JP3044509U - 水路のごみ類流入防止用スクリーン - Google Patents

水路のごみ類流入防止用スクリーン

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JP3044509U
JP3044509U JP1997006391U JP639197U JP3044509U JP 3044509 U JP3044509 U JP 3044509U JP 1997006391 U JP1997006391 U JP 1997006391U JP 639197 U JP639197 U JP 639197U JP 3044509 U JP3044509 U JP 3044509U
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JP1997006391U
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Inventor
厚根 佐々木
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大興機工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 河川の増水時に河川のごみ類が、水路にその
終端から流入するのを防止すると共に、水路内のごみ類
を河川に放流可能とし、子供が水路に入るのを防止す
る。 【解決手段】 水路3の終端部に配設され、河川側から
のごみ類の流入を防止するスクリーン10であって、ス
クリーン本体11が水路3を横切って水平状に取付けら
れた支持軸12を介して上下方向に回動自在に設けら
れ、ワイヤロープ15、滑車18,19及び手動ウイン
チ20からなる開閉操作手段により回動開閉可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、終端が河川に臨む水路に設けられ、河川の増水時等に河川のごみ類 が水路に流入するのを防止するためのスクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、下水,雨水等を河川に放流するために、図1に例示するように、上部 開放の溝形水路(1)が設けられ、水路終端部が堤防(2)を貫通する暗渠(3 )(円筒管又は角筒管)とされ、該暗渠(3)と溝形水路(1)の間に水路締切 ゲート(4)が設けられ、前記暗渠(3)の終端が河川(5)の河川敷(6)に 設けた溝形水路(7)に接続されている。
【0003】 従来、大雨等により河川(5)が増水した場合、河川側水路(7)から暗渠( 3)を経て堤防(2)内側の水路(1)に、河川水が逆流入することがあり、地 方官庁等の管轄部署の職員が水路締切ゲート(4)を閉めに廻っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ゲート(4)を閉める前に河川水が水路(1)に逆流入し、これに伴 なって多量のごみ類が水路(1)に流れ込み、ポンプ場等にまで至ってポンプ場 の機械設備等の故障の原因となることがあるため、暗渠(3)終端に固定スクリ ーンを設けることが考えられるが、水路(1),(3)内のごみ類を河川に放流 できない。 本考案は、上述のような実状に鑑みて案出されたもので、その目的とするとこ ろは、河川の増水時等に河川のごみ類が水路にその終端から流入するのを防止す ると共に水路内のごみ類を河川に放流でき、人特に子供が暗渠等の水路に入るの を防止できるスクリーンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案では、上記課題を解決するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、水路の終端部に配設され、河川側からのごみ類の流入を防止 するスクリーンであって、スクリーン本体が、水路を横切って水平状に取付けら れた支持軸を介して上下方向に回動自在に設けられ、開閉操作手段により回動開 閉可能とされていることを特徴としている(請求項1)。 この場合、前記スクリーン本体は、水路から水を大量に流す際やごみを河川に 流す際等に開かれ、通常は閉じておく。したがって、河川の増水時等にごみ類が 逆流入するのを防ぐことができ、子供達が水路終端から入って遊ぶのを防止でき る。
【0006】 また、本考案は、前記スクリーン本体が縦向にしたスクリーンバーを横方向に 平行に並べた格子状とされているので、スクリーン本体に河川側のごみ類が掛っ ても、水路側からの放水によりごみ類を河川側に押し戻す際に、ごみ類がスクリ ーン本体から分離し易い(請求項2)。
【0007】 そして、本考案は、前記開閉操作手段が、一端をスクリーン本体の下端部に取 付けたワイヤロープと、該ワイヤロープの他端を巻装した手動又は動力ウインチ 及びロープ方向転換滑車とからなっているので、構造が簡単でかつ操作が容易で ある(請求項3)。 さらに、本考案は、前記スクリーン本体の上下方向中心よりも上方に支持軸が 設けられると共に、スクリーン本体の下部が支持軸よりも河川側に位置するよう に傾斜状に設けられ、スクリーン本体には下端部にフロートを設けるか又は1及 び上端部にウエイトを設けているので、前記スクリーン本体を上向き回動させて 開くとき、フロートの浮力或いはウエイトの助けによって開操作を軽く行なうこ とができる(請求項4)。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1〜図4は、本考案の第1実施形態を示している。そして図1は本考案スク リーン(10)の設置例を示し、従来技術の説明においても述べたとおり、上部 開放の溝形水路(1)に続きかつ堤防(2)を貫通してその終端が河川敷(6) に臨む暗渠(3)終端に設けられている。そして、堤防(2)の内側には、水路 締切ゲート(4)が設けられ、門形架構(8)に取付けたねじスピンドル式手動 開閉機(9)により、開閉自在とされている。 なお、河川(5)の河川敷(6)に設けた水路(7)には、増水時に河川水が 逆流して暗渠(3)に流れ込む。
【0009】 前記スクリーン(10)は、そのスクリーン本体(11)が、水路即ち暗渠( 3)の断面形状と同じ形状で、かつ若干小さくされた方形の枠体(11A)と、 縦向きでかつ横方向に等間隔で互いに平行に並設されたスクリーンバー(11B )とからなり、スクリーン本体(11)の上下方向中央よりも上方(上端寄り) に、スクリーンバー(11B)と直交状に支持軸(12)が固着され、該支持軸 (12)の両端が前記枠体(11A)から外方に突出されて暗渠(3)の両側壁 (3A)に固着された軸受(13)により回動自在に軸支されている。そして、 スクリーン本体(11)は、下端部が支持軸(12)よりも河川側に位置する傾 斜状に配されている。
【0010】 また、スクリーン本体(11)の下端部には、左右両側でかつ水路上手側に位 置してフロート(14)が固着され、河川側にはスクリーン開閉用のワイヤロー プ(15)の一端が取付けられている。前記暗渠(3)の左右両側壁(3A)の 内面には、スクリーン閉鎖時の当り金具(16)が取付けられ、暗渠(3)の天 井(3B)下面には、スクリーン開放時の当り金具(17)が取付けられている 。なお、スクリーン本体(11)の下端は、図4に示しているように、全閉時に おいても、暗渠底(3C)から所定の高さに保持され、水路(1),(3)を通 常流れている少量の水を邪魔することなくスムーズに放流できるようにしてある 。
【0011】 前記スクリーン開閉操作手段は、前記ワイヤロープ(15)と、暗渠(3)終 端天井(3B)の上下面に取付けられた滑車(18),(19)と、前記天井( 3B)上面に滑車(19)に隣接して設置した手動ウインチ(20)とからなり 、該ウインチ(20)のドラム(21)に前記ワイヤロープ(15)の他端が巻 装されている。(22)は手動ウインチ(20)の操作ハンドルである。
【0012】 上記実施形態によれば、スクリーン本体(11)は、通常図2〜図3に示すよ うに閉鎖状態にあり、下水,雨水等の少量の流れの場合にはこのままに保持され る。したがって、子供達が暗渠(3)内に入ることができず、大雨や洪水で河川 (5)が増水してごみ類が流れ込もうとしても、スクリーン(10)により阻止 されて、水路(3),(1)に流入することはない。 そして、前記ゲート(4)の締切りが遅れても、ポンプ場等の機械設備にまで ごみ類が侵入しない。
【0013】 また、前記水路(1)から大量の水を放流したり、ごみ類を流す場合は、締切 ゲート(4)はもとより、スクリーン(1)も前記手動ウインチ(20)のハン ドル(22)を操作して、スクリーン本体(11)を図4に2点鎖線で示してい るように、スクリーン本体(11)の下端が、天井(3B)の当り金具(17) に当接するまで引き上げて全開状態にする。このとき、フロート(14)の浮力 が作用し、手動ウインチ(20)のハンドル操作力が軽減され、開放操作が容易 になる。
【0014】 図5,図6は本考案の第二実施形態の要部を示し、第一実施形態と異なるとこ ろは、フロート(14)に代えてスクリーン本体(11)の上端部に、水路(1 )側に位置してウエイト(23)を取り付けた点及び上限当り金具(17)を側 壁(3A)に取り付けた点であり、第一実施形態と同様に手動ウインチ(20) の開操作力を軽減でき、第一実施形態と同じ作用効果を期待することができる。 したがって、第一実施形態と共通する構成部分については、図2〜図4と同符号 を付し、詳細説明を省略する。
【0015】 本考案は、上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば河川に臨む水路 (暗渠(3))は、断面円形のものも採用でき、また河川敷のない部分に臨む水 路終端に設けることも可能であり、さらに、手動ウインチ(20)に代えて、ゲ ート開閉機のようなスピンドル式開閉操作手を採用できるほか、動力ウインチと することもできるなど、種々設計変更が可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、水路の終端部に配設され、河川側からのごみ類の流 入を防止するスクリーンであって、スクリーン本体が、水路を横切って水平状に 取付けられた支持軸を介して上下方向に回動自在に設けられ、開閉操作手段によ り回動開閉可能とされていることを特徴とするものであるから、通常の排水量の 少ないときは、スクリーン本体は閉鎖状態であり、人特に子供が水路終端から入 って遊ぶのを防止でき、また、増水時には、ごみ類の流入が防止され、ポンプ場 の機械類の故障を少なくすることも可能であり、水路内のごみ類を河川に放流す ることができる(請求項1)。
【0017】 また、請求項2に記載の考案によれば、前記スクリーン本体が縦向にしたスク リーンバーを横方向に平行に並べた格子状とされているものであるから、スクリ ーン本体に掛かったごみ類を河川側に流すのが容易である。 そして、請求項3に記載の考案によれば、前記開閉操作手段が、一端をスクリ ーン本体の下端部に取付けたワイヤロープと、該ワイヤロープの他端を巻装した 手動または動力ウインチ及びロープ方向転換滑車とからなるものであるから、構 造が簡単でかつ操作が容易であり、経済的に得られる。
【0018】 さらに、請求項4に記載の考案によれば、前記スクリーン本体の上下方向中心 よりも上方に支持軸が設けられると共に、スクリーン本体の下部が支持軸よりも 河川側に位置するように傾斜状に設けられ、スクリーン本体には下端部にフロー トを設けるか又は1及び上端部にウエイトを設けたものであるから、スクリーン 本体の開操作を軽くすることができ、スクリーン本体に掛かったごみ類を河川側 に流掃するのが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施形態を示す概略全体側断面図
である。
【図2】同実施形態の要部を示す一部破断斜視図であ
る。
【図3】同実施形態の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本考案の第二実施形態を示す中央縦断側面図で
ある。
【図6】図5の一部省略平面図である。
【符号の説明】
1 水路 3 暗渠(水路終端部) 5 河川 10 スクリーン 11 スクリーン本体 12 支持軸 13 軸受 14 フロート 15 ワイヤロープ 18,19 滑車 20 手動ウインチ 23 ウエイト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路の終端部に配設され、河川側からの
    ごみ類の流入を防止するスクリーンであって、スクリー
    ン本体が、水路を横切って水平状に取付けられた支持軸
    を介して上下方向に回動自在に設けられ、開閉操作手段
    により回動開閉可能とされていることを特徴とする水路
    のごみ類流入防止用スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記スクリーン本体が縦向にしたスクリ
    ーンバーを横方向に平行に並べた格子状とされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の水路のごみ類流入防止
    用スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記開閉操作手段が、一端をスクリーン
    本体の下端部に取付けたワイヤロープと、該ワイヤロー
    プの他端を巻装した手動または動力ウインチ及びロープ
    方向転換滑車とからなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の水路のごみ類流入防止用スクリーン。
  4. 【請求項4】 前記スクリーン本体の上下方向中心より
    も上方に支持軸が設けられると共に、スクリーン本体の
    下部が支持軸よりも河川側に位置するように傾斜状に設
    けられ、スクリーン本体には下端部にフロートを設ける
    か又は1及び上端部にウエイトを設けたことを特徴とす
    る請求項1,2又は3に記載の水路のごみ類流入防止用
    スクリーン。
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