JP3043474U - Oリング検査装置 - Google Patents

Oリング検査装置

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JP3043474U
JP3043474U JP1997003989U JP398997U JP3043474U JP 3043474 U JP3043474 U JP 3043474U JP 1997003989 U JP1997003989 U JP 1997003989U JP 398997 U JP398997 U JP 398997U JP 3043474 U JP3043474 U JP 3043474U
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ring
inspection device
drive shaft
driven shaft
defective
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JP1997003989U
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Inventor
日出男 毛利
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】Oリングのバリ跡、傷、亀裂などの不良箇所を
機械的に精度よく検知することのできる、作業効率の優
れたOリング検査装置を提供する。 【構成】それぞれの先端部にOリング8を装着して回転
する、互いの距離が任意に調整可能な、少なくとも2本
の回転軸2、5を備えたOリング装着部と、回転中のO
リング8の不良箇所12をカメラ11で検知する不良検出部
とからなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、射出成形、トランスファー成形などで製造されたOリングについて 、バリ跡、傷、亀裂などの不良箇所を検知するためのOリング検査装置に係るも のである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形、トランスファー成形などで製造されるOリングaは、通常、図3に 示すように、スプルー部b、ランナー部c、エアベント部dなどと一体となった 形で金型から取り出され、これらの各部b、c、dを取り外した後のOリングa には、それぞれの側の表面にバリ跡が残る。これらのバリ跡はOリングの性能及 び外観上から精度よく取り除かれなければならない。この除去の際、バリ跡では 亀裂や傷を生じ易いが、これらはOリングaを伸長させたときにV字状を呈する ことから、目視で容易に発見することができる。このため、従来は、図4に示す ように、Oリングaを両手の人差し指で広げながら回転させて、その全周面を検 査する方法がとられていた。しかし、目視による作業は、疲れによる作業能率と 検査精度の低下があり、また個人差もあることから、長時間にわたって一定の検 査レベルを維持することが難しく、品質を均一に保持することが困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の目的は、Oリングのバリ跡、傷、亀裂などの不良箇所を 機械的に精度よく検知することのできる、作業効率の優れたOリング検査装置を 提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によるOリング検査装置は、それぞれの先端部にOリングを装着して回 転する、互いの距離が任意に調整可能な、少なくとも2本の回転軸を備えたOリ ング装着部と、回転中のOリングの不良箇所をカメラで検知する不良検出部とか らなることを特徴とする。また、このOリング装着部は、駆動軸と従動軸の2本 の回転軸に装着されたOリングを、両回転軸間の距離を拡げたり狭めたり反復し ながら回転走行させる、機構を備えてなることを好適とする。
【0005】 このOリング検査装置では、Oリングを装着して回転する少なくとも2本の回 転軸が、互いの距離を変えることによって、Oリングの回転軸への装着を容易か つ確実なものとすると共に、回転軸間に装着されたOリングに所望の張力を与え てOリング表面の及び表面に現れた内部の不良箇所をカメラで検知し易くする。 さらに駆動軸と従動軸の2本の回転軸に装着されたOリングを、回転軸間の距離 を拡げたり狭めたり反復することで、伸縮させながら回転走行させ、Oリングの 表面全体をカメラで確実かつ容易に検査することができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案のOリング検査装置の詳細を例示した図1〜図2に基づいて説明 する。図1(a)は本考案のOリング検査装置の全体を示す概略平面図、図1( b)は同装置のOリング装着部の機構を示す正面説明図である。図2(a)、( b)はそれぞれOリング検査装置の操作を順を追って示す要部の平面説明図及び 正面説明図である。
【0007】 本考案のOリング検査装置は、Oリング装着部と不良検出部とから構成されて いる。Oリング装着部には、モータなどの駆動手段1によって回転する駆動軸2 と、アクチュエータ3により軸受4上を左右方向に摺動し、駆動軸2との距離を 任意に変えることのできる従動軸5との2本の回転軸があり、この両軸2、5の 先端部に取り付けたプーリ6、7に、Oリング8を装着することで、駆動軸2の 回転につれてOリング8が両プーリ6、7間を走行できるようになっている。ま た、このOリング装着部は、駆動軸2と従動軸5の2本の回転軸に装着されたO リング8を、両回転軸間の距離を拡げたり狭めたり反復することで、伸縮させな がら回転走行させる、機構を備えたものとすることもできる。 なお、図中の9は軸受、10はOリング装着部の上板に設けられた従動軸移動用 のスリットである。
【0008】 他方、不良検出部にはカメラ11が設けられていて、上記プーリ6、7間を回転 走行するOリング8表面の及びOリング8を伸ばすことによって表面に現れた不 良箇所を、例えばCCDシャッター機能を有するカメラ11で捉えた濃度変化によ り検知し、数値化された濃度が予め良品領域として設定された値の範囲を超えた ときに、ランプの点灯、ブザーの報知などのNG信号を発して作業者に知らせ、 良品と区別して保管できるようしている。
【0009】 次に、上記Oリング検査装置の操作を説明する。まず、図2(a)に示すよう に、従動軸5をアクチュエータ3により軸受4上を前進させて、その先端部に取 り付けたプーリ7と、駆動軸2の先端部に取り付けたプーリ6との間に、Oリン グ8を装着した後、従動軸5をアクチュエータ3により軸受4上を後退させて駆 動軸2との間を広げ、プーリ6、7間のOリング8を延伸状態にする。すると、 図2(b)に示すように、Oリング8の傷や亀裂などの不良箇所12がV字状に大 きく割れた状態になる。駆動手段1による駆動軸2の回転により、Oリング8は プーリ6、7間を回転走行する。その際、駆動軸2と従動軸5の2本の回転軸間 の距離を拡げたり狭めたり反復させることで、Oリング8を伸縮させながら回転 走行させるようにしてもよい。回転走行するOリング8表面の及び表面に現れた 内部のバリ跡、傷、亀裂などの不良箇所12がカメラ11の視界内に入り、確実に検 査を行うことができる。Oリング8の検査を円滑に行うのに適した駆動軸2の回 転数としては、通常5〜30rpm 、特には10〜20rpm が好ましい。検査を終えたO リング8は、図2(a)に示すように、駆動軸2に従動軸5を近接させてプーリ 6、7から取り外す。
【0010】 なお、図1及び図2では駆動軸と従動軸の先端部にそれぞれ1個、合計2個の プーリを取り付けた装置を示したが、本考案はこれに限定されるものではなく、 駆動軸と従動軸の先端部にそれぞれ2個以上のプーリを取り付けて一度に2個以 上のOリングが装着できるようにしたり、一つのプーリに2個以上のOリングが 装着できる構造のプーリを取り付けてもよく、また駆動軸と従動軸のほかに、さ らに1個以上の別の従動軸を設けて、それぞれの先端部にプーリを取り付け、合 計3個以上のプーリを使用するようにしても差し支えない。これらのプーリには ステンレス鋼などの金属製のほか、ジュラコン(セラニーズ社商標名)などの合 成樹脂製のものが使用される。
【0011】 駆動軸と従動軸との関係も、従動軸の位置を固定して駆動軸をアクチュエータ などで移動させるか、駆動軸と従動軸の両方を移動させることで、両軸間の距離 を任意に変えるようにしてもよい。Oリングのバリ跡、傷、亀裂などの不良箇所 は、金型の構造により、Oリングの円内や上下方向または斜め方向にも生じる場 合があるので、カメラはXYZのいずれの方向にも移動できるように設けるのが 望ましい。またカメラは必要に応じて2台以上設けてもよい。
【0012】
【実施例】
LIMS(二液混合射出成形システム)用シリコーンゴム(信越化学工業社製 、商品名)を射出成形して得られた、JIS硬度が40Hsで外径46mm、内径40mmの Oリングを 1,000個用意して、図1に示した本考案のOリング検査装置により、 Oリングの不良箇所の検査を連続して行った。なお、Oリングがカメラの前を通 過するときの速度が187cm/分となるように、駆動軸の回転速度を 15rpmに設定し た。その結果、判定ミスはなく、検査に要した時間は35分であった。これに対し 、上記と同様のOリング 1,000個について、その不良箇所の検査を、従来通り図 4に示す方法で人手により行ったところ、判定ミスは2個で、検査に要した時間 は60分であった。この結果、本考案のOリング検査装置によれば、Oリングの不 良箇所の検査が精度よく短時間で行えることが確かめられた。
【0013】
【考案の効果】
本考案のOリング検査装置によれば、製品の品質上、重要視されるOリング表 面の及びOリングを伸ばすことによって表面に現れた内部の、バリ跡、傷、亀裂 などの不良箇所を、精度よく人手や目視に頼らずに検査できるので、作業時間の 短縮と作業者の労力の低減が達成され、実用上望ましい品質のOリングを提供で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案のOリング検査装置の全体を示
す概略平面図、(b)は同装置のOリング装着部の機構
を示す正面説明図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれOリング検査装置の
操作を示す要部の平面説明図及び正面説明図である。
【図3】金型から取り出されたOリングの状態を示す平
面図である。
【図4】従来のOリング検査方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1‥駆動手段、 2‥駆動軸、 3‥
アクチュエータ、4、9‥軸受、 5‥従
動軸、 6、7‥プーリ、8‥Oリング、
10‥スリット、 11‥カメラ、12‥不良箇所。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 19/08 G01N 19/08 Z

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれの先端部にOリングを装着して回
    転する、互いの距離が任意に調整可能な、少なくとも2
    本の回転軸を備えたOリング装着部と、回転中のOリン
    グの不良箇所をカメラで検知する不良検出部とからなる
    ことを特徴とするOリング検査装置。
  2. 【請求項2】Oリング装着部が、駆動軸と従動軸の2本
    の回転軸に装着されたOリングを、両回転軸間の距離を
    拡げたり狭めたり反復しながら回転走行させる、機構を
    備えてなる請求項1記載のOリング検査装置。
JP1997003989U 1997-05-16 1997-05-16 Oリング検査装置 Expired - Lifetime JP3043474U (ja)

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JP1997003989U JP3043474U (ja) 1997-05-16 1997-05-16 Oリング検査装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244118A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Arai Seisakusho Co Ltd オイルシールの検査装置
JP2012026890A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Mitsubishi Cable Ind Ltd 表面欠陥検査装置及びその方法

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