ れに対し、図1(C)の実施の形態2は、完成後も内部の骨粒5を外から確認で きるようにしたエンゼル型ペンダントである。
【0014】 図1(C)のエンゼル型ペンダント2は、図1(A),(B)のエンゼル型ペ ンダント1と同じく金製であり、外形もほぼ同じであるが、後頭部材11と前頭 部材12とに分解することはできない。エンゼル型ペンダント2では、後部の中 央から内部の中心に向けて穴が空けられ、その穴は後部の中央に開口している。 その開口からエンゼル型ペンダント2の内部に向けてガラス球6が挿入されてお り、ガラス球6が振動などで穴から外へ出てくるのを防ぐためにガラス球6は透 明な接着剤でその穴の内周壁に固定してある。開口を設けてあるから、ガラス球 6により固められている骨粒5を任意のときに視認できる。
【0015】 図2(A)は本考案の第3の実施の形態である犬の縫いぐるみ3を示す側面図 図、図2(B)は同図(A)の縫いぐるみ3の内部を示す断面図である。図2( B)の断面図は、図2(A)の縫いぐるみをほぼ背骨に相当する位置において垂 直に平面で切断したときに、断面をこの断面に垂直な方向から見た図である。
【0016】 図2(A),(B)に示した縫いぐるみでは、骨粒5を内包するガラス球6の 他に、写真20を内部に収納してある。写真20は、骨粒5となった犬が生きて いたときに撮影した該犬の遺影である。この縫いぐるみ3は、ホックで固着され る2つの部分からなり、一方は図2(B)に現れている縫いぐるみ3の右半分の 部分であり、他方は図2(A)によく現れている該縫いぐるみ3の左半分の部分 である。但し、図2(A)は縫いぐるみ3全体の側面図であるから、図2(A) には該縫いぐるみ3の左半分だけではなく、右半分の一部分も現れている。写真 20は、縫いぐるみ3の右半分の部分に設けられた深さ1mm程度の底の浅い収容 空間に収められており、ガラス球6は図1(B)のものと同様に球状の凹部に収 められている。
【0017】 図2(A),(B)に示した縫いぐるみは、一般的な室内に置いてその部屋に よく馴染む。骨壺は、骨を収めることをだけの目的には適合していても、通常の 人の感覚では平素から居室に置いておくにはなんとなく違和感があるが、図2( A),(B)に示した縫いぐるみは内部に骨粒5を収めていても、何らの違和感 も与えない。
【0018】 図3(A)は本考案の第4の実施の形態である円柱型ペンダントを示す分解斜 視図であり、図3(B)は同図(A)の円柱型ペンダントに収められるガラス柱 の斜視図である。円筒型ペンダントは、金製の容器である本体部4と、本体部4 に蓋をするための蓋4aと、鎖10とでなる。本体部4には上端に開口をがあり 、その開口からガラス柱8が収められる。ガラス柱8は、ガラス球6と同様に、 高温にして溶かした溶融ガラスに多数の骨粒6を加え、該溶融ガラスを円柱状に 硬化させてなる。図3(A)、(B)の円柱型ペンダントでは、内部のガラス柱 8を任意のときに取り出して、骨粒5を視認できる。
【0019】 図3(C)は、図3(A)の円柱型ペンダントに収められる透明なガラス瓶9 を示す斜視図である。このガラス瓶9には、骨粒5が内部に収められており、ガ ラス瓶9の開口は開閉自在の蓋9aで封止されている。図3(C)の透明ガラス 瓶を図3(A)の円柱型ペンダントに収めることにより、骨粒5を任意のときに 見れるだけではなく、蓋9aを開けて内部の骨粒5を入れ替えることができる。
【0020】 なお、以上には実施の形態を挙げて本考案を具体的に説明したが、本考案はこ れら実施の形態に限られるものではない。たとえば、ペンダントとして実施する とき、その形はエンゼル型や円柱型に限らず、ペットである犬や猫の像、或いは マリアさまや観音様など各種の形で実現できる。ペンダントや縫いぐるみに限ら ず、キーホルダーや腕輪などの着身品、焼き物の置物などとしても本考案は実現 できる着身品や置物などの材料としては、金に限らず、銀や銅や錫といった金属 の他に、ガラス、陶器、プラスチック、織物で包んだもの等各種のものが利用で きる。また、内部に収めるものとしては、骨粒や写真に限らず、骨の粉、爪、へ その緒、毛、歯など故人や死んだペットの体の一部分であって、変質し難い各種 のものがある。骨粒などを固めるために前述の実施の形態では透明なガラスを用 いてが、ガラスに代えて透明なプラスチックを用いても差し支えない。
【0021】
【考案の効果】
以上に実施の形態を挙げ詳しく説明したように、本考案によりば、身に着ける のが容易であり、しかもペットや故人を想い出させる作用の補助をする着身品、 および一般的な室内に置いてその部屋によく馴染み、しかもペットや故人を想い 出させる作用の補助をする室内装飾具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態であるエンゼル型ペンダン
トを示す図である。
【図2】本考案の第3の実施の形態である犬の縫いぐる
みを示す図である。
【図3】本考案の第4の実施の形態である円柱型ペンダ
ントを示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・エンゼル型ペンダント 2・・・・・エンゼル型ペンダント 3・・・・・縫いぐるみ 4・・・・・円柱型ペンダント本体 4a・・・・・蓋 5・・・・・骨粒 6・・・・・ガラス球 8・・・・・ガラス柱 9・・・・・ガラス瓶 9a・・・・・蓋 10・・・・・鎖 11・・・・・後頭部材 12・・・・・前頭部材 20・・・・・写真

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペンダント等の装身用装飾品、キーホルダ
    ーその他の着身品であって、故人やペットの骨、爪、へ
    その緒、毛、歯若しくは写真が収納してあり、又は該
    骨、爪、へその緒、毛、歯若しくは写真を収納するため
    の収納空間が設けてあることを特徴とする着身品。
  2. 【請求項2】縫いぐるみ、置物その他の室内装飾具であ
    って、故人やペットの骨、爪、へその緒、毛、歯若しく
    は写真が収納してあり、又は該骨、爪、へその緒、毛、
    歯若しくは写真を収納するための収納空間が設けてある
    ことをと特徴とする縫いぐるみ、置物その他の室内装飾
    具。
JP1998001239U 1998-03-06 1998-03-06 ペンダント等の装身用装飾品、キーホルダーその他の着身品および縫いぐるみ、置物その他の室内装飾具 Expired - Lifetime JP3052067U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018123544A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 株式会社光香堂 フィギュアとその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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