JP3047153U - ミシン針の糸通し器 - Google Patents

ミシン針の糸通し器

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JP3047153U
JP3047153U JP1997009342U JP934297U JP3047153U JP 3047153 U JP3047153 U JP 3047153U JP 1997009342 U JP1997009342 U JP 1997009342U JP 934297 U JP934297 U JP 934297U JP 3047153 U JP3047153 U JP 3047153U
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guide member
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JP1997009342U
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Inventor
三郎 西
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株式会社西製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な取扱いによって確実な糸通しが可能と
なる簡易な構成のミシン針の糸通し器を提供する。 【解決手段】 ミシン針の糸通し器1は、ミシン針Bと
糸Aとを互いに位置決めするそれぞれの溝6,5を形成
したガイド部材2と、このガイド部材2によって位置決
めされた糸を同様に位置決めされたミシン針に押し付け
る進退可能なロッド13とからなり、前記記ガイド部材
2によって位置決めされた糸Aの少なくとも一方の側方
部を係脱可能に保持しうる保持手段4を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ミシン針の糸通し器に関し、特に、簡易な取扱いによって確実な糸 通しが可能となる簡易な構成のミシン針の糸通し器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6はミシン針の糸通し器の先行例の斜視図である。 先行例に係るミシン針の糸通し器101は、先端に溝を形成したガイド部材1 02と、その溝に位置決めした糸Aを同様に位置決めした針Bに対して糸通し動 作させるための操作部103とからなる。この操作部103はガイド部材102 の中心に進退可能に設けた図示せぬロッドの基部と連結する。
【0003】 ガイド部材102の溝は、糸Aを横位置に位置決めするためのY字断面溝10 4と、縦位置のミシン針Bを受けてその側方に近接してY字断面溝104内の糸 Aを位置決めするためのV字断面溝105とからなる。図示せぬロッドはミシン 針Bの側方で糸Aに臨む位置をなし、ガイド部材102の長手方向に進退可能に 設けられる。ガイド部材102は、ロッドの基部に備えた操作部103に内蔵し た図示せぬばねによって前方に付勢され、この一定範囲の付勢力により、ミシン 針Bに過大な力を及ぼすことなくミシン針Bの位置決めをすることができる。
【0004】 ガイド部材102のV字断面溝105を糸通し穴Cの方向からミシン針Bに合 わせた上で操作部103によってロッドを前進させ、その先端でミシン針Bの側 面に糸Aを押し付ける。この状態でガイド部材102をミシン針Bに沿って移動 すると、糸通し穴Cに臨む位置でロッド先端が糸と共に糸通し穴に進入する。同 糸通し穴の反対側から押出されたループ状の糸を手指で引出すことにより、ミシ ン針の糸通し穴に糸を通すことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記糸通し器101は縦位置のミシン針Bに対する姿勢が拘束 されて糸Aを安定保持するための自由度がないので、ガイド部材102のY字断 面溝104に糸Aを位置決めした際に、糸Aの終端部がY字断面溝104から滑 り落ちることがある。この場合は、糸通しができないのみならず、操作部103 の押込み操作によってロッドまたはミシン針Bが破損することがある。
【0006】 本考案の目的は、簡易な取扱いによって確実な糸通しが可能となる簡易な構成 のミシン針の糸通し器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、ミシン針と糸とを互いに位置決めするためのそれ ぞれの溝を形成したガイド部材と、このガイド部材の溝に位置決めした糸を同様 に位置決めしたミシン針に押し付ける進退可能なロッドとからなるミシン針の糸 通し器において、前記ガイド部材の溝に位置決めした糸の少なくとも一方の側方 部を係脱可能に保持しうる保持手段を設けた。
【0008】 上記ミシン針の糸通し器は、ガイド部材の溝に位置決めした糸の側方部を係脱 可能に保持しうる保持手段を備えたことから、ガイド部材の溝内に位置決めされ たミシン本体から延びる糸の端部側を保持手段によって保持することができるの で、糸がガイド部材の溝から滑り落ちることなく安定して位置決めされる。
【0009】 前記保持手段をガイド部材と別体の糸掛部材によって形成し、この糸掛部材に 糸を係脱可能に保持しうる湾入部と、ガイド部材の外周に糸掛部材を嵌合固定し うる嵌合部とを形成した場合は、簡易に形成し得る別体の糸掛部材をガイド部材 に取付けることにより、一般のミシン針の糸通し器に保持手段を形成することが できる。
【0010】 前記糸掛部材の湾入部を上下の両方向に開口し、かつ、ガイド部材の両側方に それぞれ形成した場合は、糸通し器の上下を区別することなく使用することが可 能となる。
【0011】 前記ロッドを進退動作させるために同ロッドの基部と連結する操作部をガイド 部材に対して進退可能に設け、この操作部の側面に転動防止用の平面部を形成し た場合は、糸通し器の転動落下を防止してその衝撃による変形を回避することが できるので、糸通しに必要な部材精度を確保することができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1は本考案のミシン針の糸通し器の斜視図である。 糸通し器1は、ミシン針と糸とを互いに位置決めするためのガイド部材2と、 このガイド部材2に対して進退可能に設けた操作部3とからなり、上記ガイド部 材2によって位置決めされた糸Aを保持するための保持手段をなす糸掛部材4を 同ガイド部材2の先端寄りに備える。
【0013】 図2は図1の糸通し器の側面図である。 ガイド部材2は、ミシン針Bと糸Aとを互いに位置決めするそれぞれの溝を先 端に備え、これらの溝は、糸Aを横位置に位置決めするためのY字断面溝5と、 縦位置のミシン針Bを受けてその側方に近接して上記Y字断面溝内の糸Aを位置 決めするためのV字断面溝6とからなる。これらの溝5,6の近傍に糸掛部材4 を取付ける。
【0014】 操作部3は、ガイド部材2の中心に配置した図示せぬロッドの基部と連結し、 かつ、ガイド部材2を摺動可能に内設する筒状をなし、図示せぬスプリングを内 設してガイド部材2を前方に付勢する。ガイド部材2の外周側は四角柱等の転動 防止の平面部7を有する形状をなし、その上下方向をマーク8によって表示し、 中間部に滑り止めのくびれ9を、また、端部に吊り紐を通すための穴10を備え る。
【0015】 図3は図1の糸通し器の拡大正面図である。 糸掛部材4は、糸Aを係脱可能に保持しうる湾入部11…と、ガイド部材2の 外周に糸掛部材4を嵌合固定しうる嵌合部12とを備える。上記湾入部11…を 上下の方向に開口し、かつ、ガイド部材2の両側方位置にそれぞれ形成する。
【0016】 上記糸掛部材4は、ガイド部材2と別体で簡易な保持手段を形成することがで きるので、この保持手段をガイド部材2に取付けることにより一般のミシン針の 糸通し器に保持手段を形成することができる。また、糸掛部材4の湾入部11を 上下の方向に開口し、かつ、ガイド部材2の両側方位置にそれぞれ形成すること により、糸通し器の上下を区別することなく使用することが可能となる。
【0017】 図4は図1の糸通し器の作用説明のための要部拡大縦断面図である。 ミシン本体から引出した糸AをY字断面溝5に位置決めし、その端部を糸掛部 材4に保持した状態においては、この糸掛部材4によって糸Aが安定保持される 。この状態で、ミシン針Bの糸通し穴Cの方向からガイド部材2を押し付け、ミ シン針BをV字断面溝6に位置決めする。
【0018】 ガイド部材2は、ロッド13の基部に備えた操作部3に内蔵したばね14によ って前方に付勢され、この一定範囲の付勢力により、ミシン針Bに過大な力を及 ぼすことなくミシン針Bの位置決めをすることができる。
【0019】 ガイド部材2のV字断面溝6を糸通し穴Cの方向からミシン針Bに合わせた上 でロッド13を前進させ、V字状に形成したロッド13の先端でミシン針Bの側 面に糸Aを押し付ける。この状態でガイド部材2をミシン針Bに沿って移動する と、糸通し穴Cに臨む位置でロッド13の先端が糸Aと共に糸通し穴Cに進入す る。同糸通し穴Cの反対側から押出されたループ状の糸を手指で引出すことによ り、ミシン針Bの糸通し穴Cに糸Aを通すことができる。
【0020】 図5は他の構成例を示す図1と同様の図である。 操作部21は四角柱状をなし、中間部の左右の側面に波型の手指の滑り止め2 2,22を形成することにより、マークを要することなく上下方向を識別でき、 また、転動防止の平面部7…をその外周に形成する。この平面部7は、ハンディ タイプの糸通し器の転動落下を防止してその衝撃による変形を回避することがで きるので、糸通しに必要な部材の寸法精度の維持を可能とする。操作部21の後 端部は磁石を埋込んで針の吸着部23を形成する。この吸着部23に針Dを吸着 保持することにより、針の紛失を防止するとともに、図示せぬミシンの針止めに 対する針の装着が容易となる。
【0021】 なお、前記保持手段は、金属材や合成樹脂材によるワイヤフレーム構造の糸掛 部材によって同様に構成することができ、また、糸を保持しうる切欠等による湾 入部をガイド部材に直接的に形成しうることも明らかであることから、その説明 を省略する。
【0022】
【考案の効果】
本考案のミシン針の糸通し器は以下の効果を奏する。 本考案のミシン針の糸通し器は、ガイド部材の溝に位置決めした糸の側方部を 係脱可能に保持しうる保持手段を備えたことから、ガイド部材の溝内に位置決め されたミシン本体から延びる糸の端部側を保持手段によって保持することができ るので、糸がガイド部材の溝から滑り落ちることなく安定して位置決めされる。
【0023】 したがって、本考案の糸通し器は、縦方向のミシン針による姿勢の拘束によっ て糸の取扱いが制限を受けるミシン針の糸通しに際し、糸の端部についての簡易 な取扱いによって確実な糸通しが可能となる。
【0024】 前記保持手段をガイド部材と別体の糸掛部材によって形成し、この糸掛部材に 糸を係脱可能に保持しうる湾入部と、ガイド部材の外周に糸掛部材を嵌合固定し うる嵌合部とを形成した場合は、簡易に形成し得る別体の糸掛部材をガイド部材 に取付けることにより、一般のミシン針の糸通し器に保持手段を形成することが できる。
【0025】 前記糸掛部材の湾入部を上下の両方向に開口し、かつ、ガイド部材の両側方に それぞれ形成した場合は、糸通し器の上下を区別することなく使用することが可 能となる。
【0026】 前記ロッドを進退動作させるために同ロッドの基部と連結する操作部をガイド 部材に対して進退可能に設け、この操作部の側面に転動防止用の平面部を形成し た場合は、糸通し器の転動落下を防止してその衝撃による変形を回避することが できるので、糸通しに必要な部材精度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のミシン針の糸通し器の斜視図
【図2】図1の糸通し器の側面図
【図3】図1の糸通し器の拡大正面図
【図4】図1の糸通し器の作用説明のための要部拡大縦
断面図
【図5】他の構成例を示す図1と同様の図
【図6】ミシン針の糸通し器の先行例の斜視図
【符号の説明】
1 ミシン針の糸通し器 2 ガイド部材 3 操作部 4 糸掛部材(保持手段) 5 Y字断面溝 6 V字断面溝 7 平面 8 マーク 11 湾入部 12 嵌合部 13 ロッド 21 操作部 A 糸 B ミシン針 C 糸通し穴

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン針と糸とを互いに位置決めするた
    めのそれぞれの溝を形成したガイド部材と、このガイド
    部材の溝に位置決めした糸を同様に位置決めしたミシン
    針に押し付ける進退可能なロッドとからなるミシン針の
    糸通し器において、前記ガイド部材の溝に位置決めした
    糸の少なくとも一方の側方部を係脱可能に保持しうる保
    持手段を備えることを特徴とするミシン針の糸通し器。
  2. 【請求項2】 前記保持手段をガイド部材と別体の糸掛
    部材によって形成し、この糸掛部材に糸を係脱可能に保
    持しうる湾入部と、ガイド部材の外周に糸掛部材を嵌合
    固定しうる嵌合部とを形成したことを特徴とする請求項
    1記載のミシン針の糸通し器。
  3. 【請求項3】 前記糸掛部材の湾入部を上下の両方向に
    開口し、かつ、ガイド部材の両側方にそれぞれ形成した
    ことを特徴とする請求項2記載のミシン針の糸通し器。
  4. 【請求項4】 前記ロッドを進退動作させるために同ロ
    ッドの基部と連結する操作部をガイド部材に対して進退
    可能に設け、この操作部の側面に転動防止用の平面部を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のミシン針の糸
    通し器。
JP1997009342U 1997-09-12 1997-09-12 ミシン針の糸通し器 Expired - Lifetime JP3047153U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108589086A (zh) * 2018-07-17 2018-09-28 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种缝纫机用换线装置

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