JP3045167B1 - 路車間通信システム - Google Patents

路車間通信システム

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JP3045167B1
JP3045167B1 JP11130292A JP13029299A JP3045167B1 JP 3045167 B1 JP3045167 B1 JP 3045167B1 JP 11130292 A JP11130292 A JP 11130292A JP 13029299 A JP13029299 A JP 13029299A JP 3045167 B1 JP3045167 B1 JP 3045167B1
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Abstract

【要約】 【課題】全セルに対して同一周波数を用いることがで
き、かつ、搬送波間干渉や符号間干渉を防止でき、路上
と車両との安定した通信を可能にする路車間通信システ
ムを提供する。 【解決手段】OFDMの副搬送波を2つS1,S2に分
類し、隣り合うセルに配置される路上送信アンテナ装置
に対しては、分類されたうちの少なくとも1つの副搬送
波S2について同一内容のデータBを伝送するようにし
ている。このことにより、車両21が隣り合うセルの境
界を通過するときでも、当該同一内容のデータBを、符
号間干渉をうけることなく、連続して取得することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路上アンテナを道
路に沿って配置し、道路に一連のセルを形成することに
より車載装置との移動通信を可能にする路車間通信シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路管理者と車両との間の通信需要は、
今後ますます増加する方向にある。特に高速道路におい
て、車両の運転者に負担をかけずに、かつ、互いに事故
を起こさないような道路走行を実現しようとすれば、道
路側の情報と車両側の情報とを頻繁にやり取りする必要
がある。このようなシステムを発展させていくと、道路
と車両との両方に各種センサやカメラを網羅し、道路側
と車両側とで緊密に連絡しあって運転する自動運転シス
テムにつながっていく(たとえば、特開平8−2414
95号公報参照)。
【0003】自動運転への将来的拡張を考慮し、車両に
対する運転支援システム(以下「路車間通信システム」
という)を構築するにあたっては、道路上に連続したセ
ルを設ける必要がある。そこで、道路に沿って漏洩同軸
ケーブルを敷設することが考えられるが、敷設工事が大
掛かりになる上、漏洩同軸ケーブルを地面から比較的低
い位置に設置する必要があるので、車線横断方向に電波
の届く距離が短いという欠点がある。
【0004】これに対して、路上アンテナを所定間隔で
道路の各所に設置して通信を行うようにすれば、1つの
路上アンテナで比較的広いセルを確保することができ
る。この場合、路上アンテナは、光ファイバなどを介し
て道路管理者側の基地局にそれぞれ結合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記路上アンテナを用
いたシステムの場合、搬送波間干渉や符号間干渉を防止
するため、セルごとに異なった周波数の電波を用いて通
信を行うのが通常である。しかし、自動車は高速移動
し、短時間に複数のセルを通過するため、車載通信機の
送受信周波数を高速に切り換える必要がある。このた
め、高速引き込み可能な発振器を備える、あるいは複数
の発振器を備えるなどの対策が必要になり、機器の小型
化、低コスト化の妨げとなる。
【0006】したがって、搬送波間干渉や符号間干渉を
防止する対策をとった上で、全セルに対して同一周波数
を用いたシステムの構築が望まれている。そこで、本発
明の目的は、全セルに対して同一周波数を用いることが
でき、かつ、搬送波間干渉や符号間干渉を防止でき、も
って、路上と車両との安定した通信を可能にする路車間
通信システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)前記目的を達成する
ための請求項1記載の路車間通信システムは、OFDM
で変調された信号を伝送線に送出するための制御装置
と、固有の指向性を有し、前記伝送線に送出された信号
を受信し、この受信された信号に基づき、同一周波数の
電波を前記セル内に放射するための路上送信アンテナ装
置と、前記路上送信アンテナ装置から放射されてくる電
波を受信するための車載受信アンテナ、およびこの車載
受信アンテナにより受信し復調を行う車載受信手段を有
する車載装置とを備え、前記制御装置は、副搬送波を複
数種類に分類し、当該複数種類の副搬送波にデータをそ
れぞれ伝送する伝送手段を有し、前記分類された少なく
とも1つの種類の副搬送波は、隣りのセルに配置された
路上送信アンテナ装置に送出される信号に含まれる当該
種類の副搬送波のデータと同一内容のデータを伝送し、
分類された他の種類の副搬送波は、隣りのセルに配置さ
れた路上送信アンテナ装置に送出される信号に含まれる
当該他の種類の副搬送波のデータと異なる内容のデータ
を伝送するものであり、前記車載受信手段は、いずれか
の種類の副搬送波のデータに切り換える切換手段を有す
るものである。
【0008】本発明では、路上送信アンテナ装置から、
OFDM変調された信号に基づいて同一周波数の電波が
放射される。一般に、車両に対して複数の方向から電波
が到来する場合、いわゆるマルチパス妨害が生じるおそ
れがある。具体的には、各路上送信アンテナ装置から放
射される電波の伝搬遅延時間差が発生し、符号間干渉が
生じる。
【0009】しかし、本発明においてはOFDM方式を
採用し、シンボルごとにガード時間を設けて、干渉する
符号が重ならないようにすることができるから、同一デ
ータを複数の方向から受けてもマルチパスによる遅延に
起因する符号間干渉を回避できる。そして、本発明で
は、副搬送波を複数種類に分類し、隣り合うセルに配置
される路上送信アンテナ装置に対しては、分類されたう
ちの少なくとも1つの種類の副搬送波について同一内容
のデータを伝送するようにしている。このことと、前記
OFDM方式を採用したこととの協働により、車両が隣
り合うセルの境界を通過するときでも、当該同一内容の
データを、符号間干渉をうけることなく、連続して取得
することができる。したがって、通信の瞬断が生じな
い。
【0010】ここで「少なくとも1つ」という意味は、
副搬送波をN(N≧2)種類に分類した場合、最低1つ
の種類の副搬送波、最高(N−1)個の種類の副搬送波
について同一内容のデータを伝送することである(N個
の副搬送波すべてについて同一内容のデータを伝送すれ
ば通常のOFDMと変わらなくなる)。一方、分類され
た他の種類の副搬送波については、隣りのセルに配置さ
れた路上送信アンテナ装置に送出される信号に含まれる
当該他の種類の副搬送波のデータと異なる内容のデータ
を受けるので、当該異なる内容のデータの符号間干渉が
生じ、データが再現できなくなる。
【0011】なお、いずれの種類の副搬送波で伝送され
てきたデータを取り入れるのかの切り換えは、車載受信
手段で行うようにする。切り替えのタイミングが問題と
なるが、受信状態の安定しているときに切り換えること
が望ましい。そこで次のような方策(a)(b)が考えられ
る。 (a)道路にマーカを設けて、そのマーカを通過すれば切
り換えるようにする(請求項3)。
【0012】(b)各副搬送波で伝送されてきたデータを
復号し、誤り頻度の最も少ないデータの副搬送波に切り
換える(請求項4)。 (2)分類される副搬送波が2種類である場合、前記伝送
手段が、隣り合うセルに配置される路上送信アンテナ装
置(4a)(4b)に対しては、分類された1つの種類の副搬送
波について同一内容のデータを伝送し、分類された他の
種類の副搬送波について異なる内容のデータを伝送し、
さらに隣り合うセルに配置される路上送信アンテナ装置
(4b)(4c)に対しては、前記他の種類の副搬送波について
同一内容のデータを伝送し、前記分類された1つの種類
の副搬送波について異なる内容のデータを伝送すること
とすれば(請求項2)、連続する一連のセルで、この構
成を繰り返すことにより、どのセルの境界を通過すると
きでも、常に瞬断なしでデータを受けることができる。
【0013】(3)前記伝送線に信号を送出する際の伝送
方式は、光ファイバ無線伝送方式であってもよい(請求
項5)。本発明によれば、制御装置から高周波レベルの
信号が光ファイバを通して路上送信アンテナ装置に給電
されるから、路上送信アンテナ装置ごとに制御装置を設
ける必要はない。そのため、路上送信アンテナ装置の構
成を簡素化できる。
【0014】(4)前記車載装置は、車両データによりO
FDM変調された電波を放射するための車載送信アンテ
ナを有し、道路に沿って異なる位置に配置され、固有の
指向性を有し、前記車載送信アンテナから放射されてく
る電波を受信し、この受信された電波に対応する信号を
所定の伝送線にそれぞれ送出するための路上受信アンテ
ナ装置と、この路上受信アンテナ装置から前記伝送線に
送出された信号に基づいて復調を行う信号受信装置とを
さらに含むものであってもよい(請求項6)。
【0015】本発明では、車両側から路上側に対しても
車両データを提供する、双方向通信システムを提案して
いる。 (5)前記複数種類の副搬送波への分類の仕方はいろいろ
考えられる。副搬送波を周波数軸上で複数のブロックに
分割することにより行う方法(請求項7)、同一種類の
副搬送波を周波数軸上でK本おきに配置をすることによ
り行う方法(請求項8)がある。請求項7記載の方法
は、複数本の副搬送波を、周波数軸上で複数のグループ
に分割して伝送する方法である。請求項8記載の方法で
は、同一内容のデータを伝送する副搬送波がK本おきに
配置される。例えば2種類の副搬送波に分ける場合は、
一本ずつ交互に配列されるという形になる。
【0016】(6) 請求項9記載の路車間通信システム
は、伝送するデータを複数種類に分類し、分類された各
データをそれぞれ周波数軸方向及び時間軸方向に一定の
パターンで配置をすることにより伝送する伝送手段を有
し、前記分類された少なくとも1つの種類のデータは、
隣りのセルに配置された路上送信アンテナ装置に送出さ
れる信号に含まれる当該種類のデータと同一内容であ
り、分類された他の種類のデータは、隣りのセルに配置
された路上送信アンテナ装置に送出される信号に含まれ
る当該他の種類のデータと異なる内容であり、前記車載
受信手段は、いずれかの種類のデータに切り換える切換
手段を有するものである。
【0017】この発明では、伝送するデータを複数種類
に分類し、分類された各データをそれぞれ周波数軸方向
及び時間軸方向に一定のパターンで配置することにより
伝送する。この結果、周波数軸方向に沿って、分類され
た各データが配置されるので、副搬送波が分類されたこ
とになる。しかし、これだけでなく、本発明では時間軸
方向に沿っても、分類された各データが配置される。し
たがって、結果的には、副搬送波の分類の仕方ないし分
類の態様が時間的に変化していく、ということがいえ
る。
【0018】このように、分類された各データをそれぞ
れ周波数軸方向及び時間軸方向に一定のパターンで配置
することにより、周波数軸方向及び時間軸方向に各種類
のデータが入れ替わることになる。このため、周波数ダ
イバーシティ及び時間ダイバーシティの効果が相乗して
現れる。移動体通信では、フェージングが必ず発生する
が、前記周波数ダイバーシティ及び時間ダイバーシティ
の効果により、このフェージングの影響を軽減すること
ができる。
【0019】前記「分類された各データをそれぞれ周波
数軸方向及び時間軸方向に一定のパターンで配置する」
方法として、分類された各データを含むデータを時間的
組み替え処理した後、逆フーリエ変換処理することによ
りデータを伝送し、車載側では、フーリエ変換したデー
タを、逆組み替え処理することにより、分類された各種
類のデータを得るということが考えられる(請求項1
0)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の実施形態に係る路車間通信システムの構成を示す概
念図である。この路車間通信システムは、地上局1と車
両2に搭載されている車載通信装置との間で通信を行う
ためのものである。
【0021】地上局1では、道路に沿って複数のセルE
が連続的に形成される。各セルEには、それぞれセルE
内に向く指向性を有する路上アンテナ4が設置されてい
る。路上アンテナ4からは、所定周波数(例えば6GH
z帯)の電波がセルE内に放射されるようになってい
る。なお、路上アンテナ4の地上からの高さhは、例え
ば10(m) であり、セルEの道路の長手方向に関する長さ
rは、例えば100(m)である。車両2がセルE内を通過す
る際には、車両2の前方向もしくは後方向、又は車両2
が路上アンテナ4の直下を通過しているときには上から
電波を受信することになる。
【0022】路上アンテナ4は、同軸ケーブル5を介し
て制御装置6a,6b,‥(以下総称するときは「制御
装置6」という)に接続されている。同軸ケーブル5
は、上り/下り用の2本の同軸ケーブルから構成され
る。なお、同軸ケーブルに変えて、光ファイバを伝送線
として用いることもできる。この場合は、光ファイバに
光信号を送出する際の伝送方式として、いわゆる光ファ
イバ無線伝送方式(たとえば、A.J.Cooper, "FIBER/RAD
IO FOR THE PROVISION OF CORDLESS/MOBILE ELEPHONY
SERVICES IN THE ACCESS NETWORK", Electron. Lett.,
Vol. 26, No.24 (Nov.1990) 参照)を利用することがで
きる。
【0023】制御装置6は、前方道路情報などの運転支
援情報を含む道路交通データにより変調された信号を、
同軸ケーブル5を介して路上アンテナ4に与える。ま
た、車両2から受け取った車両データ(車両ID、及び
各種センサ(図示せず)において検出された路面状態に
関するデータを含む)を路上アンテナ4から取得する。
また、制御装置6から放射される電波の搬送周波数は、
隣接する制御装置6間で同一である。このように同一周
波数の搬送波を用いて信号を伝送することにより、車両
が隣接するセルに移行するに際し、車載発振器の周波数
を変更する必要がないため、車載装置8に、高価な高速
引き込み可能な発振器を備える必要がなく、あるいは複
数の発振器を備える必要がなくなり、機器の低コスト
化、小型化が可能となる。
【0024】−第1の実施形態− 図2は、地上局1の電気的構成を示すブロック図であ
る。地上局1は、制御装置6、同軸ケーブル5、路上ア
ンテナ4などから構成される。制御装置6は、道路交通
データを路上アンテナ4に与えるための送信装置7を備
えている。送信装置7は、データを分割し、互いに直交
する複数の搬送波を使って多重するOFDM(Orthogona
l Frequency Division Multiplex) 変調方式を採用して
いる。
【0025】送信装置7は、逆フーリエ変換回路71、
QPSK変調回路73、アップコンバータ74等を備え
る。この他に、誤り訂正符号化回路、時間インターリー
ブと周波数インターリーブとを行うインターリーブ回
路、差動符号化回路などを設けていてもよい。逆フーリ
エ変換回路71は、パラレル情報に対して逆フーリエ変
換を施し、逆フーリエ変換したものを並直列変換してシ
リアルに戻し、シリアルに戻されたシンボル列を時間圧
縮して、後ろのシンボルを前にもってくることでガード
時間を設定するという諸機能を実現する回路である。本
実施形態では、周波数軸上の2つの副搬送波ブロックに
それぞれ対応するパラレル信号S1,S2をそれぞれ入
力し逆フーリエ変換している。
【0026】QPSK変調回路73は、逆フーリエ変換
回路71から出力される位相0°,180°に対応する
信号、位相90°,270°に対応する信号をそれぞれ
D/A変換し、sin波、cos波をかけて加算することによ
り、QPSK変調する回路である。なお、この実施形態
では、QPSK変調することとしているが、これ以外に
他の変調方式、例えばQAM,BPSK,8PSK等を
採用してもよいことはもちろんである。しかし以下で
は、特に断らない限りQPSK変調を行うことを前提と
して、説明を進める。
【0027】アップコンバータ74は、無線周波数に周
波数変換する回路である。このアップコンバータ74に
含まれるローカル発振器74aの精度は、地上と走行す
る車両との間で発生するドプラー効果を考慮すれば、
(車両の速度)/(電波の伝搬速度)程度のオーダーの
ものが必要であるが、市販の発振器でもこの程度の精度
は十分確保することができる。
【0028】アップコンバータ74の出力信号は、同軸
ケーブル5を通って路上アンテナ4から電波として放射
される。なお、前述の光ファイバ無線伝送方式を採用す
る場合は、アップコンバータ74の出力信号を光信号に
変換する電気/光変換部(E/O) が必要であり、路上アン
テナ4にも光信号を電気信号に変換する光/電気変換部
(O/E)が必要になる。
【0029】図3は、OFDMによるシンボル伝送の様
子を周波数軸f、時間軸t上に図示したものである。有
効シンボル長はTSで表され、ガード時間はΔtで表さ
れている。時間圧縮比は、(TS+Δt)/TSで示され
る。TSは副搬送波数をn、伝送レートをm(Mbps)とす
ると、QPSKの場合TS=2n/m(μsec)で表され
る。
【0030】本実施形態では、ガード時間Δtを、マル
チパスによる遅延時間よりも長くとっている。このこと
により、長い伝搬遅延時間があっても、受信側において
は、シンボルの重なりを無視して復調することができ
る。このマルチパスによる遅延時間は、実際には、当該
セルにおいて実測して求めることができる。また、セル
の大きさから経験的に割り出してもよい。具体的には、
セルの大きさが100mならば、500nsecくらいと予
想している。
【0031】制御装置6は、図示しないが、車両2から
のデータを路上アンテナ4から取得するための受信装置
を備えている。この受信装置においては、この受信信号
は、ダウンコンバートされ、検波後、復号される。検波
方式としては、変調方式がQPSK,BPSK,8PS
Kなどの位相変調方式の場合、遅延回路を用いて1ビッ
ト前と現在の信号を乗算する遅延検波が施される。QA
Mの場合は、復調用搬送波による同期検波が施される。
なお遅延検波の場合、送信データは、差動符号化を行っ
ておく必要がある。
【0032】図4は、車載装置8の構成を示す概念図で
ある。車載装置8は、車載受信部9と車載アンテナ10
とを有している。車載受信部9は、車載アンテナ10に
おいて受信された路上アンテナ4からの放射電波に含ま
れる道路交通データを取得するものであって、ダウンコ
ンバータ91と、QPSK復調回路92と、フーリエ変
換回路93と、切り換えスイッチ回路94と、切り換え
制御回路95とを備えている。
【0033】この他に、前述の誤り訂正符号化回路、イ
ンターリーブ回路、差動符号化回路にそれぞれ対応す
る、誤り訂正復号回路、デインターリーブ回路、差動復
号回路を備えていてもよい。フーリエ変換回路93は、
送信側の逆フーリエ変換回路71と逆の処理をする回路
で、ダウンコンバートされ、QPSKされた復調信号
を、有効シンボル長TSのウィンドウ長でフーリエ変換
することにより、2つの復号信号S1,S2を得る回路
である。
【0034】切り換えスイッチ回路94は、2つの復号
信号S1,S2のいずれかに切り換える回路であって、
半導体スイッチなどを使用する。この切り換えスイッチ
回路94の切り換え制御は、切り換え制御回路95によ
り行われるが、切り換え制御回路95の切り替えの判断
は、例えば次のようにして行われる。
【0035】道路にマーカを設けて、車両がそのマーカ
を通過すれば切り換えるようにする。この場合は、道路
上の位置を知らせるための磁石、色付き反射板、発光体
などで構成された道路マーカをセルEの中の所定位置に
設置する。道路マーカの設置位置は、具体的には、電波
の安定した受信ができるセルEの中央あたりが望ましい
が、道路の中央に限定されるものではない。一方、車載
装置8には、道路マーカを検出するための磁気センサ、
受光素子などで構成されたマーカ検出部を備え付ける。
データS1,S2の所定の位置に受信状態検出用符号を
入れておいて、各副搬送波で伝送され、復号されたデー
タS1,S2の当該符号を読み取ることにより、誤り頻
度を検出し、誤り頻度の最も少ないデータの副搬送波に
切り換える。
【0036】図5は、各制御装置6a,6b,6cから
送出される信号と、車載装置8の受信状態とを説明する
ための図である。各信号は、2つの副搬送波S1,S2
に対応して、2種類のデータを含んでいる。例えば、制
御装置6aから送出される信号aは、時間的にA1,A
2,A3,‥と変化するデータAと、時間的にB1,B
2,B3,‥と変化するデータBとを含んでいる。隣の
制御装置6bから送出される信号bは、時間的にC1,
C2,C3,‥と変化するデータCと、時間的にB1,
B2,B3,‥と変化するデータBとを含んでいる。そ
の隣の制御装置6cから送出される信号cは、時間的に
C1,C2,C3,‥と変化するデータCと、時間的に
D1,D2,D3,‥と変化するデータDとを含んでい
る。
【0037】前記信号aのデータAと信号bのデータC
と信号cのデータCとは、副搬送波S1により伝送さ
れ、前記信号aのデータBと信号bのデータBと信号c
のデータAとは、副搬送波S2により伝送される。車両
が例えば21の位置(セルの中央)にあるときは、制御
装置6aから送出される信号aを受けるので、データA
とデータBとをともに安定して受けることができる。こ
の時点で、車載受信部9は、切り換えスイッチ回路94
により、受信を副搬送波S1から副搬送波S2に切り換
える。
【0038】副搬送波S2に切り換えた状態で車両がセ
ルの境界22の位置にくると、車載受信部9は、制御装
置6aから送出される信号aと、制御装置6bから送出
される信号bとを同時に受ける。信号aのデータBと、
信号bのデータBとは、同一の搬送波S2で伝送される
が、前述したようにセル境界部でマルチパスフェージン
グの影響を受にくいので、車載受信部9は、セルの境
界を通過しても連続的に安定したデータBを得ることが
できる。
【0039】ところが、これに対して、信号aのデータ
Aと、信号bのデータCとは、同一の搬送波S1で伝送
されるが、データが異なるので、セルの境界部ではデー
タが混ざり合って、復号しても意味のないデータになっ
ている。この意味のないデータは、切り換えスイッチ回
路94で選択しない。車両が隣のセルの中央位置23に
くると、制御装置6bから送出される信号bを受けるの
で、データCとデータBとをともに安定して受けること
ができる。この時点で、車載受信部9は、切り換えスイ
ッチ回路94により、受信を副搬送波S2から副搬送波
S1に切り換える。
【0040】以上のようにして、車載受信部9は、一連
のセルを通過しながら、複数種類のデータを順番に取得
していくことができる。以上の本発明の実施形態では、
副搬送波を周波数軸上で2つのブロックに分割してい
た。しかし、この分け方以外にも、次のよう分け方を
あげることができる。
【0041】−第2の実施形態− 図7は、第2の実施形態に係る地上局1の電気的構成を
示すブロック図である。図2のブロック図との相違は、
逆フーリエ変換回路71に入力される2種類の副搬送波
信号S1,S2を、交互に配列していることである。こ
の結果、送信される電波の周波数スペクトルは、図8に
示すように、データAの副搬送波と、データBの副搬送
波とが、周波数軸f上で交互に並ぶことになる。受信し
たいデータがAの場合、実線で示した副搬送波を使用
し、破線で示した副搬送波は使用しない。このため、副
搬送波間の離調周波数Δfが図8に示すように実質的に
2倍になる。
【0042】OFDMのようなマルチキャリアを使用す
る伝送方式では、各搬送波の周波数同期が完全にとれて
いない場合に特性が劣化する。特に高速移動通信に適用
する場合は、ドップラーシフトが発生するため、搬送波
間の同期がとりにくくなる。このため、シフトした周波
数分を補正するAFC回路が必要になる。隣接する副搬
送波との離調周波数Δfが狭い場合、AFC回路が捕捉
した副搬送波の周波数が上側の周波数のものか、下側の
周波数のものかを判定する必要があり、AFC回路が複
雑になる。AFC回路を複雑にしたくなければ離調周波
数Δfを広くしなければならず、このため、伝送するデ
ータに必要な帯域よりも広い帯域を確保しなければなら
ない。
【0043】そこで、この実施形態のように副搬送波を
交互にインターリーブ配置することで、離調周波数Δf
を広げることができるので、AFC回路の判定処理が容
易になるとともに、帯域を広げる必要もなくなり、装置
の簡素化と周波数の有効利用が実現できる。また、本実
施形態により、周波数選択性フェージングに強いシステ
ムとすることができる。図9は、周波数選択性フェージ
ングに対する振幅変動Uを周波数軸上に書き入れた図で
ある。第1の実施形態のように副搬送波が周波数軸上で
複数のブロックに分割されている場合を図9(b)に示
し、本実施形態のように副搬送波が交互にインターリー
ブ配置されている場合を図9(a)に示す。
【0044】図9(b)に示すように、データAの副搬送
波が密集しているところに周波数選択性フェージングU
が発生した場合、通信に使用している副搬送波の大部分
が影響を受け、障害が発生する。しかし、図9(a) に示
すように、副搬送波を交互に配置することで、通信に使
用している副搬送波の一部が影響を受けるだけで、通信
の障害が発生しにくくなり、フェージングに強いシステ
ムとなる。
【0045】−第3の実施形態− 本実施形態では、副搬送波を周波数軸上で分類配置する
だけでなく、時間軸上でも分類配置している。このよう
な配置を実現するために、逆フーリエ変換処理をする前
に、データの時間的組み替えを行う。
【0046】図10は、誤り訂正符号化に用いるインタ
ーリーブを行う際に使用するバッファのイメージ図であ
る。図の1つの枡は、所定数(たとえば、8,16,3
2など)のビットで構成されるデータの1単位を表す。
データをバッファに書き込む際は横方向に1,2,3,
‥‥の順に書き込み、このとき誤り訂正に用いる検査ビ
ットも書き込む。読み出しは、縦方向に1,11,2
1,31,‥‥,2,12,22,‥‥のように行う。
【0047】OFDMで用いる1回の逆フーリエ変換処
理若しくはフーリエ変換処理をするデータ数を「FFT
単位」という。FFT単位は、データの1単位でもよい
が、通常はデータの数単位で構成される。図10では、
4単位を示している。この場合は、縦方向に読み出した
データ4単位ずつに副搬送波を割り当てていくことにな
る。なお、このときデータ1単位に副搬送波1波を割り
当てるのではなく、データの1単位を構成する各ビット
に副搬送波1波を割り当てる。ただし、変調方式に応じ
て副搬送波1波当たりに割り当てられるビット数が変わ
る。例えば、QPSK方式であれば、1波に2ビットを
割り当てることになる。
【0048】したがって、書き込み時に連続していたデ
ータ1,2,3,‥‥を時間的、周波数的に分散させる
ことができるので、ある時間的範囲にわたってデータが
欠損を受けても、あるいはある周波数範囲にわたってデ
ータが欠損を受けても、受信側ではもとのデータの再現
が容易にできる。以上は一般的なインターリーブの説明
であったが、本発明の実施形態では、伝送しようとする
2種類のデータA,Bがある。そこで、データAを斜線
で表し、データBを白抜きで表すと、図11に示すよう
に、2種類のデータA,Bをバッファのイメージ図の中
に分散配置する。この分散配置のアルゴリズムは、任意
でよいが、送信側と受信側で合意ができていなければな
らない。
【0049】また分散配置は、図11に示すようにデー
タの1単位ごとに行う必要は必ずしもない。例えば、よ
り細かく、ビット単位で分散配置してもよい。図11の
ように分散配置されたデータを縦方向に4単位ずつに読
み出して副搬送波を割り当てていく。図12は、逆フー
リエ変換後、周波数軸、時間軸上に割り当てられたデー
タの配置図である。ある時間で見ると、データA,B
は、周波数軸上で一定のパターンで配置され、ある周波
数で見ると、データA,Bは、時間軸上で一定のパター
ンで配置されている。
【0050】このような配置により、時間軸方向及び周
波数軸方向でデータA,Bが入れ替わることになり、時
間ダイバーシティと周波数ダイバーシティの効果が相乗
して現れる。前記のデータを受信する場合は、フーリエ
変換回路93によりフーリエ変換した後、デインターリ
ーブとデータの逆組み替えを行う。図13は、受信され
たデータを割り付けるバッファのイメージ図である。図
11のものと比べて、データの読み出し方向と書き込み
方向とが入れ替わっている。受信側である車載装置8
は、読み出されたデータ列に対して、逆分散配置のアル
ゴリズムを適用して、2種類のデータA,Bを分離す
る。そして、切り替えスイッチ回路94により必要な種
類のデータを選択して読み出す。
【0051】このように、本発明の実施形態では、分類
された各データA,Bをそれぞれ周波数軸方向及び時間
軸方向に一定のパターンで配置するので、周波数ダイバ
ーシティと時間ダイバーシティが同時に行われる。それ
とともに、誤り訂正符号の訂正能力をさらに有効に使う
ことができ、品質のよいデータ通信が実現できる。ここ
で、分散配置のアルゴリズムとして所定のものを採用す
ると、第1の実施形態で説明したとおり、周波数軸上の
2つの副搬送波ブロックに分割できることを説明してお
く。
【0052】図14は、2種類のデータA,Bをバッフ
ァのイメージ図の中に、所定のアルゴリズムで組み替え
処理した状態を示している。このアルゴリズムでは、2
種類のデータA,Bの分散繰り返し周期を、FFT単位
に合致させている。したがって、逆フーリエ変換後のデ
ータの配置は、図15に示すように周波数軸上の2つの
副搬送波ブロックに分割され、その分割の仕方が時間的
に不変の形となる。
【0053】本発明の実施の形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は上述の実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で種々の設計変更を施すことが
可能である。例えば、データの分類数として、2に限ら
ず、2以上の任意の整数を採用することができる。
【0054】また、図1の説明では、1つのセルEを形
成する1つの路上アンテナ4をセルEの中央に設置して
いる。しかし、図6に示すように、セルEを複数のサブ
エリアに分割し、それぞれ路上アンテナ41,42,4
3を設置し同一の信号を供給するようにしてもよい。サ
ブエリアは比較的小さいから、路上アンテナの送信電力
は小さくて済む。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、車両が隣り合うセルの
境界を通過するときでも、同一内容のデータを、符号間
干渉をうけることなく、連続して取得することができ
る。したがって、通信の瞬断が生じないで、路上と車両
との安定した連続的な通信が可能となる。したがって、
たとえばこの路車間通信システムを自動運転システムに
適用する場合、車両の自動運転を適切に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る路車間通信システムの
構成を示す概念図である。
【図2】地上局の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】OFDMによるシンボル伝送の様子を周波数軸
f、時間軸t上に図示したグラフである。
【図4】車載装置の構成を示す概念図である。
【図5】各制御装置6a,6b,6cから送出される信
号を周波数軸f、時間軸tで表すとともに、車載装置8
の受信状態を説明するための概念図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る路車間通信システ
ムの構成を示す概念図である。
【図7】第2の実施形態に係る地上局の電気的構成を示
すブロック図である。
【図8】データAの副搬送波と、データBの副搬送波と
が、周波数軸f上で交互に並んだ様子を示す周波数スペ
クトル図である。
【図9】周波数選択性フェージングに対する振幅変動U
を周波数軸上に書き入れた図である。 (a)は、副搬送波
が交互にインターリーブ配置されている場合、(b)は、
副搬送波が周波数軸上で複数のブロックに分割されてい
る場合を示す。
【図10】誤り訂正符号化に用いるインターリーブを行
う際に使用するバッファのイメージ図である。
【図11】2種類のデータA,Bがバッファの中に分散
配置された様子を示すイメージ図である。
【図12】逆フーリエ変換後、周波数軸、時間軸上に割
り当てられたデータの配置図である。
【図13】受信された2種類のデータA,Bをバッファ
の中に分散配置した様子を示すイメージ図である。
【図14】2種類のデータA,Bを、分散繰り返し周期
をFFT単位に合致させたアルゴリズムで組み替え処理
した状態を示すバッファの図である。
【図15】逆フーリエ変換後のデータの周波数軸上、時
間軸上の配置を示す図である。
【符号の説明】
1 地上局 2 車両 4 路上アンテナ 5 同軸ケーブル 6 制御装置 7 送信装置 8 車載装置 9 車載受信部 10 車載アンテナ E セル A,B 分類されたデータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04J 11/00 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の路上アンテナを道路に沿って配置
    し、道路に一連のセルを形成することにより車載装置と
    の移動通信を可能にする路車間通信システムにおいて、 直交周波数分割多重方式 (OFDM;Orthogonal Frequ
    ency Division Multiplex)で変調された信号を伝送線に
    送出するための制御装置と、 固有の指向性を有し、前記伝送線に送出された信号を受
    信し、この受信された信号に基づき、同一周波数の電波
    を前記セル内に放射するための路上送信アンテナ装置
    と、 前記路上送信アンテナ装置から放射されてくる電波を受
    信するための車載受信アンテナ、およびこの車載受信ア
    ンテナにより受信し復調を行う車載受信手段を有する車
    載装置とを備え、 前記制御装置は、副搬送波を複数種類に分類し、当該複
    数種類の副搬送波にデータをそれぞれ伝送する伝送手段
    を有し、 前記分類された少なくとも1つの種類の副搬送波は、隣
    りのセルに配置された路上送信アンテナ装置に送出され
    る信号に含まれる当該種類の副搬送波のデータと同一内
    容のデータを伝送し、分類された他の種類の副搬送波
    は、隣りのセルに配置された路上送信アンテナ装置に送
    出される信号に含まれる当該他の種類の副搬送波のデー
    タと異なる内容のデータを伝送するものであり、 前記車載受信手段は、いずれかの種類の副搬送波のデー
    タに切り換える切換手段を有することを特徴とする路車
    間通信システム。
  2. 【請求項2】前記伝送手段は、副搬送波を2つの種類に
    分類するものであり、 隣り合うセルに配置される路上送信アンテナ装置(4a)(4
    b)には、分類された1つの種類の副搬送波について同一
    内容のデータ、分類された他の種類の副搬送波について
    異なる内容のデータが伝送されるものであり、 さらに隣り合うセルに配置される路上送信アンテナ装置
    (4b)(4c)には、前記他の種類の副搬送波について同一内
    容のデータ、前記分類された1つの種類の副搬送波につ
    いて異なる内容のデータが伝送されるものであることを
    特徴とする請求項1記載の路車間通信システム。
  3. 【請求項3】前記切換手段は、道路に設置されたマーカ
    の検出に基づいて、データを切り換えるものである請求
    項1記載の路車間通信システム。
  4. 【請求項4】前記切換手段は、車載受信手段により復調
    されたデータの復号品質を管理することにより、データ
    を切り換えるものである請求項1記載の路車間通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記伝送線に信号を送出する際の伝送方式
    は、光ファイバ無線伝送方式であることを特徴とする請
    求項1記載の路車間通信システム。
  6. 【請求項6】前記車載装置は、車両データによりOFD
    M変調された電波を放射するための車載送信アンテナを
    有し、 道路に沿って異なる位置に配置され、固有の指向性を有
    し、前記車載送信アンテナから放射されてくる電波を受
    信し、この受信された電波に対応する信号を所定の伝送
    線にそれぞれ送出するための路上受信アンテナ装置と、 この路上受信アンテナ装置から前記伝送線に送出された
    信号に基づいて復調を行う信号受信装置とをさらに含む
    ことを特徴とする請求項1記載の路車間通信システム。
  7. 【請求項7】前記複数種類の副搬送波への分類は、副搬
    送波を周波数軸上で複数のブロックに分割することによ
    り行うことを特徴とする請求項1記載の路車間通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】前記複数種類の副搬送波への分類は、同一
    種類の副搬送波を周波数軸上でK(Kは一定の自然数)
    本おきに配置をすることにより行うことを特徴とする請
    求項1記載の路車間通信システム。
  9. 【請求項9】複数の路上アンテナを道路に沿って配置
    し、道路に一連のセルを形成することにより車載装置と
    の移動通信を可能にする路車間通信システムにおいて、 直交周波数分割多重方式 (OFDM;Orthogonal Frequ
    ency Division Multiplex)で変調された信号を伝送線に
    送出するための制御装置と、 固有の指向性を有し、前記伝送線に送出された信号を受
    信し、この受信された信号に基づき、同一周波数の電波
    を前記セル内に放射するための路上送信アンテナ装置
    と、 前記路上送信アンテナ装置から放射されてくる電波を受
    信するための車載受信アンテナ、およびこの車載受信ア
    ンテナにより受信し復調を行う車載受信手段を有する車
    載装置とを備え、 前記制御装置は、伝送するデータを複数種類に分類し、
    分類された各データをそれぞれ周波数軸方向及び時間軸
    方向に一定のパターンで配置をすることにより伝送する
    伝送手段を有し、 前記分類された少なくとも1つの種類のデータは、隣り
    のセルに配置された路上送信アンテナ装置に送出される
    信号に含まれる当該種類のデータと同一内容であり、分
    類された他の種類のデータは、隣りのセルに配置された
    路上送信アンテナ装置に送出される信号に含まれる当該
    他の種類のデータと異なる内容であり、 前記車載受信手段は、いずれかの種類のデータに切り換
    える切換手段を有することを特徴とする路車間通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】前記伝送手段は、分類された各種類のデ
    ータを含むデータを時間的組み替え処理した後、逆フー
    リエ変換処理することによりデータを伝送するものであ
    り、車載受信手段は、フーリエ変換したデータを、逆組
    み替え処理することにより、分類された各種類のデータ
    を得るものである請求項9記載の路車間通信システム。
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