JP3042667B2 - 光マルチチャネルセレクタ - Google Patents

光マルチチャネルセレクタ

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JP3042667B2 JP6115317A JP11531794A JP3042667B2 JP 3042667 B2 JP3042667 B2 JP 3042667B2 JP 6115317 A JP6115317 A JP 6115317A JP 11531794 A JP11531794 A JP 11531794A JP 3042667 B2 JP3042667 B2 JP 3042667B2
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    • G02B6/12019Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind forming wavelength selective elements, e.g. multiplexer, demultiplexer comprising arrayed waveguide grating [AWG] devices, i.e. with a phased array of waveguides characterised by the optical interconnection to or from the AWG devices, e.g. integration or coupling with lasers or photodiodes
    • G02B6/12021Comprising cascaded AWG devices; AWG multipass configuration; Plural AWG devices integrated on a single chip

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の異なる波長(周
波数)の光をキャリアとする異なる信号光の中から、所
望の光信号を抜き出したり、挿入したりするための光マ
ルチチャネルセレクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光マルチチャネルセレクタとしては、従
来光トランスバーサルフィルタを用いたものが知られて
いる(笹山「光導波路を用いた全光型信号処理フィル
タ」、光学、第21巻第6号、1992年)。図10,
図11に光トランスバーサルフィルタの回路構成、およ
び8chマルチチャネルセレクタの周波数特性(チャネ
ルf1 ,f2 ,f5 を抜きだした場合)を示す。図10
において、参照符号100〜115はそれぞれ可変分岐
器、120〜135はそれぞれ移相器を示す。図10の
構成の光マルチチャネルセレクタでは、まず第一に抜き
出された信号以外の残りの信号(図11の例では、チャ
ネルf3 ,f4 ,f6 ,f7 ,f8 )を利用することが
出来ないという欠点がある。これに加えて、図10の光
マルチチャネルセレクタでは新たな信号を挿入すること
が出来ない(図11の例では、チャネルf1 ,f2 ,f
5 に新たにf3 ,f4 ,f6 ,f7 ,f8 のうちのいず
れかを挿入したい場合にこれが出来ない)という欠点が
ある。
【0003】以上のように、従来の光マルチチャネルセ
レクタは多数の異なる周波数の光をキャリアとする異な
る信号光の中から、所望の光信号を抜き出したり、挿入
したりするための機能を充分に果たすことができなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術に鑑みて成されたものであり、多数の異なる周波数の
光をキャリアとする異なる信号光の中から、所望の光信
号を抜き出したり、挿入したりする全光信号処理を可能
とし、大容量光通信システムに適した光マルチチャネル
セレクタを実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明の構成は、基板上に入力用チャネル導波路と、所定
の導波路長差で順次長くなるように構成されたチャネル
導波路アレイと出力用チャネル導波路、および前記入力
用チャネル導波路とチャネル導波路アレイとを接続する
第1の扇型スラブ導波路と、前記チャネル導波路アレイ
と出力用チャネル導波路とを接続する第2の扇型スラブ
導波路を具えた一対のアレイ導波路格子3対および複数
の2×2光スイッチを具備し、第1対目のアレイ導波路
格子の出力用チャネル導波路は光スイッチの一方の入力
ポートとなり、第2対目および第3対目のアレイ導波路
格子のそれぞれの入力用チャネル導波路は光スイッチの
それぞれの出力ポートをなすように接続されており、光
スイッチの他の入力ポートは外部からの光の入力用チャ
ネル導波路に接続されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の光マルチチャネルセレクタはアレイ導
波路格子を3対具備し、第1対目のアレイ導波路格子の
出力用チャネル導波路は光スイッチの一方の入力ポート
となり、第2対目および第3対目のアレイ導波路格子の
それぞれの入力用チャネル導波路は光スイッチのそれぞ
れの出力ポートをなすように接続されており、光スイッ
チの他の入力ポートは外部からの光の入力用チャネル導
波路に接続されており、多数の異なる波長(周波数)の
光をキャリアとする異なる信号光の中から、所望の光信
号を抜き出したり、挿入したりすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の光マルチチャネルセレク
タの実施例を示し、16本の入力用チャネル導波路11
(21,31)、所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイ12(22,3
2)、出力用チャネル光導波路13(23,33)、お
よび入力用チャネル導波路11(21,31)とチャネ
ル導波路12(22,32)とを接続する第1の扇型ス
ラブ導波路14(24,34)と、チャネル導波路アレ
イ12(22,32)と出力用チャネル導波路13(2
3,33)とを接続する第2の扇型スラブ導波路15
(25,35)を具えた一対のアレイ導波路格子が3対
配置されている。それぞれの対の第1,第2の扇型スラ
ブ導波路14,15,24,25,34,35の曲率半
径はR=9.08mmであり、またチャネル導波路アレ
イ12,22,32における隣接導波路間の所定の導波
路長差はΔL=63μm、チャネル導波路アレイの本数
は100本である。第1対目のアレイ導波路格子の出力
用チャネル導波路13は16個の2×2光スイッチ41
の一方の入力ポートとなり、第2対目および第3対目の
アレイ導波路格子のそれぞれの入力用チャネル導波路2
1および31は2×2光スイッチのそれぞれの出力ポー
トをなすように接続されている。さらに、光スイッチの
他の入力ポートは外部からの光の入力用チャネル導波路
40に接続されている。第1対目のアレイ導波路格子の
入力用チャネル導波路11はメインの信号入力ポートで
あり、第2対目のアレイ導波路格子の出力用チャネル導
波路23はメインの信号出力ポート、第3対目のアレイ
導波路格子の出力用チャネル導波路33は信号抜き出し
用の出力ポート、外部からの光の入力用チャネル導波路
40は信号挿入用のポートである。42および43はそ
れぞれ2×2光スイッチを駆動するためのパッドおよび
ヒータ配線である。
【0009】図2は、2×2光スイッチ部を拡大した図
である。図2(a)は2×2光スイッチを構成するマッ
ハ・ツェンダー干渉計の構成図、(b)および(c)は
平面図(a)のそれぞれA−A′およびB−B′におけ
る拡大断面図である。基板44の上の石英ガラス光導波
路45と46とは互いに2箇所で間隔数μmにまで近接
し、2個の方向性結合器47a,47bを構成してい
る。方向性結合器の結合率は、結合部の導波路間隔や長
さの調節により50%に設定されている。2個の方向性
結合器47a,47bの間における光導波路45,46
の長さは等しく設定されており、光導波路のクラッド層
49の上部には、薄膜ヒータ48a,48bが設置され
ている(図2(c))。この光スイッチ要素は、全体と
してマッハツェンダ干渉計を構成しており、薄膜ヒータ
48a,48bに電流を流さないオフ状態では、光導波
路45の左端から入力した信号光は、光導波路46の右
端から出力され、光導波路46の左端から入射した信号
光は、光導波路45の右端から出力される、いわゆるク
ロスポート状態にある。ところが、薄膜ヒータ48a,
48bのいずれか一方に電流を流し、その下部の光導波
路の温度を上昇させ、熱光学効果により2個の方向性結
合器間にπ(ラディアン)相当の位相差を発生させる
と、光導波路45の左端から入力した信号光は、そのま
ま光導波路45の右端から出力され、光導波路46の左
端から入力した信号光は、そのまま光導波路46の右端
から出力される、いわゆるスルーポート状態に切り替え
られる。したがって、図1における16個の2×2光ス
イッチ41において、薄膜ヒータに電流を流さないオフ
状態では、光スイッチはクロスポート状態にあるので第
1対目のアレイ導波路格子の出力用チャネル導波路13
から入力した信号光は、第2対目のアレイ導波路格子の
入力用チャネル導波路21に導かれる。これに対して、
薄膜ヒータに電流を流し、方向性結合器間にπ(ラディ
アン)相当の位相差を発生させると、光スイッチはスル
ーポート状態に切り替えられるので第1対目のアレイ導
波路格子の出力用チャネル導波路13から入力した信号
光は、第3対目のアレイ導波路格子の入力用チャネル導
波路31に導かれる。また、薄膜ヒータに電流を流した
スルーポート状態では、外部からの光の入力用チャネル
導波路40から入力した信号光は、第2対目のアレイ導
波路格子の入力用チャネル導波路21に導かれるのでメ
インの信号出力ポート23に外部から信号を挿入できる
ことがわかる。
【0010】つぎに、図1の本実施例のマルチチャネル
セレクタとしての動作原理について説明する。図3
(a),(b)はそれぞれ5×5(入力用、および出力
用チャネル導波路の数がいずれも5の場合)のアレイ導
波路格子マルチプレクサの簡略図、および構成図を示し
たものである。図3(b)において、5本の入力用チャ
ネル導波路51、所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイ52、出力用チャネ
ル光導波路53、および入力用チャネル導波路51とチ
ャネル導波路アレイと52を接続する第1の扇型スラブ
導波路54と、前記チャネル導波路アレイ52と出力用
チャネル導波路53とを接続する第2の扇型スラブ導波
路55は、図1における3対のアレイ格子の動作特性を
説明し易くするために書き直したものである。図3にお
いて、入力用チャネル導波路51の3番目のポートに周
波数f(波長λ=c/f)の信号光が入射した場合を考
える。チャネル導波路アレイ52と第2の扇型スラブ導
波路55の近傍における光の伝搬の様子は図4に示すよ
うになる。Rは、扇型スラブ導波路の半径である。い
ま、(q−1)番目の導波路を伝搬してきた光とq番目
の導波路を伝搬してきた光に着目する。チャネル導波路
アレイ52と第2の扇型スラブ導波路55との境界A、
およびBにおける二つの光の位相は、それぞれ次式で与
えられる。
【0011】
【数1】 φA =βC (L+qΔL) (1a) φB =βC [L+(q−1)ΔL] (1b) ここで、βC およびLはそれぞれチャネル導波路アレイ
52における伝搬定数、および最短の導波路の長さであ
る。つぎに、扇型スラブ導波路中に距離Rの位置に点P
をとり、A、およびBから伝搬する光の位相を求めてみ
よう。スラブ導波路における光の伝搬定数は、チャネル
導波路中の伝搬定数βC とは異なるので、これをβS
すると、A、およびBから点Pに到る光の位相は次のよ
うに表される。
【0012】
【数2】 ψA =βS R (2a) ψB =βS (R+d sinθ) (2b) ただし、dはAとBの間隔であり、θは直線APと中心
線との角度である。したがって、チャネル導波路アレイ
52を通って扇型スラブ導波路55の点Pに到る隣合う
二つの導波路の光の位相差は
【0013】
【数3】 Θ=(φA +ψA )−(φB +ψB ) (3) となる。Θ=2mπ(mは整数)のとき、光は強め合っ
て干渉する。すなわち
【0014】
【数4】 Θ=βC ΔL−βS d sinθ=2mπ (4) が成り立つとき、チャネル導波路アレイ52を通った光
は点Pに集光する。上式は等価屈折率を用いて表すと次
のようになる。
【0015】
【数5】 nC ΔL−nS d sinθ=mλ (5) ただし、nS はスラブ導波路領域の等価屈折率であり
【0016】
【数6】 nS =βS /k (6) である。扇型スラブ導波路55の中心線上の点Oと点P
との距離をxm とすると
【0017】
【数7】
【0018】である。式(7)から、波長λの光が扇型
スラブ導波路55の中心線上の点Oに集光するための条
件は、xm =0より
【0019】
【数8】
【0020】となる。一例として、λ=1.55μm
(f=193.54THz)、ΔL=63μm、nC
1.4516とするとm=59である。つぎに、波長が
δλ(=−λ2 δf/c)だけ異なる光が図3のアレイ
導波路格子に入射した場合を考える。この場合、式
(5),(7)より次式が得られる。
【0021】
【数9】
【0022】ここで、nC (λ+δλ),nS (λ+δ
λ)はそれぞれ、波長(λ+δλ)の光に対するチャネ
ル導波路、およびスラブ導波路の屈折率であり、(xm
+δx)は波長(λ+δλ)の光が集光する位置であ
る。ここで、式(7),(8),(9)、およびnS
λ(dnS /dλ)であることを用いると
【0023】
【数10】
【0024】となる。ただし、NC は群屈折率であり
【0025】
【数11】
【0026】である。前述のパラメータλ=1.55μ
m(f=193.54THz)、nC=1.4516、
m=59を用い、さらにΔL=63μm、d=20μ
m、R=9.08mm、NC =1.4748、nS
1.4536とすると、式(10)より
【0027】
【数12】 δx=1.5×10-16 δf (m) (12) となる。δf=100GHz(δλ=0.8nm)のと
きには、上式からδx=15μmとなり、100GHz
間隔で周波数の異なる光を分離できることが分かる。
【0028】波長λ3 (f3 =c/λ3 )の光が図3の
入力導波路51の中心ポート3に入射した時、第2の扇
型スラブ導波路55の中心線上の点O(出力ポート53
の中心ポートc)に集光するための条件は、式(8)で
与えられることは既に述べた。このときの光の伝搬の様
子は、図5(a)に示される。いま、図5(b)に示す
ように波長λ3 の光が入力導波路51のポート1に入射
した時、第2の扇型スラブ導波路55においては光は出
力ポート53のポートeに集光する。このことは、以下
の様に説明される。まず波長λ3 の光が入力導波路51
のポート1に入射した時、図5(b)において第1の扇
型スラブ導波路での光の波面と各アレイ導波路の曲率と
がずれているために、各アレイ導波路には位相誤差56
が誘起される。しかし、第2の扇型スラブ導波路におい
て光が出力ポート53のポートeに集光する場合には、
前述の位相誤差56を完全に相殺する位相誤差57が各
アレイ導波路に付加される。すなわち、波長λ3 の光が
入力導波路51のポート1に入射した時には、出力ポー
ト53のポートeに出力されることになる。以上の関係
をまとめたのが図6であり、波長λ1 〜λ5 の光が図3
の入力導波路51のそれぞれのポート1〜5に入射した
時、出力ポート53のa〜eのどのポートに集光するか
を表している。
【0029】本発明の実施例の光マルチチャネルセレク
タの作製は、石英系光導波路を用いて行った。まず、S
i基板44上に火炎堆積法によってSiO2 下部クラッ
ド層を堆積し、次にGeO2 をドーパントとして添加し
たSiO2 ガラスのコア層を堆積した後に、電気炉で透
明ガラス化した。次に、前記設計に基づく図1に示すよ
うなパターンを用いてコア層をエッチングしてコア部を
作製した。最後に、再びSiO2 上部クラッド層を堆積
し、さらに所定の光導波路上に薄膜ヒータおよび電気配
線を蒸着した。
【0030】作製したマルチチャネルセレクタ(構成は
図1と同じ)の入力用導波路11の中心(第8番目)ポ
ートに波長多重された信号光λ1 〜λ16を入射したと
き、すべての2×2光スイッチ41がオフ状態(クロ
スポート状態)のときには、出力導波路13で分波され
たλ1 〜λ16の信号光はすべて第2対目のアレイ導波路
格子の入力用チャネル導波路21に導かれ、図6の関係
によってλ1 〜λ16の信号光は第2対目のアレイ格子の
出力用導波路23の第8番目の出力ポートに導かれる。
このときの、波長特性を示したのが図7である。
【0031】つぎに、マルチチャネルセレクタの入力用
導波路11の中心(第8番目)ポートに波長多重された
信号光λ1 〜λ16を入射したとき、2×2光スイッチ
41において、λ4 ,λ8 ,λ10の信号波長に対応する
左から4番目、8番目、10番目の光スイッチの薄膜ヒ
ータに電流を流しオン状態(スルーポート状態)にする
と、λ4 ,λ8 ,λ10の信号のみは第3対目のアレイ導
波路格子の入力用チャネル導波路31に導かれるので、
図6の関係によってλ4 ,λ8 ,λ10の信号光は第3対
目のアレイ格子の出力用導波路33の第8番目の出力ポ
ートに導かれる。このときの、波長特性を示したのが図
8である。このとき、第2対目のアレイ格子の出力用導
波路23の第8番目の出力ポートにはλ4 ,λ8 ,λ10
以外の信号光が導かれる。このときの、波長特性を示し
たのが図9である。さらに、第3対目のアレイ格子の出
力用導波路33の第8番目の出力ポートに導かれたλ
4 ,λ8 ,λ10の信号光は適当な信号処理をした後に、
信号挿入用ポート40の左から4番目、8番目、10番
目のポートに入射することによって、スルーポート状態
の光スイッチを通って第2対目のアレイ格子の入力用導
波路21からの出力用導波路23の第8番目のメインの
信号出力ポートに挿入することができる。
【0032】なお本発明の光マルチチャネルセレクタ
は、ガラス導波路に限らず半導体光導波路、LiNbO
3 光導波路、およびポリマー光導波路等を用いても実現
できることは明かである。
【0033】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の光マルチチャネルセレクタは多数の
異なる波長(周波数)の光をキャリアとする異なる信号
光の中から、所望の光信号を抜き出したり、挿入したり
することができる。従って、光信号を電気信号に変換す
ることなく各種の信号処理を行うことができ、大容量・
長距離光通信において大きな利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光マルチチャネルセレクタの実施例を
示す図である。
【図2】2×2光スイッチを構成する熱光学式光スイッ
チ要素の構造を示し、(a)は平面図、(b)および
(c)は平面図(a)のそれぞれA−A′およびB−
B′における拡大断面図である。
【図3】図1の実施例のマルチチャネルセレクタとして
の動作原理について説明するための図であり、5×5
(入力用、および出力用チャネル導波路の数がいずれも
5の場合)のアレイ導波路格子マルチプレクサの(a)
簡略図、および(b)構成図を示したものである。
【図4】チャネル導波路アレイと第2の扇型スラブ導波
路の近傍における光の伝搬の様子を示す図である。
【図5】光の伝搬の様子を示す図であり、(a)は、波
長λ3 (f3 =c/λ3 )の光が図3の入力導波路51
の中心ポート3に入射した時、第2の扇型スラブ導波路
55の中心線上の点O(出力ポート53の中心ポート
c)に集光する様子を示す図、(b)は、波長λ3 (f
3 =c/λ3 )の光が図3の入力導波路51の周辺ポー
ト1に入射した時、第2の扇型スラブ導波路55の出力
ポート53の周辺ポートeに集光する様子を示す図であ
る。
【図6】波長λ1 〜λ5 の光が図3の入力導波路51の
それぞれのポート1〜5に入射した時、出力ポート53
のa〜eのどのポートに集光するかを表す図である。
【図7】図1のマルチチャネルセレクタの入力用導波路
11の中心(第8番目)ポートに波長多重された信号光
λ1 〜λ16を入射し、かつすべての2×2光スイッチ4
1がオフ状態(クロスポート状態)のときの特性を示す
図であり、出力導波路13で分波されたλ1 〜λ16の信
号光はすべて第2対目のアレイ導波路格子の入力用チャ
ネル導波路21に導かれ、図6の関係によってλ1 〜λ
16の信号光はすべて第2対目のアレイ格子の出力用導波
路23の第8番目の出力ポートに導かれている。
【図8】図1のマルチチャネルセレクタの入力用導波路
11の中心(第8番目)ポートに波長多重された信号光
λ1 〜λ16を入射し、かつ2×2光スイッチ41におい
て、λ4 ,λ8 ,λ10の信号波長に対応する左から4番
目、8番目、10番目の光スイッチの薄膜ヒータに電流
を流しオン状態(スルーポート状態)にしたときの特性
を示す図であり、λ4 ,λ8 ,λ10の信号のみは第3対
目のアレイ導波路格子の入力用チャネル導波路31に導
かれるので、図6の関係によってλ4 ,λ8 ,λ10の信
号光は第3対目のアレイ格子の出力用導波路33の第8
番目の出力ポートに導かれている。
【図9】図8の条件下における第2対目のアレイ格子の
出力用導波路23の第8番目の出力ポートの特性を示す
図であり、λ1 〜λ16の信号光の中でλ4 ,λ8 ,λ10
以外の信号光が導かれている。
【図10】光トランスバーサルフィルタを用いた従来の
光マルチチャネルセレクタの回路構成を示す図である。
【図11】図10の8chマルチチャネルセレクタの周
波数特性(チャネルf1 ,f2 ,f5 を抜きだした場
合)を示す図である。
【符号の説明】
11 入力用チャネル導波路 12 チャネル導波路アレイ 13 出力用チャネル光導波路 14 入力用チャネル導波路11とチャネル導波路アレ
イ12とを接続する第1の扇型スラブ導波路 15 チャネル導波路アレイ12と出力用チャネル導波
路13とを接続する第2の扇型スラブ導波路 21 入力用チャネル導波路 22 チャネル導波路アレイ 23 出力用チャネル光導波路 24 入力用チャネル導波路21とチャネル導波路アレ
イ22とを接続する第1の扇型スラブ導波路 25 チャネル導波路アレイ22と出力用チャネル導波
路23とを接続する第2の扇型スラブ導波路 31 入力用チャネル導波路 32 チャネル導波路アレイ 33 出力用チャネル光導波路 34 入力用チャネル導波路31とチャネル導波路アレ
イ32とを接続する第1の扇型スラブ導波路 35 チャネル導波路アレイ32と出力用チャネル導波
路33とを接続する第2の扇型スラブ導波路 40 外部からの光信号挿入用のポート 41 2×2光スイッチ 42 光スイッチを駆動するための電極パッド 43 光スイッチを駆動するための薄膜ヒータ 44 基板 45,46 光導波路 47a,47b 方向性結合器 48a,48b 薄膜ヒータ 49 クラッド層 51 入力用チャネル導波路 52 チャネル導波路アレイ 53 出力用チャネル光導波路 54 入力用チャネル導波路51とチャネル導波路アレ
イ52とを接続する第1の扇型スラブ導波路 55 チャネル導波路アレイ52と出力用チャネル導波
路53とを接続する第2の扇型スラブ導波路 100〜115 可変分岐器 120〜135 移相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/01 - 1/035 G02F 1/29 - 1/313 G02B 6/12 G02B 6/28 G02B 6/34 H04J 14/00 - 14/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に入力用チャネル導波路と、所定
    の導波路長差で順次長くなるように構成されたチャネル
    導波路アレイと出力用チャネル導波路、および前記入力
    用チャネル導波路とチャネル導波路アレイとを接続する
    第1の扇型スラブ導波路と、前記チャネル導波路アレイ
    と出力用チャネル導波路とを接続する第2の扇型スラブ
    導波路を具えた一対のアレイ導波路格子3対および複数
    の2×2光スイッチを具備し、第1対目のアレイ導波路
    格子の出力用チャネル導波路は光スイッチの一方の入力
    ポートとなり、第2対目および第3対目のアレイ導波路
    格子のそれぞれの入力用チャネル導波路は光スイッチの
    それぞれの出力ポートをなすように接続されており、光
    スイッチの他の入力ポートは外部からの光の入力用チャ
    ネル導波路に接続されていることを特徴とする光マルチ
    チャネルセレクタ。
  2. 【請求項2】 前記導波路がガラス光導波路であり、前
    記光スイッチが熱光学式スイッチであることを特徴とす
    る請求項1記載の光マルチチャネルセレクタ。
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