JP3048814U - 照明器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば室内の天井等に埋め込み設置されるダ
ウンライト等の照明器、特にその光源としてハロゲンラ
ンプを用いた照明器に係り、ハロゲンランプの照明ムラ
を解消すると共に、そのランプが万一破損した場合に破
片等が飛散するのを防ぐことができるようにする。 【解決手段】 光源としてハロゲンランプ７を用いたダ
ウンライトにおいて、そのランプ７の下面側に光拡散性
を有する略半球状の防護カバー１０を配置したことを特
徴とする。この防護カバー１０は、例えば透明又は半透
明のガラスを用い、その表面をサンドブラスト処理等で
磨りガラス状に形成する。あるいは例えば乳白色の光拡
散性を有する合成樹脂を用いることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は例えば室内の天井等に埋め込み設置されるダウンライト等の照明器、 特にその光源としてハロゲンランプを用いた照明器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

最近、上記のようなダウンライト等の照明器の光源としてハロゲンランプが多 く用いられている。ところが、ハロゲンランプはフィラメントが異形であるため 光にムラが発生しやすい。またハロゲンランプはランプの特性上破裂する可能性 がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、ハロゲンランプの照明ムラ を解消すると共に、万一ランプが破損した場合にも破片等が飛散するのを防止す ることのできる照明器を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために本考案による照明器は、光源としてハロゲンラン プを用いた照明器において、そのランプの下面側に光拡散性を有する略半球状の 保護カバーを配置したことを特徴とする。

【０００５】 上記の光拡散性保護カバーは、例えば透明または半透明のガラスの表面をサン ドブラスト処理等で磨りガラス状に形成したもの、あるいは乳白色の合成樹脂と を用いることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案による照明器を図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。 図１は本考案による照明器としてダウンライトに適用した場合の一実施形態を示 す一部縦断正面図、図２は保護カバー取付部の拡大断面図、図３（ａ）・（ｂ） は保護カバーの平面図および縦断面図である。

【０００７】 図において、１は平面略円形筒状の照明器本体で、その照明器本体１は、その 下面開口部にリベット２ａ等で取付けた枠体２と、本体周面部に設けた固定金具 ３との間に天井板４を挟むことによって天井板４の開口部４ａ内に配置固定され ている。

【０００８】 照明器本体１の上部には、ソケット支持部材５を介してソケット６が取付けら れ、そのソケット６にハロゲンランプ７が取付けられている。また照明器本体１ の上部内方には、周方向に複数個設けた板ばね８を介してリング状の反射板支持 枠９が取付けられ、その支持枠９に上下一対の反射板１１・１２を取付け支持さ せると共に、その両反射板１１・１２間に保護カバー１０を挟持させた構成であ る。８ａは上記板ばね８の支持枠係止用突部である。

【０００９】 上記両反射板１１・１２のうちの上側の反射板１１は、図２に示すように上記 支持枠９に形成した段部９ａ上に載置すると共に、その上方の支持枠内面に形成 した凹部９ｂに嵌合する係止リング１３で抜け止め保持されている。また下側の 反射板１２は、上端部を支持枠９の下端部にかしめ固着し、下端部は前記枠体２ 内に嵌合保持されている。

【００１０】 保護カバー１０は、本実施形態においては透明ガラスにより中央部１０ａが下 方に突出する全体略半球状に形成され、その保護カバー１０の下面側には光拡散 性を持たせるためにサンドブラスト処理等を施すことによって磨りガラス状に形 成されている。また保護カバー１０の周縁部には、図３（ａ）に示すように複数 個の突起、図の場合は３つの突部１０ｂが形成され、その各突部１０ｂに断面コ 字形のパッキン１４を嵌めて前記上側の反射板１１と支持枠９との間に挟持させ た構成であり、その保護カバー１０によってハロゲンランプ７の下面側が覆われ ている。

【００１１】 上記のようにハロゲンランプ７の下方に光拡散性を有する略半球状の保護カバ ー１０を設けたことによって、ハロゲンランプ７から出た光が保護カバー１０で 広く拡散され、あたかも球状の光源から光が発せられたようにムラなく照明する ことができる。また万一ハロゲンランプ７が破損した場合には破片等が保護カバ ー１０に当たって捕捉され、広く飛散するのを防ぐことができるものである。

【００１２】 なお上記実施形態においては、保護カバー１０を透明ガラスで形成し、その下 面側を磨りガラス状に形成したが、上面側もしくは両面を磨りガラス状に形成し てもよい。また例えば内部に微細な気泡やビーズ等を充填した光拡散性を有する 半透明のガラスや乳白色の合成樹脂等で保護カバーを形成することもできる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように本考案による照明器は、ハロゲンランプ７の下方に光拡散 性を有する略半球状の保護カバーを配置したから、ハロゲンランプから出た光を 広く拡散して照明ムラを解消することができると共に、万一ハロゲンランプが破 損した場合には、その破片等が保護カバーで捕捉されて広く散乱するのを防止す ることが可能となり、所期の目的をよく達成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による照明器の一実施形態を示す一部縦
断正面図。

【図２】保護カバー取付部の拡大断面図。

【図３】（ａ）・（ｂ）は保護カバーの平面図および縦
断面図。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 枠体 ３ 取付金具 ４ 天井板 ５ ソケット支持部材 ６ ソケット ７ ハロゲンランプ ８ 板ばね ９ 反射板支持枠 １０ 保護のカバー １１、１２ 反射板 １３ 係止リング １４ パッキン

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光源としてハロゲンランプを用いた照明
   器において、そのランプの下面側に光拡散性を有する略
   半球状の保護カバーを配置したことを特徴とする照明
   器。
2. 【請求項２】 前記の光拡散性保護カバーは、透明また
   は半透明のガラスの表面をサンドブラスト処理等で磨り
   ガラス状に形成してなる請求項１記載の照明器。
3. 【請求項３】 前記照明器は天井等に設置されるダウン
   ライトである請求項１または２記載の照明器。