JP3050834B2 - 流体圧シリンダ装置 - Google Patents

流体圧シリンダ装置

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JP3050834B2
JP3050834B2 JP9145895A JP14589597A JP3050834B2 JP 3050834 B2 JP3050834 B2 JP 3050834B2 JP 9145895 A JP9145895 A JP 9145895A JP 14589597 A JP14589597 A JP 14589597A JP 3050834 B2 JP3050834 B2 JP 3050834B2
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JP
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cylinder
screw shaft
casing
fluid pressure
piston body
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JP9145895A
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裕章 秋田
憲一 溝口
昭雄 吉越
俊広 高井
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Asano Laboratories Co Ltd
Original Assignee
Asano Laboratories Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧シリンダに
よる直進作動機能と、ネジ機構による直進作動機能とを
組み合わせた構造の流体圧シリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧や油圧を利用する流体圧シリンダ
として、ピストンロッドを直進作動させるロッド形式、
シリンダロッドの直進作動をラックとピニオン機構など
を用いて回転作動に変換する形式のものが一般的に使用
されている。かかる従来の流体圧シリンダは、最終的な
出力側において単一の直進作動のみを行うように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の各種
産業機械の複雑な動作と適切なタイミングを伴う位置制
御を行うに際して、一方の直進作動機能に他方の直進作
動機能を組み合わせた複合作動機能をもつ小型の流体圧
シリンダ装置があれば大変都合が良い。しかし、従来の
単独の流体圧シリンダでは、前記複合作動機能の要求を
満たすには十分ではなかった。
【0004】この発明の目的は、流体圧シリンダによる
直進作動機能と、ネジ機構による直進作動機能とを組み
合わせた複合作動機能をもつ小型で汎用性の高い流体圧
シリンダ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項に記載した発明は、シリンダチューブの両端
部にシリンダカバーを夫々気密に嵌めてこれらを一体に
固定したケーシングと、前記シリンダチューブ内にピス
トン部を収めて胴部を前記シリンダカバーに遊嵌した円
筒形のピストン体と、該ピストン体の内端面に固定した
軸受に回転可能に装着された中筒と、該中筒の内周面に
螺合されたネジ軸とを備え、前記シリンダカバーに夫々
設けたポートからシリンダ室に加圧流体を交互に供給す
ることにより、前記ピストン体又は前記ケーシングが相
対的に所定ストロークを往復移動するように構成したこ
とを特徴とする。
【0006】同様の目的を達成するために請求項に記
載した発明は、請求項に記載の流体圧シリンダ装置に
おいて、前記ネジ軸を回転不能に拘束した状態におい
て、前記中筒をモータ装置により回転駆動させることに
より、該ネジ軸を進退自由に設けたことを特徴とする。
【0007】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の流体圧シリンダ装置において、前記ネジ軸を固定した
状態において、前記中筒をモータ装置により回転駆動さ
せることにより、前記ケーシング側を進退自由に設けた
ことを特徴とする。
【0008】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の流体圧シリンダ装置において、前記ネジ軸を軸方向に
移動不能に拘束した状態において、該ネジ軸をモータ装
置又は手動により回転駆動させることにより、前記ケー
シング側を進退自由に設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載の流体圧シリン
ダ装置において、圧縮空気、圧油等の加圧流体が各ポー
トからシリンダ室に交互に供給されると、ピストン体は
ネジ軸を伴って所定ストロークを往復移動する。また、
ネジ軸を軸方向に移動不能に拘束した状態において、加
圧流体が各ポートからシリンダ室に交互に供給される
と、ケーシング側が相対的に所定ストロークを往復移動
する。
【0010】また、請求項に記載の流体圧シリンダ装
置において、ネジ軸を回転不能に拘束した状態におい
て、中筒をモータ装置により回転駆動させると、ネジ軸
が軸方向に前進又は後退移動する。
【0011】さらに、請求項に記載の流体圧シリンダ
装置において、ネジ軸を固定した状態において、中筒を
モータ装置により回転駆動させると、ケーシング側がネ
ジ軸の軸方向に前進又は後退移動する。
【0012】また、請求項に記載の流体圧シリンダ装
置において、ネジ軸を軸方向に移動不能に拘束した状態
において、ネジ軸をモータ装置又は手動により回転駆動
させると、ケーシング側がネジ軸の軸方向に前進又は後
退移動する。
【0013】この流体圧シリンダ装置は、流体圧シリン
ダによる直進作動機能と、ネジ機構による直進作動機能
とを有効的に組み合わせた複合作動機能を有しているの
で、いろいろな作動形式が選択可能であり、小型で汎用
性に優れている。したがって、この装置は、各種機械・
装置類の複雑な動作を伴う位置制御を行う場合に最適で
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
図面に基づいて説明する。図1は流体圧シリンダ装置の
縦断側面図である。
【0015】図1には、流体圧シリンダ装置50を示
す。51は流体圧シリンダ装置50のケーシングであっ
て、該ケーシング51は円筒形のシリンダチューブ52
の両端の内径部に、シリンダカバー53、55に形成さ
れたボス53a、55aをそれぞれ気密に嵌めてから、
シリンダカバー55側から通した複数本のタイボルト5
1aを他方のシリンダカバー53に螺合して締め付け、
シリンダチューブ52、シリンダカバー53、55を一
体に固定するように設けられている。54、56は空
気、油等の流体を供給する、若しくは排出させるポート
であり、前記シリンダカバー53、55に夫々設けられ
ている。また、シリンダカバー53には、ケーシング5
1をフレームb等に固定するための取付用ネジ穴(図示
せず)を適宜設ける。
【0016】57は胴部58の中間位置にフランジ状の
ピストン部59を形成した円筒形のピストン体である。
そのピストン体57は、外周面の凹溝59aにシール6
0が装着されたピストン部59を前記シリンダチューブ
52内に気密を保持するように収められ、胴部58をシ
リンダカバー53、55の孔53b、55bに遊嵌され
て摺動可能に設けられている。61は前記孔53b、5
5bにそれぞれ形成された凹溝53c、55cに装着さ
れたダストシールであり、その内面が前記胴部58の外
周に軽く接触するように設けられている。
【0017】62は一方端にフランジ63を設け、内周
面に雌ネジ64が形成された中筒であって、該中筒62
は前記ピストン体57の内端面に固定した軸受65、6
6により、フランジ63をシリンダカバー55側にして
回転可能に支持されている。前記中筒62と同心位置の
フランジ63の端面に、中心孔68を設けたスプロケッ
ト67をボルト69により取り付ける。なお、そのスプ
ロケット67に代えて、ギヤ又はタイミングギヤとする
ことも可能である。70は一方端に取付用フランジ71
を設けたネジ軸であり、その雄ネジ72を前記中筒62
の雌ネジ64に螺合させて前記中筒62に取り付けられ
ている。
【0018】前記シリンダカバー55には、前記スプロ
ケット67を跨ぐ横片75aから下方に垂れる立て片7
5bに前記ネジ軸70を通す螺孔76を設けた逆L字形
のブラケット75を取り付ける。78は軸部79を前記
螺孔76に螺合してナット80で固定した中空のストッ
パー部材であり、その軸端面79aに前記スプロケット
67の正面部を当接させてピストン体57のストローク
を調整するように設けられている。
【0019】しかして、この流体圧シリンダ装置50は
何れかのポート54、56からシリンダ室yに圧縮空
気、圧油等の加圧流体を交互に供給することにより、ピ
ストン体57又はケーシング51が相対的に所定ストロ
ークsを往復移動するように構成される。また、流体圧
シリンダ装置50は、前記スプロケット67をモータ装
置(図示せず)によりチェーンを介して回転駆動させる
ことにより、ネジ軸70又はケーシング51側を進退自
由とすることができる。なお、ケーシング51側を進退
させる場合には、ネジ軸70を固定して中筒62を回転
するように設ける。
【0020】上述した流体圧シリンダ装置は、流体圧シ
リンダによる直進作動機能と、ネジ機構による直進作動
機能とを有効的に組み合わせることにより、いろいろな
作動形式が選択可能であり、小型で汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】流体圧シリンダ装置の縦断側面図
【符号の説明】
50→流体圧シリンダ装置 51→ケーシング 52→
シリンダチューブ 53、55→シリンダカバー 54、56→ポート 5
7→ピストン体 58→胴部 59→ピストン部 62→中筒 65、6
6→軸受 70→ネジ軸 y→シリンダ室 s→ストローク
フロントページの続き (72)発明者 高井 俊広 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158 番地の247 株式会社浅野研究所内 (56)参考文献 特開 昭48−1681(JP,A) 特開 平5−272611(JP,A) 実開 昭49−84589(JP,U) 実開 平8−1471(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/00 - 15/28 F16H 25/20 - 25/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブの両端部にシリンダカ
    バーを夫々気密に嵌めてこれらを一体に固定したケーシ
    ングと、前記シリンダチューブ内にピストン部を収めて
    胴部を前記シリンダカバーに遊嵌した円筒形のピストン
    体と、該ピストン体の内端面に固定した軸受に回転可能
    に装着された中筒と、該中筒の内周面に螺合されたネジ
    軸とを備え、前記シリンダカバーに夫々設けたポートか
    らシリンダ室に加圧流体を交互に供給することにより、
    前記ピストン体又は前記ケーシングが相対的に所定スト
    ロークを往復移動するように構成したことを特徴とする
    流体圧シリンダ装置。
  2. 【請求項2】 前記ネジ軸を回転不能に拘束した状態に
    おいて、前記中筒をモータ装置により回転駆動させるこ
    とにより、該ネジ軸を進退自由に設けたことを特徴とす
    る請求項に記載の流体圧シリンダ装置。
  3. 【請求項3】 前記ネジ軸を固定した状態において、前
    記中筒をモータ装置により回転駆動させることにより、
    前記ケーシング側を進退自由に設けたことを特徴とする
    請求項に記載の流体圧シリンダ装置。
  4. 【請求項4】 前記ネジ軸を軸方向に移動不能に拘束し
    た状態において、該ネジ軸をモータ装置又は手動により
    回転駆動させることにより、前記ケーシング側を進退自
    由に設けたことを特徴とする請求項に記載の流体圧シ
    リンダ装置。
JP9145895A 1997-05-19 1997-05-19 流体圧シリンダ装置 Expired - Lifetime JP3050834B2 (ja)

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