JP3043314U - 食品容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品を入れるのに使用しなくなった後にも、
装飾品として使用できる食品容器を提供する。 【解決手段】 食品容器は、花弁カップ２によって構成
した主体と、花托部３と、茎部４とからなり、輪郭を花
に似せてあり、花弁カップ２はキャンディなどの食品を
入れておくためのもので、花弁カップ２の下側中央に中
空の接続棒２１を突出させ、接続棒２１を花托部３の下
側中央に設けた貫通孔３１に貫通させ、花弁カップ２を
花托部３上に支持し、接続棒２１に茎部４の上端部を嵌
挿して、花弁カップ２と花托部３とを茎部４の上端部に
よって保持し、これらを結合させてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、一般的には食品容器に関し、より詳しく述べると装飾品としても 使用できる食品容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般にディナーパーティの場合などに、食品をプレゼントするには人目を惹き つける融通無碍のやり方ですることが多い。その結果、様々な食品容器が前記の 場合に使用されるはずである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般的に、従来の食品容器は、デザインがかなり単調であり、食品を入れるの に使われなくなった後に装飾的な目的に対して使用できるものではない。 この考案は、装飾品としても使用できる食品容器を提供することを主目的とし ている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案に係る食品容器は、主体、花托部および茎部によって、輪郭を花に似 せてある。主体は、キャンディなどの食品を予定量保持しておける容積に作って あり、底部下側に中空の接続棒を固着してあり、後述の花弁カップにすることが 好ましい。花托部は、下側中央に前記接続棒の通過が可能な貫通孔が形成してあ る。そして、主体の接続棒を花托部の貫通孔に通し、主体を花托部に受けさせて 結合し、前記接続棒に茎部の上端部を挿通することで、主体および花托部が茎部 にしっかりと結合するようにしてある。 なお、この考案の前述した目的、特徴、機能および利点は、添付図面と相まっ て、次に述べる実施形態による説明により、更にわかりやすく理解できるであろ う。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１，図２，図３の各図に示すように、この考案の第１実施形態に係る食品容 器は、キャンディなどの食品を入れるためのもので、主体である花弁カップ２と 、花托部３と、茎部４とから輪郭を花に似せた構成にしてある。 花弁カップ２は、椀状部２３の底部下側の中央に中空構造の接続棒２１を突出 させてある。接続棒２１の内周壁には接続突起２１１と接続凹部２１２とを周方 向に交互に複数ずつ設けることで、歯状凹凸部を軸方向に沿って形成してある。 花弁カップ２は、椀状部２３を予定量の食品を入れる容積にしてあり、椀状部２ ３内に収容した食品５を覆いまたは包み込んで保持するために、開口上部、およ び複数の伸長部２２が周方向に沿い花弁状に形成した上縁を有している。

【０００６】 花托部３は、花弁カップ２の椀状部２３を受ける上部が花托状の凹部３２の下 側中央に貫通孔３１を有する短筒部３３を形成し、花弁カップ２の接続棒２１を 花托部３の貫通孔３１に挿通させて、花弁カップ２の椀状部２３の下部を花托部 ３の凹部３２に受けて支持し、花弁カップ２と花托部３とを結合させてある。 茎部４は、上端部の外周表面に多数の突起４１を周方向および軸方向に適宜の 間隔で突出させることで、歯状係合部を形成し、固定手段を形成してある。そし て、花弁カップ２の接続棒２１の歯状凹凸部内に茎部４の歯状係合部を係合させ て、花弁カップ２および花托部３が、貫通孔３１部を介し花弁カップ２の接続棒 ２１に係合して、茎部４の上端部に固着してある。

【０００７】 前述した第１実施形態の食品容器は、単なる例示であって、これに限定される ものではなく、他の形態によっても実施できる。 すなわち、図４に示すように、茎部４の突起４１はなくてもよい。そして、茎 部４の上端部が花弁カップ２の接続棒２１の滑らかな孔２４へ挿入できるように 、花弁カップ２の接続棒２１の滑らかな孔２４の内側直径が茎部４の外側直径よ りも僅かに大きくしてある。

【０００８】 なお、この考案の主体である花弁カップ２は他のいかなる形状にしてもよい。 また、この考案の実用新案登録請求の範囲から逸脱しない限り他の実施形態にお いても実施でき、さらに、前記請求の範囲のみによって限定されるべきである。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、請求項１の考案などに係る食品容器は、花弁カップなど の主体と、花托部と、茎部とから構成し、輪郭が花に似せてあるので、外観がよ く、キャンディなどの食品を前記主体に収容して使用できるだけではなく、外観 もよく、前記食品の使用後に装飾品としても使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）はこの考案の第１実施形態に係る食品容
器の分解斜視図、（ｂ）はＡ部分拡大斜視図。

【図２】この考案の第１実施形態に係る食品容器の組立
状態の縦断面図。

【図３】この考案の第１実施形態に係る食品容器の使用
状態の斜視図

【図４】この考案の第２実施形態に係る食品容器の分解
斜視図

【符号の説明】

２ 花弁カップ（主体） ２１ 接続棒 ２１１ 接続突起 ２１２ 接続凹部 ２２ 伸長部 ２３ 椀状部 ２４ 滑らかな孔 ３ 花托部 ３１ 貫通孔 ３２ 凹部 ３３ 短筒部 ４ 茎部 ４１ 突起

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 予定量の食品を保持するための容積を有
   し、底部下側に中空の接続棒の一端部を固着した主体
   と、 前記主体を受け、前記接続棒が通過する貫通孔を有する
   花托部と、 一端部に前記主体の接続棒を固着する固着手段を備え、
   前記花托部の貫通部を介し、主体および花托を共にしっ
   かりと結合する茎部とから構成し、主体、花托部および
   茎部によって輪郭を花に似せたことを特徴とする食品容
   器。
2. 【請求項２】 主体は、一体に成形してあることを特徴
   とする請求項１に記載の食品容器。
3. 【請求項３】 主体は、椀状部を開口上部、および前記
   主体内に入れた食品を覆いまたは包むために設けた複数
   の伸長部を有する形状とし、椀状部の底部下側に中空の
   接続棒を設けた花弁カップからなることを特徴とする請
   求項１または２に記載の食品容器。
4. 【請求項４】 主体の中空の接続棒は、内周壁の周方向
   に歯状凹凸部を形成し、茎部の固着手段は、外周面に歯
   状凹凸部に係合する歯状係合部であることを特徴とする
   請求項１ないし３のいずれか１つに記載の食品容器。
5. 【請求項５】 主体の中空の接続棒は、内周壁を平滑に
   し、茎部は外周面に歯状係合部がなく、前記接続棒内に
   前記茎部の上端部を挿入して、接続棒と係合可能とした
   ことを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１つに記
   載の食品容器。