JP3044046U - 滑走ボードを被覆するための複合体 - Google Patents

滑走ボードを被覆するための複合体

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JP3044046U
JP3044046U JP1997004706U JP470697U JP3044046U JP 3044046 U JP3044046 U JP 3044046U JP 1997004706 U JP1997004706 U JP 1997004706U JP 470697 U JP470697 U JP 470697U JP 3044046 U JP3044046 U JP 3044046U
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woven fabric
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ユイゲ クリスチャン
ルナール フィリップ
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Salomon SAS
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    • A63C5/00Skis or snowboards
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 本考案は、少なくとも滑走ボードの外
面を構成するためのプラスチック製保護用第一層(1
0)を含む、滑走ボードの力学的構造体を覆うための複
合体(1)における改良を提供する。この被覆用複合体
は、乾燥繊維を交差させて織製され、かつ、上記プラス
チック製の保護用第一層(10)に接着によって連結さ
れる第二層(11)と、接着によってこの第二層(1
1)に連結されるとともに、該第二層と上記力学的構造
体を補強するための樹脂との間に力学的隔壁を構成する
ための隔壁用第三層(12)を含む構成である。上記第
三層(12)は、滑走ボードの力学的構造体に連結され
る面に低粘度かつ低融点の熱可溶性重合体(121)を
含浸させた、少なくとも1の不織布(120)で形成さ
れる構成である。このような複合体は、滑走ボードの振
動性挙動に影響を与えるとともに、特に、織製した第二
層の交差する繊維が互いに摩擦することによって生ずる
エネルギーの放散により、優れた捻じれの減衰をもたら
す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、滑走ボードの補強用力学的構造体を完成するための被覆用複合体に 関する。より詳しく述べると、本考案は、スキー板全般、雪上サーフボード、モ ノスキーボードおよびその他類似の物品等、各種の複合材料を一つにまとめた積 層形状を呈する製品に関する。
【0002】 大抵の場合、滑走ボードは、該ボードが受けるいろいろな撓曲応力、捩じれ応 力および側方変形応力に対抗するための基本的な各種要素を一つにまとめる力学 的集合体(アセンブリ)から成る。これらの要素は、一般に複合材料または金属 材料でできた補強要素および該補強材料を間隔を置いて保持するための芯部の役 目をする充填要素である。
【0003】 この集合体を外部からの攻撃から保護し、かつ製品をより魅力あるものとする ために、通常、装飾を施してあるか、または施してないプラスチック材料製の層 (1または複数)で構成される保護兼装飾用カバーでボードの上面と側面を覆う 。しかしながら、この上部サブアセンブリの役割は、擦り傷や、エッジによる打 撃や、紫外線や、清掃用溶剤等に対する保護に限定されていて、スキー板の挙動 を特に向上させるものではない。
【0004】 本考案の目的は、通常の役割の他に、ボードの操縦を阻害する振動の減衰に関 与するという緩衝の役割を持つ滑走ボードのカバーの製作における改良を提案す ることにある。
【0005】 特に、本考案の利点の一つは、優れた捻じれの減衰によりボードの振動性挙動 を改善することにある。付加または内蔵されている大抵の減衰装置は、就中、ボ ードの撓曲による変形のエネルギーを減衰させるが、それは、強力で、正確かつ 一定の接触を雪面に対して保つのに十分ではない。したがって、雪面に対してボ ードの端部をより良く接触できるように、純粋な撓曲の場合におけるよりも捻じ れの場合において緩衝をより大きくしなければならないことが分かった。本考案 により、従来構造の滑走ボードよりも優れた捩じれ対撓曲緩和の比を得ることが できる。
【0006】 この目的のために、本考案は、少なくとも、滑走ボードの外面を構成するため のプラスチック製の保護用第一層と、乾燥繊維を交差させて織製され、かつ該プ ラスチック製の保護用第一層に接着により連結される第二層と、接着により第二 層に連結されるとともに該第二層と滑走ボードの力学的構造体を補強するための 樹脂との間に力学的隔壁(バリヤー)を構成するための隔壁用第三層とを含む、 滑走ボードの力学的構造体を覆うための複合体に関する。
【0007】 驚くべきことに、繊維を織製した第二層が、ボードの変形(とりわけ、捩じれ )に際して、互に交差する繊維によって生ずる摩擦のエネルギーを放散させる能 力を有することが明らかになった。繊維は、それを覆うプラスチック製の第一層 により外部に対して保護される。他方、第三層は、複合体とボードの構造体の残 余部分とを最終的に組み付けるときに、また特に構造体の補強要素が熱流動性を 有する樹脂と接触する際に、第二層の織製された繊維を乾燥状態に保持可能にす る水密性隔壁(バリヤー)を構成する。
【0008】 該織製した繊維布の層は、それが保有する緩衝という役割に加えて、複合体の 外部に装飾的表現を付加するという役目に関与する。
【0009】 本考案の別の一特徴によれば、第三層は、ボードの力学的構造体に連結される 面に低粘度かつ低融点の熱可溶性重合体を含浸させた少なくとも1の不織布で形 成される。溶融状態にある重合体は不織布層の間隙を充填して、補強材の熱流動 性を有する樹脂に対して集合体を遮断状態にする。該不織布層は、複合体と滑走 ボードの構造体の残余部分との間で接着値を明らかに高めるという利点を有する 。
【0010】 補足的な一特徴によれば、複合体は、プラスチック製の保護用第一層と乾燥繊 維製織布から成る第二層との間に熱可溶性接着用フィルムを、また該第二層と隔 壁用第三層との間に別の熱可溶性接着用フィルムを含む。フィルムの存在により 、層間の接着が可能になり、したがってそれぞれの層を形成する材料の選択の幅 が一層広くなる。
【0011】 本考案のその他の目的と特徴と利点は、添付の図面に関連して行う特定の実施 態様について以下の記載を読むことにより、明らかとなろう。
【0012】 図1と図2は、滑走用ボードの力学的構造体に付け加えるための本考案による 複合体1を示す。
【0013】 この例において、複合体1は、互に組み付けられる複数の層から成る帯状を呈 する。
【0014】 外側(EXT)には、複合体の外面を構成するための保護用第一層10が配置 される。この層はプラスチック製で、好ましくは熱可塑性材料製である。
【0015】 この層はポリアミド、ポリカルボナート、アクリロニトリル/ブタジエン/ス チレン(ABS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリスチレンから 成る群より選択した熱可塑性材料製の透明シートであるのが好ましい。該層は装 飾図案(例えば、層10の外表面を貫通する昇華性インク100で作成される模 様)を担持することができる。
【0016】 この第一層は、複合体の残余部分を保護し、かつ熱拡散するインクを深く吸収 するための十分な厚さを有しなければならない。すなわち、該層は0.3mmま たはそれ以上の厚さを有しなければならず、約0.7mmあるのが好ましい。昇 華法の代わりに、他の装飾技術を用いてもよい。例えばセリグラフ印刷、タンポ グラフ印刷、熱間マーキング法、等を挙げることができる。
【0017】 もちろん、複合体が複数の保護層を含むことを考えてもよい。その場合、該層 は共押出成形またはその他何らかの手段であらかじめ互に組み付けておいてもよ い。
【0018】 本考案によれば、複合体の第二層11は乾燥繊維製織布である。この織布は9 0゜または90゜未満の交差角度で交差する横糸と縦糸の織物(多方向性織布) であるのが好ましい。
【0019】 該織布は、糸またはストランド間の摩擦を助長するよう、少なくとも芯部には 含浸樹脂を全く含まない。
【0020】 該第二層の厚さは0.2mmないし0.7mmとすることができる。織布の重 さは200ないし1000g・m-2とすることができる。
【0021】 この第二層は、ガラス繊維、炭素繊維、パラアラミド繊維、ポリエステル繊維 の中から選択した繊維、またはこれら繊維の混合物からなる織布で構成すること ができる。
【0022】 第三層12は隔壁(バリヤー)層であり、その役割は補強用構造体に対して複 合体の接着を促進すると同時に、最終組み立て時に補強層20の熱流動性樹脂に よって第二層の浸透を阻止する役割を有する。
【0023】 したがって、該第三層12は、ボードの力学的構造体に連結される面が低粘度 かつ低融点の熱可溶性重合体121を含浸させてある不織布120からなるのが 好ましい。この重合体は不織布の間隙を満たして、該不織布を補強層の樹脂から 遮断することができる。
【0024】 使用に適する重合体のうち、イオノマー類、とりわけMFI値(メルトフロ− インデックス)が7またはそれ以下で融点が110℃またはそれ以下のイオノマ ーから選択するのが好ましい。この不織布はまた、切断されることなしに容易に 折れ曲がったり、伸びたりする利点をも有する。
【0025】 含浸用重合体と組み合わされる不織布の層は、複合体の装飾を目立たせる半透 明の背景にも成る。
【0026】 この複合体を結合させるためには、熱可溶性接着用フィルム130をプラスチ ック製の保護用第一層10と乾燥繊維製の第二層11との間に介装し、また別の 熱可溶性接着用フィルム131を該第二層11と隔壁用第三層12との間に介装 する。
【0027】 接着用フィルム130、131は、好ましくは重合体、あるいはカルボン酸、 無水カルボン酸またはカルボン酸エステルの作用によりグラフトした共重合体を 主成分とする。
【0028】 フィルムはグラフトしたポリエチレン製、より正確に言えば無水マレイン酸に よりグラフトしたポリエチレン製であるのが有利である。
【0029】 不織布の選択および指定した種類の熱可溶性フィルムを該不織布と組み合わせ ることにより、例えばプラスチック層のような他のどんな基層で得られる接着値 よりも著しく高い接着値が得られる。
【0030】 第二層11と補強用構造体20間の界面における接着強度は、不織布層120 の存在により約20ニュートン(N)である。フィルム層131、121を存在 させても、不織布層無しでは接着強度は4Nに過ぎない(そして水を含む環境で 老化した後の接着強度はゼロになる)。
【0031】 第二層11とプラスチック製の第一層10間の界面における接着強度は、接着 用フィルム130が存在すると、約12Nである。
【0032】 隔壁層としての役割の他に、第三層12は、特にフィルムがエポキシドと反応 できるイオノマー製であるとき、補強用樹脂により接着用フィルム131の化学 変化を阻止する。
【0033】 図3ないし図5は、例として、上記複合体1の製造法を示す。図3によれば、 第一段階で、台紙シート3に含まれる昇華性顔料を熱転写することによって装飾 図柄の印刷を行う。この台紙シートは、プラスチック層10の表面に接触して押 し付けられ、かつ、それ自体公知の方法で、加熱および加圧を行って顔料を層1 0内に拡散させる。装飾サイクルの作業条件は、例えば温度165℃、圧力2バ ールで2分間行う。
【0034】 次の段階は、複合体の積み重ね(すなわち、このように装飾されたプラスチッ ク製の第一層10と、接着用フィルム130と、織製した第二層11と、更にも う1つ別の接着用フィルム131と、不織布で形成される第三層120と、熱可 溶性重合体フィルム121の積み重ね)を行うことから成る。
【0035】 次に約2ないし4バールの圧力と150℃ないし165℃の温度とを約1分間 ないし2分間印加する加圧サイクルを実施する。
【0036】 一変形態様によれば、熱間カレンダ掛けを行って複合体の一部分を予め組み付 けることから成る。例えば、フィルム130と、第二層11と、フィルム131 と、第三層120とから成るサブアセンブリを第一段階において熱間カレンダ掛 けし、次いで第二段階において加圧によりプラスチック層に組み付けることがで きる。
【0037】 このようにして形成される複合体は、とりわけ予備含浸した補強要素を含む滑 走ボードの構造体の残余部分と最終的な組み立てを行うために使用できる状態に ある。
【0038】 最終的な組立ては、構造体を所望の形状に鋳造成形するとともに、全構成部材 を互に接着することからなる作業である。この最終作業は所望の最終形状に適す る形状をした鋳型内で行われ、該鋳型は予備含浸した補強要素を熱処理するのに 十分な温度まで加熱される。
【0039】 鋳型で熱処理するとき、予備含浸した補強材の樹脂は約150℃の温度に達し て液状になる。この鋳型内に加わる圧力は約7ないし10バールであるので、樹 脂は鋳型内の自由空間および間隙に流れ込もうとする。この流入は、隔壁層12 により、複合体の方向に停止させられる。スキー板および雪上サーフボードの製 造分野で予備含浸に最も良く使用される樹脂は、エポキシド型の熱硬化性樹脂で ある。
【0040】 本考案はまた、上記のような複合体を備える滑走ボードに関する。図6および 図7の場合、滑走ボードは、その全長に亙って、力学的構造体2を覆う複合体1 を備える。
【0041】 該構造体2は、上部補強要素(すなわち、上部補強層)20と、中央芯部21 と、下部補強要素(すなわち、下部補強層)22と、側方金属製エッジ230、 231と、一般にポリエチレン製の滑走用底部24とを含む。補強要素20、2 2は、補強用繊維と熱硬化性のエポキシド樹脂とを主成分とするのが有利である 。
【0042】 芯部は、発泡材、木材またはハニカム材のような低密度であるが、圧縮に強い 材料で作られる。
【0043】 本考案によれば、複合体は構造体2に組み付けられ、それにより力学的隔壁( バリヤー)を構成する第三層12は、力学的構造体2の一部になる、熱流動性の 樹脂を含浸させた繊維を主成分とする補強層20と接触して接着により連結され る。
【0044】 図6の例において、ボードの全長を占める織布製の層を構成する繊維または糸 は、ボードの長手方向I−I’に対してほぼ±45゜に傾斜する方向に向けて交 差する。
【0045】 緩衝測定テストにより、約200Hzの対応する周波数帯で、第一の捩じれと 第三の撓曲との間の比率が、従来の構造体のボードにおけるよりも本考案の複合 体を利用する滑走ボードにおいて更に大きいことが確認できた。いずれにせよ、 この比率が1よりも大きく、かつ繊維だけの補強材を有するケーソン型構造体の スキー板では約1.05であり、また繊維・金属製ケーソン型構造体のスキー板 では約1.42であることが測定の結果判明した。従来型の構造体では、この比 率は、繊維だけの補強型スキー板では約0.75であり、また繊維・金属製補強 型スキー板では約0.70である。1よりも大きい比率を有する該スキー板は滑 走面と雪の接触がより良好なので、「もっと柔らかい」と形容できる雪上での挙 動を呈する。
【0046】 図8の例において、図示の滑走ボードは、締め具の取付区域に相当する中央部 分30と、この中央部分30の前方境界線とアップターンとの間に延在する前方 区域31ならびに該中央部分30の後方境界線とスキー板のテールとの間に延在 する後方区域32を有するスキー板である。
【0047】 この場合、乾燥繊維製の第二層11は、中央部分よりも格別に大きな応力を受 ける前方区域31と後方区域32で優れた捩じれの減衰をもたらすよう、該2区 域のみに存在する。中央部分において、第二層11は、例えば複合体内で同一の 厚さを有する付加プラスチック層と取り替えることができる。一変形態様におい て、該第二層11は付加層と取り替えられ得ない場合もある。
【0048】 もちろん、本考案は、これまで説明してきた諸実施態様に限定されるものでは なく、冒頭の実用新案登録請求の範囲に入り得る同等の技術を全て含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボードの構造体の残余部分に組み付ける前の本
考案による複合体を示す断面図である。
【図2】複合体を構成する各種の層を明らかに示す、複
合体の上部襞開図である。
【図3】本考案による複合体の一実施態様を示す側面図
である。
【図4】本考案による複合体を構成する各層の接合前の
状態を示す側面図である。
【図5】各層を接合した状態にある本考案の複合体を示
す側面図である。
【図6】本考案による複合体で被覆してある滑走ボード
を示す上面図である。
【図7】図6のA−A線に沿って見た滑走ボードの断面
図である。
【図8】図6の滑走ボードの一変形例を示す上面図であ
る。
【符号の説明】
1 被覆用複合体 2 力学的構造体 10 プラスチック製の保護用第一層 11 乾燥繊維を交差させて織製した第二層 12 隔壁用第三層 20 補強用構造体 30 (ボードの)中央区域 31 (ボードの)前部区域 32 (ボードの)後部区域 120 不織布 121 熱可溶性接着フィルム 130 熱可溶性接着フィルム 131 熱可溶性接着フィルム

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも滑走ボードの外面を構成する
    ためのプラスチック製保護用第一層(10)を含む滑走
    ボードの力学的構造体(2)を覆うための複合体であっ
    て、 乾燥繊維を交差させて織製され、かつ前記プラスチック
    製保護用第一層(10)に接着によって連結される第二
    層(11)と、接着によって前記第二層(11)に連結
    されるとともに、前記第二層と前記力学的構造体を補強
    するための樹脂との間に力学的隔壁を構成するための隔
    壁用第三層(12)とを含むことを特徴とする被覆用複
    合体。
  2. 【請求項2】 前記第三層(12)が、滑走ボードの力
    学的構造体に連結される面に低粘度かつ低融点の熱可溶
    性重合体(121)を含浸させた、少なくとも1の不織
    布(120)で形成されることを特徴とする請求項1に
    よる被覆用複合体。
  3. 【請求項3】 前記熱可溶性重合体がイオノマー類から
    選択されることを特徴とする請求項2による被覆用複合
    体。
  4. 【請求項4】 前記プラスチック製保護用第一層(1
    0)と前記乾燥繊維製の織布から成る第二層(11)と
    の間に、熱可溶性接着用フィルム(130)を、また前
    記第二層(11)と前記隔壁用第三層(12)との間
    に、別の熱可溶性接着用フィルム(131)を含むこと
    を特徴とする請求項1、2または3による被覆用複合
    体。
  5. 【請求項5】 接着用フィルム(130、131)が、
    重合体、あるいはカルボン酸、無水カルボン酸、または
    カルボン酸エステルの作用によってグラフトした共重合
    体を主成分とすることを特徴とする請求項4による被覆
    用複合体。
  6. 【請求項6】 前記第一層(10)が、ポリアミド、ポ
    リカルボナート、アクリロニトリル/ブタジエン/スチ
    レン(ABS)、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタ
    ラート(PET)から成る群より選んだ熱可塑性材料で
    製作した透明シートであることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1による被覆用複合体。
  7. 【請求項7】 前記第二層(11)が、ガラス繊維、炭
    素繊維、パラアラミド繊維、ポリエステル繊維、あるい
    はこれら各種繊維の混合物から選んだ合成繊維の織布か
    ら成ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1
    による被覆用複合体。
  8. 【請求項8】 少なくとも長さの一部分に亙って、請求
    項1ないし7のいずれか1による被覆用複合体を備え、
    力学的隔壁を構成する前記第三層(12)が、前記力学
    的構造体(2)の一部と成る熱流動性樹脂を含浸させた
    繊維を主成分とする補強層(20)と接触して接着によ
    り連結されることを特徴とする滑走用ボード。
  9. 【請求項9】 前記第二層(10)を構成する繊維が、
    ボードの長手方向に対してほぼ±45゜の角度で傾斜す
    る方向に沿って方向付けられ、かつ交差することを特徴
    とする請求項8による滑走用ボード。
  10. 【請求項10】 乾燥繊維の織布から成る前記第二層
    (11)が、ボードの長さの一部分のみに亙って、前記
    複合体内に存在することを特徴とする請求項9による滑
    走用ボード。
  11. 【請求項11】 乾燥繊維の織布から成る前記第二層
    (11)が、締め具の取付区域に対応する中央区域(3
    0)を除いて、該ボードの前部区域(31)と後部区域
    (32)に存在することを特徴とする請求項10による
    滑走用ボード。
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