JP3047041U - 吸い殻自動回収装置 - Google Patents

吸い殻自動回収装置

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尚徳 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の前面側に設けられる中空状の物置台
の空間部内に無端の搬送ベルトを収納した吸い殻自動回
収装置は、搬送ベルトが停止するなどのトラブルがあっ
た。 【解決手段】 搬送ベルト5を収容する物置台2の空間
部6は、天板及び後側壁を構成する天板側部材2Aと、
底板及び前側壁を構成する底板側部材2Bとによって形
成する。さらにその空間部6は水平姿勢のベルトガイド
板8によって上下に仕切る。ベルトガイド板8の上面と
底板側部材2Bの底部の上面とには突起のような凸部1
8,19を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、パチンコ等の遊技機の前面側に設けられる物置台に吸い殻投入口 を形成し、該吸い殻投入口から投入される吸い殻を受け止め、その受け止めた吸 い殻を物置台端部の吸い殻回収部まで搬送するようにして吸い殻の自動的な回収 処理を行えるようにした吸い殻自動回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記吸い殻自動回収装置としては、既に多種の形態で実用化がなされている。 その中には、それなりの成果を上げているものもあるが、従来のものの多くはそ れぞれ問題点を抱えている。そのため、本出願人はそれらの問題点を解決する吸 い殻自動回収装置を特願平8−312485号に開示している。
【0003】 この吸い殻自動回収装置は、中空状の物置台の上面に吸い殻投入口が形成され 、吸い殻投入口から投入される吸い殻を一定方向に搬送する無端の搬送ベルトを 物置台内部の空間部内に収納したものである。物置台は、空間部の主として天板 と後側壁とを構成する天板側部材と、空間部の主として底板と前側壁とを構成す る底板側部材とによって形成される。天板側部材と底板側部材とは、分割可能な 構造で、天板側部材及び底板側部材の内周面には係合部が形成されている。
【0004】 この係合部にはベルトガイド板の両端部が取付けられ、ベルトガイド板によっ て前記空間部内が上下に仕切られる。送り側の搬送ベルトは、ベルトガイド板の 上面で直接に支承され、戻り側の搬送ベルトは底板側部材の上面で直接に支承さ れる。吸い殻投入口から投入された吸い殻は、ベルトガイドに直接に支承されな がら走行する搬送ベルトの送り側部分で搬送されて排出される。
【0005】 搬送ベルトは吸い殻を搬送するため耐熱性が要求されることから、耐熱性ベル トなどが使用されるが、搬送ベルト自体の設置をコンパクトに行うために、薄く 形成されたステンレス製ベルトが使用されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記下従来装置では、吸い殻投入口には上方を覆うカバーが設けられているが 、カバーの一部分は開口しているため、物置台の上に載せてある飲料の入った容 器が倒れた際に飲料が吸い殻投入口の中に入ることがある。また、故意に飲料を 吸い殻投入口から注ぎ入れるといった悪戯を行う遊技者もいる。
【0007】 しかし吸い殻投入口から飲料等の液体が混入した場合、従来の吸い殻自動回収 装置では、搬送ベルトがベルトガイド板の上面および底板側部材の底部の上面と で直接に支承されているため、搬送ベルトとベルトガイド板の上面及び底板側部 材底部の上面との隙間に、飲料等の液体が浸透してしまう。この液体は搬送ベル トが走行することによりベルトガイド板との接触面に沿って拡がるとともに、飲 料等に含まれる水分が蒸発していくと、飲料中の糖分などの物質が次第に粘性を 増していき、接着剤のように作用するようになる。
【0008】 そして、搬送ベルトとベルトガイド板の上面及び底側部材の底部の上面との接 触面に、この粘性物質が拡散していき、この粘性物質の粘着力が搬送ベルトを走 行させる駆動力よりも大きくなると、搬送ベルトの走行が停止してしまうという 問題点があった。このことは、缶コーヒーや果実飲料のように糖分を多く含んだ 飲料になるほど、乾燥したときの粘性が高く、かかる問題点が顕著になっていた 。
【0009】 このように、搬送ベルトが走行を繰り返すことで、粘性物質が搬送ベルトとガ イド板との接触面で拡散していき、接着剤のように作用して搬送ベルトを停止さ せてしまう場合には、相当範囲に拡散している状態なので、一旦搬送ベルトが停 止してしまうと、搬送ベルトの設置部分全体の点検と復旧作業をしなければなら ず、遊技機に設置している場合には、遊技場の営業に影響を与えかねないことも あり、かかる吸い殻自動回収装置を導入する阻害要因ともなっていた。
【0010】 また、従来の吸い殻自動回収装置は、搬送ベルトが長い空間部内を走行するた め、搬送ベルトはガイド板の上面及び底板側部材の上面を多少蛇行したり、上下 に振れたりすることもある。しかしながら、装置の小型化を図るため、戻り側の 搬送ベルトは底板側部材と天板側部材との分割部付近に位置しているだけでなく 、戻り側の搬送ベルトを天板側部材と底板側部材の分割部の位置まで浮上するこ とを規制するものがなかった。しかも、搬送ベルトは耐熱性のあるステンレスが 柔軟性を有するように薄く形成されていることから、搬送ベルトが移動している 間に、戻り側の搬送ベルトの側部が天板側部材と底板側部材の分割された隙間に 噛み込み、搬送ベルトが停止するというトラブルも発生していた。
【0011】 そこでこの考案は、これらのトラブルによって搬送ベルトの走行が停止するこ とがないようにした吸い殻自動回収装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための第1の吸い殻自動回収装置は、遊技機の前面側に 設置され、空間部を形成した中空状の物置台の上面に、吸い殻投入口を所定の間 隔で形成し、吸い殻投入口に投入された吸い殻を一定方向に搬送する無端の搬送 ベルトを前記空間部内に収納した吸い殻自動回収装置において、上記空間部を、 天板及び後側壁を構成する天板側部材と、底板及び前側壁を構成する底板側部材 とによって形成するとともに、ベルトガイド板によって水平方向に仕切り、前記 底板側部材の底部の上面とベルトガイド板の上面とに搬送ベルトを支承する複数 の凸部を形成したことを特徴とするものである。
【0013】 第1の吸い殻自動回収装置によれば、搬送ベルトは底板側部材の上面とガイド 板の上面と形成した凸部に支承されるため、搬送ベルトと底板側部材の上面及び ベルトガイド板の上面との間に飲料等の液体が浸透することがなくなる。したが って、搬送ベルトと底板側部材の底部の上面及びガイド板の上面とが粘状物によ って貼着されることがなくなる。
【0014】 上記の課題を解決するための第2の吸い殻自動回収装置は、上記の第1の吸い 殻自動回収装置であって、天板側部材と底板側部材とを分離可能に組合わせたこ とを特徴とするものである。
【0015】 第2の吸い殻自動回収装置によれば、天板側部材と底板側部材とを分離可能に 組合わせたことにより、両者を分離した状態でベルトガイド板をセッティングす ることができるとともに、搬送ベルトを空間部内に容易に収納することができる 。
【0016】 上記の課題を解決するための第3の吸い殻自動回収装置は、上記の第2の吸い 殻自動回収装置であって、ベルトガイド板の両側を起立させ、ベルトガイド板の 底部を天板側部材と底板側部材との分割位置よりも下側に位置させたことを特徴 とするものである。
【0017】 第3の吸い殻自動回収装置によれば、ベルトガイド板の底部が、天板側部材と 底板側部材の分割位置よりも下側に位置することにより、搬送ベルトが底板側部 材の上面を多少蛇行したり、上下に振れたりしても、戻り側の搬送ベルトの側部 が天板側部材と底板側部材の分割された隙間に噛み込むことがなくなる。
【0018】 上記の課題を解決するための第4の吸い殻自動回収装置は、上記の第1から第 3のいずれかに記載の吸い殻自動回収装置であって、ベルトガイド板の凸部と底 板側部材の凸部とを突起によって構成したことを特徴とするものである。
【0019】 第4の吸い殻自動回収装置によれば、ベルトガイド板の凸部と底板側部材の凸 部とを突起によって構成したことにより、搬送ベルトはその凸部に点接触で支承 されて移動する。
【0020】 上記の課題を解決するための第5の吸い殻自動回収装置は、上記の第1から第 3のいずれかに記載の吸い殻自動回収装置であって、ベルトガイド板の凸部と底 板側部材の凸部とを凸条によって構成したことを特徴とするものである。
【0021】 第5の吸い殻自動回収装置によれば、ベルトガイド板の凸部と底板側部材の凸 部とを凸条によって構成したことにより、搬送ベルトはその凸部に線接触で支承 されて移動する。
【0022】
【考案の実施の形態】
この考案に係る吸い殻自動回収装置を図1から図5を参照しながら説明する。 図1は吸い殻回収装置1の全体構成を概略的に示す斜視図である。構成を分かり やすく表現するために遊技機(パチンコ機)の図示を省略している。吸い殻自動 回収装置1の物置台2は、図示しない複数並設されたパチンコ機を設置する台部 (いわゆる島)の手前側に設けられており、その上にパチンコ玉を収容するケー スや遊技客の持ち物等を載置できるようになっている。物置台2の上面には、各 パチンコ機に対応させて所定間隔で吸い殻投入口3が形成されており、吸い殻投 入口3を覆うようにドーム状の灰皿4が設けられている。
【0023】 物置台2は図2に示すように中空状で、その内部に、空間部6とダクト部7と が前(図2の左側)と後(図2の右側)とに並列に形成されている。空間部6は 吸い殻投入口3から投入された吸い殻を搬送するための搬送ベルト5が収納され る。ダクト部7は灰皿4内に立ち篭める煙草の煙を排気するためのものとして使 用される。
【0024】 物置台2は、単独でダクト部7を構成するとともに空間部6の主として天板と 後側壁を構成する天板側部材2Aと、空間部6の主として底板と前側壁を構成す る底板側部材2Bと、L字形状の止め具11とを互いに分離可能に組み合わせた 構造となっている。天板側部材2Aはダクト部7を形成する底部の下側、後ろ側 及び前側、そして天板の前側上面にそれぞれ溝部9,12,15,13が形成さ れている。止め具11の両端部には折返し部11A,11Bが形成される。
【0025】 天板側部材2Aと底板側部材2Bとを組み合わせた状態においては、天板側部 材2Aの底部側に形成した溝部9に底板側部材2Bの底面端部側の係止部10が 係合し、かつ天板側部材2Aの上面前端部に底板側部材2Bの前面上端部が当接 し、両部材2A,2Bの互いの位置決めがなされている。そして、止め金具11 の後方側に形成した折り返し部11Aを天板側部材2Aの背面下端部に形成した 溝部12に係合させるとともに、止め金具11の前方側に形成した折り返し部1 1Bを天板側部材の上面前端部に形成した溝部13に嵌め込むように係合させて 、両構成部材2A,2Bを互いに同定して、空間部6が形成される。空間部6の 内部には、送り側の搬送ベルト5を案内支承するベルトガイド板8が水平姿勢に 設けられている。
【0026】 ベルトガイド板8は後端側8Aと前端側8Bとを底部8Cから起立させ、その 後端側8Aには凸条を外向きに形成したものとする。ベルトガイド板8の後端側 8Aの凸条が天板側部材2Aの後側壁に形成した溝部15に係合し、その前端側 8Bが底板側部材2Bの前側壁に形成した係止部16の上に載せられ、ベルトガ イド板8の底部8Cは、天板側部材2Aと底板側部材2Bの後側の分割位置2C よりも下位に位置し、ほぼ水平状態で装着される また、ベルトガイド板8の底部8Cの上面と底板側部材2Bの底板の上面とに は、搬送ベルト5を点接触で支承する複数の凸部18,18…,19,19…が 形成されている。ベルトガイド板8の凸部18は図3に示すように、また底板側 部材2Bの凸部19も同様に、3列に配置する突起によって構成することが好ま しい。また、この突起は千鳥掛けのように配置することによって、少ないポイン トで搬送ベルト5を支承するようにする。
【0027】 ただし、凸部18は図4に示すように、また底板側部材2Bの凸部19も同様 に、搬送ベルト5の搬送方向に平行な複数本の凸条によって構成することもでき る。この場合、ベルトガイド板8の前後端側8A,8Bには、中間の底部8Cよ りも一段高くなった段部17,17を形成し、この段部17,17がベルトガイ ド板8の両端側を支承するようにする。したがって、搬送ベルト5の上に吸い殻 などの荷重が加えられたときに、凸条の凸部18は搬送ベルト5を支承する。
【0028】 このようなベルトガイド板8を上記の天板側部材2Aと底板側部材2B固定す るには、図5に示すように先ず、天板側部材2Aの溝部9に底板側部材2Bの係 止部10を係合させる。この溝部9に係止部10を係合させると、図示のように 底板側部材2Bが天板側部材2Aの底部に吊架状態に保持される。次いで、ベル トガイド板8の後端側8Aの凸条を天板側部材2Aの溝部15に挿入してベルト ガイド板8を仮固定する。
【0029】 そして、ベルトガイド板8の上側に、搬送ベルト5の送り側部分5Aが位置し 、下側に戻り側部分5Bが位置するように搬送ベルト5をセットする。この状態 で、天板側部材2Bを係止部10を支点にして反対側を上側に回し、天板側部材 2Aの上面前端部に底板側部材2Bの前面上端部を当接させる。しかる後、止め 金具11の折返し部11A,11Bを天板側部材2Aの溝部12と溝部13とに 係合することによって両構成部材2A,2Bを互いに固定すれば、図2に示すよ うに搬送ベルト5の装着が完了する。搬送ベルト5を取り外す場合は、上記と逆 の操作を行う。
【0030】 物置台2の空間部6内における搬送ベルト5の送り側部分5Aは、ベルトガイ ド板8の凸部18,18…によって下側から支承され、空間部6内における搬送 ベルトの戻り側部分5Bは底板側部材2Bの底板に形成された凸部19,19… によって下側から支承される。搬送ベルト5は例えば0.1mm程度の肉厚の薄いス テンレス製の無端ベルトであって、図1に示すように駆動モータ20の駆動軸に 機械的に連結された駆動ローラー21と回転ローラー22,23,24,25, 26に掛けられている。また、前記各ローラー22〜26の両端周縁部には搬送 ベルト5が掛かっている部分よりも直径の大きい耳部21a,22a,23a, 24a,25a,26aが形成されており、作動時に搬送ベルト5がローラー2 2〜26から外れて移動方向と交差する方向に蛇行することを防止している。
【0031】 搬送ベルト5の搬送終端部付近には、搬送されてくる吸い殻以外に搬送ベルト 5に付着したガム等を強制的に除去するスクレーパー28が、その先端部が搬送 ベルト5の両面から搬送ベルト5を挟み込むように当接して設けられている。ま た、搬送ベルト5の搬送終端部下方には、吸い殻投入口3から投入され、搬送ベ ルト5によって搬送された吸い殻が落とし込まれる吸い殻回収容器30が、枠組 み内に着脱自在に配置されている。この吸い殻回収容器内30に回収された吸い 殻を廃棄する場合には、この枠組みから吸い殻回収容器30を取り外す。
【0032】 吸い殻回収容器30と枠組みの当接部にはマイクロスイッチ31が設けられて いる。このマイクロスイッチ31は、吸い殻回収容器30が枠組みに装着される と、接点が接触して搬送ベルト5の駆動モータ20へ通電ON状態となり、吸い 殻回収容器30を取り外すと、接触しない状態となって、通電OFF状態となる ように機能する。したがって、吸い殻の自動回収が行われたまま、メインの電源 スイッチをOFFにせず、吸い殻回収容器30を回収しようとして取り外す際に も、駆動モータ20への通電がOFFになり、搬送ベルト5の作動が停止される 。このようにメイン電源のOFF操作を忘れても、吸い殻回収容器30を取り外 した後の容器設置部に吸い殻が搬送落下することがなくなり、余分な清掃作業を 行わなくてすむように配慮されている。
【0033】 また、完全にもみ消されてない吸い殻の消火を行えるように、吸い殻回収容器 30内には消火用の水を入れておくのが好ましい。あるいは、二酸化炭素ボンベ 等から吸い殻回収容器30内に二酸化炭素を送り込むようにしてもよい。
【0034】 さらに、灰皿4内にこもった煙草の煙が排煙口からダクト部7内に吸気される ようにするため、排気用ホース40の一方端が物置台2のダクト部7に連通し、 他端は集塵機41を介してブロアモータ42に接続されている。ダクト部7は、 各灰皿4内に形成された排煙口と連通しており、ブロアーモータ42を駆動する ことにより、灰皿4内にこもった煙草の煙が排煙口からダクト部7、排気用ホー ス40を通じて集塵機41内でニコチンやタール分を除去された後、室外へ排気 される。集塵機41とブロアモータ42とは、それぞれ排気用ホースで室外側4 3,44と連通している。
【0035】 この考案に係る吸い殻自動回収装置は以上のように構成し、次に動作について 説明する。搬送ベルト5を物置台2の空間部6内に装着して駆動モータ20を作 動させると、搬送ベルト5が所定方向に移動して、吸い殻投入口3から投入され る吸い殻を搬送終端部側へ搬送する。搬送ベルト5の送り側部分5Aと戻り側部 分5Bはそれぞれ凸部18,18…,19,19…によって、ベルトガイド板8 の底部8C及び底板側部材2Bの底板よりも上位に支承されている。
【0036】 したがって、仮に吸い殻投入口3から空間部6内に飲料等の液体が入ったとし ても、搬送ベルト5と底板側部材2Bの底部の上面及びベルトガイド板8の上面 との間に飲料等の液体が浸透することがなくなる。このため、搬送ベルト5が走 行しても、飲料等の液体は拡がることはなく、また飲料等に含まれる水分が蒸発 して、液体が粘状物となっても、この粘状物によって搬送ベルト5と底板側部材 2Bの底部の上面及びベルトガイド板8の上面とが貼着されることがなくなる。
【0037】 特に凸部18,18…,19,19…が突起で構成されると、飲料等が粘性の 大きく、接着剤のようになっても、凸部18,18…,19,19…と搬送ベル ト5とは点接触で支承されるため、搬送ベルト5と底板側部材2Bの底部の上面 及びベルトガイド板8の上面とが粘着することを完全に防止できる。
【0038】 また、前述の如く搬送ベルト5が移動方向と交差する方向に蛇行するのを防止 する耳部21a〜26aが各ローラー21〜26に施されているが、搬送始端側 のローラー22と搬送終端側のローラー24との距離は長いので、その途中で搬 送ベルト5が多少蛇行したり上下に振れたりすることもある。しかしながら、搬 送ベルト5の戻り側部分5Bの上側に位置するベルトガイド板8の底部8Cは天 板側部材2Aと底板側部材2Bの後側の分割位置2Cよりも下位に位置し、搬送 ベルトの戻り側5Bが上記分割位置2Cのレベルまで浮き上がるのを規制してい るため、搬送ベルトの戻り側5Bが分割位置2Cに形成される両部材の分割され た隙間に噛み込むことはない。
【0039】
【考案の効果】
上記説明から明らかなように、この考案にかかる吸い殻自動回収装置は、吸い 殻投入口から飲料等の液体が搬送ベルトを収容する空間部に入っても搬送ベルト に与える影響が少なく、また搬送ベルトが天板側部材と底板側部材の隙間に噛み 込むことがないので、走行中の搬送ベルトが停止するトラブルが少なくなった。
【0040】 また、請求項4に記載の考案によれば、凸部を突起としたことにより、飲料物 の液体が粘性の大きなものであっても、その液体が接着剤のようになって、凸部 と搬送ベルトとを粘着することを完全に防止することができる。したがって、粘 性の大きな飲料が殻投入口から注ぎ込まれても、搬送ベルトが停止することがな く、この吸い殻自動回収装置は実用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る吸い殻自動回収装置の全体構成
を概念的に示す斜視図である。
【図2】この考案に係る吸い殻自動回収装置を構成する
物置台の断面図である。
【図3】この考案に係る吸い殻自動回収装置を構成する
ベルトガイド板の斜視図である。
【図4】この考案に係る吸い殻自動回収装置を構成する
図3とは異なるベルトガイド板を示す斜視図である。
【図5】この考案に係る吸い殻自動回収装置を構成する
物置台の組み立てを説明する分解図である。
【符号の説明】
1 吸い殻自動回収装置 2 物置台 2A 天板側部材 2B 底板側部材 2C 分割位置 3 吸い殻投入口 5 搬送ベルト 5A 搬送ベルトの送り側部分 5B 搬送ベルトの戻り側部分 6 空間部 8 ベルトガイド板 8A 後端側 8B 前端側 8C 底部 18 凸部 19 凸部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の前面側に設置され、空間部を形
    成した中空状の物置台の上面に、吸い殻投入口を所定の
    間隔で形成し、吸い殻投入口に投入された吸い殻を一定
    方向に搬送する無端の搬送ベルトを前記空間部内に収納
    した吸い殻自動回収装置において、 上記空間部を、天板及び後側壁を構成する天板側部材
    と、底板及び前側壁を構成する底板側部材とによって形
    成するとともに、ベルトガイド板によって水平方向に仕
    切り、前記底板側部材の底部の上面とベルトガイド板の
    上面とに搬送ベルトを支承する複数の凸部を形成したこ
    とを特徴とする吸い殻自動回収装置。
  2. 【請求項2】 上記天板側部材と底板側部材とを分離可
    能に組合わせたことを特徴とする請求項1に記載の吸い
    殻自動回収装置。
  3. 【請求項3】 上記ベルトガイド板の両側を起立させ、
    ベルトガイド板の底部を天板側部材と底板側部材の分割
    位置よりも下側に位置させたことを特徴とする請求項2
    に記載の吸い殻自動回収装置。
  4. 【請求項4】 上記ベルトガイド板の凸部と底板側部材
    の凸部とを突起によって構成したことを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の吸い殻自動回収装置。
  5. 【請求項5】 上記ベルトガイド板の凸部と底板側部材
    の凸部とを凸条によって構成したことを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の吸い殻自動回収装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203056A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Omori Mach Co Ltd 物品の搬送装置

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