JP3042654B2 - 型枠調整金物 - Google Patents

型枠調整金物

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JP3042654B2
JP3042654B2 JP5073011A JP7301193A JP3042654B2 JP 3042654 B2 JP3042654 B2 JP 3042654B2 JP 5073011 A JP5073011 A JP 5073011A JP 7301193 A JP7301193 A JP 7301193A JP 3042654 B2 JP3042654 B2 JP 3042654B2
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female screw
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steel
bent
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JP5073011A
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峰一 岩本
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小 林 賢 司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、重量鉄骨造りの柱や
梁の構築に際し、H鋼を利用して型枠を位置調整可能に
支持する型枠調整金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】型枠調整金物として、従来、図5に示す
ものが知られている。その型枠調整金物は、H鋼13を
抱き込むための切欠き部2が中央に形成された本体1
と、本体1の互いに直交する側端部の隅に設けられたセ
パレーター17を螺合するための2つの雌ネジ部3、4
と、切欠き部2の対向する部分の一方に設けられた締付
けボルト12を螺合するための雌ネジ部5とよりなるも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の型枠調整金物
は、セパレーター17を一方の雌ネジ部3にねじ込んで
位置調整した後に、本来セパレーターをねじ込むために
使われるもう一方の雌ネジ部4にボルト22をねじ込ん
でセパレーター17を締め付けることにより、セパレー
ター17のその後の回転を阻止することもできる。しか
しながら、柱や梁の構築時に用いられる型枠調整金物の
数は非常に多いので、手間のかかるボルトねじ込み作業
は、工事そのものの遅延原因の一つとなっている。
【0004】この発明は、位置調整後のセパレーターの
回転を簡単に阻止し得る型枠調整金物を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の型枠調整金物は、コ字状に折り曲げられ
た金属板よりなり、中央にH鋼を抱き込むための切欠き
部が形成され、且つ、互いに直交する段違い位置にセパ
レーターが螺合される2つの雌ネジ部を備え、H鋼に固
定される本体と、セパレーター挿通用の孔を穿設した頭
部を有する折曲片とよりなり、折曲片が頭部先端を除い
て本体内に設けられているものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成された型枠調整金物におい
ては、H鋼に固定され、セパレーターが螺合され、セパ
レーターの位置調整が完了した後に回り止め部材を打叩
すると、回り止め部材はセパレーターに食い込み、その
後、セパレーターは回転しなくなる。
【0007】
【実施例】図1及び図2を参照し、この発明の型枠調整
金物の第1実施例について説明する。
【0008】この型枠調整金物は、コ字状に折り曲げら
れた金属板よりなり、中央に切欠き部2が形成された本
体1と、本体1の互いに直交する側端部の隅に設けられ
た2つの雌ネジ部3、4と、切欠き部2の対向する部分
の一方に設けられた雌ネジ部5と、各雌ネジ部3、4に
対向して本体1を延長した折曲片6、7とより構成され
ている。
【0009】本体1は、コ字状に折り曲げられた間隙
に、互いに直交する方向に段違いにセパレーター17を
挿通できるようにされている。しかしながら、切欠き部
2を形成し、セパレーター挿通用の孔を互いに直交する
方向に段違いに穿設しさえすれば、本体1を無垢の金属
素材によって構成しても差し支えない。
【0010】本体1の切欠き部2は、H鋼を抱き込む部
分であり、その対向部分の間隔は、H鋼の幅よりわずか
に大きく設計されている。
【0011】各雌ネジ部3、4には、セパレーター17
が螺合する雌ネジ孔3a、4aが段違い位置に形成され
ている。なお、図示されたものは各雌ネジ部3、4が本
体1の外に突出しているが、本体1の間隙に埋め込むこ
ともできる。
【0012】雌ネジ部5には、H鋼13に固定するため
の締付けボルト12が螺合する雌ネジ孔5aが形成され
ている。
【0013】各折曲片6、7は、本体1と一体又は別体
にL字状に突出形成され、折り曲げられた頭部にはセパ
レーター17を挿通するための孔6a、7aが雌ネジ孔
3a、4aに対応する位置に形成されている。各孔6
a、7aは、内径がセパレーター17の外径よりわずか
に大きく、ネジ山のない単なる孔である。この折曲片6
又は折曲片7は、セパレーターを雌ネジ部3、4にねじ
込んで位置調整した後に、ハンマー等で叩くことによ
り、倒屈される。その後は、孔6a、7aの内縁がセパ
レーター17に食い込み、セパレーター17は回転しな
い。
【0014】以上のように構成された型枠調整金物は、
重量鉄骨造りの柱又は梁を構築する場合、型枠を支持す
るときに用いられるが、ここでは図2を参照し、柱を構
築する例を説明する。
【0015】重量鉄骨造りの柱は、H鋼13の回りに鉄
筋14を組み、更にその回りをベニヤ板製の型枠15で
囲み、その内部にコンクリート16を打込んで構築され
るが、その際、型枠15を支持する型枠調整金物は、H
鋼13に固定される。ここで4つの型枠調整金物を図2
に示す向きにセットして各雌ネジ部5に締付けボルト1
2をねじ込んで固定し、各雌ネジ部3、4にそれぞれ縦
横にセパレーター17をねじ込んで位置調整した後、各
折曲片6の頭部を叩いて倒屈させると、各折曲片6の孔
6aの内縁が各セパレーター17に食込み、各セパレー
ター17のその後の回転が阻止される。なお、型枠15
aとセパレーター17とは、Pコン18、ボルト19、
三型金具20及び単管パイプ21によって固定される。
また、鉄筋14は、型枠調整金物の仮止め後に組み付け
るとよい。
【0016】次に図3を参照し、この発明の型枠調整金
物の第2実施例について説明する。
【0017】この型枠調整金物は、第1実施例のものに
おける本体1より延長して突出形成された折曲片6、7
の代わりに、折曲片8、9を本体1の間隙に埋没し、更
に、雌ネジ部3、4を廃止したものであり、その他の構
成は第1実施例のものと変わらない。
【0018】この折曲片8、9は、細長い金属板を略コ
字状に折り曲げて形成し、基部を本体1に固定したもの
である。それらの基部には、セパレーター17が螺合す
る雌ネジ孔8a、9aが形成されており、頭部には、セ
パレーター17の外径よりわずかに大きな内径のネジ山
のない単なる孔8b、9bが形成されている。雌ネジ孔
8a、9aは、第1実施例のものにおける雌ネジ部3、
4に相当するものである。また、各折曲片8、9の先端
は本体1の外部に突出している。しかしながら、この突
出部分は、第1実施例の折曲片6、7に比べて、ほんの
わずかなものであるので、鉄筋の組み付け等の作業が第
1実施例のものに比べてやりやすい。
【0019】この折曲片又は折曲片は、セパレータ
ー17を雌ネジ部3又は雌ネジ部4にねじ込んで位置調
整した後に、頭部先端がハンマー等で叩かれることによ
り倒屈され、孔8b又は孔9bの内縁がセパレーター1
7に食込み、セパレーター17のその後の回転が阻止さ
れる。なお、頭部の倒屈方向はどらちでもよい。
【0020】次に図4を参照し、この発明の型枠調整金
物の第3実施例について説明する。
【0021】この型枠調整金物は、第1実施例のものに
おける折曲片6、7の代わりに、楔片10、11を本体
1のセパレーター挿通部近傍に回動可能に支持したもの
であり、その他の構成は第1実施例のものと変わらな
い。なお、雌ネジ孔3a、4aの位置が段違いとなって
いないが、第1実施例のもののように段違いにすること
もできる。もちろん、第1実施例、第2実施例のものも
第3実施例のもののように、セパレーター17を選択的
に挿通するようにすることもできる。
【0022】この楔片10、11の厚さは、先端から次
第に増加している。従って、セパレーター17を雌ネジ
部3又は雌ネジ部4にねじ込んで位置調整した後に、楔
片10又は楔片11の後端部をハンマー等で叩くと、楔
片10又は楔片11の先端部は、本体1とセパレーター
17との間に食込み、セパレーター17のその後の回転
が阻止される。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0024】即ち、螺合後のセパレーターの位置調整が
完了した後に打叩によって回り止め部材をセパレーター
に簡単に食い込ませることができるので、セパレーター
の回転止め防止作業を極めて短時間に行うことができ、
工事の短縮化をはかることができる。特に、折曲片の頭
部の本体から突出する部分をほんのわずかなものとする
ことができるので、上記効果が顕著である。また、本体
の互いに直交する段違い位置にセパレーター螺合用の2
つの雌ネジ部を設けたので、直交する型枠を一度に位置
調整して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の型枠調整金物の第1実施例の斜視図
である。
【図2】この発明の型枠調整金物の第1実施例の使用態
様を説明する側面図である。
【図3】この発明の型枠調整金物の第2実施例の側面図
である。
【図4】この発明の型枠調整金物の第3実施例の斜視図
である。
【図5】従来の型枠調整金物の斜視図である。
【符号の説明】
1 型枠調整金物本体 2 切欠き部 3 雌ネジ部 4 雌ネジ部 5 雌ネジ部 6 回り止め部材としての折曲片 7 回り止め部材としての折曲片 8 回り止め部材としての折曲片 9 回り止め部材としての折曲片 10 回り止め部材としての楔片 11 回り止め部材としての楔片 12 締付けボルト 13 H鋼 15 型枠 17 セパレーター

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字状に折り曲げられた金属板よりなり、
    中央にH鋼を抱き込むための切欠き部が形成され、且
    つ、互いに直交する段違い位置にセパレーターが螺合さ
    れる2つの雌ネジ部を備え、H鋼に固定される本体と、
    セパレーター挿通用の孔を穿設した頭部を有する折曲片
    とよりなり、折曲片が頭部先端を除いて本体内に設けら
    れている型枠調整金物。
JP5073011A 1993-03-08 1993-03-08 型枠調整金物 Expired - Lifetime JP3042654B2 (ja)

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JP4833866B2 (ja) * 2007-01-11 2011-12-07 株式会社国元商会 セパレーター取付け金具
CN103343622B (zh) * 2013-07-18 2015-05-27 中铁建大桥工程局集团第四工程有限公司 铁路双端圆形墩圆弧模板调节装置

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