JP3045880B2 - プラスチック鏡及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック鏡及びその製造方法

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JP3045880B2
JP3045880B2 JP24902892A JP24902892A JP3045880B2 JP 3045880 B2 JP3045880 B2 JP 3045880B2 JP 24902892 A JP24902892 A JP 24902892A JP 24902892 A JP24902892 A JP 24902892A JP 3045880 B2 JP3045880 B2 JP 3045880B2
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哲人 中島
正克 茂木
正樹 岡田
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哲人 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル樹脂(ポリメ
チルメタクリレート、メタクリル樹脂、PMMA)、表
面処理(ハードコート等)を施したアクリル樹脂等のプ
ラスチックの基板に、無電解で銀メッキするプラスチッ
ク鏡及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光反射率の高い鏡としては、透
明なガラス基板の片面に、アンモニア性硝酸銀水溶液を
含む銀メッキ液をブドウ糖などで還元する無電解の銀鏡
反応により、ガラス基板に銀を析出させて銀被膜を形成
したガラス製の鏡が知られている。
【0003】このようにして形成したガラス製の鏡は、
常に破損に伴う怪我の危険があるため、取扱いに細心の
注意が必要である。さらに、ガラス板はあまり薄いと製
造時の取扱いが困難であるため、ある程度の厚みが必要
である。このため、特に大型品では重量が著しく増大
し、その運搬、設置等に特別の配慮が必要となる。
【0004】このため、破損による怪我の危険や取扱い
の困難性等を考慮して、プラスチック樹脂を基板とした
鏡が考えられている。このプラスチック鏡の製造方法と
しては、通常のガラス製の鏡を製造する際に一般的に用
いられる銀鏡反応を利用した方法がまず考えられる。即
ち、この方法は、アンモニア性硝酸銀水溶液を含む銀メ
ッキ液をブドウ糖などで還元する無電解の銀鏡反応によ
り銀被膜を形成するものである。
【0005】しかしながら、ガラスの場合と違い、この
銀鏡反応をプラスチック表面で起こさせても、銀が容易
にプラスチック表面で析出しない。仮に析出しても、析
出面が荒く、鈍く曇った光反射率の低い銀被膜しかでき
ない。また、プラスチック表面にしっかり密着せず、水
洗い程度で容易に銀被膜が剥がれてしまう。さらに、銀
メッキ液をプラスチック表面に流しても、メッキ液がは
じかれてしまい、均一に広がらないので、大面積の均一
な銀被膜を形成できない。これらの技術的困難のため
に、銀鏡反応を利用した方法では、プラスチック鏡は製
造できないとされていた。
【0006】なお、コロイド状の銀粒子の分散液を刷毛
で塗ってプラスチック鏡を作る試みもあるが、有色の低
品質のものしかできなかった。
【0007】このため、プラスチック鏡の製造方法とし
て現在、一般的に用いられているのは、高真空中での蒸
着法又はスパッタリング法によって透明なプラスチック
上にアルミニウム、銀等の薄膜層を形成する方法であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て製造したプラスチック製の鏡では、ガラスを素材とし
た普通の鏡と比較すると光反射率が低くて暗い。しか
も、ピンホールができやすいなど、低級品(低品質)と
いう印象を受けるため、鏡としての利用よりも反射体と
して利用される方が多い。さらに、これらの方法による
製造では、高価な装置を必要とし、製造コストが高くな
るという問題がある。
【0009】本発明は前記問題点に鑑みなされたもの
で、低コストで容易に製造できると共に軽量で安全な光
反射率の高い高品質のプラスチック鏡及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のプラスチック鏡は、プラスチック樹脂と、
当該プラスチック樹脂表面に塗布された界面活性剤と、
当該界面活性剤をプラスチック樹脂表面に塗布した状態
で銀メッキ法により形成する銀薄膜層とから構成したも
のである。
【0011】本発明のプラスチック鏡の製造方法は、プ
ラスチック樹脂の表面に界面活性剤を塗布した後、銀メ
ッキ法により銀薄膜層を形成するものである。
【0012】なお、界面活性剤を塗布する前に、プラス
チック樹脂表面を活性化処理してもよい。
【0013】プラスチック樹脂の材料としては、無色透
明、着色透明、乳半、白又はガラス色の色調を有する材
料を用いることができる。プラスチック樹脂は表面処理
したものを用いてもよい。この表面処理としてはハード
コートが望ましい。
【0014】プラスチック樹脂は、板状又はフィルム状
に形成しもよく、また中空に形成し、その内側に銀薄膜
層を形成する構成や、湾曲面、屈曲面又は凹凸面を有す
る板状の構成としてもよい。
【0015】プラスチック樹脂表面に界面活性剤を塗布
することで、疎水性の表面が親水性を帯び、銀メッキ液
が樹脂表面ではじかれることなく均一に広がる。このた
め、樹脂表面に均一な銀被膜層を形成することができ
る。
【0016】また、界面活性剤を塗布する前に樹脂表面
を活性化処理しておくと、銀メッキを施しやすくなる。
【0017】
【作用】本発明者は、これまで世に出ていなかった光反
射率の高いプラスチック鏡を作るために、各種のメッキ
等を用いてプラスチック鏡の作成を試みたが、光反射率
の高いプラスチック鏡は得られなかった。この主な原因
はプラスチック樹脂の表面が疎水性を有するためで、そ
のために樹脂表面に均一にメッキを施すことは容易でな
く、高い光反射率を得られなかった。
【0018】アンモニア性硝酸銀水溶液を含む銀メッキ
液をブドウ糖等で還元する無電解の銀鏡反応をプラスチ
ック表面で起こさせても、ガラスの場合と違い、銀が容
易にプラスチック面に析出せず、仮に析出しても荒く、
鈍く曇った光反射率の低い銀被膜しかできなかった。ま
た、しっかり密着せず、水洗い程度で容易に銀被膜が剥
がれてしまった。さらに、銀メッキ液はプラスチック表
面ではじかれてしまい、大面積の均一な銀被膜を形成で
きなかった。
【0019】そこで、本発明者はさまざまな実験を試み
た結果、プラスチック樹脂の表面に界面活性剤を塗布し
た後、銀メッキ法により銀薄膜層を形成するという極め
て簡単な方法によって光反射率の高い、ガラス製鏡と同
程度の高品質のプラスチック鏡を作ることができるとい
う事実が判明した。
【0020】この本発明の方法で製造したプラスチック
鏡は、従来の銀鏡反応をそのまま適用して製造したプラ
スチック鏡、あるいは従来の真空蒸着法等によって製造
したプラスチック鏡では全く得ることのできなかった高
反射率、高品質でガラス鏡とほぼ同等の性質を有するも
のであった。このように、従来の方法では得られなかっ
た高品質のプラスチック鏡が本発明の方法で得られるよ
うになった原因の学問的解明は今後の研究をまたなけれ
ばならないが、発明者等の推定によれば次の理由による
ものと考えられている。
【0021】すなわち、プラスチック樹脂表面に界面活
性剤を含む水溶液を塗布することで、プラスチック表面
の疎水性の性質を親水性にすることができる。界面活性
剤は同一分子中に疎水部と親水部を持っている。このた
め、疎水性の性質を持つプラスチック樹脂表面に界面活
性剤が疎水部で吸着する。その結果、界面活性剤の親水
部がプラスチック樹脂表面から外部に位置する。界面活
性剤の親水部は水溶液をプラスチック表面で均一に広が
らせる性質を持っているため、この状態で銀メッキ液を
注ぐと、はじかれることなく均一に広がる。
【0022】ただし、界面活性剤はプラスチック樹脂表
面での銀鏡反応を妨害するので、塗布する水溶液中の界
面活性剤の濃度は、できるだけ低濃度でなければならな
い。このため、銀メッキ液が均一に広がり、かつ銀鏡反
応が妨害されない濃度の界面活性剤を含む水溶液を塗布
した場合、大面積のプラスチック樹脂表面に均一な銀被
膜層を形成することができる。
【0023】なお、本発明の方法において、例えばアン
モニア性硝酸銀水溶液を含む銀メッキ液をブドウ糖等で
還元する無電解の銀鏡反応により、プラスチック樹脂の
表面に銀を析出させて銀薄膜を形成させる場合等には、
予めハードコートしたプラスチック樹脂を使用すると、
アンモニア性硝酸銀水溶液中の銀の錯イオンがブドウ糖
で還元される際、プラスチック樹脂のハードコート面で
銀の析出反応が進行しやすく、ハードコート面にしっか
り銀被膜が密着し、ガラス製鏡と同程度の高品質の鏡を
作ることができる。
【0024】ハードコート処理にはシランカップリング
剤の他に、シリカゾル等を添加した溶液を用いている。
シリカ(SiO2)はガラスの組成の主成分であるため、ハ
ードコートしたアクリル樹脂の表面は、ガラスの表面に
いくぶん近い。従って、アンモニア性硝酸銀水溶液中の
銀の錯イオンがブドウ糖で還元される際、銀の析出反応
がハードコート面で進行しやすく、銀被膜の密着がよ
い。
【0025】ハードコート以外に表面処理として、アン
モニア性硝酸銀水溶液を含む銀メッキ液をブドウ糖等で
還元する無電解の銀鏡反応がプラスチック樹脂の表面で
起りやすくするために、化学的に処理するものがある。
例えば、シリカ膜コーティング、パラジウム塩等による
活性化処理、クロム酸混液によるエッチング処理、プラ
ズマ処理、低反射コーティング等がある。
【0026】プラスチック樹脂の色調は、無色透明なも
のだけでなく、着色透明、乳半、白又はガラス色のもの
でもよい。着色は樹脂の全体にわたっているため、樹脂
の表面は着色によりほとんど影響されない。従って、着
色した樹脂の銀メッキは、無色透明の樹脂の場合と同じ
く、良好な銀被膜を形成することができる。
【0027】無色透明の樹脂で銀鏡反応により製造した
プラスチック鏡は、ガラス製鏡と比較して、僅かに黄色
味がかった印象を与える。この理由は、ガラス自身が持
つ薄い空色のためである。従って、ガラスと同程度の色
調のガラス色の樹脂を用いると、ガラス製鏡とまったく
同一の色調のプラスチック鏡の製造が可能である。
【0028】さらに、薄くいろいろな色に着色した樹脂
で製造したプラスチック鏡は、鏡像があまり目立たず、
無色の場合と比較して落ち着いた印象を与える。プラス
チックはガラスと比べ着色が容易である。この着色した
新しいタイプの鏡を容易に製造できる。
【0029】プラスチックはいろいろな形状に加工する
ことも、ガラスより容易である。平面でない形状の鏡、
例えば円柱状、半球面等の形状の鏡は蒸着法では困難で
ある。湿式の銀メッキ液は溶液であるため、プラスチッ
クの形状に関係なく製造できる。蒸着では不可能な球形
の内部の銀鏡も容易に製造できる。
【0030】
【実施例】以下、本発明のプラスチック鏡及びその製造
方法について説明する。
【0031】本発明は簡便な手段によって優れたプラス
チック鏡及びその製造方法を実現したものであり、以下
に3つの具体的な実施例を説明する。
【0032】まず、第1実施例について以下に説明す
る。
【0033】プラスチック樹脂としては透明なポリカー
ボネート(PC)樹脂を使用し、この樹脂で例えば厚さ
0.25mm、0.5mm、1.0mm、2.0mmの透明板を成形する。
【0034】活性化処理をするための水溶液としては、
塩化スズ(II)水溶液(SnCl2,1.0g/lに37%HC
l,1mlを加えたもの)と、塩化パラジウム水溶液(Pd
Cl2,0.1g/lに37%HCl0.1mlを加えたもの)とを用
いる。
【0035】界面活性剤としては直鎖アルキルベンゼン
系、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム等を用
い、例えば水1リットル中にこれらの界面活性剤を27%
含む台所用洗剤(例えばママレモン ライオン株式会
社)0.7mlをうすめた溶液(以下「界面活性剤溶液」と
いう)を使用する。
【0036】銀メッキ液としてはアンモニア過剰のアン
モニア性硝酸銀水溶液AgNO317〜51g/l(A液)と水
酸化ナトリウム水溶液NaOH40g/l(B液)とブドウ
糖水溶液C612630g/l(C液)とを用いる。
【0037】ここで使用するアンモニア過剰のアンモニ
ア性硝酸銀水溶液は以下のようにして作る。硝酸銀水溶
液にアンモニア水を徐々に加えて沈殿が生成し、再び沈
殿が消えるまでアンモニア水を加え、さらに濃アンモニ
ア水(28%)を14ml/l加えて作る。硝酸銀17g/lの場合
は全部で濃アンモニア水(28%)を28ml/l加えることに
なる。
【0038】以上の材料を使用して本実施例に係るプラ
スチック鏡の製造方法を説明する。ポリカーボネート樹
脂の透明板を、まず塩化スズ(II)水溶液に1分間浸
し、次いで塩化パラジウム水溶液に1分間浸して透明板
表面に活性化処理を施し、この表面に触媒能を持つパラ
ジウムを吸着させる。次に界面活性剤溶液を透明板上面
に薄く塗布する。これは例えば平面に置いた透明板の上
側から界面活性剤溶液を垂らしたり、霧吹きにより吹き
付けたりして行う。これにより、疎水性の透明板表面に
界面活性剤が親水部を外側にして吸着するため透明板表
面が親水性を持つようになり、銀メッキ液が透明板表面
ではじかれることなくスムーズに広がるようになる。た
だし、界面活性剤はメッキを妨げる作用もあるので、界
面活性剤溶液の塗布量は最小限にとどめておく。
【0039】次いで、前記A液、B液及びC液を15℃以
上の室温で4:1:1の割合で混合し、混合した直後の
混合液(銀メッキ液)を界面活性剤溶液の塗布された透
明板の上面にのせ、放置する。この銀メッキ液は界面活
性剤の作用により透明板上面ではじかれることなく均一
に広がり、その表面に銀鏡反応により均一な銀鏡(銀薄
膜層)ができる。この銀薄膜層を保護するために、その
上に硫酸銅(II)水溶液と還元剤溶液(亜鉛粉末懸濁
液)により銅保護被膜を形成し、さらに裏打ち塗料を塗
布してシールする。
【0040】以上のようにして製造したプラスチック鏡
は、ポリカーボネート樹脂面側から見ると、光反射率が
高く、像が鮮明に写る鏡になった。
【0041】なお、アンモニア過剰のアンモニア性硝酸
銀水溶液中の硝酸銀水溶液の濃度は高い程銀被膜が厚く
なり、光反射率も高くなるが、硝酸銀は高価な試薬であ
るため、経済性を考えて薄い濃度で銀メッキを2度以上
繰り返してもよい。
【0042】以上の実施例では、プラスチック樹脂とし
て板状の樹脂を用いたが、板状に限らずフィルム状に形
成した樹脂でもよい。この場合も前記樹脂板の場合と同
様に容易にプラスチック鏡を成形することができる。こ
のフィルムの厚さとしては0.02mm〜0.5mm程度である。
なお、他の厚さでもよい。
【0043】そして、このフィルムを鏡として使用する
場合は、フィルム面を平面に維持するために、裏側に支
持用の当板を貼り付ける。または建物の壁面等にそのま
ま貼付する。
【0044】以上により、極めて簡単にしかも低コスト
で、光反射率の高いプラスチック鏡を製造することがで
きるようになる。
【0045】しかも、プラスチック鏡はガラスの鏡に比
べて軽量で、かつ衝撃による破損の心配がなく安全であ
る。さらに、軽量で安全なため、化粧品を充填するコン
パクト容器の蓋部内側面に取付ける鏡体として最適であ
る。また、ガラス鏡では非常に困難な大面積の壁面等に
設置する鏡として極めて有用である。特にフィルム状の
プラスチック鏡では壁紙を貼る感覚で取付けることがで
き、有用である。
【0046】また、本実施例のプラスチック鏡は製造後
自由に曲げることができるので、建物の円形柱等の湾曲
した壁面や波打った壁面等にも容易に取付けることがで
き、極めて有用なものである。
【0047】なお、前記製造方法においては、活性化処
理を省略してもよい。この場合、製造されたプラスチッ
ク鏡の光反射率が多少劣るが、十分に実用的な鏡として
作ることができる。特にポリカーボネート樹脂を用いた
場合は比較的光反射率の高いプラスチック鏡を作ること
ができる。
【0048】また、本実施例では界面活性剤として陰イ
オン系界面活性剤である直鎖アルキルベンゼン系、アル
キルエーテル硫酸エステルナトリウム等とし、これらの
界面活性剤を27%含む「ママレモン(ライオン株式会
社)」を用いたが、他の台所用洗剤や他の界面活性剤を
使用しても同様の作用、効果を奏することができる。陰
イオン系界面活性剤として石鹸(脂肪酸のアルカリ塩)
やアルキルナフタレンスルホン酸塩など、陽イオン系界
面活性剤として第一級アミンや第四級アンモニウム化合
物など、非イオン系界面活性剤としてポリオキシエチレ
ン誘導体や糖エステルなど、両性界面活性剤として高級
アルキルアミノ酸などが使用できる。
【0049】また、本実施例ではプラスチック樹脂とし
てポリカーボネート樹脂を使用したが、これに限らず、
ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、メタクリル(PMM
A)樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、アクリロニトリ
ル - スチロール共重合体(AS)樹脂、その他各種の
透明に形成できる樹脂を使用することができる。
【0050】本実施例ではプラスチック樹脂板として0.
25mm、0.5mm、1.0mm、2.0mmの厚さの板を用いたが、他
の厚さの板(例えば2.0mmより厚い板等)を用いても前
記同様の作用、効果を奏することができる。
【0051】さらに、前記実施例ではプラスチック樹脂
の板材を例に説明したが、板材に限らず、プラスチック
フィルムを用いてもよい。このプラスチックフィルムと
しては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(P
P)等のポリオレフィン系フィルム、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)等のポリエステル系フィルム、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド系フィル
ム、ポリニトロセルロース、ポリ酢酸セルロース(C
A)等のセルロース系、ポリビニルアルコール(PV
A)等からなるフィルムを使用することができる。
【0052】次に、第2実施例について説明する。
【0053】本実施例ではプラスチック樹脂として透明
なポリカーボネート樹脂を使用し、この樹脂で例えば厚
さ0.25mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mm、4.0mmの板を
形成する。
【0054】界面活性剤としては前記第1実施例と同様
の界面活性剤溶液を使用する。
【0055】銀メッキ液としてはアンモニア過剰のアン
モニア性硝酸銀水溶液AgNO310〜17g/l(A液)と水
酸化ナトリウム水溶液NaOH40g/l(B液)とブドウ
糖水溶液C612630g/l(C液)とを用いる。
【0056】活性化処理するためにここでは混合型触媒
液を用いる。希塩酸水溶液(37%HCl20〜200mlに
水を加えて全体を1lにしたもの)と混合触媒液(37
%HClを60〜320ml、PdCl2を1g、SnCl2・2
2Oを22〜50g、水に加え全体を1lにしたもの)と促
進化液(水酸化ナトリウム40gを水1lに加えたもの)と
を用いる。
【0057】ここで使用するアンモニア過剰のアンモニ
ア性硝酸銀水溶液は前記第1実施例とほぼ同様である。
即ち、硝酸銀水溶液にアンモニア水を徐々に加えて沈澱
が生成し、再び沈澱が消えるまでアンモニア水を加え、
さらに濃アンモニア水(28%)を同体積加えて作った。
硝酸銀17g/lの場合は全部で濃アンモニア水(28%)を
28ml/l加えたことになる。
【0058】以上の材料を使用して前記実施例同様の製
造方法でプラスチック鏡を製造する。
【0059】ポリカーボネート樹脂を希塩酸溶液に10
秒程度浸した後、混合触媒液に2〜3分浸す。さらに、
促進化液に5分浸して水洗いすることにより、樹脂表面
に触媒能を持つパラジウムを吸着させる。
【0060】次に、ポリカーボネート樹脂の板に界面活
性剤溶液を薄く塗布する。これは、第1実施例と同様に
上側から界面活性剤溶液を垂らしたり、霧吹きにより吹
き付けたりして行う。これにより、板表面が親水性を持
つようになり、銀メッキ液がスムーズに広がるようにな
る。界面活性剤溶液の塗布量は最小限にとどめておく。
【0061】次いで、前記A液、B液及びC液を15℃以
上の室温で4:1:1の割合で混合し、混合した直後の
銀メッキ液を界面活性剤溶液の塗布された板の上面にの
せ、放置する。この銀メッキ液は板上面で均一に広が
り、その表面に均一な銀被膜層ができる。この銀被膜層
の上に銅保護被膜を形成し、裏打ち塗料を塗布してシー
ルする。なお、銀被膜を厚くするためには銀メッキを2
〜3度繰り返す。
【0062】以上のようにして製造したプラスチック鏡
は、前記第1実施例と同様の作用、効果を奏することが
できる。
【0063】以上の実施例では透明なポリカーボネート
樹脂を用いたが、その色調としては無色透明に限らず、
着色透明やガラス色等の他の色調を有する樹脂を使用す
ることもできる。
【0064】前記各実施例における製造方法において
は、活性化処理を省略してもよい。この場合、製造され
たプラスチック鏡の光反射率が多少劣るが、十分に実用
的な鏡として作ることができる。
【0065】また、プラスチック樹脂としては、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、メタ
クリル(PMMA)樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、
アクリロニトリル - スチロール共重合体(AS)樹
脂、その他各種の樹脂を使用することができる。
【0066】本実施例ではプラスチック樹脂板として0.
25mm〜4.0mmの厚さの板を用いたが、他の厚さの板(例
えば4.0mmより厚い板等)を用いても前記同様の作用、
効果を奏することができる。
【0067】次に、第3実施例について説明する。
【0068】本実施例ではプラスチック樹脂としてハー
ドコートしたアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレー
ト、メタクリル樹脂、PMMA)を使用する。この樹脂
で例えば厚さ0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mm、4.0mm、5.0
mm(他の板厚でもよい)の板を成形し、シランカップリ
ング剤等を含むコーティング液でハードコートする。
【0069】界面活性剤としては前記第1実施例と同様
に直鎖アルキルベンゼン系、アルキルエーテル硫酸エス
テルナトリウム等を用い、例えば水1リットル中にこれ
らの界面活性剤を27%含む台所用洗剤0.3〜2.0mlをうす
めた界面活性剤溶液を使用する。
【0070】銀メッキ液としてはアンモニア性硝酸銀水
溶液AgNO37〜34g/l(A液)と水酸化ナトリウム水
溶液NaOH20g/l(B液)とブドウ糖水溶液C612
63〜15g/l(C液)とを用いる。
【0071】ここで使用するアンモニア性硝酸銀水溶液
は前記第1実施例とほぼ同様である。即ち、硝酸銀水溶
液にアンモニア水を徐々に加えて沈澱が生成し、再び沈
澱が消えるまでアンモニア水を加え、さらに濃アンモニ
ア水(28%)をほぼ同体積加えて作った。硝酸銀34g/l
の場合は全部で濃アンモニア水(28%)を56ml/l加え
たことになる。
【0072】以上の材料を使用して前記実施例同様の製
造方法でプラスチック鏡を製造する。
【0073】アクリル樹脂のハードコート板に界面活性
剤溶液を薄く塗布する。これは前記実施例同様に、上側
から垂らしたり、霧吹きにより吹き付けたりして行う。
大面積のアクリル樹脂のハードコート板の場合には霧吹
きにより吹き付ける。これにより、ハードコート板表面
が親水性を持つようになり、銀メッキ液がスムーズに広
がるようになる。界面活性剤溶液の塗布量は最小限にと
どめる。即ち、ハードコート板表面に界面活性剤溶液が
均一に広がり得る最低限の量にとどめる。
【0074】次いで、前記A液、B液及びC液を15℃以
上の室温で1:1:1の割合で混合し、混合した直後の
銀メッキ液を界面活性剤溶液の塗布されたハードコート
板の上面にのせ、放置する。大面積のハードコート板の
場合には、A液、B液及びC液を霧吹きにより同体積ず
つ吹き付けて、ハードコート板上で混合する。この大面
積のハードコート板に各液を吹き付け場合の順番は、B
液及びC液を先に吹き付け、その後にA液を吹き付ける
場合と、3つの液を同時に吹き付ける場合が可能であ
る。
【0075】銀メッキ液はハードコート板上面で均一に
広がり、その表面に均一な銀薄膜層ができる。この銀薄
膜層の上に銅保護被膜を形成し、裏打ち塗料を塗布して
シールする。銀被膜を厚くするには、銀メッキを2〜3
度繰り返す。
【0076】以上のようにして製造したプラスチック鏡
では、前記第1及び第2実施例と同様の効果を奏するこ
とができると共に、樹脂の表面をハードコートしたの
で、表面が傷つきにくい鏡を作ることができる。
【0077】アクリル樹脂のハードコート板を用いたプ
ラスチック鏡は光特性が優れているので、液晶ディスプ
レイのバックライト照明に極めて有用である。
【0078】なお、本実施例におけるアクリル樹脂のハ
ードコート処理は、片面、両面のいずれでもよい。
【0079】また、プラスチック鏡の色調としては、無
色透明だけでなく、乳半、ガラス色や他の色に着色して
もよい。特にガラス色のアクリル樹脂のハードコート板
を使用すると、プラスチック鏡の色調がガラス製鏡と同
じ色調にすることができる。これ以外にも、乳半、他の
色に着色したもの、その濃淡を変えたもの等、各種の着
色鏡とすることで、鏡像があまり目立たず無色の場合よ
り落ち着いた印象を与える等、透明なガラス製鏡と違っ
た印象を与える新しいタイプの鏡を作ることができる。
【0080】また、本実施例ではプラスチック樹脂とし
てアクリル樹脂を使用したが、これに限らず、ポリ塩化
ビニル(PVC)樹脂、ポリカーボネート樹脂(P
C)、ポリスチレン(PS)樹脂、アクリロニトリル -
スチロール共重合体(AS)樹脂、その他各種の透明
に形成できる樹脂を使用することができる。
【0081】さらに、本実施例ではプラスチック鏡の材
料としてアクリル樹脂のハードコート板を用いたが、こ
れに限らずガラスのような無機物の薄膜を形成したシリ
カコートのプラスチック樹脂や、クロム酸混液によりエ
ッチング処理したプラスチック樹脂や、親水化させるた
めにプラズマ処理したプラスチック樹脂や、表面反射光
を抑えるために低反射コーティングしたプラスチック樹
脂等を使用することができる。
【0082】ここで、シリカコートのプラスチック樹脂
の場合には、このコーティングが低温プロセスでできる
ため熱処理を必要としない。このため、プラスチック樹
脂で複雑な形状に形成された成形物のときも、その成形
物に熱により影響を与えることなく、コーティングを施
すことができる。また、このシリカコートにより表面硬
度が増してハードコートを施した場合と同様に、耐摩傷
性に優れ、表面が傷つきにくいプラスチック鏡とするこ
とができる。このシリカコートを施すことで、パラジウ
ム塩による活性化処理をしなくてもきれいに銀メッキを
することができる。ハードコートの場合も同様に活性化
処理が不要である。
【0083】低反射コーティングしたプラスチック樹脂
の場合には、表面での反射光を抑制して光透過率を高
め、銀被膜の面だけで光を反射して像が二重にだぶるこ
とがなく、明視性が向上する(鏡を見た感じがよい)。
なお、低反射コーティングとは、基材より十分高い屈折
率と低い屈折率を有する無機物質の薄膜層を基材表面に
3層コートして、鏡面反射光をほぼ完全に抑制すること
をいう。
【0084】また、以上の各実施例では、プラスチック
樹脂により平板状の鏡を成形した場合を例に説明した
が、プラスチック樹脂はその形状を自由に変えることが
できるため、各種の形状のものを成形できる。例えば、
凹凸面の多い形状のもの、表面に多数の溝があるもの、
表面に多数の半球穴があるもの、折り曲った面を持つ形
状のもの、半球のもの、球体のもの等が容易に成形でき
る。この場合も、前述の製造方法を用いれば、液体であ
る銀メッキ液があらゆる形状の部分になじみ、均一な銀
被膜の鏡を作ることができる。
【0085】このため、例えば自動車の側部後方と前部
下方を見るためのバックアンダーミラー(特願昭58−
244911号)として使用する場合、通常後方を見る
ミラーと下方を見るミラーとはそれぞれ別体のものによ
り構成されていたが、本実施例のプラスチック鏡を用い
れば、後方を見る面と下方を見る面とを一体にした鏡を
成形することができる。しかも後方を見る面は大きな曲
率半径の凸面に、下方を見る面は小さな曲率半径の凸面
に、さらにこれらの面が互いに屈曲して一体に接続され
ており形状が複雑であるが、前記各実施例の製造方法に
よれば容易にバックアンダーミラーを製造することがで
きる。また、マイクロスコープの光のガイド用の半球鏡
や円錐柱状の鏡等も容易に製造できる。さらに、プラス
チックで型取って内部が空洞となった中空物(例えば球
体や人形の置物等)の内側面等にも銀薄膜層を形成して
中空物の鏡(球体鏡等)を作ることも容易である。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプラスチ
ック鏡及びその製造方法によれば、極めて簡単にしかも
低コストで、光反射率の高いプラスチック鏡を製造する
ことができるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−207877(JP,A) 特開 昭48−82839(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 1/00 C23C 18/20 C23C 18/42 G02B 5/08

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック樹脂と、当該プラスチック
    樹脂表面に塗布された界面活性剤と、当該界面活性剤を
    プラスチック樹脂表面に塗布した状態で銀メッキ法によ
    り形成する銀薄膜層とから構成したことを特徴とするプ
    ラスチック鏡。
  2. 【請求項2】 プラスチック樹脂の表面に界面活性剤を
    塗布した後、銀メッキ法により銀薄膜層を形成すること
    を特徴とするプラスチック鏡の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤を塗布する前に、前記プ
    ラスチック樹脂表面を活性化処理する請求項1記載のプ
    ラスチック鏡。
  4. 【請求項4】 前記界面活性剤を塗布する前に、前記プ
    ラスチック樹脂表面を活性化処理する請求項2記載のプ
    ラスチック鏡の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック樹脂を、無色透明、着
    色透明、乳半、白又はガラス色の色調を有する材料から
    構成したことを特徴とする請求項1又は3記載のプラス
    チック鏡。
  6. 【請求項6】 前記プラスチック樹脂を、無色透明、着
    色透明、乳半、白又はガラス色の色調を有する材料から
    構成したことを特徴とする請求項2又は4記載のプラス
    チック鏡の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記プラスチック樹脂として、表面処理
    したプラスチック樹脂を用いたことを特徴とする請求項
    1又は5記載のプラスチック鏡。
  8. 【請求項8】 前記プラスチック樹脂として、表面処理
    したプラスチック樹脂を用いたことを特徴とする請求項
    2又は6記載のプラスチック鏡の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記表面処理としてハードコートを施し
    たことを特徴とする請求項7記載のプラスチック鏡。
  10. 【請求項10】 前記表面処理としてハードコートを施
    したことを特徴とする請求項8記載のプラスチック鏡の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記プラスチック樹脂を板状又はフィ
    ルム状に形成した請求項1,3,5,7又は9記載のプ
    ラスチック鏡。
  12. 【請求項12】 前記プラスチック樹脂を板状又はフィ
    ルム状に形成した請求項2,4,6,8又は10記載の
    プラスチック鏡の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記プラスチック樹脂で中空に形成
    し、その中空内側に銀薄膜層を形成することを特徴とす
    る請求項1,3,5,7,9又は11記載のプラスチッ
    ク鏡。
  14. 【請求項14】 前記プラスチック樹脂で中空に形成
    し、その中空内側に銀薄膜層を形成することを特徴とす
    る請求項2,4,6,8,10又は12記載のプラスチ
    ック鏡の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記プラスチック樹脂として、湾曲
    面、屈曲面又は凹凸面を有する板材を用いたことを特徴
    とする請求項1,3,5,7,9又は11記載のプラス
    チック鏡。
  16. 【請求項16】 前記プラスチック樹脂として、湾曲
    面、屈曲面又は凹凸面を有する板材を用いたことを特徴
    とする請求項2,4,6,8,10又は12記載のプラ
    スチック鏡の製造方法。
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