JP3048023U - オゾン水生成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、生成されたオゾン水における水と
オゾンガスの混合状態がその各部で均一となるオゾン水
生成装置の提供を主要な目的とする。 【構成】 加圧された水が流入する流入口３と流入した
水を吐出する吐出口４を有するオゾン水生成パイプ１
と、上記オゾン水生成パイプ１の流入口３と吐出口４と
の間に位置し、オゾン水生成パイプ１内を流れる水の吸
引作用を利用してオゾンガスを水に混合させるオゾンガ
ス吸引イジェクタパイプ２とを備えて成るオゾン水生成
装置に於て、上記オゾン水生成パイプ１は、流入口３側
から吐出口４側に向かうにつれてその内径が縮小する縮
小部６と、縮小部６で縮小された内径を維持する平行部
７と、平行部７にて維持された内径を拡大する拡大部８
とで構成されるベンチュリー壁５を備えて成り、しか
も、上記オゾンガス吸引イジェクタパイプ２が、上記ベ
ンチュリー壁５の上流側に位置し、ベンチュリー壁５に
向かって流れる水の流れＷに順向するようにオゾン水生
成パイプ１のベンチュリー壁５の手前の内壁９に平行に
配設されていることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、水に対してオゾンガスを添加・混合することによってオゾン水を得 るオゾン水生成装置に係り、さらに詳しくは、生成されたオゾン水における水と オゾンガスの混合状態がその各部で均一となるオゾン水生成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の通り、オゾンガスは、殺菌・消毒・消臭・漂白等の優れた作用を有して おり、このオゾンガスの有する作用を利用して各種容器や食器等の物品の殺菌・ 消毒・消臭・漂白等を行うため、水に対してオゾンガスを添加・混合することに よって得られるオゾン水が用いられている。

【０００３】 そして、上記各種容器や食器等の物品の殺菌・消毒・消臭・漂白等に用いられ るオゾン水は、水に対してオゾンガスを添加・混合することによってオゾン水を 得るオゾン水生成装置によって生成されるのが一般的であり、上記オゾン水生成 装置は、図３に示したように、加圧された水が流入する流入口２３と流入した水 を吐出する吐出口２４を有するオゾン水生成パイプ２１を備えると共に、上記オ ゾン水生成パイプ２１の流入口２３と吐出口２４との間に位置し、オゾン水生成 パイプ２１内を流れる水の吸引作用を利用してオゾンガスを水に添加・混合させ るオゾンガス吸引イジェクタパイプ２２を備えて成るものである。

【０００４】 さらに、オゾン水生成パイプ２１の流入口２３と吐出口２４との間に位置する オゾンガス吸引イジェクタパイプ２２は、オゾン水生成パイプ２１の流入口２３ から流入し、吐出口２４から吐出される加圧水の流れＦに対して直交するように 取り付けられており、その先端２５からオゾン水生成パイプ２１内を流れる水の 吸引作用を利用してオゾンガスを放出させ、オゾン水生成パイプ２１内を流れる 水にオゾンガスを添加・混合するものである。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記オゾンガスは、分散性が高い（脱泡し、水から分離し易い）た め、オゾン水生成装置にて生成されたオゾン水は、その生成後直ちに使用する必 要があり、その結果、オゾン水生成装置にて生成されるオゾン水の状態が、各種 容器や食器等の物品の殺菌・消毒・消臭・漂白等の効果を決定することとなるの で、オゾン水生成装置にて生成され、供給されるオゾン水における水とオゾンガ スの混合状態がその各部で均一であることが求められる。

【０００６】 そこで、上記従来の技術のオゾン水生成装置を見てみると、水に対してオゾン ガスを添加・混合したオゾン水を得ることができるものであるが、オゾンガスを 水に添加・混合するためのオゾンガス吸引イジェクタパイプ２２が、オゾン水生 成パイプ２１内を流れる水の流れＦに対して直交するように取り付けられている ので、オゾンガス吸引イジェクタパイプ２２の下流部分２６の水の流れが不安定 になり、その結果、オゾン水生成パイプ２１内を流れる水の流れが不規則に乱れ 、水とオゾンガスとの混合が各部均一に行われないという不具合が生じており、 上記の要求に十分に応えられなかった。

【０００７】 また、オゾン水生成装置に供給される水の量が少ない場合、即ち、オゾン水の 必要量が少量であり、オゾン水生成パイプ２１内を流れる水の流速が遅い場合に も、水とオゾンガスの混合が十分に行われず、その結果、生成されたオゾン水に おける水とオゾンガスの混合状態が各部で不均一となってしまうので、この場合 には、必要量以上のオゾン水を生成しなければならないという不具合が生じてい た。

【０００８】

【考案の目的】

よって、本考案の目的とする所は、上述の如き従来の技術の有する問題点を解 決するものであって、生成されたオゾン水における水とオゾンガスの混合状態が その各部で均一となるオゾン水生成装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決する為の手段】

上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対 応する添付図面に使用した符号を用いて説明すると、 水に対してオゾンガスを混合することによってオゾン水を得るオゾン水生成装 置であって、加圧された水が流入する流入口３と流入した水を吐出する吐出口４ を有するオゾン水生成パイプ１を備えると共に、上記オゾン水生成パイプ１の流 入口３と吐出口４との間に位置し、オゾン水生成パイプ１内を流れる水の吸引作 用を利用してオゾンガスを水に混合させるオゾンガス吸引イジェクタパイプ２を 備えて成るオゾン水生成装置に於て、 上記オゾン水生成パイプ１は、流入口３側から吐出口４側に向かうにつれてそ の内径が縮小する縮小部６と、上記縮小部６で縮小された内径が流入口３側から 吐出口４側に向かって維持される平行部７と、上記平行部７にて維持される縮小 された内径が流入口３側から吐出口４側に向かうにつれて拡大する拡大部８とで 構成されるベンチュリー壁５を備えて成り、しかも、上記オゾンガス吸引イジェ クタパイプ２が、オゾン水生成パイプ１に形成されたベンチュリー壁５の上流側 に位置し、上記ベンチュリー壁５に向かって流れる水の流れＷに順向するように オゾン水生成パイプ１のベンチュリー壁５の手前の内壁９に平行に配設されてい ることを特徴とするオゾン水生成装置である。

【００１０】

【作用】

本考案は、上記技術的手段より成り、オゾン水生成装置を構成するオゾン水生 成パイプ１に形成されたベンチュリー壁５によってオゾン水生成パイプ１内を流 れる水の流速を高めると同時に水の流れを安定させ、この高められた流速と安定 した水の流れの状態で水に対してオゾンガスの添加・混合が行われるように構成 されているので、水とオゾンガスとの混合が良好に行われることとなり、生成さ れるオゾン水における水とオゾンガスとの混合状態が各部均一となるので、各種 容器や食器等の物品の殺菌・消毒・消臭・漂白等を効果的かつ確実に行うことが できる。

【００１１】 さらに、上記ベンチュリー壁５によってオゾン水生成パイプ１内を流れる水の 流速が高められた状態でオゾンガスの添加・混合が行われることにより、少ない 流量の水に対してもオゾンガスの添加・混合を各部均一に行うことができ、必要 量以上にオゾン水を生成しなければならないという従来の不具合が解消され、水 や資源の無駄使いを防止できる。

【００１２】 さらに、オゾン水生成パイプ１の流入口３と吐出口４との間に位置するオゾン ガス吸引イジェクタパイプ２が、オゾン水生成パイプ１内の流れＷに順向するよ うにオゾン水生成パイプ１のベンチュリー壁５の手前の内壁９に平行に配設され ているので、オゾンガス吸引イジェクタパイプ２がオゾン水生成パイプ１内の水 の流れＷを乱す心配がなく、オゾン水生成パイプ１内を流れる水に対してオゾン ガスをより均一に添加・混合できるものである。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。 図１に示した様に、本考案のオゾン水生成装置は、水に対してオゾンガスを混 合することによってオゾン水を得るものであって、加圧された水が流入する流入 口３と流入した水を吐出する吐出口４を有するオゾン水生成パイプ１を備えると 共に、上記オゾン水生成パイプ１の流入口３と吐出口４との間に位置し、オゾン 水生成パイプ１内を流れる水の吸引作用を利用してオゾンガスを水に混合させる オゾンガス吸引イジェクタパイプ２を備えて成るものである。

【００１４】 そして、上記オゾン水生成パイプ１は、流入口３側から吐出口４側に向かうに つれてその内径が縮小する縮小部６と、上記縮小部６で縮小された内径が流入口 ３側から吐出口４側に向かって維持される平行部７と、上記平行部７にて維持さ れる縮小された内径が流入口３側から吐出口４側に向かうにつれて拡大する拡大 部８とで構成されるベンチュリー壁５を備えて成るものである。

【００１５】 そして、上記オゾン水生成パイプ１の流入口３と吐出口４との間に位置するオ ゾンガス吸引イジェクタパイプ２は、オゾン水生成パイプ１に形成されたベンチ ュリー壁５の上流側に位置し、このベンチュリー壁５に向かって流れる水の流れ Ｗに順向するようにオゾン水生成パイプ１のベンチュリー壁５の手前の内壁９と 平行に配設されているものであり、その先端１０に形成されたオゾンガスの放出 口が上記ベンチュリー壁５に向かって開口している。

【００１６】 さらに、上記オゾンガス吸引イジェクタパイプ２は、オゾン水生成パイプ１内 に形成されたベンチュリー壁５の手前の内壁９に対して平行な方向にスライド可 能に取り付けられており、オゾン水生成パイプ１内に形成されたベンチュリー壁 ５に向かって前後にスライドＳするように構成されている。

【００１７】 加えて、上記オゾンガス吸引イジェクタパイプ２には、オゾン水生成パイプ１ 内を流れる水の吸引作用によって生じる真空度を測定するための圧力計１４が連 設されている（本実施例では、オゾンガス吸引イジェクタパイプ２の後端１１に 取り付けられている）ものであり、上記圧力計１４としては、オゾン水生成パイ プ１内を流れる水の吸引作用によって生じる真空度を測定するのに適した連成計 や真空計等（本実施例では、連成計を図示している）が考慮される。

【００１８】 さらに、上記ベンチュリー壁５を構成する縮小部６は、少しづつその内径が縮 小するように構成されているものであり、オゾン水生成パイプ１内を流れる水の 流量（流速）に応じてベンチュリー壁５の上流側に位置するオゾンガス吸引イジ ェクタパイプ２の先端１０の位置をスライドＳさせ、最も効率よく水に対してオ ゾンガスを添加・混合させられる位置の設定が容易に行えるように考慮されてい るものである。

【００１９】 そして、上記ベンチュリー壁５を構成する平行部７は、上記縮小部６によって 縮小された内径を流入口３側から吐出口４側に向かって維持するものであり、こ の縮小された内径を平行に維持することで水の流れを安定させるように考慮され ているものである。

【００２０】 さらに、上記ベンチュリー壁５を構成する拡大部８は、上記平行部７から流出 してくる水の流れが拡大部８から剥離しないように緩やかにその内径が拡大する よう構成されており、内径が拡大することによる損失を最小限に抑えるよう考慮 されている。

【００２１】 そして、上記オゾンガス吸引イジェクタパイプ２へのオゾンガスの供給は、オ ゾンガス吸引イジェクタパイプ２の後端１１に接続されたオゾンガス供給パイプ １２によって行われるものであり、上記オゾンガス供給パイプ１２には供給する オゾンガスの量を調整するための開閉バルブ１３が配設されている。

【００２２】 また、本実施例では、上記オゾン水生成パイプ１の流入口３をオゾン水生成パ イプ１の長手方向と直交する方向に設けると共に、吐出口４をオゾン水生成パイ プ１の長手方向に沿って設け、さらに、吐出口４と対向する側の端部１６に取り 付け部材１５を介してオゾンガス吸引イジェクタパイプ２がスライドＳ可能に取 り付けられているものを示している。

【００２３】 次に、上記構成に基づき本考案のオゾン水生成装置の作動を説明する。 先ず、オゾン水生成装置を構成するオゾン水生成パイプ１の流入口３から加圧 された水（以後、水と記載）が供給され、この流入口３に流入した水は、ベンチ ュリー壁５の手前の比較的内径の大きな流路を経てベンチュリー壁５を構成する 縮小部６へと導かれる。

【００２４】 そして、上記ベンチュリー壁５の縮小部６に導かれた水は、少しづつ内径が縮 小する縮小部６を通過する間にその流速を高めていくこととなり、この時、ベン チュリー壁５の上流側に位置するオゾンガス吸引イジェクタパイプ２の先端１０ のオゾンガスの放出口は、オゾン水生成パイプ１内を流れる水の吸引作用によっ て真空度が高まり、オゾンガスが吸引・放出されることとなる。

【００２５】 さらに、オゾン水生成パイプ１内を流れる水の吸引作用によって生じる真空度 をオゾンガス吸引イジェクタパイプ２に連設された圧力計（連成計）１４によっ て測定すると同時に、真空度が一番高くなる位置にオゾンガス吸引イジェクタパ イプ２をスライドＳさせる（図１はオゾンガス吸引イジェクタパイプ２を前方に 位置させた場合を示し、図２はオゾンガス吸引イジェクタパイプ２を後方に位置 させた場合をしめしている）ことにより、最も効率よく水に対してオゾンガスを 添加・混合させられる位置にオゾンガス吸引イジェクタパイプ２を位置させるこ とができる。

【００２６】 次いで、ベンチュリー壁５の縮小部６を通過し、流速を高めた水は、縮小部６ に連なる縮小された内径を維持する平行部７へと導かれる。この時、平行部７へ と導かれた水の流速の分布は、流れの方向に直行する断面で一様になっているこ とが知られており、平行部７を流れる水の流れは、非常に安定している。

【００２７】 そして、オゾンガス吸引イジェクタパイプ２から放出されたオゾンガスは、実 質的には、水の流速が速く、流れが安定している平行部７において水に対して添 加・混合されることとなり、しかも、この平行部７を通過する水とオゾンガスに は圧縮する力が加わっているので、水とオゾンガスとの混合が良好に行われ、水 とオゾンガスとの混合状態が各部均一となり易いものである。

【００２８】 次いで、ベンチュリー壁５の平行部７を通過した水は、平行部７に連なる縮小 された内径を拡大する拡大部８へと導かれ、拡大部８へと導かれた水は、少しづ つ流速を落としながら吐出口４へ向かって流れるものであり、この時、水とオゾ ンガスは、平行部７を通過する際に加わっていた圧縮する力から解放されること となり、水とオゾンガスとの混合状態がより良好となり、拡大部８を通過した水 は、吐出口４へと導かれ、オゾン水として吐出口４から吐出される。

【００２９】 そして、上記オゾン水生成パイプ１の吐出口４から吐出されるオゾン水は、水 とオゾンガスとの混合が良好に行われ、水とオゾンガスとの混合状態が各部均一 となっているので、各種容器や食器等の物品の殺菌・消毒・消臭・漂白等を効果 的かつ確実に行うことができる。

【００３０】 さらに、オゾン水生成パイプ１に形成されたベンチュリー壁５によって、オゾ ン水生成パイプ１内を流れる水の流速が高められた状態でオゾンガスの添加・混 合が行われることとなるので、少ない流量の水に対してもオゾンガスの添加・混 合を各部均一に行うことが可能となり、必要量以上にオゾン水を生成しなければ ならないという従来の不具合が解消され、水や資源の無駄使いを防止できる。

【００３１】 加えて、本考案のオゾン水生成装置は、非常に簡易な構造であり、その取扱も 容易であり、しかも、比較的安価に提供できるので、幅広い分野での利用が可能 である。

【００３２】 尚、オゾン水生成パイプ１に供給される加圧された水としては、水道水やポン プ等によって加圧された水等が考慮されるものであり、オゾン水生成装置が用い られる環境に応じて選択される。

【００３３】 さらに、本考案のオゾン水生成装置は、オゾン水生成装置のオゾン水生成パイ プ１に流入する水の各部に対してオゾンガスを均一に混合させることができるの で、水道水やプールの水等に対して行われるオゾンガスを用いた殺菌、消毒、消 臭等に適用することも考慮され、この場合も、良好な殺菌、消毒、消臭等の効果 が期待できる。

【００３４】

【考案の効果】

以上詳述した如く、本考案によると次の様な効果を奏する。 即ち、請求項１によると、生成されるオゾン水における水とオゾンガスとの混 合状態が各部均一であり、各種容器や食器等の物品の殺菌・消毒・消臭・漂白等 を効果的かつ確実に行うことができ、しかも、その構造が簡易であるオゾン水生 成装置を提供できる。

【００３５】 そして、請求項２によると、オゾンガス吸引イジェクタパイプをオゾン水生成 パイプ内に形成されたベンチュリー壁に向かって前後にスライドさせることがで きるので、オゾン水生成パイプ内を流れる水の流量に応じ、効率よく水に対して オゾンガスを添加・混合させられる位置にオゾンガス吸引イジェクタパイプを位 置させることができる。

【００３６】 さらに、請求項３によると、オゾンガス吸引イジェクタパイプにオゾン水生成 パイプ内を流れる水の吸引作用によって生じる真空度を測定するための圧力計が 連設されているので、最も効率よく水に対してオゾンガスを添加・混合させられ る位置を容易に知ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のオゾン水生成装置の構成を示す図であ
る。

【図２】本考案のオゾン水生成装置の使用例を示す図で
ある。

【図３】従来のオゾン水生成装置の構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ オゾン水生成パイプ ２ オゾンガス吸引イジェクタパイプ ３ 加圧水の流入口 ４ 加圧水の吐出口 ５ ベンチュリー壁 ６ 縮小部 ７ 平行部 ８ 拡大部 ９ ベンチュリー壁の手前の内壁 １０ オゾンガス吸引イジェクタパイプの先端 １１ オゾンガス吸引イジェクタパイプの後端 １２ オゾンガス供給パイプ １３ 開閉バルブ １４ 圧力計 １５ オゾンガス吸引イジェクタパイプの取り付け部材 ２１ オゾン水生成パイプ ２２ オゾンガス吸引イジェクタパイプ ２３ 加圧水の流入口 ２４ 加圧水の吐出口 ２５ オゾンガス吸引イジェクタパイプの先端 ２６ オゾンガス吸引イジェクタパイプの下流部分

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水に対してオゾンガスを添加・混合する
   ことによってオゾン水を得るオゾン水生成装置であっ
   て、加圧された水が流入する流入口３と流入した水を吐
   出する吐出口４を有するオゾン水生成パイプ１を備える
   と共に、上記オゾン水生成パイプ１の流入口３と吐出口
   ４との間に位置し、オゾン水生成パイプ１内を流れる水
   の吸引作用を利用してオゾンガスを水に混合させるオゾ
   ンガス吸引イジェクタパイプ２を備えて成るオゾン水生
   成装置に於て、 上記オゾン水生成パイプ１は、流入口３側から吐出口４
   側に向かうにつれてその内径が縮小する縮小部６と、上
   記縮小部６で縮小された内径が流入口３側から吐出口４
   側に向かって維持される平行部７と、上記平行部７にて
   維持される縮小された内径が流入口３側から吐出口４側
   に向かうにつれて拡大する拡大部８とで構成されるベン
   チュリー壁５を備えて成り、しかも、上記オゾンガス吸
   引イジェクタパイプ２が、オゾン水生成パイプ１に形成
   されたベンチュリー壁５の上流側に位置し、上記ベンチ
   ュリー壁５に向かって流れる水の流れＷに順向するよう
   にオゾン水生成パイプ１のベンチュリー壁５の手前の内
   壁９に平行に配設されていることを特徴とするオゾン水
   生成装置。
2. 【請求項２】 上記オゾンガス吸引イジェクタパイプ２
   は、オゾン水生成パイプ１内に形成されたベンチュリー
   壁５の手前の内壁９に対して平行な方向にスライド可能
   に取り付けられ、オゾン水生成パイプ１内に形成された
   ベンチュリー壁５に向かって前後にスライドＳすること
   を特徴とする請求項１記載のオゾン水生成装置。
3. 【請求項３】 上記オゾンガス吸引イジェクタパイプ２
   には、オゾン水生成パイプ１内を流れる水の吸引作用に
   よって生じる真空度を測定するための圧力計１４が連設
   されていることを特徴とする請求項１又は請求項２記載
   のオゾン水生成装置。