JP3050286U - パーソナルコンピュータ用送受話器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】通常の電話器を使用するのと同じような感覚で
インターネット電話等のインターネットの利用による双
方向通信を行うことができるようにする。 【解決手段】ケーシング１は電話の送受話器の形状を有
し、送話口２および受話口３を備えている。ケーシング
内部の送話口にマイクロホンが取り付けられ、ケーシン
グ内部の受話口にスピーカが取り付けられる。マイクロ
ホンおよびスピーカのそれぞれに接続された接続コード
６、７はケーシングのコード出口８から引き出される。
マイクロホン側の接続コード６にはマイクプラグ９が、
スピーカ側の接続コード７にはヘッドホンプラグ（また
はイヤホンプラグ）１０が接続される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パーソナルコンピュータに接続し、インターネット電話等のインタ ーネットを利用した双方向通信を行うための送受話器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年のインターネットの発達に伴って、一般家庭においても、パーソナルコン ピュータを使用して、インターネット電話等のインターネットの利用による双方 向通信を楽しむ人が急激に増加しつつある。

【０００３】 この場合、通話は、スピーカまたはヘッドホン（またはイヤホン）と、マイク ロホンを用いてなされる。このため、市販のパーソナルコンピュータには、本体 にヘッドホンジャック（またはイヤホンジャック）およびマイクジャックが備え られている。そして、使用者は、通常、支台に支持されたマイクロホンのプラグ をマイクジャックに差し込み、また、必要に応じて、ヘッドホン（またはイヤホ ン）のプラグをヘッドホンジャック（イヤホンジャック）に差し込んで通話を行 う。

【０００４】 しかしながら、使用者は、電話器の送受話器を用いた通話に慣れているため、 上述のような、スピーカまたはヘッドホン（またはイヤホン）と、マイクロホン を用いた通話方法に不便を感じ、あるいは不安感をもち、それが円滑な会話の妨 げになってしまうという不都合を生じていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、本考案の課題は、通常の電話器を使用するのと同じような感覚で 安心してインターネット電話等のインターネットの利用による双方向通信を行う ことができるようにすることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は、電話の送受話器の形状を有し、送話口お よび受話口を備えたケーシングと、前記ケーシングの内部における前記送話口に 取り付けられたマイクロホンと、前記ケーシングの内部における前記受話口に取 り付けられたスピーカと、前記マイクロホンと接続コードで接続され、パーソナ ルコンピュータのマイクジャックに差し込み可能なマイクプラグと、前記スピー カと接続コードで接続され、パーソナルコンピュータのヘッドホンジャックまた はイヤホンジャックに差し込み可能なヘッドホンプラグからなることを特徴とす るパーソナルコンピュータ用送受話器を構成したものである。 上記の構成において、好ましくは、前記マイクロホン側の接続コードおよび前 記スピーカ側の接続コードの少なくとも一方に、ノイズを除去する回路が挿入さ れている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照しながら、本考案の好ましい実施例について説明する。 図１は、本考案の１実施例によるパーソナルコンピュータ用送受話器の斜視図 であり、図２は、図１のパーソナルコンピュータ用送受話器の回路図である。

【０００８】 図１および図２から容易にわかるように、本考案によるパーソナルコンピュー タ用送受話器は、通常の電話器の送受話器の形状を有するケーシング１を備えて いる。そして、ケーシング１には、送話口２と受話口３が設けられている。

【０００９】 また、ケーシング１の内部における送話口２にはマイクロホン４が取り付けら れ、ケーシング１の内部における受話口３にはスピーカ５が取り付けられている 。

【００１０】 マイクロホン４およびスピーカ５には、それぞれ、接続コード６および７が接 続されている。そして、各接続コード６、７は、ケーシング１に設けられたコー ド出口８からケーシング１の外側に引き出され、マイクロホン４側の接続コード ６には、パーソナルコンピュータのマイクジャックに差し込み可能なマイクプラ グ９が接続され、スピーカ５側の接続コード７には、パーソナルコンピュータの ヘッドホンジャック（またはイヤホンジャック）に差し込み可能なヘッドホンプ ラグ（またはイヤホンジャック）１０が接続されている。

【００１１】 この場合、マイクロホン４側の接続コード６およびスピーカ５側の接続コード ７の少なくとも一方には、ノイズを除去するための適当な回路が挿入されている ことが好ましい。

【００１２】 こうして、本考案によれば、送受話器の使用時には、マイクプラグ９をパーソ ナルコンピュータのマイクジャックに差し込み、ヘッドホンプラグ（またはイヤ ホンジャック）１０をパーソナルコンピュータのヘッドホンジャック（またはイ ヤホンジャック）に差し込むだけでよく、特殊な接続ボードやアダプタを使用せ ずに送受話器をパーソナルコンピュータに接続できる。

【００１３】 そして、使用者は、本考案による送受話器を手に持って、通常の電話器を使用 するのと同じような感覚でインターネット電話等のインターネットによる双方向 通信を行うことができる。

【００１４】 さらに、本考案による送受話器は、パーソナルコンピュータの作動時であって も、使用状況に応じてパーソナルコンピュータに取り付け、あるいはこれから取 り外すことができる。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、送受話器は、通常の電話機の送受話器と同じ 構成を有しているので、使用者は、送受話器を手に持ち、通常の電話器を使用す るのと同じような感覚で安心してインターネット電話等のインターネットの利用 による双方向通信を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例によるパーソナルコンピュー
タ用送受話器の斜視図である。

【図２】図１のパーソナルコンピュータ用送受話器の回
路図である。

【符号の説明】

１ ケーシング ２ 送話口 ３ 受話口 ４ マイクロホン ５ スピーカ ６、７ 接続コード ８ コード出口 ９ マイクプラグ １０ ヘッドホンプラグ（イヤホンプラグ）

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話の送受話器の形状を有し、送話口お
   よび受話口を備えたケーシングと、 前記ケーシングの内部における前記送話口に取り付けら
   れたマイクロホンと、 前記ケーシングの内部における前記受話口に取り付けら
   れたスピーカと、 前記マイクロホンと接続コードで接続され、パーソナル
   コンピュータのマイクジャックに差し込み可能なマイク
   プラグと、 前記スピーカと接続コードで接続され、パーソナルコン
   ピュータのヘッドホンジャックまたはイヤホンジャック
   に差し込み可能なヘッドホンプラグからなることを特徴
   とするパーソナルコンピュータ用送受話器。
2. 【請求項２】 前記マイクロホン側の接続コードおよび
   前記スピーカ側の接続コードの少なくとも一方に、ノイ
   ズを除去する回路が挿入されていることを特徴とする請
   求項１に記載のパーソナルコンピュータ用送受話器。