JP3051159U - 遠心タービン式加圧換気扇 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気口の吸引力を特別に増強した遠心タービ
ン式加圧換気扇を提供する。 【構成】 羽４の前端が外側に向かい広がった吸気口構
造を特徴とする。その本体上蓋１の吸気口１４は、円弧
状部分が直接折り返り気流導入面１１を形成し、末端１
３は羽４の遠心境界線部分まで伸び、羽の遠心線と滑ら
かに接線し、羽４が順調に回転することができる適当な
距離を保持し、吸引力を増強する。このようにして、通
風管末端の吸、送風への適用を達成し、空間的に非常に
実用的である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の遠心タービン式加圧換気扇に関する。特に一種の本体と上蓋が 一体 成型となっており、円弧状を直接折り返し、平滑な吸気口を形成し、末端は羽の 境界 部分まで伸び、羽の遠心境界線と順当に接線し、吸気口の吸引力を増強すること がで きる遠心タービン式加圧換気扇の構造に係る。

【０００２】

【従来の技術】

工業用換気扇（排気機）は、通常、例えばハンダ工場等の粉塵、及び廃気を発 生し 易い場所に使用され、主に、工場内の汚濁気体の吸排出を行い、作業人員の健康 を確 保する。公知の工場廃気排出の方法は、工場外に大型吸排気モーターを設置し、 鉄管 を各作業員の作業場所の上方まで伸ばし、モーターの吸引力を利用し廃気を鉄管 を通 じて屋外に排出する。 しかしながら、この種の方式は莫大な騒音を発生するばかりでなく、工場内の パイ プ類の接続を複雑にし、工場内の美観を損ねている。 このため、最近では「軸流式加圧排気機」が使用されている。該排気機は吸気 管、 受け台及び底台を設けた排気管、受け台に螺合固定したモーター、モーターの回 転軸 に冠設した羽等の部品により構成する。該吸気管後端の内縁には凹溝があり、凹 溝底 縁には欠け口を設け、排気管前端にはフランジを設置し、吸気管の凹溝と嵌合し 、フ ランジ底端に於いて突出した係合ほぞを設置し、吸気管の凹溝部分の欠け口と嵌 合す る。 しかしながら、該構造の相互部品間には空隙がある。また、該排気管フランジ の内 部は数組の骨板を利用し結合し、固定孔及び中心孔を具え、モーターの固定に用 いる 受け台を設置するが、実際の使用に於いて、排気機の騒音はやはり莫大で、しか も吸 気管は両側に拡張した凹溝を具えるため、反対に吸引力を弱め、乱流を発生し、 この ため気流導入性が劣ることが確認された。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、公知の排気機（換気扇）の欠点を有効に改善し、該種の排気機の構 造に 改良を加える。 本考案は主に本体上蓋を一体成型とし、折り返しにより円弧状の吸気口を形成 し、 本体上蓋末端は直接羽の境界線部分まで伸び、羽の遠心接線と滑らかに接線する 。こ れにより、本体上蓋の吸気口は内側に向かい折り返り、円弧状の気流導入面を開 口し、 吸気口周辺の空気の吸引に有利である。 さらに、本体上蓋末端は羽の境界線の周縁まで伸び、一体成型により折り返し 形成 した円弧状の吸気口と相互に接線する。これにより、吸入された空気はいかなる 干渉 も受けることなく排出され、換気扇の効率を高めることができる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は吸気口の吸引力を特別に増強した工業用換 気扇 の改良を提供する。羽の前端が外側に向かい広がった吸気口構造を特徴とし、そ の本 体上蓋の吸気口は、円弧状部分が直接折り返り気流導入面を形成し、末端は羽の 遠心 境界線部分まで伸び、羽の遠心接線と滑らかに接線し、羽が順調に回転すること がで きる適当な距離を保持し、吸引力を増強する。こうして、通風管末端の吸、送風 への 適用を達成し、空間的に非常に実用的である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２が示すように、本考案は上蓋１、上蓋１と組成後、共同で収容室を構 成す る排気管２、収容室内部に共同で組成、構成するモーター３、羽４により構成す る。 該上蓋１と羽４との境界部分は、内側に向かい折り返り、平滑な円弧状の気流 導入 面１１を形成し、該気流導入面１１中心の中空部分は、ちょうど吸気口１４を形 成す る。該気流導入面１１は円弧状を呈し、外側に向かい開口し、気流導入面末端１ ３は 羽４の遠心境界線部分まで伸び、気流導入面折り返し部分１２は羽４の空気の入 り口 となり、滑らかな弧線を形成する。これにより羽４の回転時、吸気口１４の空気 Ａが 排気管２により大量に吸入される外に、気流導入面１１弧線の延長部分の空気Ｂ もま た吸入される。吸入された空気ＡＢは、吸気口１４より滑らかな弧状面である気 流導 入面１１に沿って、羽４の遠心接線力方向に従い羽４に入る。こうして、目に見 えな い程わずかな空気の流出をも減少させることができる。 さらには、本考案の気流導入面１１は上蓋１と一体成型で、しかもその構造は 本体 上蓋１を直接折り返し形成することにより、従来品に比較し、製造工程を短縮す るこ とができ、大量生産に有利である。

【０００６】

【考案の効果】

本考案遠心タービン式加圧換気扇は、上蓋と羽の境界線部分を内側に向かい折 り返 し、平滑な円弧状の気流導入面を形成し、これによりその部分はちょうど滑らか な円 弧状の吸気口となる。吸気口は外側に向かい開口し、羽の風力方向と相互に接線 し、 吸気範囲を増大し、順当に大量の空気を吸入することができる。このように、遠 心 タービン式加圧換気扇の構造上に於いて進歩的な改良を加えた画期的な考案であ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体図である。

【図２】本考案の断面指示図である。

【符号の説明】

１ 上蓋 １１ 気流導入面 １２ 気流導入面折り返し部分 １３ 気流導入面末端 １４ 吸気口 ２ 排気管 ３ モーター ４ 羽 1

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上蓋、上蓋と組み合わせ後、共同で収容室
   を構成する排気管、収容室内部に共同で組み合わせ構成
   するモーター、羽により構成し、該上蓋と羽の境界部分
   は、内側に向かい折り返り、平滑な円弧状の気流導入面
   を形成し、該気流導入面中心の中空部分には吸気口を形
   成し、該気流導入面末端は羽の遠心境界線部分まで伸び
   ると共に、羽の遠心接線と滑らかに接線されて、羽が円
   滑に回転することができる距離を保持することにより、
   吸気空間、及び吸排効率を増強させたことを特徴とする
   遠心タービン式加圧換気扇。