JP3046589B1 - 荷役用傘カバー - Google Patents

荷役用傘カバー

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JP3046589B1
JP3046589B1 JP10374869A JP37486998A JP3046589B1 JP 3046589 B1 JP3046589 B1 JP 3046589B1 JP 10374869 A JP10374869 A JP 10374869A JP 37486998 A JP37486998 A JP 37486998A JP 3046589 B1 JP3046589 B1 JP 3046589B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、生産性、搬送性、作業性に優れた
コストのかからない荷役用傘カバーを提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明の荷役用傘カバーは、中心軸部
と、前記中心軸部の上端部に形成されクレーン等のフッ
クやワイヤ等を掛止する掛止部と、前記掛止部の下側に
前記中心軸部に挿着された雨よけ板と、前記中心軸部の
前記雨よけ板の下部で前記中心軸部に挿着された骨回動
部と、前記骨回動部に系合された骨部と、前記中心軸部
に上下動自在に挿入されたロクロ部と、前記骨部の前記
中心軸部側の所定部と前記ロクロ部との間に各々の端部
が回動自在に固定された受骨部と、2以上の前記骨部間
に張設されたカバーシートと、前記骨回動部と前記カバ
ーシートとの間に形成された風吹き抜け部と、を備えた
構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨天時の船舶や航
空機、倉庫での荷役作業に用いられる荷役用傘カバーに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶や航空機、倉庫での荷役作業
において、雨天時や、梅雨時に貨物が濡れるので荷役作
業を中断せざるを得ない事態が生じていた。特に船舶の
荷役作業においては、積荷の量が多いことから、梅雨時
等は、長時間に渡って荷役作業を中断せざるを得ず、船
舶の運行予定が狂ったり、晴れている間に多数の人員で
一気に荷役を行ったりして省力性に欠けるとともに安定
した荷役予定が立てられない等の問題点を有していた。
また、雨天時の作業は積荷が濡れるだけでなく、作業が
非能率で作業性に欠けるとともに貨物や手が滑ったりし
て安全性にも欠けるという問題点を有していた。そこ
で、これらの問題点を解決するため種々検討がなされ、
その成果が種々開示されている。例えば、 a.特開昭55−32144号公報(以下、イ号公報と
いう)には、「垂立せしめた支柱に屋根本体を揺動自在
に屋根吊下ワイヤーにて吊下げし、下側より弾力的に牽
引し屋根本体の最頂部に長手方向に沿ってワイヤー通過
溝を欠設し、該ワイヤー通過溝の上側に被覆帯を枢着被
覆し、ワイヤー通過溝中に揚荷装置の吊上ワイヤーを上
下に挿通し、ワイヤー通過溝中を吊上ワイヤーの横振れ
と共に屋根本体も追随浮動せしめながら吊上ワイヤーを
移動荷役せしめる荷役用保護屋根」が開示されている。 b.特開昭59−128137号公報(以下、ロ号公報
という)には、「天幕を用いたアンローダの雨天荷役用
雨カバーにおいて、屋根材となる幕の両端を円筒状のロ
ーラに巻き、この2本のローラに常に同じトルクを発生
させるようにしたアンローダの荷役用傘カバー」が開示
されている。 c.特開昭59−163240号公報(以下、ハ号公報
という)には、「アンローダによる吸引物を収容してい
る船倉被覆用の天幕と、この天幕を張架するための並列
する複数の屋根フレームと、該船倉の側部甲板上に載置
された各屋根フレームの両端部を夫々支持する脚とを具
備し、該脚の各下端部には甲板上を転動し得る車輪が設
けられ、該脚を会して各屋根フレームが該船倉の側部に
沿って相互間隔を拡縮する方向に移動可能とされるアン
ローダの雨天荷役用雨カバー」が開示されている。 d.特開平06−101366号公報(以下、ニ号公報
という)には、「縦長な動の上端にクレーンへ掛止する
掛止部と雨よけ用傘部とを設けるとともに前記動のワイ
ヤを介して同軸的に吊下された水平なリング状フレーム
と、前記傘部下側に錐形屋根頂部が止着され前記フレー
ムに内側が支持されて下方に垂下した下面開口の筒状カ
バーシートとを備えた吊カバー装置」が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術は、以下のような課題を有していた。 a.装置が大がかりで、設置するに際して部品点数が多
く、設置作業に多大の時間と労力を要すという問題点が
あった。従って、夕立等の急に激しく降る雨には何ら対
応ができないという問題点を有していた。 b.イ号公報に記載のものは、ワイヤー通過溝の一方向
での荷役作業しかできず、船上や陸上のクレーンを回動
して船倉の一端から他端までの貨物の積み降ろしできな
いという課題を有していた。また、風が少しでも強いと
岸壁に当たった風の吹き上げで屋根が吹き上げられ安全
性に欠けるという問題点を有していた。また、屋根が固
定式なので、広狭の現場に応じて雨による貨物等の濡れ
るのを防ぐことができないという問題点を有していた。 c.ロ号公報やハ号公報に記載のものは、アンローダ用
には好適であるが、一般の個装した貨物には適応できな
いという問題点があった。更に荷役時に船等からトラッ
ク等の陸上輸送手段に貨物を積み代えねばならないが、
他の輸送手段への積み代え作業には全く利用できないと
いう問題点を有していた。 d.二号公報に記載のものは、防湿・防水・防塵用の工
事対象物には好適であるが、船舶等の荷役作業現場では
風が強いため使用できないという問題点を有していた。
そこで、近年、設置作業が容易で、かつ、保管時や運搬
時に場所をとらず、また設置場所に応じて広狭自在に対
応でき風雨や降雪時、日差しの強い夏期でも支障なく荷
役作業ができる荷役用傘カバーが強く要求されていた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決し、要求を
充たすもので、設置場所を選ばず短時間でかつ極めて簡
単な作業で設置できるとともに保管時や運搬時にコンパ
クトにでき保管性や搬送性に優れ、雨天時等の荷役作業
の作業性や安全性を著しく向上させるとともに貨物を雨
で濡らすことがなく荷役作業の品質を向上できる荷役用
傘カバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の荷役用傘カバーは、以下の構成を有してい
る。本発明の請求項1に記載の荷役用傘カバーは、中心
軸部と、前記中心軸部の上端部に形成されクレーン等の
フックやワイヤの掛止手段を掛止する掛止部と、前記掛
止部の下側に前記中心軸部に挿入固定又は挿脱自在に挿
着された板状又は椀状の雨よけ板と、前記中心軸部の前
記雨よけ板の下部で前記中心軸部に固定又は上下動自在
に固定され挿着された骨回動部と、前記骨回動部に一端
部が回動自在に系合された2以上の骨部と、段差状に形
成され下段が上段より大きく形成され前記中心軸部に上
下動自在に挿入されたロクロ部と、前記骨部の前記中心
軸部側の所定部と前記ロクロ部との間に各々の端部が回
動自在に固定された受骨部と、前記ロクロ部の上段に形
成され前記受骨部を掛止するロクロ掛止部と、2以上の
前記骨部間に張設されたカバーシートと、前記骨回動部
と前記カバーシートとの間に形成された風吹き抜け部
と、を備えた構成を有している。この構成により、以下
の作用が得られる。 a.クレーン等のフックを掛止する掛止部を有している
ので、現場に常設しているクレーンやデッキクレーン、
ガントリークレーンを利用して、クレーン等で移動自在
に懸吊することができ利便性に優れる。 b.クレーン等で懸吊しているので、作業場所の移動や
船倉内での貨物の積込み、積降ろし作業の移動、例えば
第一船倉から第二船倉への移動等に応じて、クレーンで
荷役用傘カバーの懸吊位置を移動させることができ、貨
物や作業員が雨に濡れることなく荷役作業ができ、作業
性を著しく高めるとともに、荷役作業の品質を向上させ
ることができる。 c.クレーンのフックに掛止部が固定されているので、
突風が瞬間的に吹いても骨部や骨回動部、ロクロ部から
なる傘部が吹き飛ばされるのを防ぎ、安全性を高めるこ
とができる。 d.ロクロ部をフォークリフトや単動式シリンダのピス
トンロッドで中心軸部の所定の位置まで上下動させるこ
とができ、ロクロ部を中心軸部の上部に摺動させること
で、受骨部、骨部、カバーシートを拡開させる(以下、
この状態を拡開状態という)ことができるとともに、ロ
クロ部を中心軸部の下部に摺動させることで、受骨部、
骨部、カバーシートを閉じさせる(この状態を以下、縮
閉状態という)ことができるので、広狭の現場に合わせ
て荷役用雨カバーを開閉でき利便性に優れる。 e.風吹き抜け部を中心軸部の周囲に有しているので、
障害物がなく風の強い荷役現場でも、風吹き抜け部で吹
き上げてくる風を逃散させることができ、荷役用傘カバ
ーを風で飛ばしたり、転倒させたりする事故を防ぐこと
ができ、荷役用傘カバーの耐久性や安全性に優れるとと
もに雨による貨物のぬれを防ぎ荷役品質を向上できる。 f.雨よけ板を風吹き抜け部の周囲よりも大きく形成し
ているので、風吹き抜け部から雨が荷役用傘カバー内に
降ってくるのを防ぐことができ貨物が濡れるのを防ぐこ
とができる。
【0006】ここで、中心軸部の長さは3m〜15mに
形成される。3m以上のときは中心軸部を1m〜2mの
長さに分割した軸管を連結手段を介して連結して組み立
ててもよい。中心軸部の材質としては、耐剪断力の強い
材料、例えば、鉄管や鉄棒、アルミ管やアルミ棒が用い
られる。骨部は長さが3m〜15mに形成される。3m
以上のときは、骨部を1m〜2mに分割した骨体を連結
手段(ボルト・ナット等)を介して連結して組み立てて
もよい。この場合、中心軸部側の骨部を上に配置して固
定される。連結部での雨漏を防ぐためである。尚、こう
することにより上下のカバーシート間に風抜き用の間隔
が得られ風による事故を防ぐことができるので、好まし
い。受骨部、骨部としては、鉄板、鋼板、平板鋼、U字
鋼、竹等が用いられる。ロクロ部としては、段差状に形
成し下段を大きく形成して単動式シリンダやフォークリ
フトのフォークを受けるようにするのが好ましい。これ
により、所定の位置でロクロ部を支持し荷役用傘カバー
の開閉を自由に調整できる。雨よけ板の形状としては、
板状、円錐状に形成されるが、平面が風吹き抜け部より
も大きく形成される。風吹き抜け部から雨が降るのを防
止するためである。雨よけ板の外周や下面側部に沿っ
て、短冊状に形成され、かつ下端部がカバーシート等に
少なくとも接触する長さに形成された防水布で形成され
た風通し用シート部を設けてもよい。カバーシートとし
ては防水布が用いられる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は請求項1
に記載の荷役用傘カバーであって、前記中心軸部が、
a.前記掛止部と、前記骨回動部と、前記骨部と、前記
受骨部と、前記ロクロ部と、を有する傘部中心軸と、
b.複数の軸管と、c.前記軸管の上下の中空部に嵌合
する嵌合部と、前記嵌合部間の中間に形成された突起部
又はフランジ部とを有する軸継手部と、を備えた構成を
有している。この構成により、請求項1の作用に加え、
以下の作用が得られる。 a.複数の軸管と軸継手を有しているので、中心軸部は
分割して搬送することができる。 b.軸管の数を増減することにより、中心軸部の高さを
調整することができる。ここで、軸管の長さは1m〜2
mの鋼が好適に用いられ、数種類の長さの軸管を用意し
て、中心軸部の高さを微調整してもよい。軸管の材質は
中心軸部の材質と同様のものが用いられる。軸継手部と
しては風が吹いても軸管が抜けずに保持できる長さであ
ればよい。突起部やフランジ部の長さは軸管の厚みと少
なくとも略同一の大きさに形成される。風により軸管が
軸継手部から抜けるのを防ぐとともに、軸管を継ぐ際に
軸管を安全に軸支するためである。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2に記載の荷役用傘カバーであって、前記中心軸
部が、前記ロクロ部を所定の高さで支持するクサビ状又
は棒状のストッパを挿着するストッパ挿入孔、又はクサ
ビ状のストッパを嵌着するストッパ溝部を有する構成を
有する。この構成により、請求項1又は2の作用に加
え、以下の作用が得られる。 a.ストッパを配設するだけでロクロ部が支持されるの
で、拡開状態は安定して保持される。 b.ストッパ挿入孔の位置を変更することにより、荷役
用傘カバーの拡開の度合いを簡単に調整できる。ここ
で、ストッパの形状とその配設方法としては、ロクロ部
が中心軸部の下部へ摺動するのを防ぐものであればよ
く、棒状のものを中心軸部のロクロ部直下へ貫通させて
挿入する方法やクサビ状のストッパを貫通させるか、ス
トッパ溝部に太い方を下にして嵌合させる方法が用いら
れる。ストッパ挿入孔やストッパ溝部は中心軸や軸管に
2以上形成すると、作業場所に合わせて拡開の度合いを
調整できる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至3の何れか一項に記載の荷役用傘カバーであっ
て、前記骨部が、上下に配設された二つの上下骨部材で
形成され、前記2以上の骨部間に張設されたカバーシー
トが、前記カバーシートの側縁端部を前記上下骨部材間
でスペーサと前記スペーサの上下に配設されて固定部材
で前記上下骨材間に固定されている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の何れか一項の作用に
加え、以下の作用を得ることができる。 a.隣り合うカバーシートがスペーサを介して間隔をあ
けて上下に配設されているので、風を吹き抜かせること
ができ、風吹き抜け部の補助として、風による事故を完
全に防ぐことができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4の何れか一項に記載の荷役用傘カバーであっ
て、前記骨部の各々の上面の中央部乃至外端部側、又は
下面の中央部乃至風吹き抜け部側に枠状又はリング状の
拡開係止部が形成されている構成を有している。この構
成により、請求項1乃至4の何れか一項の作用に加え、
以下の作用を得ることができる。 a.クレーン等のワイヤを拡開係止部に係止し牽引させ
ることにより、容易に荷役用傘カバーを所定の拡開度に
調整できる。 b.クレーン等のワイヤを拡開係止部に係止し緊張させ
ることにより、容易に荷役用傘カバーの拡開状態を維持
することができる。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1乃至5の何れか一項に記載の荷役用傘カバーであっ
て、前記中心軸部又は前記軸管が、ロクロ部を上昇させ
所定位置で支持する単動式シリンダ保持部を有している
構成を有している。この構成により、請求項1乃至5の
何れか一項の作用に加え、以下の作用を得ることができ
る。 a.単動式シリンダでロクロ部を上昇し支持するので、
単動式シリンダを作動させるだけで、容易に所定の拡開
度に荷役用傘カバーを拡開し、拡開状態を維持できる。 b.油圧シリンダが脱着自在に保持することができるの
で、保管時や搬送時に油圧シリンダの取り外しができる
ので、保管性や搬送性に優れる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 本発明の実施の形態1における荷役用傘カバーについ
て、以下図面を用いて説明する。図1(a)は本発明の
実施の形態1における荷役用傘カバーの平面図であり、
図1(b)はその骨回動部と骨部の係合部を示す要部側
面図であり、図1(c)は骨部の要部断面図であり、図
2(a)はカバーシートを除いた荷役用傘カバーの骨組
みを示す要部側面図であり、図2(b)は中心軸部の要
部断面図であり、図2(c)はロクロ部の要部側面図で
あり、図3は実施の形態1における荷役用傘カバーの側
面図である。図1において、1は実施の形態1における
荷役用傘カバー、2は傘部中心軸と、複数の鋼管と、管
継手を連結させて高さが5m〜12mに形成された中心
軸部である。3は中心軸部2の上部に形成され荷役用傘
カバー1をクレーン等で懸吊する際にクレーン等のフッ
クやワイヤーを掛止する掛止部、4は中心軸部2の掛止
部3の直下で中心軸部2に中央部が固着又は摺動自在に
固定された板状又は上に凸状の椀状の雨よけ板、5は雨
よけ板4の下部で段差状に形成され、中心軸部2に中央
貫通孔5aが固着又は摺動自在に固定された骨回動部、
5bは骨回動部5の下段に形成され骨部を掛止する骨回
動部掛止部、5cは下段の外壁から中央貫通孔5aに貫
通された螺着や棒状の掛止部材を後述する傘部中心軸
2’に形成された回動部固定用孔部(図示せず)に挿入
する骨回動部固定部、5dはロープを通しロープを下に
引いて傘の開度を調節するための骨回動部保持部、6は
骨回動部5の骨回動部掛止部5bに端部の鈎状に形成さ
れた骨掛止部6aで回動自在に掛止された複数の骨部、
6b、6cは端部が骨掛止部6aで螺着等で固定された
骨部6を形成する板状の鋼材で間にカバーシートを狭持
する上下骨部材、6dは上下骨部材6b、6cをボルト
・ナット等で固定する上下骨部材固定部、7は上下骨部
材6b、6cの間にゴムワッシャ等のスペーサ7aを介
して各々上下に配置されてボルト・ナット等のシート固
定部材7dで固定されたカバーシート、7b、7cは左
右の上下骨部材6b、6cで各端部がシート固定部材7
dで骨部6の左右に配置され各々上下に互い違い固定さ
れたカバーシート、8aはカバーシート7の上端部と中
心軸部2との間で、かつ雨よけ板4の径より小さく形成
された風吹き抜け部、8bは上下に位置する左右のカバ
ーシート7a、7b間で形成される風通路である。
【0013】図2において、1aは傘部、2’は傘部1
aの傘部中心軸、2aは中心軸部2を構成する50cm
〜200cmの長さを有する鋼管等で形成された軸管、
2bは中央部付近等に軸管2aの管端部と略同径のフラ
ンジ2cを有する軸継手、9は段差状に形成され、その
中央貫通孔5aで中心軸部2に上下動自在に貫設された
ロクロ部、9aはロクロ部9の上段に形成され受骨部を
掛止するロクロ掛止部、10はロクロ掛止部9aで下端
部の受骨掛止部10aが回動自在に掛止され上端部の受
骨係合部で下骨部材6cの下面の骨係合部6eで回動自
在に固定された受骨部、11は傘部中心軸2’の外周壁
間に貫通して形成されたロクロ支持孔11aに貫装して
ロクロ部9の下段の下面を支持するクサビ状又は棒状の
傘開度保持部である。図3において、12は中心軸部2
の下端側の軸継手2cを挿通する中空部を有する中心軸
部支持孔12aを有する中心軸部支持部、12bは中心
軸部支持部12の基部、13は骨部6の上骨部材6bの
上面に下方側に開いた取手状や逆U字状に形成され荷役
用傘カバー1を拡開する際にクレーンのフック等を係止
する拡開係止部である。
【0014】以上のように構成された実施の形態1の荷
役用傘カバー1について、以下その組み立て方法を説明
する。図4(a)は本発明の実施の形態1の荷役用傘カ
バーの組立工程図であり、図4(b)はそのカバーシー
トの拡開状態を示す組立工程図であり、図5(a)は傘
部の他の組立工程図であり、図5(b)は傘部のみをク
レーンで吊るし上げた状態を示す側面図である。図4に
おいて、2’は傘部1aの傘部中心軸、20は傘部中心
軸2’の掛止部3に掛止されたクレーンのフックであ
る。まず、湾岸の岸壁等の荷役現場の岸に傘部1a及び
軸管2a、軸継手2b、中心軸部支持部12を搬送す
る。次いで、傘部1aの掛止部3にクレーンのフック2
0を掛止し傘部中心軸2’を垂直に地上より1m程度吊
るす。次いで、傘部中心軸2’の下部を軸管2aに挿入
する。軸管2aが落下しないように軸管2aの螺孔(図
示せず)にボルトで軸継手2bを押圧固定する。次い
で、傘部1aをクレーンで1m程吊り上げ、軸管2aの
下端部に軸継手2bの上半分を挿入する。次いで、軸継
手2bが傘部1aをクレーンで持ち上げた際に落下しな
いように軸管2aと、フランジ2cの外周の突起(図示
せず)にワイヤやロープ、番線をかけ固定する。次い
で、傘部1aを再度クレーンで持ち上げ、軸継手2bに
次の軸管2aの上記の中空部を装着し、前記と同様にし
てワイヤ等で固定する。次いで、傘部1aをクレーンで
また1m程吊り上げ、前記と同様にして軸継手2bの一
端の上半分を装着固定した後、前記と同様にして次の軸
管2aを軸継手2bの下半分に装着する。所定の高さに
中心軸部2を形成した後、中心軸部支持部12を最下段
の軸継手2bの下方に挿入する。次いで、クレーンのフ
ック20のロープを緩め傘部1aの傘部中心軸2’が最
上段の軸管2a内を下降させる。ロクロ部9が軸管2a
の管端面に当接しながら自重で骨部6を拡開しながら傘
部中心軸2’を上昇し、骨部6を所定の拡開度まで拡開
した後、骨回動部5の下部の骨回動部保持部5dにかけ
ているロープ5eを引きロープ5eの端部を荷役作業現
場の構造物に固定する。次いで、フック20のロープの
タルミを取るためクレーンでフック20を上げる。作業
現場が左右に移動するときは、ロープ5eを緩め中心軸
支持部12の基部12bに形成されたロープ掛け12c
に各々ロープをかけフォークリフトのフォークに各々の
ロープを固定した後、クレーンと共動して荷役用傘カバ
ー1を持ち上げて所定位置まで移動する。次いで、ロー
プ5eを引き寄せ現場の構造物に固定する。尚、本実施
の形態では、ロクロ部9と最上の軸管2aを当接させて
傘部1aの自重で拡開し、ロープ5eで拡開度を保持し
たが、これに限定されるものではなく、例えば、最上の
軸管2aの下部の軸継手2bに傘部中心軸2’を当接さ
せて支持するとともに自重により下降するロクロ部9と
軸管2aの当接によって傘部1aの拡開度を調整しても
よい。この場合、最上段の軸管2aは拡開度に応じた長
さのものを準備する。尚、傘部1aの拡開の方法とし
て、図5に示すように、骨部6の上面の拡開係止部13
にロープ13aをかけて、傘部1aを拡開した状態で持
ち上げ、上記と同様にして軸管2a、軸継手2bを用い
て中心軸部2を所定高さに組み立ててもよい。この場
合、傘部1aが荷役所定の拡開度になったところで、傘
部中心軸2’の軸方向に穿孔された複数のロクロ支持孔
11aにクサビ状又は棒状の傘開度保持部11を挿着し
て傘部1aの拡開度を固定する。
【0015】以上のようにして組み立てられた実施の形
態1の荷役用傘カバーについて、以下その使用方法を説
明する。図6は岸壁に横付けした小型貨物船での荷役作
業の状態を示す模式図であり、図7は岸壁に横付けした
大型船舶の荷役作業状態を示す模式図である。図6、図
7において、40は岸壁、41は小型貨物船、42はデ
ッキクレーン、42aは大型船舶のデッキクレーンで荷
役用傘カバー1を吊り下げ、42bは船倉44から貨物
を吊り上げるデッキクレーン、43は船上のデッキクレ
ーン操作部、44は船倉のハッチ、45は船倉からデッ
キクレーンで吊り上げられた貨物、45aは陸上に積ま
れた貨物、46は実施の形態1の荷役用傘カバー1をフ
ック20で吊り下げるクレーン車(図示せず)の伸縮ブ
ーム。47は貨物45を運ぶトラック、48は貨物45
を運ぶフォークリフトである。まず、小型貨物船の場
合、デッキ上に前述の如くして荷役用傘カバー1をデッ
キクレーン42より高くクレーン車で組み立てる。次い
で、デッキクレーン42を用いてトラック47の貨物を
積み降ろす(込む)荷役作業を始める。尚、デッキが狭
い場合や大型の荷役用傘カバー1を用いた場合は荷役用
傘カバー1を陸上に設定してもよい。また、大型船舶の
場合は、図7に示すようにデッキ上の上に荷役用傘カバ
ー1を一台、陸上に同じく一台準備し、一方の傘内に他
方の荷役用傘カバー1の中心軸部がくるようにして上方
の荷役用傘カバー1の雫が他方の荷役用傘カバー1を伝
って貨物を濡らさないように設置して荷役作業を行う。
【0016】以上のように、本実施の形態1の荷役用傘
カバーによれば、以下の作用が得られる。 a.クレーン等のフックを掛止する掛止部3を有してい
るので、現場に常設しているクレーンやデッキクレー
ン、ガントリークレーンを利用して、クレーン等で懸吊
することができ利便性に優れる。 b.ロクロ部9をフォークリフトや単動式シリンダのピ
ストンロッドで中心軸部2の所定の位置まで上下動させ
ることができ、ロクロ部9を中心軸部2の上部に摺動さ
せることで、拡開させることができるとともに、ロクロ
部9を中心軸部2下部に摺動させることで、閉じさせる
ことができる。 c.風吹き抜け部8aを中心軸部2の周囲に有している
ので、障害物がなく風の強い荷役現場でも、風吹き抜け
部8aから吹き上げてくる風を逃散させることができ、
荷役用傘カバー1を風で飛ばしたり、転倒したりする事
故を防ぐことができ、荷役用傘カバー1の耐久性や安全
性に優れるとともに雨による貨物のぬれを防ぎ荷役品質
を向上できる。 d.雨よけ板4を風吹き抜け部8aの周囲よりも大きく
形成しているので、風吹き抜け部8aから雨が荷役用傘
カバー内に降ってくるのを防ぐことができ貨物が濡れる
のを防ぐことができる。 e.複数の軸管2aと軸継手2bを有しているので、中
心軸部2は分割して搬送することができるとともに、軸
管2a及び軸継手bの数を増減することにより、中心軸
部2の高さを調整することができる。
【0017】(実施の形態2) 図8は実施の形態2の荷役用傘カバーの雨よけ板の要部
正面図である。図8において、4aは実施の形態2の雨
よけ板、50a、50bは雨よけ板4aの上下で所定の
間隔をあけて中心軸部2に装着固定された雨よけ板4a
を係止する雨よけ板ストッパ、51は雨よけ板2の外周
壁もしくは下面の側縁部に懸吊乃至は固定された合成樹
脂やゴム、又はこれらの複合材で作成された短冊状の風
通し部である。本実施の形態の荷役用傘カバーは、以上
のように構成されているので、実施の形態1で得られる
作用の他、次の作用が得られる。 a.風が強い雨天時でも短冊状の風通し部51を有して
いるので、吹き上げる風を風通し部51から風を逃がす
ことができるので傘部1aが吹き上げられて荷役用傘カ
バーが風に飛ばされるのを防止できる。 b.風の強い雨天時でも風通し部51があるので、吹き
上げてくる風を逃しながら、雨が傘内に入ってくるのを
防止できる。 c.雨よけ板ストッパを有しているので、突風が吹いて
も雨よけ板ストッパ50aで係止され係止部3や係止部
3に係るフック20に当たって傘部全体が壊れるのを防
止できる。 d.突風で傘部1aが吹き上がった後、その反動で傘部
1aが下側に激しく落下しても雨よけ板4aの下部に雨
よけ板ストッパ50bを有しているので、雨よけ板4a
が傘部に衝突して破損するのを防止できる。
【0018】(実施の形態3) 図9は実施の形態3の荷役用傘カバーのロクロ部の要部
側面図である。図9において、9’は実施の形態3にお
ける荷役用傘カバーの上下間に段差を有するロクロ部、
60はロクロ係止部9aの基部をなすロクロ基部9bの
下面に箱状又は外側が開口したL字状に形成されたフォ
ークリフトのフォークを挿入するフォーク挿入部、61
は傘部中心軸2’を貫通して複数箇所適宜間隔もしくは
ロクロ部9’の厚みに応じた間隔をあけて形成されたク
サビ状や棒状のストッパを挿入しロクロ部9を所定位置
で固定するストッパ挿入孔である。以上のように実施の
形態3の荷役用傘カバーのロクロ部及び傘部中心軸は形
成されているので、実施の形態1及び2で得られる作用
の他、次の作用がえられる。 a.フォークリフトを用いてロクロ部9’を上昇させる
場合は、フォーク挿入孔60を有しているので、フォー
クリフトのフォークがしっかりと保持され、安全性が高
まる。 b.ストッパ挿入孔61が複数箇所適宜間隔をあけて形
成されているので、所定の位置のストッパ挿入孔61に
ストッパを挿入することによって、作業の種類や作業場
所に合わせた拡開の度合いに調整することができる。ま
た、ストッパ挿入孔61をロクロ部9’の厚みとほぼ同
間隔に穿孔されている場合は上下のストッパ挿入孔61
にストッパを挿入することにより、ロクロ部9’を固定
でき、風の吹き上げによってロクロ部9’が上下に踊る
のを防止できる。
【0019】(実施の形態4) 図10は本発明の実施の形態4の荷役用傘カバーの中心
軸部の要部側面図である。図10において、70は中心
軸部2の所定部の軸管2aの対向する外周面に固定され
た単動式シリンダの一種である油圧シリンダの底部を嵌
合して保持する油圧シリンダ保持部、71は油圧シリン
ダ保持部70に載置され嵌合して保持された油圧シリン
ダ、72は中心軸部2の所定位置の軸管2aに形成され
たバンド挿通孔73に挿通され油圧シリンダ71を保持
するバンド、74はロクロ部9の幅広に形成されたロク
ロ基部9bに当接してロクロ部9を持ち上げる油圧シリ
ンダ71のピストンロッドである。以上のように構成さ
れた本実施の形態4の荷役用傘カバーについて、以下そ
の動作を説明する。傘部1aをクレーンのフック20で
持ち上げ、1段目を油圧シリンダ保持部70等を備えた
軸管2aに傘部中心軸2’を挿着する。次いで、油圧シ
リンダ71を軸管2aに装着しバンド72で固定する。
次いで、傘部中心軸2’と軸管2aをストッパ62をス
トッパ挿入孔61に挿入して固定する。次いで、軸管2
aに軸継手2bを挿着し、ストッパ62で固定した後、
クレーンで持ち上げる。次いで、軸管2a、軸継手2b
を同様の操作で所定の高さになるまでストッパ62を挿
入しながら接続していく。次いで、傘部1aが所定の高
さになったところで、油圧シリンダ71に油圧ポンプ
(図示せず)で油圧をかけロクロ部9を上昇させ傘部1
aの骨部6を拡げる。所定の拡がりなった段階で油圧シ
リンダ71の油圧を止めピストンロッド74をロック
し、荷役作業を始める。荷役作業の途中で雨が上がった
らピストンロッド74のロックを解除し、油圧シリンダ
71の油圧を下げピストンロッド74を下げて、風で荷
役用傘カバー1が風等で揺れないようにして、荷役作業
を続ける。以上のように構成された本実施の形態の荷役
用傘カバーによれば、以下の作用を有する。 a.油圧シリンダ71を有しているので、天気予報で雨
が降りそうなときは、荷役作業を始める前に設置してお
き、雨が降ると油圧シリンダ71で、ロクロ部9を押し
上げて傘部1aをさし貨物が濡れるのを防ぐとともに、
作業を中断することなく続行することができ、雨が上が
れば、傘部1aを閉じ、うっとうしさを感じさせず作業
効率を高めることができる。 b.油圧シリンダ71が脱着自在に保持されているの
で、保管時や搬送時に油圧シリンダ71の取り外しがで
きるので、保管性や搬送性に優れる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の荷役用傘カバーに
よれば、以下のような優れた効果を有する。請求項1に
記載の発明によれば、以下の効果を有する。 a.クレーン等のフックを掛止する掛止部を有している
ので、現場に常設しているクレーンやデッキクレーン、
ガントリークレーンを利用して、クレーン等で懸吊する
ことができ利便性に優れる。 b.ロクロ部をフォークリフトや単動式シリンダのピス
トンロッドで中心軸部の所定の位置まで上下動させるこ
とができ、ロクロ部を中心軸部上部に摺動させること
で、受骨部、骨部、カバーシートを拡開させることがで
きるとともに、ロクロ部を中心軸部下部に摺動させるこ
とで、受骨部、骨部、カバーシートを閉じさせることが
でき、天候の状況に応じて傘部を自由に拡開できるの
で、貨物を雨で濡らすことがなく、荷役作業の品質を向
上できる。また、雨に荷役作業が影響されないので作業
効率を著しく向上できる。 c.風吹き抜け部を中心軸部の周囲に有しているので、
障害物がなく風の強い荷役現場でも、風吹き抜け部から
吹き上げてくる風を逃散させることができ、荷役用傘カ
バーを風で飛ばしたり、転倒したりする事故を防ぐこと
ができ、荷役用傘カバーの耐久性や安全性に優れるとと
もに雨による貨物のぬれを防ぎ荷役品質を向上できる。 d.雨よけ板を風吹き抜け部の周囲よりも大きく形成し
ているので、風吹き抜け部から雨が荷役用傘カバー内に
降ってくるのを防ぐことができ貨物が濡れるのを防ぐこ
とができる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、以下の効果を有する。 a.複数の軸管と軸継手を有しているので、中心軸部は
分割して搬送することができるとともに、軸管の数を増
減することにより、中心軸部の高さを荷役現場の状況に
応じて自由に調整することができる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の効果に加え、以下の効果を有する。 a.ストッパを配設するだけでロクロ部が支持され風に
よってロクロ部が上下し、傘部がかくしゅくするのを防
止するので、拡開状態は保持されるので、安心して荷役
作業ができる。 b.ストッパ挿入孔の位置を変更することにより、スト
ッパの位置も変更されるので荷役用傘カバーの拡開の度
合いが調整できる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の何れか一項の効果に加え、以下の効果を有す
る。 a.隣り合うカバーシートがスペーサを介して間隔をあ
けて上下に配設されているので、風を吹き抜かせること
ができ、風吹き抜け部の補助として、風による事故を完
全に防ぐことができる。
【0024】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
又は4の何れか一項の効果に加え、以下の効果を有す
る。 a.クレーン等のワイヤを上面の拡開係止部に係止し牽
引させることにより、容易に荷役用傘カバーを拡開させ
ることができ、緊急時に即応して傘部を拡げることがで
きる。 b.クレーン等のワイヤを下面の拡開係止部に係止し緊
張させることにより、容易に荷役用傘カバーの拡開状態
を維持することができる。
【0025】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
又は5の何れか一項の効果に加え、以下の効果を有す
る。 a.単動式シリンダでロクロ部を上昇し支持するので、
単動式シリンダを作動させるだけで、容易に荷役用傘カ
バーを拡開し、拡開状態を維持できる。せず作業効率を
高めることができる。 b.油圧シリンダが脱着自在に保持することができるの
で、保管時や搬送時に油圧シリンダの取り外しができる
ので、保管性や搬送性に優れる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における荷役用傘
カバーの平面図 (b)本発明の実施の形態1における骨回動部と骨部の
係合部を示す要部側面図 (c)本発明の実施の形態1における骨部の要部断面図
【図2】(a)本発明の実施の形態1におけるカバーシ
ートを除いた荷役用傘カバーの骨組みを示す要部側面図 (b)本発明の実施形態1における中心軸部の要部断面
図 (c)本発明の実施の形態1におけるロクロ部の要部側
面図
【図3】実施の形態1における荷役用傘カバーの側面図
【図4】(a)本発明の実施の形態1における荷役用傘
カバーの組立工程図 (b)本発明の実施の形態1における荷役用傘カバーの
カバーシートの拡開状態を示す組立工程図
【図5】(a)本発明の実施の形態1における荷役用傘
カバーの傘部以外の組立工程図 (b)本発明の実施の形態1における荷役用傘カバーの
傘部のみをクレーンで吊るし上げた状態を示す側面図
【図6】本発明の実施の形態1における岸壁に横付けし
た小型貨物船での荷役作業の状態を示す模式図
【図7】本発明の実施の形態1における岸壁に横付けし
た大型船舶の荷役作業状態を示す模式図
【図8】実施の形態2における荷役用傘カバーの雨よけ
板の要部正面図
【図9】実施の形態3における荷役用傘カバーのロクロ
部の要部側面図
【図10】実施の形態4における荷役用傘カバーの中心
軸部の要部側面図
【符号の説明】
1 荷役用傘カバー 1a 傘部 2 中心軸部 2a 軸管 2b 軸継手 2c フランジ 2’ 傘部中心軸 3 掛止部 4、4a 雨よけ板 5 骨回動部 5a 中央貫通孔 5b 骨回動部掛止部 5c 骨回動部固定部 5d 骨回動部保持部 6 骨部 6a 骨掛止部 6b、6c 上下骨部材 6d 上下骨部材固定部 6e 骨係合部 7 カバーシート 7a スペーサ 7b、7c 上下カバーシート 7d シート固定部材 8a 風吹き抜け部 8b 風通路 9 ロクロ部 9a ロクロ掛止部 10 受骨部 10a 受骨掛止部 10b 受骨係合部 11 傘開度保持部 11a ロクロ支持孔 12 中心軸部支持部 12a 中心軸部支持孔 13 拡開係止部 20 フック 40 岸壁 41 小型・大型貨物船 42、42a、42b デッキクレーン 43 デッキクレーン操作部 44 船倉のハッチ 45 貨物 46 伸縮ブーム 47 トラック 48 フォークリフト 50a、50b 雨よけ板ストッパー 51 風通し部 60 フォーク挿入部 61 ストッパ挿入孔 70 油圧シリンダ保持部 71 油圧シリンダ 72 バンド 73 バンド挿通孔 74 ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−151801(JP,A) 特開 平9−60305(JP,A) 特開 平4−306366(JP,A) 実開 平2−147558(JP,U) 特公 昭55−32144(JP,B2) 実公 昭60−11244(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/00 B65G 63/00 B65G 67/60 E04F 15/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸部と、前記中心軸部の上端部に形成
    されクレーン等のフックやワイヤの掛止手段を掛止する
    掛止部と、前記掛止部の下側に前記中心軸部に挿入固定
    又は挿脱自在に挿着された板状又は椀状の雨よけ板と、
    前記中心軸部の前記雨よけ板の下部で前記中心軸部に固
    定又は上下動自在に固定され挿着された骨回動部と、前
    記骨回動部に一端部が回動自在に系合された2以上の骨
    部と、段差状に形成され下段が上段より大きく形成され
    前記中心軸部に上下動自在に挿入されたロクロ部と、前
    記骨部の前記中心軸部側の所定部と前記ロクロ部との間
    に各々の端部が回動自在に固定された受骨部と、前記ロ
    クロ部の上段に形成され前記受骨部を掛止するロクロ掛
    止部と、2以上の前記骨部間に張設されたカバーシート
    と、前記骨回動部と前記カバーシートとの間に形成され
    た風吹き抜け部と、を備えたことを特徴とする荷役用傘
    カバー。
  2. 【請求項2】前記中心軸部が、a.前記掛止部と、前記
    骨回動部と、前記骨部と、前記受骨部と、前記ロクロ部
    と、を有する傘部中心軸と、b.複数の軸管と、c.前
    記軸管の上下の中空部に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部
    間の中間に形成された突起部又はフランジ部とを有する
    軸継手部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の荷役用傘カバー。
  3. 【請求項3】前記中心軸部が、前記ロクロ部を所定の高
    さで支持するクサビ状又は棒状のストッパを挿着するス
    トッパ挿入孔、又はクサビ状のストッパを嵌着するスト
    ッパ溝部を有することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の荷役用傘カバー。
  4. 【請求項4】前記骨部が、上下に配設された二つの上下
    骨部材で形成され、前記2以上の骨部間に張設されたカ
    バーシートが、前記カバーシートの側縁端部を前記上下
    骨部材間でスペーサと前記スペーサの上下に配設されて
    固定部材で前記上下骨材間に固定されていることを特徴
    とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の荷役用傘カ
    バー。
  5. 【請求項5】前記骨部の各々の上面の中央部乃至外端部
    側、又は下面の中央部乃至風吹き抜け部側に枠状又はリ
    ング状の拡開係止部が形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の荷役用傘カバー。
  6. 【請求項6】前記中心軸部又は前記軸管が、ロクロ部を
    上昇させ所定位置で支持する単動式シリンダ保持部を有
    していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項
    に記載の荷役用傘カバー。
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