JP3047176U - 目視可能収容部付き陳列具 - Google Patents

目視可能収容部付き陳列具

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JP3047176U JP1997008785U JP878597U JP3047176U JP 3047176 U JP3047176 U JP 3047176U JP 1997008785 U JP1997008785 U JP 1997008785U JP 878597 U JP878597 U JP 878597U JP 3047176 U JP3047176 U JP 3047176U
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賢 伊藤
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株式会社ソフト九九コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の取出し使用後においても、商品収納容
器として再使用することができ、商品の再使用時毎の指
針確認などを可能にして、適正使用の実行と商品機能の
最大限発揮などに寄与する。 【解決手段】 台紙2と、透明樹脂製の目視可能収容部
3とを備えた目視可能収容部付き陳列具1において、台
紙2に設けた切り込み6に指先を挿入して手前に引っ張
ることで、第1ミシン目7,7と第2ミシン目8,8を
順次切断して、蓋片9を手前に切り起こして開放させ
る。蓋片9の開放状態で商品5の出し入れが可能にな
る。使用後の商品5の再収容後に蓋片9を閉成し、この
閉成状態を閉成状態保持手段12により保持して再使用
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、透明樹脂製の目視可能収容部を台紙の表面に取付けて、台紙の表面 と目視可能収容部の内面とで囲まれる空間に商品を収容して陳列する目視可能収 容部付き陳列具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図13および図14に示す台紙100と、透明樹脂製の目視可能収 容部101とを備え、この目視可能収容部101の外周端縁部101Aを前記台 紙100の表面に取付けて、該目視可能収容部101を台紙100の表面から突 出させ、台紙100の表面と外周端縁部101Aを除く目視可能収容部101の 内面とで囲まれる空間に商品102を収容して陳列し、この商品102を収納し たままの状態で販売に供する目視可能収容部付き陳列具はよく知られている。
【0003】 購入者は商品購入後に、台紙100と目視可能収容部101の両者を分離させ るか、あるいは台紙100に適宜設けられている切り込みやミシン目(ともに図 示せず)に沿って台紙100を破ることによって、商品102を取出して使用す る。
【0004】 一方、商品102の表面と台紙100の裏面には、通常、当該商品102の取 扱いに関する説明文などが等分に記載されている。しかし、近年は、メーカーが 負う製造物責任に係るPL法の関係で、前述した商品102の取扱いに関する説 明文などの他に、たとえば適正使用の実行によって商品機能を最大限に発揮する ための指針などを詳しく記述することが必要とされている。ところが、この種の 記述には比較的大きい記述面積が必要になる。このため、商品102の表面に対 する記述には面積上の制約を受けるので、通常は、記述面積上の制約を受けない 台紙100の裏面にのみ記述している。しかし、従来の目視可能収容部付き陳列 具では、商品102の取出し後に台紙100は捨てられるので、取出し直後の初 期使用時には問題を生じないとしても、経時による商品102の再使用時には、 前記指針を失念しているおそれがあり、指針の失念によって適正使用の実行が妨 げられて、商品機能を最大限に発揮し得なくなるなどの欠点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、従来の目視可能収容部付き陳列具では、商品の取出し後に台紙は捨 てられる。このため、経時による商品の再使用時には適正使用の実行が妨げられ 、商品機能を最大限に発揮し得なくなるなどの欠点があった。 そこで、本発明は、商品の取出し使用後においても、商品収納容器として再使 用することができ、商品の再使用時毎の指針確認を可能にして、適正使用の実行 と商品機能の最大限発揮などに寄与できる目視可能収容部付き陳列具を提供する ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、台紙と、透明樹脂製の 目視可能収容部とを備え、この目視可能収容部の外周端縁部を前記台紙の表面に 取付けて、該目視可能収容部を前記台紙の表面から突出させ、台紙の表面と外周 端縁部を除く目視可能収容部の内面とで囲まれる空間に商品を収容して陳列する 目視可能収容部付き陳列具において、前記台紙の前記外周端縁部が取付けられて いる位置から上側または下側のいずれかにはみ出した部位に切り込みを設け、こ の切り込みに連続して前記外周端縁部で囲まれている領域に向かってのびる1対 の第1ミシン目を設け、これら第1ミシン目に連続して前記外周端縁部で囲まれ ている領域内で前記切り込みから離れる方向にのびる1対の第2ミシン目を設け て、前記切り込み、1対の第1ミシン目および1対の第2ミシン目で囲んだ蓋片 を形成し、前記第1ミシン目および第2ミシン目の切断により該第2ミシン目の 前記切り込みから遠隔した端部を結ぶ幅方向の直線を折り曲げ線として前記蓋片 の開閉が許容され、前記商品の出し入れを可能に構成しているとともに、開閉が 許容された前記蓋片の閉成状態を保持する閉成状態保持手段を具備していること を特徴としている。 請求項2に記載の考案は、台紙と、透明樹脂製の目視可能収容部とを備え、こ の目視可能収容部の外周端縁部を前記台紙の表面に取付けて、該目視可能収容部 を前記台紙の表面から突出させ、台紙の表面と外周端縁部を除く目視可能収容部 の内面とで囲まれる空間に商品を収容して陳列する目視可能収容部付き陳列具に おいて、前記台紙の前記外周端縁部が取付けられている位置から上側または下側 のいずれかにはみ出した部位に切り込みを設け、この切り込みに連続して前記外 周端縁部で囲まれている領域に向かってのびる1対の第1ミシン目を設け、これ ら第1ミシン目に連続して前記外周端縁部で囲まれている領域内で前記切り込み から離れる方向に途中までのびる1対の第2ミシン目を設けて、前記切り込み、 1対の第1ミシン目および1対の第2ミシン目で囲んだ蓋片を形成し、前記第1 ミシン目および第2ミシン目の切断により該第2ミシン目の前記切り込みから遠 隔した端部を結ぶ幅方向の直線を折り曲げ線として前記蓋片の開閉が許容され、 前記商品の出し入れを可能に構成しているとともに、前記切り込みから遠隔した 外周端縁部から前記折り曲げ線の間に存在する非蓋片部の表面と、この表面に対 向する前記目視可能収容部とで囲まれる空間で商品の再収容部を形成しているこ とを特徴としている。 請求項3に記載の考案は、前記台紙に切り起こし可能に形成されて、前記目視 可能収容部の外周端縁部における前記折り曲げ線から遠隔した部位に係脱可能に 係合する係止片によって前記蓋片の閉成状態を保持する閉成状態保持手段を構成 している。 請求項4に記載の考案は、前記切り込みにより、前記台紙に切り起こし可能な 指先引っ掛け片が形成されている。 請求項5に記載の考案は、前記折り曲げ線に折り罫が設けられている。 請求項6に記載の考案は、前記切り込みが台紙の幅方向にのびる主切り込み部 と、この主切り込み部の幅方向両端部に連続して前記外周端縁部から離れる方向 に延びて切り込まれる1対の副切り込み部とから構成されている。
【0007】 請求項1に記載の考案によれば、切り込みに爪先(指先)を挿入して手前に引 っ張ることで、第1ミシン目と第2ミシン目を順次切断して、蓋片を手前に切り 起こすことができる。第2ミシン目を全て切断した時点で、直線を折り曲げ線と して蓋片の開閉が許容される。蓋片を開放することによって商品の取出し使用お よび使用後の商品の再収容がそれぞれ可能になり、再収容後に蓋片を閉成し、こ の閉成状態を閉成状態保持手段により保持することにより、再収容商品の脱落防 止機能を備えた商品収納容器として再使用することができる。 請求項2に記載の考案によれば、切り込みに爪先(指先)を挿入して手前に引 っ張ることで、第1ミシン目と第2ミシン目を順次切断して、蓋片を手前に切り 起こすことができる。第2ミシン目を全て切断した時点で、直線を折り曲げ線と して蓋片の開閉が許容される。蓋片を開放することによって商品の取出しが可能 になるとともに、再収容部への使用後の商品の再収容が可能になり、再収容商品 の脱落を防止機能を備えた商品収納容器として再使用することができる。 請求項3に記載の考案によれば、閉成状態保持手段を別途用意することなく、 台紙に切り起こし可能に形成した係止片を目視可能収容部の外周端縁部における 折り曲げ線から遠隔した部位に係脱可能に係合する簡単な操作によって、蓋片の 閉成状態を保持して、再収容商品の脱落を防止できる。 請求項4に記載の考案によれば、指先引っ掛け片を切り起こすことで、切り込 みに爪先(指先)を挿入して、蓋片の開放始端部を手前に引っ張って、第1ミシ ン目を切断する初期の操作が容易になる。 請求項5に記載の考案によれば、折り曲げ線に沿って蓋片の基端部を適正かつ 容易に折り曲げることができる。 請求項6に記載の考案によれば、1対の副切り込み部に挟まれている部位を表 面側に押圧することにより、蓋片の開放始端部を手前に引っ張って、第1ミシン 目を切断する初期の操作が容易になる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、請求項1に記載の考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1 ないし図4において、目視可能収容部付き陳列具1は、厚紙製の台紙2と、透明 樹脂製の目視可能収容部3とを備えている。台紙2は長方形を呈しており、目視 可能収容部3は、台紙2の面積より小さな面積(おおよそ1/2強)を有して全 体形状が四角形の受け皿状に形成されており、正面の透視部3Aと、この透視部 3Aの四辺に連続する4つの縦壁部3B,3B…および各縦壁部3B,3B…の 端部から外側に折曲して連続する4つの外周端縁部3C,3C…を有し、上側の 外周端縁部3Cを除く幅方向両側の外周端縁部3C,3Cおよび下側の外周端縁 部3Cは、それぞれ全面熱融着によって台紙2の表面に取付けられているととも に、上側の外周端縁部3Cはスポット的な熱融着によって台紙2の表面に取付け ることで、目視可能収容部3を台紙2の表面から突出させ、台紙2の表面と4つ の外周端縁部3C,3C…を除く目視可能収容部3の内面とで囲まれる空間4、 つまり、台紙2の表面と透視部3Aの内面と4つの縦壁部3B,3B…の内面と で囲まれる空間4に商品5を収容してる。
【0009】 一方、台紙2において、上側の外周端縁部3Cが取付けられている位置から上 側にはみ出した部位に、たとえばトムソン加工によって切り妻屋根頂部形の切り 込み6を設け、この切り込み6の両側に連続して幅方向両側の縦壁部3B,3B における上端部近くまで斜め下方にのびる1対の第1ミシン目7,7をたとえば トムソン加工によって幅方向で対称(左右対称)に設けるとともに、これら第1 ミシン目7,7に連続して、縦壁部3B,3Bの内面に沿って下側に向かって下 側の外周端縁部3C近くまで平行にのびる1対の第2ミシン目8,8がたとえば トムソン加工によって設けられ、切り込み6、1対の第1ミシン目7,7および 1対の第2ミシン目8,8で囲まれた蓋片9を形成している。
【0010】 他方、台紙2における切り妻屋根頂部形の切り込み6の下側に、該切り込み6 と上下方向で略対称な円弧状の切り込み10がたとえばトムソン加工によって設 けられ、この円弧状の切り込み10を上側の外周端縁部3Cがスポット的に熱融 着されている部位まで延在させることで、切り起こし可能な係止片11を形成し 、この係止片11によって後述する蓋片の閉成状態保持手段12を構成できるよ うになっている。
【0011】 また、第2ミシン目8,8の下端を結ぶ幅方向の直線を折り曲げ線13として 機能させ、この折り曲げ線13には、たとえばトムソン加工によって折り罫14 が設けられている。
【0012】 さらに、切り込み6を、台紙の幅方向にのびる主切り込み部6Aと、この主切 り込み部6Aの幅方向両端部に連続して上方に向かって延びる1対の副切り込み 部6B、6Bとで構成している。なお、図中15は陳列販売時に懸垂棒(図示省 略)を挿通するための透孔である。
【0013】 前記構成において、目視可能収容部付き陳列具1は、透孔15に前記懸垂棒を 挿通した垂下状態で販売に供される。購入者は商品購入後に以下の手順で商品5 を取出して使用する。すなわち、切り込み6に爪先(指先)を挿入して手前に引 っ張ることで、第1ミシン目7,7と第2ミシン目8,8を順次切断して、図5 に示すように、蓋片9を手前に切り起こした蓋片9の開放状態が得られる。
【0014】 切り込み6に爪先(指先)を挿入して手前に引っ張る場合、切り込み6が切り 妻屋根頂部形で設けられていることにより、台紙2における切り込み6の下側に 切り起こし可能な指先引っ掛け片16を形成できるので、該指先引っ掛け片16 を摘んで手前に引っ張ることができる。つまり、切り込み6に爪先(指先)を挿 入して、蓋片9の上端部(開放始端部)を手前に引っ張って第1ミシン目7,7 を切断する初期の操作が容易になる。また、切り込み6を台紙の幅方向にのびる 切り妻屋根頂部形の主切り込み部6Aと、この主切り込み部6Aの幅方向両端部 に連続して上方に向かって延びる1対の副切り込み部6B、6Bとから構成し、 1対の副切り込み部6B、6Bに挟まれている部位17を表面側に押圧すること によっても、蓋片9の上端部(開放始端部)を手前に引っ張って第1ミシン目7 ,7を切断する初期の操作をより一層容易にすることができる。さらに、折り曲 げ線13に折り罫14が設けられていることにより、該折り曲げ線13に沿って 蓋片9の基端部を適正かつ容易に折り曲げることができるので、蓋片9の適正な 開閉が可能になる。
【0015】 蓋片9を開放することによって、開放された空間4に収容されている商品5を 取出して使用することができる。使用後の商品5は、開放された空間4に収容し たのちに蓋片9を閉じる。この時に、図6に示すように、円弧状の切り込み10 の上側に形成されている切り起こし可能な係止片11を目視可能収容部3の上側 の外周端縁部3Cに係脱可能に係合することで、蓋片9の閉成状態保持手段12 として機能させ、蓋片9の閉成状態を保持して、再収容商品5の脱落を防止し、 目視可能収容部付き陳列具1を商品5の収納容器として再使用することができる 。すなわち、閉成状態保持手段12を別途用意することなく、係止片11を目視 可能収容部3の上側の外周端縁部3Cに係脱可能に係合する簡単な操作によって 、目視可能収容部付き陳列具1を再使用に供することができる。再使用される目 視可能収容部付き陳列具1に収容した商品5をつぎに使用する場合は、上側の外 周端縁部3Cに対する係止片11の係合を解いたのちに、蓋片9を開放して商品 を取り出せばよい。
【0016】 このように、蓋片9の閉成状態を係止片11によってなる閉成状態保持手段1 2により保持するので、再収容商品5の脱落防止機能を備えた商品収納容器とし て目視可能収容部付き陳列具1を再使用することができるから、経時による商品 5の再使用時において、台紙2の裏面にのみ記述されているたとえば適正使用の 実行によって商品機能を最大限に発揮するための指針などを確認できるので、商 品5の適正使用の実行と商品機能の最大限発揮などに寄与することができる。
【0017】 つぎに、請求項2に記載の考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。な お、請求項1に記載の考案と同一もしくは相当部分には、同一符号を付して、こ れらの詳しい説明は省略する。図7ないし図10において、請求項2に記載の考 案は、第1ミシン目7,7に連続して、縦壁部3B,3Bの内面に沿って下側に 向かって下側の外周端縁部3Cから比較的離れた位置まで平行にのびる1対の第 2ミシン目8,8がたとえばトムソン加工によって設けられ、切り込み6、1対 の第1ミシン目7,7および1対の第2ミシン目8,8で囲まれた蓋片9を形成 している。また、第2ミシン目8,8の下端を結ぶ幅方向の直線を折り曲げ線1 3として機能させるとともに、この折り曲げ線13には、たとえばトムソン加工 によって折り罫14が設けられており、下側の外周端縁部3Cから折り曲げ線1 3の間に非蓋片部18を残存させ、この非蓋片部18の表面と、この表面に対向 する目視可能収容部3とで囲まれる小さい空間によって商品の再収容部19を形 成している。
【0018】 前記構成において、目視可能収容部付き陳列具1は、透孔15に前記懸垂棒を 挿通した垂下状態で販売に供される。購入者は商品購入後に以下の手順で商品5 を取出して使用する。すなわち、切り込み6に爪先(指先)を挿入して手前に引 っ張ることで、第1ミシン目7,7と第2ミシン目8,8を順次切断して、図1 1に示すように、蓋片9を手前に切り起こした蓋片9の開放状態が得られる。
【0019】 切り込み6に爪先(指先)を挿入して手前に引っ張る場合、切り込み6が切り 妻屋根頂部形で設けられていることにより、台紙2における切り込み6の下側に 切り起こし可能な指先引っ掛け片16を形成できるので、該指先引っ掛け片16 摘んで手前に引っ張ることができる。つまり、切り込み6に爪先(指先)を挿入 して、蓋片9の上端部(開放始端部)を手前に引っ張って第1ミシン目7,7を 切断する初期の操作が容易になる。また、切り込み6を台紙の幅方向にのびる切 り妻屋根頂部形の主切り込み部6Aと、この主切り込み部6Aの幅方向両端部に 連続して上方に向かって延びる1対の副切り込み部6B、6Bとから構成し、1 対の副切り込み部6B、6Bに挟まれている部位17を表面側に押圧することに よっても、蓋片9の上端部(開放始端部)を手前に引っ張って第1ミシン目7, 7を切断する初期の操作をより一層容易にすることができる。さらに、折り曲げ 線13に折り罫14が設けられていることにより、該折り曲げ線13に沿って蓋 片9の基端部を適正かつ容易に折り曲げることができるので、蓋片9の適正な開 閉が可能になる。
【0020】 蓋片9を開放することによって、開放された空間4に収容されている商品5を 取出して使用することができる。使用後の商品5は、下端部およびその近傍を非 蓋片部18の表面と、この表面に対向する目視可能収容部3とで囲まれる小さい 空間とで形成されている商品の再収容部19に収容しておくことで、目視可能収 容部付き陳列具1を商品5の収納容器として再使用することができる。再使用さ れる目視可能収容部付き陳列具1に収容した商品5をつぎに使用する場合は、商 品の再収容部19から取り出せばよい。
【0021】 このように、商品5を商品の再収容部19に収容することで、再収容商品5の 脱落防止機能を備えた商品収納容器として目視可能収容部付き陳列具1を再使用 することができるから、経時による商品5の再使用時において、台紙2の裏面に のみ記述されているたとえば適正使用の実行によって商品機能を最大限に発揮す るための指針などを確認できるので、商品5の適正使用の実行と商品機能の最大 限発揮などに寄与することができる。
【0022】 なお、前記請求項1および請求項2に記載の実施の形態では、台紙2と透明樹 脂製の目視可能収容部3とを、長方形にしているが、正方形、円形、長円形ある いは楕円であってもよい。また、台紙2において、上側の外周端縁部3Cが取付 けられている位置から上側にはみ出した部位に切り妻屋根頂部形の切り込み6を 設け、この切り込み6の両側に連続して1対の第1ミシン目7,7を設けるとと もに、これら第1ミシン目7,7に連続して、縦壁部3B,3Bの内面に沿って 下側に向かって平行にのびる1対の第2ミシン目8,8を設けているが、台紙2 において、下側の外周端縁部3Cが取付けられている位置から下側にはみ出した 部位に切り妻屋根頂部形の切り込み6を設け、この切り込み6の両側に連続して 1対の第1ミシン目7,7を設けるとともに、これら第1ミシン目7,7に連続 して、縦壁部3B,3Bの内面に沿って上側に向かって平行にのびる1対の第2 ミシン目8,8を設けてもよい。
【0023】 さらに、前記切り込み6の形状は、切り妻屋根頂部形にのみ限定されるもので はなく、門形、エッジ形あるいは幅方向で水平にのびる直線形などであってもよ い。また、図6に示した円弧状の切り込み10の上側に形成されている切り起こ し可能な係止片11を目視可能収容部3の外周端縁部3Cに係脱可能に係合する ことで、蓋片9の閉成状態保持手段12として機能させる構成に代えて、図12 に示すように、粘着テープ20を使用し、この粘着テープ20で目視可能収容部 3の外周端縁部3Cと台紙2の両者を取り外し可能に結合させることで、蓋片9 の閉成状態保持手段12として機能させるように構成してもよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、商品の取出し使用後においても、商品収納容器として目視可能収容 部付き陳列具を再使用することができるから、経時による商品の再使用時におい て、台紙の裏面にのみ記述されているたとえば適正使用の実行によって商品機能 を最大限に発揮するための指針などを確認できるので、商品の適正使用の実行と 商品機能の最大限発揮などに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の考案に係る一実施の形態を示
す正面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】蓋片の開放状態を示す右側面図である。
【図6】閉成状態保持手段の一例による蓋片の閉成保持
状態を一部拡大して示す正面図である。
【図7】請求項2に記載の考案に係る一実施の形態を示
す正面図である。
【図8】図7の背面図である。
【図9】図7のC−C線断面図である。
【図10】図7のD−D線断面図である。
【図11】蓋片の開放状態を示す右側面図である。
【図12】閉成状態保持手段の他の例による蓋片の閉成
保持状態を一部拡大して示す正面図である。
【図13】従来例の正面図である。
【図14】図13の右側面図である。
【符号の説明】
1 目視可能収容部付き陳列具 2 台紙 3 透明樹脂製の目視可能収容部 3C 目視可能収容部の外周端縁部 4 空間 5 商品 6 切り込み 7 第1ミシン目 8 第2ミシン目 9 蓋片 11 切り起こし可能な係止片 12 蓋片の閉成状態保持手段 13 折り曲げ線 14 折り罫 16 指先引っ掛け片 18 非蓋片部 19 商品の再収容部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙と、透明樹脂製の目視可能収容部と
    を備え、この目視可能収容部の外周端縁部を前記台紙の
    表面に取付けて、該目視可能収容部を前記台紙の表面か
    ら突出させ、台紙の表面と外周端縁部を除く目視可能収
    容部の内面とで囲まれる空間に商品を収容して陳列する
    目視可能収容部付き陳列具において、前記台紙の前記外
    周端縁部が取付けられている位置から上側または下側の
    いずれかにはみ出した部位に切り込みを設け、この切り
    込みに連続して前記外周端縁部で囲まれている領域に向
    かってのびる1対の第1ミシン目を設け、これら第1ミ
    シン目に連続して前記外周端縁部で囲まれている領域内
    で前記切り込みから離れる方向にのびる1対の第2ミシ
    ン目を設けて、前記切り込み、1対の第1ミシン目およ
    び1対の第2ミシン目で囲んだ蓋片を形成し、前記第1
    ミシン目および第2ミシン目の切断により該第2ミシン
    目の前記切り込みから遠隔した端部を結ぶ幅方向の直線
    を折り曲げ線として前記蓋片の開閉が許容され、前記商
    品の出し入れを可能に構成しているとともに、開閉が許
    容された前記蓋片の閉成状態を保持する閉成状態保持手
    段を具備していることを特徴とする目視可能収容部付き
    陳列具。
  2. 【請求項2】 台紙と、透明樹脂製の目視可能収容部と
    を備え、この目視可能収容部の外周端縁部を前記台紙の
    表面に取付けて、該目視可能収容部を前記台紙の表面か
    ら突出させ、台紙の表面と外周端縁部を除く目視可能収
    容部の内面とで囲まれる空間に商品を収容して陳列する
    目視可能収容部付き陳列具において、前記台紙の前記外
    周端縁部が取付けられている位置から上側または下側の
    いずれかにはみ出した部位に切り込みを設け、この切り
    込みに連続して前記外周端縁部で囲まれている領域に向
    かってのびる1対の第1ミシン目を設け、これら第1ミ
    シン目に連続して前記外周端縁部で囲まれている領域内
    で前記切り込みから離れる方向に途中までのびる1対の
    第2ミシン目を設けて、前記切り込み、1対の第1ミシ
    ン目および1対の第2ミシン目で囲んだ蓋片を形成し、
    前記第1ミシン目および第2ミシン目の切断により該第
    2ミシン目の前記切り込みから遠隔した端部を結ぶ幅方
    向の直線を折り曲げ線として前記蓋片の開閉が許容さ
    れ、前記商品の出し入れを可能に構成しているととも
    に、前記切り込みから遠隔した外周端縁部から前記折り
    曲げ線の間に存在する非蓋片部の表面と、この表面に対
    向する前記目視可能収容部とで囲まれる空間で商品の再
    収容部を形成していることを特徴とする目視可能収容部
    付き陳列具。
  3. 【請求項3】 前記台紙に切り起こし可能に形成され
    て、前記目視可能収容部の外周端縁部における前記折り
    曲げ線から遠隔した部位に係脱可能に係合する係止片に
    よって前記蓋片の閉成状態を保持する閉成状態保持手段
    が構成されている請求項1に記載の目視可能収容部付き
    陳列具。
  4. 【請求項4】 前記切り込みにより、前記台紙に切り起
    こし可能な指先引っ掛け片が形成されている請求項1ま
    たは請求項2に記載の目視可能収容部付き陳列具。
  5. 【請求項5】 前記折り曲げ線に折り罫が設けられてい
    る請求項1または請求項2に記載の目視可能収容部付き
    陳列具。
  6. 【請求項6】 前記切り込みが台紙の幅方向にのびる主
    切り込み部と、この主切り込み部の幅方向両端部に連続
    して前記外周端縁部から離れる方向に延びて切り込まれ
    る1対の副切り込み部とから構成されている請求項1ま
    たは請求項2に記載の目視可能収容部付き陳列具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016047735A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 小林製薬株式会社 包装用容器
JP2021062897A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 不二ラテックス株式会社 包装体

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