JP3047137U - ベルト付きノ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物や他の紙葉が挿入されないようベルトに
よりノ−トを確実良好に締め付けることができるととも
に、そのベルトを栞として好適に使用することができる
ベルト付きノ−トを提供する。 【解決手段】 ル−ズリ−フ(Ｄ)をバインダ−(４)によ
り綴じ込んだノ−トの表表紙(Ａ)と裏表紙(Ｃ)とをそれ
ぞれ透明と着色した合成樹脂又は、それと同効物質によ
り成形し、前記表表紙(Ａ)の周縁より離れた中央寄りの
部位には綴じ込み側の反対側となる端縁(２)に平行とな
る直線状の切込溝(１)を形設し、前記裏表紙(Ｃ)の綴じ
込み側の反対側となる端縁(３)には、前記切込溝(１)に
外方から、またノ−ト内のル−ズリ−フ(Ｄ)間に少なく
とも先端部を挿入できる前記切込溝(１)の長さよりやや
短い長さの横幅を有した着色の合成樹脂製ベルト(Ｂ)の
基部側が一体的に設けられるものとした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ノ−トを締め付けるベルトを備えたベルト付きノ−トに関するもの である。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

従来のノ−トは、開きやすいため、ノ−ト内に異物や他の紙葉が挿入されやす くなって使用しにくく、また、栞は別に用意して使用するので、紛失しやすい、 といった問題が生じる。

【０００３】 従って本考案の目的は、異物や他の紙葉が挿入されないようベルトによりノ− トを確実良好に締め付けることができ、そのベルトを栞として好適に使用するこ とができるベルト付きノ−トを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に従うベルト付きノ−トは、ル−ズリ−フをバインダ−により綴じ込ん だノ−トの表表紙と裏表紙とをそれぞれ透明又は着色した合成樹脂製または同効 物質により成形し、前記表表紙の周縁より離れた中央寄りの部位には綴じ込み側 の反対側となる端縁に平行となる直線状の切込溝を形設し、前記裏表紙の綴じ込 み側の反対側となる端縁には前記切込溝に外方から、またノ−ト内のル−ズリ− フ間に少なくとも先端部を挿入できる前記切込溝の長さよりやや短い長さの横幅 を有した着色の合成樹脂製又は同効物質よりなるベルトの基部側が一体的に設け られる。

【０００５】 上記構成によれば、少なくともベルトの先端部を外方から切込溝に挿入すると 異物や他の紙葉が挿入されるのを防止できるようノ−ト全体を確実良好に締め付 けることができ、また、ベルトの少なくとも先端部をノ−ト内の紙葉間に挿入す るとベルトを栞として好適に使用できる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を、図面により説明する。

【０００７】 多数のル−ズリ−フＤを各綴込み孔５にそれぞれ係合させる図２に示すように １本の線をコイル状に屈曲させるとともに折り返しの両遊端を接近させてばね力 をもたせた線コイル形の各バインダ−４により綴じ込んだノ−トの表表紙Ａを透 明の樹脂製にするとともに、裏表紙Ｃを着色した樹脂製にし、前記表表紙Ａの周 縁より離れた中央寄りの部位には綴じ込み側の反対側となる端縁２に平行となる 直線状の切込溝１を形設する。

【０００８】 前記裏表紙Ｃの綴じ込み側の反対側となる端縁３からは、前記切込溝１に外方 から、またノ−ト内のル−ズリ−フＤ間に少なくとも先端部を挿入することがで きる切込溝１の長さＬよりやや短い長さの横幅Ｗを有した樹脂製で着色したベル トＢを延設し、該ベルトＢの前記端縁３側の基部には図５に示すように平行間隔 にした折曲縁６ａ、６ｂを形設する。

【０００９】 従って、ベルトＢをノ−トの横側方に外した場合には、ベルトＢは図６に示す ように折曲縁６ａ、６ｂより折曲して起立する状態となり、そのベルトＢを図５ に示すように手で外方に開きながらノ−トに記入することができる。

【００１０】 前記ベルトＢを図６に仮想線で示すように折曲縁６ａ、６ｂから折り曲げなが ら、その先端部を図４に矢印イで示すように外方から切込溝１を通して、図１に 示すように表表紙Ａの内面側へ挿入すると、合成樹脂製のため、スム−ズに挿入 されると共に該表表紙は合成樹脂製なので柔軟且つ強靱に作用し前記切込溝１に 挿入したベルトＢの先方部を一種の緊縛状態といえる状態で強靱確実に保持し、 更にこのベルトＢの存在により異物や他の紙葉が挿入されるのを防止できると共 に、ベルトＢによりノ−ト全体をも良好に締め付けることができる。

【００１１】 その状態で、ベルトＢの横幅Ｗが切込溝１の長さＬよりやや短くなっているの で、ベルトＢは切込溝１から外れにくくてノ−トの締め付けを確実に維持できる ことになり、また、片側を線コイル形のバインダ−４により綴じ込むので、ル− ズリ−フＤの解放と集結を容易に行ったり、ベルトＢの交換をするために裏表紙 Ｃの交換を容易に行うことができる。

【００１２】 また、ベルトＢを折曲縁６ａ、６ｂから折り曲げて図７に示すように、ノ−ト 内のル−ズリ−フＤ間に挿入すると、ベルトＢを栞として好適に使用できる。 その場合、表表紙Ａは透明なので、ノ−トの上面を透視することができてノ− トの確認をおこなえ、裏表紙Ｃ及びベルトＢは着色してあるので、ノ−トの外面 側の装飾にもなって、しかもベルトＢが確実に切込溝１に挿入されているかを容 易に確認できる。

【００１３】 なお、ベルトＢの基部を裏表紙Ｃの端縁３側に接着して構成しても良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】ベルトにより締め付けたノ−トを示す平面図。

【図２】バインダ−を示す斜視図。

【図３】表表紙を示す平面図。

【図４】図３の一部を断面にして示す断面図。

【図５】ベルトを開いた裏表紙を示す平面図。

【図６】裏表紙の一部を断面にして示す断面図。

【図７】ベルトを栞として使用したル−ズリ−フを示す
平面図。

【符号の説明】

Ａ 表表紙 １ 切込溝 Ｃ 裏表紙 ２ 端縁 ３ 端縁 Ｂ ベルト ４ バインダ− Ｄ ル−ズリ−フ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ル−ズリ−フ(Ｄ)をバインダ−(４)により
   綴じ込んだノ−トの表表紙(Ａ)と裏表紙(Ｃ)とをそれぞ
   れ透明又は着色した合成樹脂製又は同効物質により成形
   し、前記表表紙(Ａ)の周縁より離れた中央寄りの部位に
   は綴じ込み側の反対側となる端縁(２)に平行となる直線
   状の切込溝(１)を形設し、前記裏表紙(Ｃ)の綴じ込み側
   の反対側となる端縁(３)には前記切込溝(１)に外方か
   ら、またノ−ト内のル−ズリ−フ(Ｄ)間に少なくとも先
   端部を挿入できる前記切込溝(１)の長さよりやや短い長
   さの横幅を有した着色の合成樹脂製又はそれと同効物質
   よりなる、細帯状ベルト(Ｂ)の基部側が一体的に形設し
   てなるベルト付きノ−ト。