JP3048932B2 - リザーバを備えたマスタシリンダ - Google Patents

リザーバを備えたマスタシリンダ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリザーバを備えたマ
スタシリンダに関し、さらに詳しくは、リザーバとシリ
ンダ本体とが同一高さに形成された2つのボス部で組み
付けられ、組付け後はリザーバとシリンダ本体とが互い
に傾斜した状態にあるマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として例えば特開平8
−11702号公報に記載のものがあり、この従来のリ
ザーバを備えたマスタシリンダについて説明する。
【0003】図5は従来のマスタシリンダを示し、その
全体は101で示される。シリンダ本体102の内部に
形成されるシリンダ孔104には、第1および第2ピス
トン105、106が摺動自在に嵌合しており、これら
2つのピストン105、106により第1および第2液
圧室107、108が画成される。また、シリンダ本体
102の外周には2つのボス部109、110がそれぞ
れ同一の高さにまで突出しており、これら両ボス部10
9、110に形成される凹所113、114には、リザ
ーバ103の2つのニップル部111、112が密封部
材としてのグロメットシール115、116を介して嵌
合している。凹所113、114はそれぞれ液補給孔1
23、124を介して第1、第2液圧室107、108
に連絡しており、ここからリザーバ103に貯留される
作動液が両液圧室107、108に補給されるようにな
っている。なお、リザーバ103の上部に形成される作
動液注入用の注入口121には、シール部材122を介
してキャップ120が取り付けられている。また、公知
のようにシール部材122の中央部に形成されるスリッ
ト122aとキャップ120に形成される連通孔(図示
せず)とを介してリザーバ103の内部が外気と連通可
能となっており、これによりリザーバ103の内部が大
気圧に保たれている。
【0004】さらに、シリンダ本体102の外周にはリ
ザーバ103の底部に向かって突出する凸部118が形
成され、他方、リザーバ103の底部には上記凸部11
8を挟むように一対のフランジ部117(一方のフラン
ジ部のみ図示)が形成され、これら凸部118およびフ
ランジ部117は一本の結合部材119により結合され
ている。
【0005】以上のように構成される従来のマスタシリ
ンダ101は、図示するようにシリンダ本体102の軸
線とリザーバ103の中心軸とが所定角度だけ傾斜して
組み付けられ、このマスタシリンダ101が車両に取り
付けられる際は、図示の状態から上記所定角度だけ時計
回りに回転させてリザーバ103の方が水平になるよう
に(リザーバ103内部の作動液の液面が水平となるよ
うに)、取り付けられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のマスタシリンダ101では、シリンダ本体102の
2つのボス部109、110に形成される凹所113、
114がそれぞれ同一の形状を呈しており、また、これ
ら凹所113、114に嵌まるリザーバ103のニップ
ル部111、112もまた同一形状であるため、図示す
る正規の組付けだけでなく、リザーバ103の向きを誤
って組み付けてしまうおそれがある。すなわち、一方の
ニップル部111を凹所114に、他方のニップル部1
12を凹所113に嵌合し、リザーバ103を図示の状
態から鉛直線に関して180度回転させた向きに誤って
組み付けてしまうおそれがある。このように誤ってリザ
ーバ103をシリンダ本体102に組み付けたマスタシ
リンダを車両に取り付けたとき、リザーバ103が車両
取付時において水平とならず、むしろ更に傾いた状態と
なる。
【0007】このとき、リザーバ103に貯留される作
動液の液量が最高レベルであれば、液面はリザーバ10
3の注入口に近づくので、車両走行時の振動や急斜面上
における車両の駐停車時等によっては、シール部材12
2のスリット122aを介してキャップ120から作動
液が漏れる可能性がある。また、作動液の液量が最低レ
ベルであれば、上記車両走行時の振動や車両の停止状態
によっては、シリンダ孔104内にリザーバ103内の
空気が侵入してしまい、マスタシリンダ101の機能に
支障を来すおそれがある。
【0008】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、シリ
ンダ本体とリザーバとを組み付ける際に誤組付けするこ
とがないリザーバを備えたマスタシリンダを提供するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、内部にシ
リンダ孔を形成したシリンダ本体と、このシリンダ本体
の外周から同一高さに突出形成された2つのボス部と、
このボス部に形成され前記シリンダ孔に連絡される凹所
と、前記シリンダ本体の前記ボス部に対向し、前記各凹
所に密封部材を介して嵌まる2つのニップル部を形成し
たリザーバとを有し、このリザーバは、特定の向きで前
記シリンダ本体に組付けられており、前記シリンダ本体
は、当該シリンダ本体の軸線が車両取付状態で水平線に
対して傾斜し、前記リザーバの中心軸が前記シリンダ本
体の車両取付状態で鉛直線と一致するように前記シリン
ダ本体の軸線に対して傾斜しているリザーバを備えたマ
スタシリンダにおいて、前記シリンダ本体の外周から前
記ボス部と同一方向に且つ前記リザーバ側に突出する突
出部と、前記リザーバの底部から前記ボス部と同一方向
に且つ前記シリンダ本体側に突出する突起体とを、前記
両ボス部の軸線間距離を等分し且つ前記シリンダ本体の
軸線と直交して前記両ボス部の軸線と同方向に延びる等
分線に対して対称な位置に相対向して形成するととも
に、前記突出部と前記突起体の各々の突出高さは、前記
シリンダ本体と前記リザーバの底面との距離よりも小さ
く、且つ、前記突出部と前記突起体の各々の突出高さの
和は、前記シリンダ本体と前記リザーバの底面との距離
よりも大きく設定されており、前記突出部と前記突起体
とが互いに干渉することで、前記リザーバの特定の向き
以外での前記シリンダ本体との組付けを防止することを
特徴とするリザーバを備えたマスタシリンダ、によって
解決される。
【0010】リザーバのシリンダ本体に対する向きが適
正なときはシリンダ本体側の突出部とリザーバ側の突起
体とが互いに当接し合うことなくリザーバとシリンダ本
体とを組み付けることができるのであるが、誤ってリザ
ーバの向きを逆にしてシリンダ本体に組み付けようとす
ると、上記突出部および突起体が互いに当接し、リザー
バとシリンダ本体との組付けを妨害する。これにより、
リザーバとシリンダ本体との誤組付けを確実に防止する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記突出部および突起体の形成位
置としては、シリンダ本体の両ボス部の軸線間距離を等
し且つシリンダ本体の軸線と直交して両ボス部の軸線
と同方向に延びる等分線に対して対称な位置に上記突出
部および突起体を形成する。例えば、シリンダ本体の軸
方向に沿った位置や、その軸方向に直交する方向に沿っ
た位置等に形成してもよく、また、突出部および突起体
の組を一対とするだけでなく、2対以上とすることも可
能である。
【0012】シリンダ本体からリザーバの底部に向けて
突出する凸部と、リザーバからシリンダ本体に向けて突
出し上記凸部とオーバーラップするように形成されたフ
ランジ部とを有し、上記凸部とフランジ部とに結合部材
を上記等分線上で挿通することによりシリンダ本体とリ
ザーバとを結合する型式のマスタシリンダにおいては、
上記突出部および突起体を更に形成していては突出形成
する部品点数が多くなってしまう。そこで、凸部を上記
突出部として形成することにより両者を兼用するか、フ
ランジ部を上記突起体として形成することにより両者を
兼用するか、または凸部を上記突出部として且つフラン
ジ部を上記突起体として形成することにより凸部と突出
部とを兼用し且つフランジ部と突起体とを兼用すること
により、突出形成する部品点数を少なくすることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明の実施例によるマスタシリン
ダを示しており、その全体は21で示される。シリンダ
本体25の内部には一端開口のシリンダ孔26が形成さ
れており、シリンダ本体25の外周にはリザーバ24を
接続させるための凹所29、30を備えたボス部27、
28が同一高さに突出形成されている。シリンダ孔26
には第1ピストン31および第2ピストン32がそれぞ
れカップシール33、34、および35、36を装着し
て摺動自在に嵌合している。第1ピストン31とカップ
形状のリテーナ38との間にはリターンスプリング39
が張設されており、このばね力により第1ピストン31
に螺着しているボルト部材37の頭部がリテーナ38の
底部に形成された孔に係合している。また第2ピストン
32とシリンダ孔26の底部との間にはリターンスプリ
ング42が張設されており、第2ピストン32をシリン
ダ孔26の開口側、すなわち図中右方へと付勢してい
る。これら第1ピストン31と第2ピストン32、第2
ピストン32とシリンダ孔26の底部とにより、それぞ
れ第1液圧室40および第2液圧室41が区画される。
【0015】第2ピストン32の図において左側端部に
は弁装置43が設けられている。これは公知の構造を有
するので詳細な説明は省略するが、ブレーキ非作動時す
なわち図示の状態では、弁体46と一体的に設けられる
バルブロッド44の端部が開弁部材45に当接すること
により開弁位置をとるのであるが、ブレーキ作動時には
この第2ピストン32が図において左方へと移動し、弁
ばね48のばね力により弁体46が弁座47に着座し閉
弁するようになっている。このとき第1、第2両液圧発
生室40、41にて発生した液圧は、それぞれ連絡孔8
1(図2参照)、80に接続される図示しない管路を介
してホイールシリンダに供給されるようになっている。
【0016】リザーバ24の上部には中央部にスリット
55aを有するシール部材55を介在させてキャップ5
4が取り付けられており、また、リザーバ24の下部に
はボス部27、28の凹所29、30に接続されるニッ
プル部58、59が形成されている。これらニップル部
58、59は外周にそれぞれ密封部材としてのグロメッ
トシール60、61を装着して凹所29、30に嵌合し
ている。なお、一方の凹所30は液補給孔50を介して
第1液圧室40に連絡し、他方の凹所29はシリンダ本
体25と開弁部材45との間の隙間51を介して第2液
圧室41に連絡しており、ここからリザーバ24に貯留
される作動液が両液圧室40、41に補給されるように
なっている。
【0017】本実施例によるマスタシリンダ21は、図
2に示すようにシリンダ本体25とリザーバ24とを結
合部材64により結合する結合部Jを有している。これ
は、シリンダ本体25からリザーバ24の底部に向かっ
ボス部27、28と同一方向に突出する凸部63と、
リザーバ24の底部からシリンダ本体25に向かって突
出し上記凸部63とオーバーラップするように形成され
る一対のフランジ部62a、62bとを有し、両ボス部
27、28の軸線間距離を等分し且つシリンダ本体25
の軸線と直交して両ボス部27、28の軸線と同方向に
延びる等分線P(図1参照)上で、これらにそれぞれ形
成された穴67および貫通孔68a、68bに対してス
プリングピン等の結合部材64を挿通することにより、
シリンダ本体25とリザーバ24とを結合している。こ
のうち、一方のフランジ部62bには円錐状の案内部を
有する挿通口66が形成されており、また、凸部63の
穴67は所定の深さまで径が拡張されている。これによ
り、結合部材64が挿通し易くなっている。
【0018】さらに図2を参照して、凸部63は等分線
Pに対してシリンダ本体25の軸直方向に所定距離だけ
隔てた位置に本発明の構成要素である突出部として形成
されており、リザーバ24の底部には等分線Pに対して
凸部63とは反対方向に上記所定距離だけ隔てた位置に
シリンダ本体25に対してボス部27、28と同一方向
突出する突起体65が形成されている。図示するよう
にリザーバ24とシリンダ本体25とを適正に組み付け
たとき、これら凸部63と突起体65との先端の一部が
互いに対向するようになっている。すなわち、凸部63
の突出高さと突起体65の突出高さとの和が、シリンダ
本体25とリザーバ24の下面との距離よりも大きくな
っている。
【0019】以上のようにして構成されるマスタシリン
ダ21は、図1に示すようにリザーバ24の中心軸C
が、シリンダ本体25の軸線に対して所定角度(本実施
例では10度)傾斜した状態でシリンダ本体25に組み
付けられるが、車両への取付時は従来と同様、リザーバ
24が水平となるように(シリンダ本体25が傾斜した
状態で)、取り付けられる。
【0020】本実施例によれば、リザーバ24のシリン
ダ本体25に対する向きが適正なときは、凸部63と突
起体65とが互いに当接し合うことなくリザーバ24と
シリンダ本体25とを組み付けることができ、その後、
凸部63の穴67とフランジ部62a、62bの貫通孔
68a、68bとを相整列させ、結合部材64を挿通さ
せることにより、リザーバ24とシリンダ本体25とを
結合することができる。
【0021】しかし、シリンダ本体25のボス部27、
28に形成される凹所29、30がそれぞれ同一の形状
を呈しており、また、これら凹所29、30に嵌まるリ
ザーバ24のニップル部58、59もまた同一形状であ
るため、シリンダ本体25に対してリザーバ24の向き
を誤って組み付けようとする場合がある。すなわち、リ
ザーバ24の一方のニップル部58を凹所30に、他方
のニップル部59を凹所29に嵌めようとする場合があ
る。このとき、上述した凸部63および突起体65が互
いに当接することにより、穴67と貫通孔68a、68
bとが相整列せず、結合部材64を挿通することも不可
能となる。よって、リザーバ24とシリンダ本体25と
が誤って組み付けられることがなくなるので、常に適正
な組付け状態にあるマスタシリンダのみを得ることがで
きる。
【0022】また、本実施例によれば、シリンダ本体2
5の凸部63を誤組付け防止のための突出部と兼用させ
るように形成しているため、シリンダ本体25から突出
する部品点数を少なくすることができ、その分シリンダ
本体の加工も容易となる。
【0023】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0024】例えば以上の実施例では、結合部Jの凸部
63のみを誤組付け防止用の突出部として形成したが、
勿論、これだけに限られず、フランジ部のみを誤組付け
防止用の突起体として形成してもよく、また、凸部およ
びフランジ部共に上記突出部および突起体として形成す
るようにしてもよい。
【0025】また以上の実施例では、結合部Jにおける
結合部材64の挿通口66を一方のフランジ部62bの
みに形成したが、両方向から結合部材を挿通できるよう
に他方のフランジ部62aにもこの挿通口66を形成す
るようにしてもよい。
【0026】また以上の実施例では、結合部Jを有する
型式のマスタシリンダ21について説明したが、結合部
Jを有しない型式のマスタシリンダにも、本発明は適用
可能である。この場合、誤組付け防止用の突出部および
突起体は、必ずしも、上述の実施例で説明した位置に限
られることはない。例えば図3に模式的に示すように、
シリンダ本体25の軸方向であって、等分線P(紙面垂
直方向に延びる。)にリザーバ(図示せず)には同じく
円柱形状の突起体16を各々形成するようにしても、上
述の実施例と同様な効果を奏することができる。また、
突出部と突起体との組は一組だけに限られず、図4に示
すように突出部17a、17bおよび突起体18a、1
8bをそれぞれ2組ずつ形成するようにしてもよい。な
おこの場合、突出部17bと突起体18a、及び、突出
部17aと突起体18bは、等分線Pに対して対称な位
置に対向して形成されるので、リザーバを誤った向きで
シリンダ本体25に組み付けようすれば、突起体18
aは突出部17bに、突起体18bは突出部17aにそ
れぞれ当接することになる。
【0027】
【0028】さらに、以上の実施例ではセンターバルブ
型のマスタシリンダで説明したが、図5に示す従来例と
同様に、コンベンショナル型のマスタシリンダであって
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のリザーバを
備えたマスタシリンダによれば、リザーバを誤った向き
でシリンダ本体に組み付けようとしても、シリンダ本体
およびリザーバにそれぞれ形成された突出部および突起
体が当接してその組付けを防止する働きをするので、確
実に誤組付けを防止することができ、よって、常に適正
な組付け状態にあるマスタシリンダのみを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるマスタシリンダの全体を
示す断面図である。
【図2】図1における[2]−[2]線方向の断面図で
ある。
【図3】本発明の変形例を模式的に示す平面図である。
【図4】本発明の他の変形例を模式的に示す平面図であ
る。
【図5】従来のマスタシリンダの全体を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
21 マスタシリンダ 24 リザーバ 25 シリンダ本体 26 シリンダ孔 27 ボス部 28 ボス部 29 凹所 30 凹所 58 ニップル部 59 ニップル部 60 グロメットシール 61 グロメットシール 62a フランジ部 62b フランジ部 63 凸部(突出部) 64 結合部材 65 突起体 P 等分線 Q 中心線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にシリンダ孔を形成したシリンダ本
    体と、このシリンダ本体の外周から同一高さに突出形成
    された2つのボス部と、このボス部に形成され前記シリ
    ンダ孔に連絡される凹所と、前記シリンダ本体の前記ボ
    ス部に対向し、前記各凹所に密封部材を介して嵌まる2
    つのニップル部を形成したリザーバとを有し、このリザ
    ーバは、特定の向きで前記シリンダ本体に組付けられて
    おり、前記シリンダ本体は、当該シリンダ本体の軸線が
    車両取付状態で水平線に対して傾斜し、前記リザーバの
    中心軸が前記シリンダ本体の車両取付状態で鉛直線と一
    致するように前記シリンダ本体の軸線に対して傾斜して
    いるリザーバを備えたマスタシリンダにおいて、前記シリンダ本体の外周から前記ボス部と同一方向に且
    つ前記リザーバ側に突出する突出部と、 前記リザーバの底部から前記ボス部と同一方向に且つ前
    記シリンダ本体側に突出する突起体とを、 前記両ボス部の軸線間距離を等分し且つ前記シリンダ本
    体の軸線と直交して前記両ボス部の軸線と同方向に延び
    る等分線に対して対称な位置に相対向して形成するとと
    もに、 前記突出部と前記突起体の各々の突出高さは、前記シリ
    ンダ本体と前記リザーバの底面との距離よりも小さく、
    且つ、前記突出部と前記突起体の各々の突出高さの和
    は、前記シリンダ本体と前記リザーバの底面との距離よ
    りも大きく設定されており、 前記突出部と前記突起体とが互いに干渉することで、前
    記リザーバの特定の向き以外での前記シリンダ本体との
    組付けを防止する ことを特徴とするリザーバを備えたマ
    スタシリンダ。
  2. 【請求項2】 前記シリンダ本体から前記リザーバの底
    部に向けて突出する凸部と、前記リザーバからシリンダ
    本体に向けて突出し前記凸部とオーバーラップするよう
    に形成されたフランジ部とを有し、前記凸部と前記フラ
    ンジ部とに結合部材を前記等分線上で挿通することによ
    り結合してなり、前記凸部が前記突出部として、前記フ
    ランジ部が前記突起体として、又は、前記凸部が前記突
    出部として形成され且つ前記フランジ部が前記突起体と
    して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    リザーバを備えたマスタシリンダ。
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