JP3045461B2 - 高炉炉壁の損傷部補修方法 - Google Patents

高炉炉壁の損傷部補修方法

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JP3045461B2
JP3045461B2 JP7194769A JP19476995A JP3045461B2 JP 3045461 B2 JP3045461 B2 JP 3045461B2 JP 7194769 A JP7194769 A JP 7194769A JP 19476995 A JP19476995 A JP 19476995A JP 3045461 B2 JP3045461 B2 JP 3045461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉炉壁の耐火物やス
テーブの脱落、損耗が生じた損傷部を補修する高炉の損
傷部補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉上部より装入された鉱石とコークス
は徐々に下方に向かって降下移動しながら高圧高温状態
で還元反応して溶融した銑鉄とスラグとになる。この過
程で炉内耐火物は化学的変化や物理的摩耗等により溶損
し徐々に厚みを減じていき、ついには消滅する部分も発
生する。
【0003】炉内耐火物と炉鉄皮との間には耐火物の冷
却手段としてたとえばステーブが配設固定してあるが、
耐火物が消滅した時点で、このステーブは高温の炉内装
入物に直接さらされて溶損摩耗が進み、その内部に鋳ぐ
るんだ冷却管まで破損することがある。このように炉内
耐火物の冷却手段としてのステーブが破損すると炉鉄皮
が直接高熱負荷を受けるため亀裂を発生し、炉内部のCO
ガスが炉外に洩れ不安全な状態になると共に、強度面で
も欠陥を内在する状態になり、高炉寿命が著しく短くな
る。したがって高炉改修時には炉体冷却に重要な役割を
果たしているステーブは通常全部取替えている。
【0004】しかしながら高炉の減尺休風による中間改
修では、一般に短期間に、かつコストを余りかけないこ
とが要求されるのでステーブについても健全なものはそ
のまま残し、破損しているステーブだけを補修または取
替えることになる。たとえば特開昭60−2607号公報には
図3に横断面図で示すように、ステーブ本体21の炉内側
に取り付けたスタッド22にプレキャスト耐火物23を備え
た補修用ステーブ20を残存耐火物を除去した炉鉄皮24の
露出部に配設して固定する。この状態で、端部シールプ
レート26および重合わせプレート27のメカニカルシール
箇所に炉内から吹付けノズル29により不定形耐火物を吹
付けて圧入材の漏洩防止を図った後、炉鉄皮24に取り付
けた圧入口25を介して不定形耐火物を圧入し、圧入材28
を形成することによって補修するようにしたものが開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭60−2607号
公報に開示された補修用ステーブ20を使用すれば、炉鉄
皮24を断熱保護することができるが、補修用ステーブの
ステーブ本体21と炉鉄皮24とのなす間隙(縦目地)が大
きいため、この縦目地に大量の不定形耐火物を供給する
ことによって圧入材28を形成する必要がある。このため
間隙に均一に不定形耐火物を圧入する作業時間が長くな
るばかりでなく、不定形耐火物をすみずみまで均一に充
填できない場合には、断熱保護が不十分になる危険性が
あった。
【0006】本発明は、前記従来技術の問題点を解消
し、減尺休風によって炉内装入物を炉壁損傷部を補修す
るに際して、補修用ステーブを用いて作業性よく短時間
に補修作業を行うことができると共に、補修用ステーブ
の外周に形成される横目地に施したメカニカルシールに
不定形耐火物のヘッド圧が加わるのを軽減し、かつ断熱
保護を十分に確保することができ、さらに補修能率の優
れる高炉炉壁の損傷部補修方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、減尺休風によって炉内装入物を炉壁損傷部
以下に下降させて高炉炉壁を補修するに際し、前記炉壁
損傷部又は前記炉壁損傷部の残留耐火物を除去して炉鉄
皮を露出させた炉壁損傷部位に、ステーブ本体の炉内側
にプレキャスト耐火物を備えると共に、炉外側に炉鉄皮
との間に不定形耐火物の流動可能な間隙が形成されるよ
うにプレキャスト耐火物及び該補修用ステーブの外周に
形成される横目地の炉内側端部にメカニカルシールを施
工した補修用ステーブを所要数配設して固定した後、前
記所要数配設して固定した各補修用ステーブの上部と下
部とに対応させて炉鉄皮の上側と下側に不定形耐火物供
給口を配設し、まず下側の不定形耐火物供給口から流し
込み用不定形耐火物を流し込みにより前記下側の不定形
耐火物供給口より下方の前記間隙および前記横目地
填して流し込み耐火物層を形成し、次に上側の不定形耐
火物供給口から吹付け用不定形耐火物を吹付けにより充
填して前記流し込み耐火物層上に、次回の流し込み不定
形耐火物の流し込みヘッド圧を支持可能な吹付け耐火物
層を形成する手順を下段側から上段側の補修用ステーブ
に対し順次くり返し実施することを特徴とする高炉炉壁
の損傷部補修方法である。
【0008】また、減尺休風によって炉内装入物を炉壁
損傷部以下に下降させて高炉炉壁を補修するに際し、前
記炉壁損傷部又は前記炉壁損傷部の残留耐火物を除去し
て炉鉄皮を露出させた炉壁損傷部位に、ステーブ本体の
炉内側にプレキャスト耐火物を備えると共に、炉外側に
炉鉄皮との間に不定形耐火物の流動可能な間隙が形成さ
れるようにプレキャスト耐火物及び該補修用ステーブの
外周に形成される横目地の炉内側端部にメカニカルシー
ルを施工した補修用ステーブを所要数配設して固定した
後、前記所要数配設して固定した各補修用ステーブの上
部と下部とに対応させて炉鉄皮の上側と下側に不定形耐
火物供給口を配設し、まず下側の不定形耐火物供給口か
ら吹付け用不定形耐火物を吹付けにより前記下側の不定
形耐火物供給口より下方の前記間隙および前記横目地
充填して吹付け耐火物層を形成し、次に上側の不定形耐
火物供給口から流し込み用不定形耐火物を流し込みによ
り充填して前記吹付け耐火物層上に流し込み耐火物層を
形成する手順を下段側から上段側の補修用ステーブに対
し順次くり返し実施することを特徴とする高炉炉壁の損
傷部補修方法である。
【0009】
【作用】本発明では、ステーブ本体の炉内側にプレキャ
スト耐火物を備えると共に、炉外側に炉鉄皮との間に不
定形耐火物の流動可能な間隙をもってプレキャスト耐火
物を施工した補修用ステーブを用いて炉壁損傷部を補修
する。このようにステーブ本体と炉鉄皮との間には厚み
の大きいプレキャスト耐火物が存在し、補修用ステーブ
と炉鉄皮とのなす間隙(縦目地)は、不定形耐火物の流
動可能で均一な充填を行うことができる必要最少限な寸
法としている。
【0010】したがって、炉鉄皮に設けた流し込み口か
ら供給する不定形耐火物が少量で済むので充填に必要な
作業時間を大幅に短縮することがでる。また、本発明で
は、各補修用ステーブの上部と下部とに対応させて炉鉄
皮の上側と下側とに不定形耐火物供給口を配設し、下側
の不定形耐火物供給口から流動性の良好な流し込み不定
形耐火物を供給することによって該下側の不定形耐火物
供給口から補修用ステーブの外周に形成される目地まで
に亘り、余すところなく充填して均一な流し込み耐火物
層を形成することができる。
【0011】このようにして流し込み耐火物層を形成し
た状態で、上側の不定形耐火物供給口より流動性の劣る
吹付け用不定形耐火物を吹付けにより充填して前記流し
込み耐火物層上における間隙に保持力の大きい吹付け耐
火物層を形成する。この吹付け耐火物層が、次に流し込
まれる流し込み用不定形耐火物のヘッド圧を支持するの
で、補修用ステーブの外周に形成される目地の炉外側端
部に施したメカニカルシールに加わるヘッド圧を軽減す
ることができる。その結果、メカニカルシールからの流
し込み不定形耐火物のシール不備によるシール洩れを防
止することができる。
【0012】また、不定形耐火物を充填する際、まず吹
付け用不定形耐火物を吹付けにより充填し、次に流し込
み用不定形耐火物を流し込みにより充填する手順とする
ことにより、流し込み用不定形耐火物より吹付け用不定
形耐火物の固化時間が短いことを利用して、充填作業の
時間短縮を図ることができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の構成および作用を実施例に
基づいて説明する。図1は本発明に係る高炉の炉壁損傷
部を補修ステーブを用いて補修した後の縦断面図を示し
ている。
【0014】図1に示すように、本発明で使用する補修
用ステーブ1は、鋳鉄製のステーブ本体2の炉内側にプ
レキャスト耐火物3を備えているのは、従来と同様であ
るが、炉外側に炉鉄皮7との間に不定形耐火物の流動可
能な間隙Sを形成できる厚みを有するプレキャスト耐火
物4を施工してある。なお、ステーブ本体2には、上下
に保護管6が接続されており、この保護管6を通して鋳
込水冷管5が鋳ぐるにより埋設してあるのは従来通りで
ある。
【0015】また、補修用ステーブ1の上部と下部に対
応させて炉鉄皮7には上側の不定形耐火物供給口13およ
び下側の不定形耐火物供給口12が上下の管座9の間に位
置させて配設してある。減尺休風により炉内装入物8を
高炉シャフト部に発生した炉壁損傷部以下に下降させて
高炉炉壁を補修するに際し、損傷した既設ステーブを撤
去し、さらに残留している炉内耐火物を除去して炉鉄皮
7の裏面を露出させる。予め用意してある補修用ステー
ブ1を炉頂マンホールあるいは別途炉頂鉄皮を切り開い
た開口からワイヤを介して吊持し、ウインチを巻き戻し
ながら垂下し、補修部に対向させる。
【0016】炉鉄皮7に設けてある上下の管座9に、補
修用ステーブ1に接続した上下の保護管6を挿通させた
のち、補修用ステーブ1と炉鉄皮7との間隙Sが不定形
耐火物の流動が可能な大きさになるように調整して保護
管6を介して上下の管座9に固定する。このようにして
炉壁補修部に所要数の補修用ステーブ1を配設して固定
したら、補修用ステーブ1に隣接して配置された既設の
ステーブ1Aおよび上側に隣接する補修用ステーブ1と
の間に形成される横目地の炉内側端部にシールプレート
等のシール材を施したメカニカルシール10を施す。この
メカニカルシール10だけでは不十分な場合には、メカニ
カルシール10の外側にシール押え板(図示せず)を炉内
側のプレキャスト耐火物3に固定して補強するようにし
てもよい。
【0017】このようにしてステーブを配設した後、炉
鉄皮7に配設した下側の不定形耐火物供給口12から流し
込み用不定形耐火物を流し込みまたは圧入により供給
し、下側の不定形耐火物供給口12より下方の補修用ステ
ーブ1と炉鉄皮7とのなす間隙および周辺の目地に流し
込み用不定形耐火物を充填して流し込み耐火物層14を形
成する。かくして下側の不定形耐火物供給口12のレベル
近傍まで流し込み不定形耐火物を充填したら、その上方
に配設した上側の不定形耐火物供給口13に切替え、ここ
から吹付け用不定形耐火物を圧送して前記流し込み耐火
物層14の上方における縦目地に充填することによって吹
付け耐火物層15を形成する。
【0018】上側の不定形耐火物供給口13のレベル近傍
まで吹付け用不定形耐火物を充填したら、当該補修用ス
テーブ1の上方に配設された補修用ステーブ1に対応し
て炉鉄皮7に設けた下側の不定形耐火物供給口12から流
し込み耐火物を流し込みにより充填するものである。こ
のとき流し込みにより供給される不定形耐火物のヘッド
圧は、吹付け耐火物層15によって支持される。このため
流し込み用不定形耐火物のヘッド圧が、下方のメカニカ
ルシール10に作用するのを軽減することができるので、
シール洩れの発生を防止することができる。
【0019】補修用ステーブの目地にはシールプレート
を施すと共に補修用ステーブと炉鉄皮とのなす間隙Sは
不定形耐火物の流動性を考慮して50〜 100mmに設定し
た。炉鉄皮7に設けた下側の不定形耐火物供給口12から
の流し込み用不定形耐火物および上側の不定形耐火物供
給口13からの吹付け用不定形耐火物としては表1に示す
性状および成分のものを使用して、それぞれ流し込み耐
火物層14および吹付け耐火物層15を形成した。目地の間
隙は約50mmであった。
【0020】
【表1】
【0021】表1に示すように、本発明で使用する流し
込み用不定形耐火物は供給ホース等の途中で固まって詰
まるのを防止するため硬化時間が3〜5時間に延びるよ
うに調整したものを用いた。その他の性状も良好であ
り、均一な充填のもとに不定形耐火物層14を形成するこ
とができ、充填後の養生時間は 5.5時間とした。一方、
吹付け用不定形耐火物は短時間で硬化して吹付け耐火物
層15を形成するので、その上方に充填される流し込み用
不定形耐火物のヘッド圧を早期に支持することが可能に
なる。その結果、下方の横目地に詰め込んだメカニカル
シール10に作用する圧力を軽減することが可能になり、
流し込み用不定形耐火物がメカニカルシール10を押し出
すことによるシール洩れを防止することができ、流し込
み用不定形耐火物の均一な充填が可能になる。
【0022】ステーブ本体2の厚み 240mm、炉内側プレ
キャスト耐火物3の厚み 150mm、炉外側プレキャスト耐
火物4の厚み 400mmとして、その高さおよび幅は補修部
の大きさを考慮して各段ごとに種々の寸法の補修用ステ
ーブを組み合わせることによって炉壁損傷部の補修を行
った。代表的な補修用ステーブにおける鋳鉄製ステーブ
本体重量は5140kg、表裏に使用したプレキャスト耐火物
重量は2556kgで合計重量は7496kgであった。
【0023】前記実施例では、炉鉄皮7に配設した下側
の不定形耐火物供給口12から流し込み用不定形耐火物を
流し込みにより充填する場合について説明したが、硬化
時間の短い吹付け耐火物層15の形成によりメカニカルシ
ールに作用する流し込み用不定形耐火物のヘッド圧を軽
減できるので、流し込み用不定形耐火物をメカニカルシ
ールを押し出すことのない許容限度において圧入するこ
とも可能である。これによって耐火物層14のより均一な
充填が達成できることになる。 (実施例2)実施例1の補修用ステーブ1、不定形耐火
物供給口12、13は同様であるが、まず最下層に位置する
ことになる部分へ不定形耐火物供給口から吹付け用不定
形耐火物を吹付けにより充填した。充填後、直ちに流し
込み用不定形耐火物の流し込みを行い間隙Sへの充填を
行った。
【0024】順次、この操作をくり返し、間隙Sの充填
を完了した。最下層は、順次不定形耐火物が充填されて
いくため、初期シールが問題であり、流し込み用不定形
耐火物の流し込み充填では、ある程度の固化を待って、
次の施工に入ることが充填耐火物の洩れ防止のため必要
となる。本例では、最初の充填に吹付け用不定形耐火物
による吹付け操作をとるため、吹付けによる施工では固
化が早く、吹付け充填完了後、直ちに次の流し込み用耐
火物の流し込みが可能となるため、補修作業が連続化で
きる利点がある。
【0025】なお、本発明はステーブとは異なる冷却手
段たとえば冷却函を備えた高炉の炉壁損傷部を補修する
のにも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テーブ本体の炉内側の他に炉外側にもプレキャスト耐火
物を備えていると共に、補修用ステーブと炉鉄皮とのな
す間隙を不定形耐火物の流動が可能な必要少限としてあ
る。このため炉壁補修部に所要数の補修用ステーブを配
設固定した後に施工する補修用ステーブと炉鉄皮とのな
す縦目地および補修用ステーブの周辺に形成される横目
地に不定形耐火物を供給する量が少量で済むので、充填
するのに要する補修作業時間を大幅に短縮することがで
きる。
【0027】また補修用ステーブの周辺に形成される横
目地には流動性のよい流し込み用不定形耐火物を供給す
るのですみずみまで均一に充填することができる。流し
込み用不定形耐火物のヘッド圧は吹付け耐火物層より支
持されるので、下方のメカニカルシールに作用する圧力
が軽減され、メカニカルシールの炉内側への押し出しに
よるシール洩れを防止することができる。
【0028】流し込み耐火物層と吹付け耐火物層との組
み合わせによって不定形耐火物をすみずみまで充填する
ことができるので高炉操業中に炉鉄皮を断熱保護できる
と共に、補修用ステーブと炉鉄皮との間を流れる裏風を
確実に防止できるので高炉炉壁の寿命延長が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る高炉炉壁のステーブによ
る補修構造を示す縦断面図である。
【図2】従来例に係る高炉炉壁のステーブによる補修構
造を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 補修用ステーブ 2 ステーブ本体 3 プレキャスト耐火物(炉内側) 4 プレキャスト耐火物(炉外側) 5 鋳込水冷管 6 保護管 7 炉鉄皮 8 炉内装入物 9 管座 10 メカニカルシール 11 シール押え板 12 不定形耐火物供給口(下側) 13 不定形耐火物供給口(上側) 14 流し込み耐火物層 15 吹付け耐火物層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 7/10 C21B 7/06 F27D 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減尺休風によって炉内装入物を炉壁損傷
    部以下に下降させて高炉炉壁を補修するに際し、前記炉
    壁損傷部又は前記炉壁損傷部の残留耐火物を除去して炉
    鉄皮を露出させた炉壁損傷部位に、ステーブ本体の炉内
    側にプレキャスト耐火物を備えると共に、炉外側に炉鉄
    皮との間に不定形耐火物の流動可能な間隙が形成される
    ようにプレキャスト耐火物及び該補修用ステーブの外周
    に形成される横目地の炉内側端部にメカニカルシールを
    施工した補修用ステーブを所要数配設して固定した後、
    前記所要数配設して固定した各補修用ステーブの上部と
    下部とに対応させて炉鉄皮の上側と下側に不定形耐火物
    供給口を配設し、まず下側の不定形耐火物供給口から流
    し込み用不定形耐火物を流し込みにより前記下側の不定
    形耐火物供給口より下方の前記間隙および前記横目地
    充填して流し込み耐火物層を形成し、次に上側の不定形
    耐火物供給口から吹付け用不定形耐火物を吹付けにより
    充填して前記流し込み耐火物層上に、次回の流し込み不
    定形耐火物の流し込みヘッド圧を支持可能な吹付け耐火
    物層を形成する手順を下段側から上段側の補修用ステー
    ブに対し順次くり返し実施することを特徴とする高炉炉
    壁の損傷部補修方法。
  2. 【請求項2】 減尺休風によって炉内装入物を炉壁損傷
    部以下に下降させて高炉炉壁を補修するに際し、前記炉
    壁損傷部又は前記炉壁損傷部の残留耐火物を除去して炉
    鉄皮を露出させた炉壁損傷部位に、ステーブ本体の炉内
    側にプレキャスト耐火物を備えると共に、炉外側に炉鉄
    皮との間に不定形耐火物の流動可能な間隙が形成される
    ようにプレキャスト耐火物及び該補修用ステーブの外周
    に形成される横目地の炉内側端部にメカニカルシールを
    施工した補修用ステーブを所要数配設して固定した後、
    前記所要数配設して固定した各補修用ステーブの上部と
    下部とに対応させて炉鉄皮の上側と下側に不定形耐火物
    供給口を配設し、まず下側の不定形耐火物供給口から吹
    付け用不定形耐火物を吹付けにより前記下側の不定形耐
    火物供給口より下方の前記間隙および前記横目地充填
    して吹付け耐火物層を形成し、次に上側の不定形耐火物
    供給口から流し込み用不定形耐火物を流し込みにより充
    填して前記吹付け耐火物層上に流し込み耐火物層を形成
    する手順を下段側から上段側の補修用ステーブに対し順
    次くり返し実施することを特徴とする高炉炉壁の損傷部
    補修方法。
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