JP3051738U - 光ファイバー心線切断工具 - Google Patents

光ファイバー心線切断工具

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JP3051738U
JP3051738U JP1998001258U JP125898U JP3051738U JP 3051738 U JP3051738 U JP 3051738U JP 1998001258 U JP1998001258 U JP 1998001258U JP 125898 U JP125898 U JP 125898U JP 3051738 U JP3051738 U JP 3051738U
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JP
Japan
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wire
lever handle
cutting tool
cutter blade
optical fiber
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998001258U
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English (en)
Inventor
国男 松本
修 海老原
Original Assignee
株式会社ジェイコス
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 線材の番号確認が身近で行え、光ファイバー
ケーブルで生じていた誤切断を効果的に回避できる作業
性に優れた切断工具を提供する。 【解決手段】 先端部の対向位置にカッター刃を露出さ
せると共に後端部には握持部を延設させた一対のレバー
ハンドルを形成し、夫々のレバーハンドルのカッター刃
と握持部との間に両者を結合する枢軸を設けて、レバー
ハンドルの開閉操作で適宜な線材を切断させる線材の切
断工具において、夫々のレバーハンドルのカッター刃側
の対向位置に該レバーハンドルの閉操作時に線材を挿通
させる程度の大きさを形成する一対の心線受部を形成す
る。この心線受部の表面には線材を傷つけない保護部材
が設けられ、夫々のレバーハンドルの握持部側に該レバ
ーハンドルの閉状態を固定するロック機構が設けられ
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は光ファイバーを切断するために用いられる光ファイバー心線切断工具 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ファイバー心線を用いた光ケーブルはそのバンドル形態等により 多種類が用いられているが、その一つに、SM型架空集合ドロップ光ファイバが 知られている。
【0003】 この光ケーブルは、2心/4心/8心の光ファイバーを用いていて、支持線に それらの光ファイバーを含む光ケーブル(以下、本考案においては線材という) を複数本スパイラル状に巻き付けた形態となっている。そして、ケーブルを構成 する各線材には、ファイバー防護及び張力支持のためにHRC40-48程度の硬度を有 する2本のテンションメンバー(ピアノ線)が一体化されている。
【0004】 従って、このファイバケーブルを柱際で接続(クローシ゛ャ-D)する場合には、撚りの 掛かっている部分から任意の線材を掴み、外被に表示されている心線番号を確認 しながら切断作業する必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、これらの作業は、ケーブルの引き出し条件に伴い切断位置が人間の存 在する柱から1.1m程度の先方であり、特に、バケット車を使用できない場所では 、安全帯のロープを伸ばし、身を乗り出しながら線番を確認し、その線材を引き 出してペンチ等の汎用工具で切断するものであった。
【0006】 ところが、外被に表示されている線番は極めて小さく、それ等がスパイラル状に 撚り入っていることから確認作業が困難であり、従って、しばしば誤切断を伴う 等の問題があった。
【0007】
【課題を解決する手段】
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたもので、上記のような光ファイバーケ ーブルの心線切断作業を柱上で行う際の作業性を改善するために、以下の構造と 機能を備えた工具を提供したものである。
【0008】 先ず、本考案を開示するに際し、本考案者等は、線番が各線材の外被上に連続的 に表示されていることを利用して、柱上の間近に存在する線番を確認した後、心 線確認用リング(図示せず)を取り付け、線材に沿ってリングなどを1.1m位置 に移動させ切断する方法を取れば危険が伴う作業は回避できると考えた。
【0009】 しかし、この場合、切断作業は、リングと切断工具が別々なために誤切断をする 危険性は十分に回避できるとは言えない。
【0010】 そこで、先端部の対向位置にカッター刃を露出させると共に後端部には握持部 を延設させた一対のレバーハンドルから成る切断工具、詳細には、このレバーハ ンドルのカッター刃と握持部との間に枢軸を設けて、このレバーハンドルの開閉 操作で、光ファイバー心線等の線材を切断させるペンチ様の汎用の切断工具を改 良することで、確認と切断の機能を一体化した工具を試作して検証したところ、 良好な結果を得ることができたのである。
【0011】 本考案の切断工具の主たる構造的な特徴は、夫々のレバーハンドルのカッター 刃側の対向位置に該レバーハンドルの閉操作時に前記線材を挿通させる程度の大 きさを形成する一対の心線受部を形成したことにある。この心線受部は、実施例 においては円形溝であり、表面には線材を傷つけない保護部材が設けられている 。
【0012】 この構造により、作業員は、柱上付近で確認された線番の線材を心線受部にてグ リップし、そのまま切断部まで線材に沿って工具を移動し、そして、切断部に至 った段階でレバーハンドルを開操作してその線材を切断するので、誤切断が回避 できるのである。
【0013】 尚、本考案では、より確実なグリップのために夫々のレバーハンドルの握持部側 に、このレバーハンドルの閉状態を固定するロック機構を設けた。以下、これら を考案の実施例に沿って説明する。
【0014】
【実施例】
図1は、本考案の切断工具の開状態の第1態様を示す全体説明図であり、図2 は、本考案の切断工具の開状態の第2態様を示す全体説明図であり、図3は、本 考案の切断工具の閉状態を示す全体説明図であり、図4は、本考案の切断工具に 線材を挿通させた状態を示す外観図である。
【0015】 本考案は、電線等にも応用することが可能であるが、主として図4に示される 光ファイバー多芯ケーブルにおいて効果的に使用される。この光ファイバー多芯 ケーブルは、心線とテンションメンバー、及びその被膜とから構成された線材A を複数本撚り入らせてケーブルとしたもので、各線材Aの外被表面には接続ID である線番(図示せず)が長さ方向に沿って連続的に記載されている。
【0016】 そして、本考案の切断工具1は、図1乃至図4に示す如く、先端部の対向位置に カッター刃6.7を露出させると共に後端部には握持部2.3を延設させた一対 の板状のレバーハンドル4.5を枢軸15で交差させて開閉可能とした工具とし て形成されている。
【0017】 図示の如く前記夫々のレバーハンドル4.5のカッター刃6.7側、実施例では このカッター刃6.7よりも先端部側の対向位置には、レバーハンドル4.5の 閉操作時に線材Aを挿通させる程度の大きさを形成するように夫々半円形状とし た一対の心線受部10.11がプラスチック製の保護部材8.9で被覆された状 態で凹設されている。
【0018】 そして、前記夫々のレバーハンドル4.5の握持部2.3側には、開閉操作を付 勢するコイルスプリング16が掛け渡され、それぞれにはレバーハンドル4.5 に対して軸体4a.5aを支点として回動する鈎状部材12.13から構成され たロック機構が形成されている。
【0019】 この鈎状部材12.13は、その回動操作によりレバーハンドル4.5の中央辺 の外縁に形成された窪み4a.5aに圧入当接してレバーハンドル4.5が閉状 態を保つように工夫されている。尚、詳細には、一方の鈎状部材13の先端部に は凹所13aが形成されていて、ロック時にレバーハンドル4の突起4bに嵌合 して更にロックを強固にしている。
【0020】 本考案の切断工具1を使用するには、先ず、図1に図示の如く、双方の鈎状部材 12.13を外してレバーハンドル4.5を大きく開いた状態にして使用する。
【0018】 この状態で柱上の作業員は、身近にあるケーブルの線番を確認し、切断を予定し ている線材Aを見つけると共に、図2に図示の如く片方の鈎状部材13をロック して、線材Aが通る程度の小さな開状態にした後、線材Aを先端の隙間から通し 、心線受部10.11内に導く。
【0019】 次いで、図3に図示の如く、もう一方の鈎状部材12をロックすると、図4に示 されている通りに切断工具1は閉状態と成り、且つ、線材Aに沿っての移動のみ が可能となるので、線材Aの長さ方向に沿って回転させ乍ら先方の切断部まで導 く。
【0020】 そして、切断部への移動が完了した時点で図2の状態に戻し、線材Aを下方のカ ッター刃6.7で切断する。また、この際に、図1の状態として切断することも 可能である。
【0021】 尚、カッター刃6.7は、線材A中の光ファイバー心線だけでなく、一体化され ているテンションメンバー(HRC40-48)を同時に切断する必要があるため、超高 硬度の材質(HRC60-64)を使用しており、これにより、上記の手順で極めて円滑に 切断作業を行うことができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、前述の如く構成したので、線材の番号確認が身近で行えるので、作業 が容易であり、手元の照明により暗所の状態でも作業を維持することも可能であ る。また、この工具をファイバ心線に沿って移動する際には、ロック機構により 閉状態を保っているので、カッター刃に接触しないと共に、受部の保護部材によ りファイバ心線の被覆を損傷することなく切断位置まで導くことが可能である。 総じて、本考案の工具は、前述の作業工程を可能として、特に光ファイバーケー ブルで生じていた誤切断を効果的に回避することを可能とさせた画期的で且つ有 意義な考案である。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の切断工具の開状態の第1態様を示す
全体説明図である。
【図2】 本考案の切断工具の開状態の第2態様を示す
全体説明図である。
【図3】本考案の切断工具の閉状態を示す全体説明図で
ある。
【図4】本考案の切断工具に線材を挿通させた状態を示
す外観図である。
【符号の説明】
A 線材 1 切断工具 2 握持部 3 握持部 4 レバーハンドル 4a 軸体 4b 突起 5 レバーハンドル 5a 軸体 6 カッター刃 7 カッター刃 8 保護部材 9 保護部材 10 心線受部 11 心線受部 12 鈎状部材 13 鈎状部材 13a凹所 15 枢軸 16 コイルスプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部の対向位置にカッター刃を露出させ
    ると共に後端部には握持部を延設させた一対のレバーハ
    ンドルを形成し、該夫々のレバーハンドルのカッター刃
    と握持部との間に両者を結合する枢軸を設けて、該レバ
    ーハンドルの開閉操作で適宜な線材を切断させる線材の
    切断工具において、 前記夫々のレバーハンドルのカッ
    ター刃側の対向位置に該レバーハンドルの閉操作時に前
    記線材を挿通させる程度の大きさを形成する一対の心線
    受部を形成したことを特徴とする光ファイバー心線切断
    工具。
  2. 【請求項2】前記心線受部の表面に線材を傷つけない保
    護部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の光ファイバー心線切断工具。
  3. 【請求項3】前記夫々のレバーハンドルの握持部側に該
    レバーハンドルの閉状態を固定するロック機構が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ
    ー心線切断工具。 【0001】
JP1998001258U 1998-02-23 1998-02-23 光ファイバー心線切断工具 Expired - Lifetime JP3051738U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005054655B4 (de) 2004-11-15 2011-04-14 Suzuki Motor Corp., Hamamatsu-Shi Schneidwerkzeug
JP2012249677A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Sei Optifrontier Co Ltd ケーブル切断器具

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DE102005054655B4 (de) 2004-11-15 2011-04-14 Suzuki Motor Corp., Hamamatsu-Shi Schneidwerkzeug
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