JP3043016B2 - 発熱装置 - Google Patents

発熱装置

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JP3043016B2
JP3043016B2 JP1110096A JP11009689A JP3043016B2 JP 3043016 B2 JP3043016 B2 JP 3043016B2 JP 1110096 A JP1110096 A JP 1110096A JP 11009689 A JP11009689 A JP 11009689A JP 3043016 B2 JP3043016 B2 JP 3043016B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (発明の技術分野) 本発明は、例えば電気蚊取り器の殺虫液蒸発用の熱源
などとして使用される発熱装置に関する。
(従来の技術) 第6図は液体式の電気蚊取り器に使用されている発熱
装置の断面を示している。図中1は一端面が開口させる
とともに外周が円形をなす絶縁性のケース本体で、その
中央部には上記一端面開口に向けて突出する円筒状の壁
部1aが一体に設けられている。このケース本体1内には
両面に端子板2,3が密着された正特性サーミスタ製の発
熱素子4を保持した絶縁製のヒータホルダ5が収納され
ているとともに、このホルダ5に重なって上記一端面開
口を閉鎖する絶縁製のケース蓋6が収納されている。ケ
ース本体1とケース蓋6とは、壁部1aを通って設けられ
る金属製リベットからなる加熱筒7で連結されている。
そして、上記発熱素子4はリング状をなして形成されて
いるとともに、その両側の端子板2,3から一体に延出さ
れた端子部2a,3aは、ケース蓋6を挿通して外部に引き
出されている。しかも、ケース本体1の外部において一
方の端子部には、図示しないリード線を介して回路保護
部品としての電流ヒューズが接続されていて、上記発熱
素子4の寿命末期に生じる可能性が高い短絡に拘らず、
発熱装置の安全性を確保するようになっている。
なお、第6図中8は殺虫液を収納した薬液ボトルで、
9はボトル8内に殺虫液を毛管現象により吸い上げるセ
ラミック製の芯を示しており、この芯9の上端部は加熱
筒7内に挿入されている。
このような発熱装置において、リング状の発熱素子4
への通電がなされると、この発熱素子4が発熱するた
め、その熱は主として発熱素子4の内周面からヒータホ
ルダ5および壁部1aを通って加熱筒7に伝熱される。し
たがって、芯9が加熱され、それにより芯9が吸い上げ
た殺虫液が蒸発されて、蚊などの殺虫に供されるもので
ある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の構成においては、加熱筒7をその全周
から加熱するために発熱素子4がリング状をなし、これ
はケース本体1の環状の内部スペースの殆どを占めて収
納されている。したがって、発熱素子4が大形であると
ともに、この大形な発熱素子4の形状に対応して形成さ
れる発熱装置全体も大形とせざるを得ないという問題が
ある。また、既述のように環状の発熱素子4でケース本
体1の内部スペースの殆どが占められるので、上記図示
しない電流ヒューズは、ケース本体1外に配置すること
を余儀無くされている。そのため、接続のための手間が
多いとともに、リード線も必要であり、また、発熱装置
とは別にリード線で繋がれた電流ヒューズの組み込みを
しなければならないから、組み込みが面倒であるという
問題があり、結局のところ従来の発熱装置はコスト高で
あった。しかも、端子板に接続される回路保護部品は既
述のようにケース本体1外に配置されるために、回路保
護部品としては電流ヒューズに限られてしまい、温度ヒ
ューズや保護抵抗などを用いることは不可能であるとい
う問題もあった。
したがって、本発明の第1目的は、発熱素子とともに
全体のコンパクト化を図ることができる発熱装置を得る
ことにある。
又、本発明の第2の目的は、上記第1目的を達成つ
つ、電気部品接続作業性と発熱装置の取り付け部への組
み込み性とを夫々向上できる発熱装置を得ることにあ
る。
さらに、本発明の第3目的は、上記第1目的を達成し
つつ、種々の回路保護部品を選択使用できるとともに、
発熱装置の取り付け部への組み込みが容易で、かつ安価
な発熱装置を得ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記第1目的を達成するために、請求項1の発熱装置
は、一側面が開口されるとともに内周が筒状をなす絶縁
性ケース本体と、このケース本体が有する環状の内部ス
ペースにその周方向の一部を占めて収容され両面に夫々
端子が密着された非環状の正特性サーミスタ製の発熱素
子と、上記ケース本体の内周の筒状壁部を覆って設けら
れた加熱筒と、上記発熱素子の熱を上記加熱筒の外周面
側から上記加熱筒に伝熱する伝熱部材とを具備したこと
を特徴とするものである。
また、上記第2目的を達成するために、請求項2の発
熱装置は、一側面が開口されるとともに内周が筒状をな
す絶縁性ケース本体と、このケース本体が有する環状の
内部スペースにその周方向の一部を占めて収容され両面
に夫々端子が密着された非環状の正特性サーミスタ製の
発熱素子と、上記ケース本体の内周の筒状壁部を覆って
設けられた加熱筒と、上記発熱素子の熱を上記加熱筒の
外周面側から上記加熱筒に伝熱する伝熱部材と、上記ケ
ース本体の内部スペースに上記発熱素子を避けて収容さ
れ上記両端子の内のいずれか一方に直付けされた回路保
護用の電気部品とを具備したことを特徴とするものであ
る。
また、上記第3目的を達成するために、請求項3の発
熱装置は、一端面が開口されるとともに外周が筒状をな
す絶縁性ケース本体の略中央部に、上記一端開口に向け
て突出する筒状の壁部を一体に設け、画面に夫々端子が
密着された正特性サーミスタ製の非環状の発熱素子を上
記ケース本体の内部スペースにその周方向の一部に占め
て収納して、その非収納部分により上記ケース本体内に
部品収納空間を形成するとともに、上記一端面開口側の
端子に重なる絶縁板と、この絶縁板に重なって上記一端
面開口を閉鎖し、上記ケース本体よりも熱伝導性が良い
伝熱板とを上記ケース本体内に収納し、この伝熱板と上
記ケース本体とを上記筒状の壁部を通って設けられると
ともに、上記ケース本体よりも熱伝導性が良いかしめ用
の加熱筒で連結し、かつ上記部品収納空間内に上記両端
子のうちのいずれか一方に直付された回路保護用の電気
部品を収納したことを特徴とするものである。
(作用) 請求項1の発熱装置においては、ケース本体に収容さ
れた発熱素子の熱を伝熱部材により加熱筒にその外周面
側から伝えて、加熱筒の内側に位置される被加熱物を、
その外周囲から環状に加熱する。それにより、発熱素子
にケース本体の環状の内部スペースの殆どを占める環状
のものを使用する必要がなく、この発熱素子にはケース
本体内の一部を占める大きさのもの、すなわち、ケース
本体の環状の内部スペースにその周方向の一部を占めて
収容される非環状の発熱素子を使用できる。
また、請求項2の発熱素子においても、ケース本体に
収容された発熱素子の熱を伝熱部材を介して加熱筒に外
周面側から伝えて、加熱筒の内側に位置される被加熱物
を、その外周囲から環状に加熱するので、発熱素子には
ケース本体の環状の内部スペースにその周方向の一部を
占めて収容される非環状の発熱素子を使用できる。しか
も、発熱素子に密着された端子に回路保護用の電気部品
を直付けしてケース本体内に収容したから、この電気部
品と発熱素子とをリード線を介して接続する手間を要し
ないとともに、これら電気部品と発熱素子とを個別に組
み込む手間を要することなく一体的に取り扱って発熱素
子をケース本体内に組み込むことができる。
また、請求項3の発熱装置において、発熱素子にそれ
への通電に伴って発生する熱は、主として端子、これに
重なった絶縁板、伝熱板を通って、この伝熱板に連なっ
た加熱筒に伝熱される。このような主たる伝熱経路にお
いて、伝熱板は加熱筒の端部全周に繋がっているから、
熱は発熱素子側だけではなく加熱筒の全体にわたって速
やかに伝えられる。そのため、発熱素子が加熱筒全周を
取巻かないにも拘らず加熱筒全体の温度が速やかに所定
温度まで上昇する。なお、加熱筒はその内部に配置され
る被加熱物をその外周より加熱する。
そして、以上のように発熱素子をケース本体より小さ
くして、このケースの一部に収納したにも拘らず加熱上
において問題を生じないため、ケース本体内に部品収納
空間を確保でき、そこに回路保護用の電気部品を配置で
きる。したがって、発熱装置全体をコンパクトにできる
とともに、上記電気部品のケース本体への内蔵により、
上記電気部品を単独に組み込む手間を省略できる。しか
も、部品収納空間は発熱素子の近くに形成されるため
に、回路保護用の電気部品として温度ヒューズ等を使用
する事もできるから、温度ヒューズ、保護抵抗、電流ヒ
ューズなどの保護用電気部品のいずれかを選択して使用
でき、設計の幅を広げることが可能である。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図から第5図を参照し
て説明する。
第5図は液体式の電気蚊取り器の縦断側面図であり、
図中11は第1器体構成部材12と第2器体構成部材13とを
連結してなる器体であり、その上部には中央部に流出口
14を有した蓋15が取付けられている。そして、器体11の
下部周面には後述する発熱装置用のスイッチ16が取付け
られているとともに、コードプロテクタ17が取付けら
れ、このプロテクタ17には電源コード18が貫通されてい
る。
第1器体構成部材12の上部にはねじ部19が形成されて
おり、このねじ部19には第1器体構成部材12の内側に収
納されるタンク20が着脱可能に螺合されている。タンク
20はその内部に殺虫液を収納しているとともに、この殺
虫液を毛管現象により吸い上げるセラミック製の芯21が
収納されている。
さらに第1器体構成部材12の上部には、ねじ部19より
も上側において複数の芯支え用リブ22が形成されてお
り、これらのリブ22によりタンク20の上方へ突出された
芯21の上部を支持して、芯21が倒れないようにしてい
る。また、第1器体構成部材12の上部にはねじ部19およ
びリブ22よりも外側に位置して複数の装置固定孔23が設
けられている。
そして、第1器体構成部材12の上面には、その装置固
定孔23に嵌着して発熱装置25が取付けられている。この
装置25は上記第2器体構成部材13の上面中央部に設けた
孔13aから突出されているとともに、この孔13aの縁で上
側から押さえられて外れ止めされている。
つぎに、発熱装置25について第1図から第4図を参照
して詳細に説明する。
同図中26は合成樹脂などの電気絶縁材料からなるケー
ス本体である。このケース本体26は、その外周が筒状を
なすとともに、一端面が開口されており、しかも略中央
部には上記一端面開口に向けて突出する筒状の壁部27が
一体に設けられている。また、28はケース本体26の外周
面から一体に突設された取り付け片で、これに一体に突
設した固定ピン29を装置固定孔23に圧入することによっ
て、発熱装置25が第1器体構成部材12へ取付けられるよ
うにしてある。
さらにケース本体26の一端面開口と対向する内面に
は、少なくとも一つのスペーサ突起30(第1図参照)が
突設されているとともに、絶縁隔壁31が上記一端面開口
に向けて一体に突設されている。なお、32は環状段部、
33,34は切欠であって、これらはいずれもケース本体26
の一端開口縁に設けられている。
そして、ケース本体26内、すなわち、ケース本体26の
筒状外周と内周の筒状の壁部27との間に形成された環状
の内部スペースの一部には、例えば略半円形の正特性サ
ーミスタ製の発熱素子35が、その両面に同じ略半円形を
なす板状の金属製端子36、37を密着させた状態で収納さ
れている。この収納によって、ケース本体26内に、その
発熱素子35の非収納部分により部品収納空間Eを形成し
ている。なお、発熱素子35の両面には電極(図示しな
い)が形成されており、これら電極と上記端子36,37と
は電気的に接続されるように導電性の接着剤を用いて密
着されている。
一方の端子36は上記スペーサ突起30に当たっており、
それによって発熱素子35の熱がケース本体26に伝導する
ことを少なくしている。この端子36にはL形状の端子部
36aが一体に設けられており、この端子部36aは上記切欠
33を通してケース本体26の外部へ導き出されている。
また、上記一端開口側の他方の端子37には、回路保護
用の電気部品としての保護抵抗38が有する端子38a,38b
のうちの一方が、半田や導電性接着剤を介して接続され
ている。なお、この端子接続部が上記電極との密着性を
損うことがないようにするために、発熱素子35の対応部
分には逃げ溝39が形成されている。保護抵抗38は上記部
品収納空間E内におけるケース本体26の内周面と上記絶
縁隔壁31との間に位置して収納されている。なお、第2
図中31aは端子38aを通すための逃げ溝である。そして、
保護抵抗38の他方の端子38bは上記切欠34を通してケー
ス本体26の外部へ導き出されている。
さらに、ケース本体26にはその一端面開口側の端子37
に重なる絶縁板40が収納されているとともに、この絶縁
板40に重なって上記一端面開口を閉鎖する伝熱板41が収
納されている。
絶縁板40は上記壁部27よりも薄くかつケース本体26よ
りも熱伝導が良いマイカなどから形成されている。さら
に、この絶縁板40には上記保護抵抗38の端子38bを通す
ための弧状の通孔42が設けられている。そして、伝熱部
材としての伝熱板41はアルミニューム合金などの熱伝導
が良好な金属材料から略環状に形成されていて、これに
も上記端子38aを通すための切欠溝43が設けられてい
る。
そして、伝熱板41とケース本体26とは筒状の上記壁部
27を通り、この壁部27の内周面を覆って設けられる例え
ば金属製のリベットからなる加熱筒44で連結されてい
る。この加熱筒44はケース本体26よりも熱伝導性が良
く、その取り付け(連結)に際して加えられるかしめ力
によって、ケース本体26の内面とこの本体26の内部に積
層して収納された部品は互いに密着保持されるようにな
っている。また、加熱筒44の伝熱板41側の端部44aは、
伝熱板41の中央孔41aの縁部全周に密着されている。な
お、加熱筒44の内側には上記芯21が挿入配置されてい
る。勿論、芯21の上端は上記流出口14の直下に配置され
ているものである。
以上のように構成された発熱装置25の発熱素子35は、
スイッチ16をオンすることによって電源と接続されて発
熱する。そして、発生した熱は、主として金属製の端子
37、これに重なった絶縁板40、金属製の伝熱板41を通っ
て、この伝熱板41に連なった加熱筒44に伝熱される。な
お、一部の熱はケース本体26の壁部27を通って加熱筒44
に伝わるが、壁部27の熱抵抗は上記伝熱経路よりも大き
いから、発生した熱の殆どは既述の伝熱経路により加熱
筒44にその外周面側から伝えられる。
このような主たる伝熱経路において、伝熱板41は加熱
筒44の端部44a全周に繋がっているから、熱は略半円形
の発熱素子35側だけではなく加熱筒44の全体にわたって
速やかに伝えられる。そのため、発熱素子35が略半円形
であるにも拘らず早期に加熱筒44全体の温度が所定温度
まで上昇される。
そして、このようにして高温となる加熱筒44はその内
部に配置された芯21を、その外周より加熱するから、こ
の芯21に吸い上げられている殺虫液が蒸発され、その蒸
発成分が蓋15の流出口14を通って流出し、蚊などの殺虫
に供される。
また、上記発熱装置25の構成によれば、発熱素子35を
略半円形状としても加熱上において問題を生じない。す
なわち、発熱素子35を環状に形成しなくとも液体式電気
蚊取り器の芯21の外周囲を環状に加熱することができる
ので、発熱素子35にはケース本体26の環状の内部スペー
スにその周方向の一部を占める大きさの略半円弧状等の
ものを使用することができる。したがって、発熱素子35
のコンパクト化、およびそれに伴って発熱装置25全体が
コンパクト化を図ることができる。また既述のように発
熱素子35がケース本体26の内部スペースの一部を占める
大きさであるため、ケース本体26内に部品収納空間Eを
確保でき、そこに回路保護用の電気部品としての保護抵
抗38を収納配置できる。
したがって、発熱装置25全体をコンパクトにできると
ともに、上記保護抵抗38のケース本体26への内蔵によ
り、保護抵抗38を単独に器体11へ組み込む手間を省略で
きる。その上、保護抵抗38は端子13に直付けされている
ので、リード線およびその接続の手間も省略できるもの
であり、既述の組み込み作業性の向上と相俟ってコスト
を低減できる。
しかも、部品収納空間Eは発熱素子35の近くに形成さ
れるために、回路保護用の電気部品として上記保護抵抗
に代えて温度ヒューズを使用する事ができるとともに、
これらに代えて電流ヒューズを用いることも可能であ
る。このように、温度ヒューズ、保護抵抗、電流ヒュー
ズなどの保護用電気部品のいずれかを選択して使用でき
るから、設計の幅を広げることが可能である。
[発明の効果] 本発明は以上説明したように構成されるので、以下の
効果を有している。
請求項1の発明によれば、発熱素子を環状に形成しな
くとも液体式電気蚊取り器の芯等の被加熱物の外周囲を
環状に加熱できるので、発熱素子にはケース本体の環状
の内部スペースにその周方向の一部を占めて収納される
大きさで非環状のものを使用でき、それによって、発熱
素子のコンパクト化とともに、それに応じてケース本体
を形成する場合には発熱装置全体のコンパクト化も図る
ことができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様に内
周の筒状壁部を有したケース本体と、発熱素子と、加熱
筒と、伝熱部材とを備えることにより、発熱素子にはケ
ース本体の環状の内部スペースにその周方向の一部を占
めて収納される大きさで非環状のものを使用できて、発
熱素子のコンパクト化とともに、それに応じてケース本
体を形成する場合には発熱装置全体のコンパクト化も図
ることができる。しかも、この請求項2の発明において
は、回路保護用の電気部品を発熱素子に密着された端子
に直付けしてケース本体に収納したことにより、電気部
品接続作業性を向上できるとともに、発熱装置の取り付
け部への組み込み性も向上できる。
請求項3の発明によれば、正特性サーミスタ製の発熱
素子において生じる熱を端子、絶縁板、伝熱板を介して
加熱筒に伝える主たる伝熱経路を設けたから、上記発熱
素子にはケース本体の環状の内部スペースにその周方向
の一部を占めて収納される大きさで非環状のものを使用
できるとともに、ケース本体内に部品収納空間を確保で
き、そこに回路保護用の電気部品を収納できる。そのた
め、発熱装置の取り付け部への組み込みを容易化できる
とともに、リード線およびその接続の手間を少なくして
安価に得ることができ、しかも、発熱素子の近くに上記
電気部品を配置できることにより、種々の回路保護部品
を選択使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は
発熱装置全体の縦断側面図、第2図は一部部品を除去し
て示す装置全体の下面図、第3図は装置全体の下面図、
第4図は発熱装置の分解斜視図、第5図は発熱装置を組
み込んだ電気蚊取り器の縦断側面図である。第6図は従
来の発熱装置の縦断側面図である。 26……ケース本体、 27……壁部、 35……発熱素子、 36,37……端子、 38……保護抵抗、 40……絶縁板、 41……伝熱板(伝熱部材)、 44……加熱筒、 E……部品収納空間。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−112301(JP,U) 実開 昭59−82986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/14 A01M 1/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面が開口されるとともに内周が筒状を
    なす絶縁性ケース本体と、このケース本体が有する環状
    の内部スペースにその周方向の一部を占めて収容され両
    面に夫々端子が密着された非環状の正特性サーミスタ製
    の発熱素子と、上記ケース本体の内周の筒状壁部を覆っ
    て設けられた加熱筒と、上記発熱素子の熱を上記加熱筒
    の外周面側から上記加熱筒に伝熱する伝熱部材とを具備
    したことを特徴とする発熱装置。
  2. 【請求項2】一側面が開口されるとともに内周が筒状を
    なす絶縁性ケース本体と、このケース本体が有する環状
    の内部スペースにその周方向の一部を占めて収容され両
    面に夫々端子が密着された非環状の正特性サーミスタ製
    の発熱素子と、上記ケース本体の内周の筒状壁部を覆っ
    て設けられた加熱筒と、上記発熱素子の熱を上記加熱筒
    の外周面側から上記加熱筒に伝熱する伝熱部材と、上記
    ケース本体の内部スペースに上記発熱素子を避けて収容
    され上記両端子の内のいずれか一方に直付けされた回路
    保護用の電気部品とを具備したことを特徴とする発熱装
    置。
  3. 【請求項3】一端面が開口されるとともに外周が筒状を
    なす絶縁性ケース本体の略中央部に、上記一端開口に向
    けて突出する筒状の壁部を一体に設け、両面に夫々端子
    が密着された正特性サーミスタ製の非環状の発熱素子を
    上記ケース本体の内部スペースにその周方向の一部に占
    めて収納して、その非収納部分により上記ケース本体内
    に部品収納空間を形成するとともに、上記一端面開口側
    の端子に重なる絶縁板と、この絶縁板に重なって上記一
    端面開口を閉鎖し、上記ケース本体よりも熱伝導性が良
    い伝熱板とを上記ケース本体内に収納し、この伝熱板と
    上記ケース本体とを上記筒状の壁部を通って設けられる
    とともに、上記ケース本体よりも熱伝導性が良いかしめ
    用の加熱筒で連結し、かつ上記部品収納空間内に上記両
    端子のうちのいずれか一方に直付された回路保護用の電
    気部品を収納したことを特徴とする発熱装置。
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