JP3042576B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP3042576B2
JP3042576B2 JP5343898A JP34389893A JP3042576B2 JP 3042576 B2 JP3042576 B2 JP 3042576B2 JP 5343898 A JP5343898 A JP 5343898A JP 34389893 A JP34389893 A JP 34389893A JP 3042576 B2 JP3042576 B2 JP 3042576B2
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勉 上山
秀喜 足立
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被処理基板を搬送しつ
つその被処理基板に対して一連の処理を行うための基板
処理装置に関するもので、特に、単位処理部への各単位
処理部の処理順序を自由に変えることを可能としつつ、
装置全体のサイズの適正化を図ることができる基板処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】周知のように、液晶表示基
板や半導体基板などの精密電子基板の製造プロセスにお
いては、たとえば回転式洗浄装置(以下「スピンスクラ
バ」)、回転式塗布装置(以下「スピンコータ」)、回
転式現像装置(以下「スピンデベロッパ」)、オーブン
(加熱器)、露光機などの単位処理部を配列し、被処理
基板をその配列に沿って搬送しつつそれら単位処理部に
出入れして一連の処理を行う基板処理装置が使用され
る。
【0003】このような基板処理装置における第1の従
来技術では、各単位処理部を床面上に一列に配列して一
体化した装置とされている。
【0004】ところが、このような基板処理においては
多数の単位処理部を設けねばならない関係上、この第1
の従来技術では装置の全長が長くなり、占有床面積が増
大してしまうという問題がある。
【0005】また、基板処理装置では複数の被処理基板
を連続して処理するという使い方をされるのが通例であ
るが、この第1の従来技術では被処理基板をその単位処
理部列に沿って上流側から下流側へと1方向にのみ搬送
可能であり、特定の順序以外では基板処理を行うことは
困難である。それは、異なった処理順序で処理を行なお
うとすると被処理基板を一時的に下流側から上流側へと
戻したり、処理を飛び越したりしなければならないが、
そのような動作を行うと、前あるいは次の被処理基板と
干渉してしまうためである。
【0006】このため、この第1の従来技術では、単位
処理部への各単位処理部の処理順序を自由に変えること
が困難であるという問題もある。
【0007】このような問題を解決するため、特開平2
−132840号公報(第2の従来技術)においては、
複数の単位処理部を2つのグループに分けてそれぞれの
グループ内では1列配置とするとともに、これら2つの
グループを対向配置した構成としている。基板搬送機構
はこれら2つのグループの間に設けられており、その搬
送機構がこれら2つのグループのそれぞれの中、および
グループ間での基板搬送を行う。
【0008】この第2の従来技術の場合には装置全体の
長さは短くなり、各単位処理部への各単位処理部の処理
順序を自由に変えることが可能であるが、次のような問
題がある。
【0009】その第1は、装置の長さは短くなったとい
っても、占有する床面積は第1の従来技術とあまり変わ
らないということである。すなわち、各単位処理部の床
面上での配置位置を変えただけであるから、全体として
の床面積を減少させることはできないのである。
【0010】その第2は、基板の搬送装置のメンテナン
ス性の問題である。すなわち、搬送装置が2つの単位処
理部グループの間に設けられているため、その点検や修
理を行おうとしても外部から容易に近づけず、搬送装置
のメンテナンス性が低くなっている。
【0011】一方、第1の従来技術の問題点を解決する
ための他の従来技術として、特開昭63−5523号公
報に開示された技術(第3の従来技術)がある。この第
3の従来技術ではすべての単位処理部を垂直方向に縦積
みにしており、被処理基板の搬送は垂直方向のみについ
て行う。
【0012】この第3の技術では、床面積の低減効果は
著しいが、そのかわりに装置の高さが高くなってしま
う。特に、多数の処理を行わねばならない装置では単位
処理部の数も多いため、それらを縦積みにすると高さが
著しく高い装置になってしまう。
【0013】このため、工場の天井高さとの関係で第3
の従来技術の適用範囲が制約を受けるだけでなく、上方
に設置した単位処理部についてはその監視やメンテナン
スが極めて不便である。
【0014】さらに、単位処理部の中にはかなりの重量
を持つものや処理液供給のための配管を必要とするもの
もあり、それらを上方に配置することは現実的ではない
場合もある。したがって、第3の従来技術は設計の自由
度が低い装置となっているとともに、第1の従来技術の
配列を縦にしただけであるから、各単位処理部の処理順
序を自由に変えることも困難である。
【0015】この第3の従来技術ではさらに、基板搬送
機構が長いストロークにわたって上下移動するため、そ
の移動にともなって発生するパーティクルが下方の各単
位処理部に降り注ぎ、被処理基板や単位処理部の汚染を
引き起こすという問題もある。
【0016】また、被処理基板の搬送が垂直方向のみで
なされなければならない関係上、複数の被処理基板のそ
れぞれ搬送経路に競合が生じ易く、装置全体としての被
処理基板のスループットも長くなる。
【0017】
【発明の目的】この発明は従来技術における上記の問題
を解決するためになされたものであり、各単位処理部へ
の各単位処理部の処理順序を自由に変えることが可能で
あるとともに、装置全体としてのサイズが小さく、基板
搬送機構のメンテナンス性も高い基板処理装置を提供す
ることを第1の目的とする。
【0018】また、この発明の第2の目的は、上記第1
の目的を達成した上でさらに、パーティクルによる被処
理基板や単位処理部の汚染を有効に防止可能であり、ス
ループットも改善された基板処理装置を提供することで
ある。
【0019】さらに、この発明の第3の目的は、複数の
基板搬送機構を利用する際に、それらの干渉・競合をで
きるだけ防止し、複数の基板搬送機構の協働を図って、
装置全体としての被処理基板のスループットをさらに短
くすることにある。
【0020】
【目的を達成するための手段】上述の第1の目的を達成
するため、請求項1の基板処理装置では、複数の単位処
理部が同一方向から被処理基板を出し入れ可能にその同
一方向と交差する水平方向に配列されてなる処理列を複
数列備え、前記複数の処理列が垂直方向に重なるように
配設されて多段処理列とされている。
【0021】そして、各処理列に沿った前記被処理基板
の搬送と前記垂直方向における前記被処理基板の垂直搬
送とを行う搬送機構を前記多段処理列に付設してあり、
前記搬送機構を、前記複数の処理列のそれぞれに当該処
理列の前記配列方向に沿った前記同一方向側の搬送路上
に設けられて被処理基板を水平方向へ搬送して前記単位
処理部に出し入れする複数の水平搬送手段を備えた水平
搬送機構部と、前記多段処理列の配列内に組み込まれて
り、前記同一方向で前記複数の水平搬送手段との間で
被処理基板を受け渡しして当該被処理基板を垂直方向に
搬送する垂直搬送機構部とに空間的に分離している。
【0022】また、前記搬送機構を、前記処理列の前記
配列方向に沿った搬送路上に設けられた水平搬送機構部
と、前記多段処理列の配列内に組込まれてなる垂直搬送
機構部とに空間的に分離し、前記搬送機構の水平搬送機
構は、水平方向に伸びる搬送床面に沿って移動してもよ
く、また複数の搬送機構を設け、それらが受け渡し部を
介して相互に基板を受け渡すように工夫されたものであ
ってもよい。請求項2〜3(後述する第1の実施例に対
応)は前者に相当し、請求項4〜5(第2の実施例に対
応)は後者に相当する。
【0023】すなわち、請求項2の基板処理装置では、
複数の単位処理部が同一方向から被処理基板を出し入れ
可能にその同一方向と交差する水平方向に配列されてな
る処理列を複数列備え、前記複数の処理列が垂直方向に
重なるように配設されて多段処理列とされるとともに、
各処理列に沿った前記被処理基板の水平搬送と前記垂直
方向における前記被処理基板の垂直搬送とを行う搬送機
構が前記多段処理列に付設され、前記搬送機構は、前記
処理列の前記配列方向に沿った搬送路上に設けられた水
平搬送機構部と、前記多段処理列の配列内に組み込まれ
てなる垂直搬送機構部とに空間的に分離されており、
記水平方向に伸びる搬送床面が前記複数の処理列のそれ
ぞれに付設され、前記水平搬送機構部が、前記搬送床面
のそれぞれに沿って個別に移動可能であり、前記複数の
処理列において前記被処理基板を前記水平方向にそれぞ
れ搬送する複数の水平搬送手段を備えている。
【0024】請求項3の装置では、請求項2に記載の基
板処理装置において、前記搬送床面のそれぞれの上方
に、前記搬送床面に向かって気流を発生させる気流発生
手段がさらに設けられている。
【0025】一方、請求項4の装置は、複数の単位処理
部が同一方向から被処理基板を出し入れ可能にその同一
方向と交差する水平方向に配列されてなる処理列を複数
列備え、前記複数の処理列が垂直方向に重なるように配
設されて多段処理列とされるとともに、各処理列に沿っ
た前記被処理基板の搬送と前記垂直方向における前記被
処理基板の搬送とを行う複数の基板搬送機構が前記多段
処理列に付設されている。
【0026】そして、前記水平搬送と前記垂直搬送との
双方が前記多段処理列の前記配列方向に沿った搬送路上
で実行され、前記複数の基板搬送機構が相互に基板を受
け渡すための受け渡し部を備えるともに、前記複数の基
板搬送機構に、前記受け渡し部を介して相互に基板の受
け渡しを行わせつつ協働して基板の搬送を行わせてい
る。
【0027】また、請求項の装置では、請求項4に記
載の基板処理装置において、前記受け渡し部を、前記多
段処理列の中に設けている
【0028】
【0029】
【作用】単位処理部の総数をN(N>1)、単位処理部
の平均床面積をS、平均高さをHとすると、第1および
第2の従来技術のようにこれらをすべて水平配置する場
合には、少なくとも(N・S)の床面積を必要とし、N
が多い場合にはこの床面積は著しく大きくなってしま
う。
【0030】また、第3の従来技術のようにすべての単
位処理部を縦積みした場合には(N・H)の高さとな
り、これもまた著しく高くなる。
【0031】これに対して、請求項1の装置においては
複数の単位処理部が垂直面内において縦横に配置された
多段の配列となっている。このため、必要最低床面積は
(N・S)より小さく、かつ必要最低高さは(N・H)
より小さい。
【0032】このため、この装置では、各従来技術と比
較して装置全体としてのサイズを適正なものとできるこ
とになる。
【0033】単位処理部が縦横に配列されていることに
対応して、被処理基板の搬送機構は水平方向および垂直
方向での被処理基板の搬送が可能となっており、各段の
中での被処理基板の搬送と、段相互での被処理基板の搬
送との双方を達成できる。
【0034】また、この搬送機構が被処理基板の縦横の
搬送を達成できることから、各単位処理部への各単位処
理部の処理順序を自由に変えることが可能である。
【0035】ところで、一般に水平搬送のための機構部
分は多段処理列に沿った搬送路上を移動しなければなら
ない関係上、メンテナンス対象となる部分の総量も垂直
搬送のための機構部分よりも多くなる。請求項1の装置
では、水平搬送機構部は処理列の配列方向に沿った搬送
路上に設けられるため、搬送機構の修理・点検のために
外部から容易に取扱いができる部分が多く、メンテナン
ス性も高い装置となっている(第1の目的に対応)。
【0036】さらに、請求項1の基板処理装置では、水
平搬送機構部が処理列の配列方向に沿った搬送路上に設
けられているために上記のようなメンテナンス性が高い
という利点(第1の目的に対応)があるほか、複数の水
平搬送手段を備えた水平搬送機構部と垂直搬送機構部が
空間的に分離されているために機構構成が簡単になると
いう付加的特徴もある。
【0037】請求項の基板処理装置では、搬送床面が
各処理列の前面に付設されている。このため、第1の搬
送手段の水平方向に移動に伴なってパーティクルが発生
しても、他の処理列へのパーティクルの移動は搬送床面
によって防止されることになり、パーティクル被処理
基板への付着や単位処理部へを混入が有効に防止される
(第2の目的に対応)。
【0038】また、各処理列内部における被処理基板の
搬送は水平搬送手段が受け持ち、処理列相互における被
処理基板の搬送は垂直搬送手段が受け持つため、複数の
被処理基板の各部での搬送を並行して行うことが可能で
あって、装置全体としての処理のスループットも改善さ
れる(第3の目的に対応)。
【0039】さらに、請求項の装置では、各処理列ご
とに搬送床面に向かう方向へのダウンフローまたは斜め
フローが発生するため、パーティクルが上方に舞い上が
ることもなく、パーティクルによる被処理基板や単位処
理部の汚染をさらに有効に防止可能である(第2の目的
に対応)。
【0040】一方、請求項4および請求項5の装置で
、水平搬送と垂直搬送との双方が多段処理列の配列方
向に沿った搬送路上で実行されるため、水平搬送のため
の機構部分だけでなく垂直搬送のための機構部分につい
ても修理・点検のために外部から容易に取扱いができる
ことになり、メンテナンス性が特に高い装置となってい
る(第1の目的に対応)。
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明するが、この
うち第1の実施例およびその変形例は被処理基板の水平
搬送と垂直搬送とのうち前者のみを多段処理列に対向す
る搬送路上で実行し、第2の実施例およびその変形例は
水平搬送と垂直搬送との双方を多段処理列に対向する搬
送路上で実行するように構成されている。
【0048】
【1.第1の実施例】 <1−1.装置の全体構成>図1は、この発明の第1の
実施例である基板処理装置1aの平面配置図である。こ
の基板処理装置1aは、液晶表示用基板を被処理基板と
し、その被処理基板の表面に電極などのパターンを形成
する装置として構成されている。
【0049】なお、この図1および以下の各図において
は、床面に平行な水平面をX−Y面とし、鉛直方向をZ
方向とする3次元直角座標系X−Y−Zが定義されてい
る。(+X)方向と(−X)方向とを区別しない場合に
は単に「X方向」と呼ぶ(YおよびZについても同
様)。
【0050】図1において、この装置1aは略「コ」字
型の形状を有しており、後述する単位処理部の多段配列
を含んだ処理システム20は、互いに背中合わせに平行
配列された第1と第2のサブシステムA,Bに分かれて
いる。これらの第1と第2のサブシステムA,Bの間に
は空間9が存在する。第1のサブシステムAはレジスト
が塗布された被処理基板10の露光前の処理を行うため
のものであり、第2のサブシステムBはレジストが塗布
された被処理基板10の露光後の処理を行うためのもの
であって、それぞれはX方向に伸びている。
【0051】第1のサブシステムAの(−X)側端部に
は、基板搬入ステーション2が設けられている。この基
板搬入ステーション2には純水リンス処理を終えた被処
理基板10がカセット3に収容されて搬入されてくる。
そして、Y方向に並進可能な基板転載ロボット4aが被
処理基板10をカセット3から順次に取り出し、それを
1枚ずつ第1のサブステーションAに転送する(破線矢
印)。
【0052】第1のサブステーションAは、被処理基板
10に対する一連の処理を行う処理部A1と、被処理基
板10の搬送および各単位処理部への出し入れを行う搬
送部A2とを備えてなる。そして、この搬送部A2は、
処理部A1に沿ってX方向に被処理基板10を搬送する
とともに各単位処理部への出し入れを行う水平搬送機構
部HAと、単位処理列の各段の間における被処理基板1
0のZ方向の垂直搬送を行う垂直搬送機構部VAとを有
している。
【0053】このうち水平搬送機構部HAは、処理部A
1に沿って水平X方向に伸びており、多段処理列に対向
している。また、垂直搬送機構部VAは処理部A1を構
成する多段処理列の一部に組み込まれている。そして、
処理部A1は空間9に隣接し、水平搬送機構部HAは空
間9の反対側に設けられている。
【0054】第1のサブステーションAは後述する詳細
構成を有しており、被処理基板10に対する露光前の一
連の処理を行う。その処理内容についても後述するが、
それらの処理が完了した時点では被処理基板10の表面
にレジスト膜が形成された状態となっている。
【0055】第1のサブステーションAにおける処理を
完了した被処理基板10はバッファ6に送られる。この
バッファ6はY方向に伸びて第1と第2のサブシステム
A,Bを連結している。また、このバッファ6には露光
機(ステッパ)5が隣接している。
【0056】バッファ6ではロボット6aが被処理基板
10を1枚ずつ露光機5に転送する。露光機5では所定
のマスクを使用してレジスト膜へのパターンの露光転写
を行う。この露光が完了した被処理基板10は他のロボ
ット6bによってバッファ6に戻され、さらに追加露光
部7に与えられる。追加露光部7は被処理基板10のエ
ッジ露光機および文字焼付け機を備えており、被処理基
板10のレジストに対する端部露光および文字の焼付け
を行う。これらの処理を完了した後、被処理基板10は
第2のサブシステムBに与えられる。
【0057】第2のサブシステムBは、第1のサブシス
テムAと同様に処理部B1と搬送部B2とを備えてい
る。この処理部B1は、第1のサブシステムAの処理部
A1と空間9をはさんで背中合わせとなっている。ま
た、第2のサブシステムBの搬送部B2は水平搬送機構
部HBと垂直搬送機構部VBとを有しており、このうち
水平搬送機構部HBは処理部Bに対向して設けられてい
るとともに空間9と反対側に存在している。垂直搬送機
構部VBは処理部B1を構成する多段処理列の一部に組
み込まれている。
【0058】第2のサブシステムBの詳細構成および動
作も後述するが、この第2のサブシステムBでの処理を
完了した時点での被処理基板10は、上記レジストの現
像が完了した状態となっている。その被処理基板10は
1枚ずつ搬出ステーション8に受け渡され、搬出ステー
ション8では、Y方向に並進可能なロボット4bが被処
理基板10をカセット3に収容する。
【0059】処理完了後の被処理基板10を収容したカ
セット3は、搬出ステーション8から次工程へと搬出さ
れる。
【0060】<1−2.第1のサブシステムAの構成>
図2は第1のサブシステムAの模式的配置図であり、図
3は図2のIII −III位置から(−X)方向に見た側面
構造図である。
【0061】このサブシステムAは、複数の単位処理部
を多段に配列した多段構成となっている。第1段部分A
F1の処理部A1には、スピンスクラバSS、スピンコ
ータSC、エッジおよびバックリンス部ERがX方向に
配列している。また、破線二重矢印で示すように第2段
部分AF2との間でZ方向に昇降可能なエレベータEL
1,EL2が、これらの配列の一部に設けられている。
【0062】処理部A1の前面側すなわち(−Y)側に
は、X方向に伸びる水平搬送機構部HAが搬送部A2
一部として付設されている。水平搬送機構部HAはX方
向に伸びる搬送床面41を備えており、この搬送床面4
1の上には、X方向に伸びるガイドレール(搬送路)4
3が固定されている。このガイドレール43上には、2
台のハンドラ30a、30bが乗っており、ハンドラ3
0a、30bはガイドレール43によってガイドされつ
つX方向に並進自在となっている。これらのハンドラ3
0a、30bは被処理基板10を各単位処理部間で搬送
するためのものであり、その詳細構成は後述する。
【0063】一方、第1段部分AF1の上には第2段部
分AF2が設けられている。第2段部分AF2は2層構
造になっており、第1層目はホットプレート(オーブ
ン)HP1,HP4−HP5,クールプレート(冷却プ
レート)CP1−CP3のX方向配列を有している。ま
た、第2層目はホットプレートHP2,HP3,HP6
を有している。図3に示すように、対応する第1層目と
第2層目(たとえばクールプレートCP1とホットプレ
ートHP3)とは上下に積み重ねられている。第1層目
のエレベータEL1,EL2の上方に相当する部分には
窓D1,D2が形成されており、エレベータEL1,E
L2が上方に上がってきたときにはこの窓D1,D2か
ら第2段部分AF2に露出することができる。これらエ
レベータEL1,EL2によって垂直搬送機構部VAが
形成されている。
【0064】第2段部分AF2においても、処理部A1
の前面側に水平搬送機構部HAが付設されている。この
水平搬送機構部HAはX方向に伸びる搬送床面42を備
えており、この搬送床面42の上には、X方向に伸びる
ガイドレール(搬送路)43が固定されている。このガ
イドレール43上には、2台のハンドラ30c、30d
が乗っており、ハンドラ30c、30dはガイドレール
43によってガイドされつつX方向に並進自在となって
いる。
【0065】以上説明した各処理部SS,SC,ER,
HP1−HP6,CP1−CP3がこの発明における
「単位処理部」に相当している。第1段部分AF1に存
在する単位処理部SS,SC,ERの列が第1段部分A
F1の「処理列」であり、第2段部分AF2に存在する
単位処理部HP1−HP6,CP1−CP3の列が第2
段部分AF2の「処理列」であって、それらが全体とし
て「多段処理列」を構成している。また、第1段部分A
F1が単位処理部に関して1層構造であり、第2段部分
AF2が2層構造であることによって、この第1のサブ
システムAは単位処理部に関して2段3層構造となって
いる。水平搬送機構部HAは多段処理列に対向してお
り、垂直搬送機構部VAは多段処理列の中に組み込まれ
ている。
【0066】次に、図3を参照する。第1段部分AF1
の天井面、すなわち第2段部分AF2の搬送床面42の
下側にはフィルタ42fが取り付けてある。そして、こ
のフィルタ42fを介して、第1段部分AF1の搬送床
面41に向かって清浄空気流Fが放出されている。ま
た、第2段部分AF2の天井面44からも、フィルタ4
4fを介して、第2段部分AF2の搬送床面42に向か
って清浄空気流Fが放出されている。このため、これら
の清浄空気流Fによって第1段部分AF1および第2段
部分AF2のそれぞれにおいて局所的ダウンフローが形
成される。さらに、スピンコータSC等の天井面45か
らも、フィルタ45fを介して下方向に清浄空気流Fが
放出されている。
【0067】これらのダウンフローFは、装置全体に対
して与えられるダウンフローRFがハンドラ30a−3
0dの動きによって乱されることを防止するとともに、
各段においてパーティクルが発生した場合においても、
そのパーティクルを被処理基板や単位処理部から遠ざけ
る機能を有する。また、搬送床面42が存在することに
よって、第2段部分AF2で発生したパーティクルが第
1段部分AF1に移動することが防止される。ダウンフ
ローFは、ハンドラ30a−30dの移動経路に向かっ
て斜め下方向に形成されてもよい。
【0068】<1−3.第2のサブシステムBの構成>
図4は第2のサブシステムBの模式的配置図であり、図
5は図4のV−V位置から(−X)方向に見た側面構造
図である。
【0069】この第2のサブシステムBにおいても、複
数の単位処理部が2段3層に配列されており、第1段部
分BF1の処理部B1は2個のスピンデベロッパSD
1,SD2のX方向1次元配列を備えている。また、エ
レベータEL3,EL4がこれらスピンデベロッパSD
1,SD2を挟むように設けられる。
【0070】処理部B1の前面側すなわち(+Y)側に
は、X方向に伸びる水平搬送機構部HBが搬送部B2の
一部として付設されている。水平搬送機構部HBは搬送
床面51を有し、その上に固定されたガイドレール(搬
送路)53上にハンドラ30eが設けられている。この
ハンドラ30eはX方向に並進可能であり、第1段部分
BF1における被処理基板の搬送を行うためのものであ
る。
【0071】第2段部分B2の処理部は2層構造であっ
て、第1層目にはホットプレートHP7−HP9とクー
ルプレートCP4との1次元配列が設けられている。エ
レベータEL3,EL4が上昇してきた際にそれを受け
入れる窓D3,D4もこの第1層目に形成されている。
第2層目にはホットプレートHP10が設けられてい
る。これらエレベータEL3,EL4によって、この第
2のサブシステムBにおける垂直搬送機構部VBが形成
されている。
【0072】この第2段部分BF2においても、処理部
B1の前面側すなわち(+Y)側に、X方向に伸びる水
平搬送機構部HBが付設されている。水平搬送機構部H
Bは搬送床面52を有し、その上に固定されたガイドレ
ール(搬送路)53上にハンドラ30fが設けられてい
る。このハンドラ30fもまたX方向に並進可能であ
り、第2段部分BF2における被処理基板の搬送を行
う。
【0073】図5を参照する。図3に示した第1サブシ
ステムAと同様に、各段の天井面52,54,55には
フィルタ52f,54f,55fが設けられており、そ
れらを介して清浄空気のダウンフローFまたは斜め下方
向へのフローが形成されるようになっている。
【0074】この第2のサブシステムBにおいては、図
4の各処理部SD1,SD2,HP7−HP10,CP
4が「単位処理部」に相当している。第1段部分BF1
に存在する単位処理部SD1,SD2の列が第1段部分
BF1の「処理列」であり、第2段部分BF2に存在す
る単位処理部HP7−HP10,CP4の列が第2段部
分BF2の「処理列」であって、それらが全体として
「多段処理列」を構成している。水平搬送機構部HBは
多段処理列に対向しており、垂直搬送機構部VBは多段
処理列の中に組み込まれている。
【0075】<1−4.ハンドラの構成と動作>図6は
ハンドラ30aの概略斜視図であり、図2および図4に
示した他のハンドラ30b−30fもこれと同様の構造
を有する。
【0076】ハンドラ30aはアーム33を有してお
り、このアーム33はその両端にフィンガ34a,34
bを設けた双方向フィンガアームとなっている。アーム
33はリンク32を介して基台31上に軸支されてい
る。図示しないモータによってアーム33は水平面内θ
方向に旋回可能であるとともに、リンク32を破線のよ
うに駆動することによってアーム33を水平方向に進退
させることができる。またアーム33を上下方向に昇降
させることもできる。このため、このハンドラ30aは
いわゆるRθZロボットとなっている。また、パーティ
クルの発生を防止する目的で、クリーンロボットとして
の加工がなされている。このハンドラ30aは図2のガ
イドレール43でガイドされつつその上を移動する。そ
の移動のための駆動装置および制御装置(図示せず)が
各ハンドラに関連して設けられる。なお、図6のハンド
ラ30aにおいては、直線状のアーム33の両端にフィ
ンガ34a,34bを設け、フィンガ34a,34bを
互いに180゜離れた角度位置に配置したものである
が、アーム33としてL字型の部材などを使用すること
により、フィンガ34a,34bを互いに90゜あるい
は60゜離れた角度位置に配置することも可能である。
【0077】図7は、ハンドラ30aを用いて単位処理
部60に収容されている一つの被処理基板10aを取り
出し、そのかわりに他の被処理基板10bをその単位処
理部60に入れる入換動作を示す平面模式図である。単
位処理部60は既述した単位処理部SS,SC,... の
一つを代表的に示している。
【0078】図7(a) の状態においては被処理基板10
bが第2のフィンガ34bによって保持され、被処理基
板10aが単位処理部60に入っている。この状態でア
ーム33を(+Y)方向に伸ばし、第1のフィンガ34
aによって被処理基板10aを取り出す。
【0079】次の図7(b) においては、アーム33を旋
回させ、第2のフィンガ34bが単位処理部60に対向
するようにさせる。そして、アーム7を(+Y)方向に
伸ばし、第2のフィンガ34bによって保持されている
被処理基板10bを図7(c)のように単位処理部60内
に入れる。
【0080】図7(c) の状態では被処理基板10bがハ
ンドラ30aによって保持された状態になっているた
め、このような動作を行った後にハンドラ30aを次の
単位処理部に並進移動させれば、図7のような動作を次
の単位処理部に対して実行することができる。したがっ
て、複数の単位処理部の配列において、複数の被処理基
板を玉突き的に次々と各単位処理部へ搬送可能である。
【0081】以下に説明する一連の搬送動作は1枚の被
処理基板に着目した場合の動作であるが、ハンドラ30
a−30fの構成と動作とをこのようにすることによっ
て、一連の被処理基板についての搬送と処理とを連鎖的
に行うことができる。
【0082】<1−5.第1のサブシステムAにおける
処理>以上の準備の下で、第1のサブシステムAにおけ
る処理の詳細を説明する。表1はこの実施例の装置1に
おいて実行される一連の処理内容を示しており、第1の
サブシステムAにおいては表1の「A」の欄に記載され
た一連の処理が、それぞれに「装置」として付記された
単位処理部において実行される。
【0083】
【表1】
【0084】また、図8は第1のサブシステムAにおけ
る被処理基板10の流れを矢印によって示す図であり、
以下、図2,図8および表1を参照する。
【0085】まず、被処理基板10はハンドラ30aに
よって受け取られ、第1段部分AF1のスピンスクラバ
SSに与えられる。このスピンスクラバSSにおけスピ
ンスクラブ処理を完了した後の被処理基板10はハンド
ラ30aによってエレベータEL1に移載される。エレ
ベータEL1は被処理基板10を保持した状態で第2段
部分AF2に上昇する。
【0086】第2段部分AF2のハンドラ30cがエレ
ベータEL1から被処理基板10を受取り、それをホッ
トプレートHP1,HP2へと順次に搬送してこれらに
おける加熱処理を行う。この加熱処理は、被処理基板1
0に残留する水分を取り除くための脱水ベークである。
また、その後にハンドラ30cは被処理基板10をクー
ルプレートCP1に搬送し、被処理基板10の冷却を行
わせる。
【0087】次のホットプレートHP3およびクールプ
レートCP2への被処理基板10の搬送もハンドラ30
cによって行われる。ホットプレートHP3における加
熱処理は、HMDS(ヘキサ・メチル・ジ・シラザン)
による処理すなわちレジストの密着強化材を塗布する処
理に置換えられても良い。
【0088】これらの処理が完了するとハンドラ30c
が被処理基板10をエレベータEL1に移送し、エレベ
ータEL1は被処理基板10を保持して第1段部分AF
1へと下降する。
【0089】この被処理基板10はハンドラ30bが受
取り、スピンコータSC、エッジおよびバックリンス部
ERに移送してこれらの単位処理部におけるレジスト塗
布処理とエッジおよびバックリンス処理とをそれぞれを
行わせる。その後、ハンドラ30bが被処理基板10を
エレベータEL2に移送し、エレベータEL2は被処理
基板10を保持したままで第2段部分AF2へと上昇す
る。
【0090】今度はハンドラ30dが被処理基板10を
エレベータEL2から受取り、ホットプレートHP4−
HP6に順次に移送してプリベークを行わせた後、クー
ルプレートCP3において冷却処理を行う。その後、ハ
ンドラ30dが被処理基板10をエレベータEL2へ移
送し、エレベータEL2は被処理基板10を保持したま
ま第1段部分AF1へ下降する。この被処理基板10は
ハンドラ30bが受取り、バァッファ部6(図1)へ排
出する。
【0091】<1−6.第2のサブシステムBにおける
処理>図9は第2のサブシステムBにおける被処理基板
10の流れを矢印によって示す図であり、第2のサブシ
ステムBでの処理内容は表1の「B」の欄に示されてい
る。以下、図4,図9および表1を参照する。
【0092】図1の露光機5および追加露光部7におけ
る処理を完了した被処理基板10は、ハンドラ30eに
よって受け取られ、エレベータEL3に移送される。こ
のエレベータEL3は第2段部分BF2へ上昇し、ハン
ドラ30fが被処理基板10を受け取ってそれをホット
プレートHP7−HP9へ順次に移送する。
【0093】表1に示すようにホットプレートHP9に
おけるポストベークは50秒であるが、この段階でこれ
より長い時間のベークを行わせたい場合には、奇数番目
の被処理基板はホットプレートHP9へ、また偶数番目
の被処理基板は上層のホットプレートHP10へそれぞ
れ与えるようにすればよい。
【0094】これらのベークを完了した後の被処理基板
10はクールプレートCP4において冷却され、ハンド
ラ30fによってエレベータEL4へ移送される。エレ
ベータEL4は第1段部分BF1へと下降し、ハンドラ
30eがそれから被処理基板10を受け取る。そして、
ハンドラ30eは被処理基板10をスピンデベロッパS
D1またはSD2へ移送する。被処理基板10のレジス
トの現像には100秒を必要とするため、奇数番目の被
処理基板は第1のスピンデベロッパSD1へ、また偶数
番目の被処理基板は第2のスピンデベロッパSD2へそ
れぞれ与えることによって、装置全体としてのタクトタ
イムを統一させる。
【0095】現像処理が完了した被処理基板10はハン
ドラ30eによってスピンデベロッパSD1またはSD
2から図1の搬出ステーション8へと移送される。
【0096】なお、これら一連の動作は、制御回路およ
び各部の駆動装置を結合することによって自動的に行わ
れる。
【0097】<1−7.第1の実施例の基板処理装置1
aの利点>このような構成と動作を有する基板処理装置
1は以下のような利点を有する。
【0098】(a) 単位処理部が多段に配列されているた
め、各単位処理部が水平または垂直に1直線に並べられ
ている場合と比較して床面積と高さとの全体が小さく、
設置や運用が容易な構成となっている。
【0099】(b) ハンドラ30a−30fは外部から容
易にアクセスできるため、その点検や修理が容易であっ
て、メンテナンス性も高い。
【0100】(c) また、単位処理部が縦横に配列してい
るため、各単位処理部への各単位処理部の処理順序を自
由に変えることが可能である。
【0101】この実施例における第1のサブシステムA
(図2,図8)を例にとると、各ハンドラ30a−30
dに必要とされる並進移動範囲(ストローク)は、 ハンドラ30a:第1段部分AF1において、被処理基
板10の搬入位置からエレベータEL1まで、 ハンドラ30b:第1段部分AF1において、エレベー
タEL1からエレベータEL2まで、 ハンドラ30c:第2段部分AF2において、ホットプ
レートHP1(HP2)からクールプレートCP3ま
で、 ハンドラ30d:第2段部分AF2において、ホットプ
レートHP6(クールプレートCP3)からエレベータ
EL2までであり、それらのストロークは相互に重なり
合っていない(エレベータEL1の位置でハンドラ30
a,30bの重なりがあるが、全体から見ればほとんど
重なりはない)。
【0102】このため、各ハンドラ30a−30dは実
質的に干渉することなく並進移動可能であり、個々のハ
ンドラ30a−30dの移動は実質的に他のハンドラと
無関係に決定可能である。したがって、被処理基板10
についての各処理の順序を上記の例以外に変更すること
が容易である。これは第2のサブシステムBにおいても
同様である。
【0103】(d) 既述したように搬送床面42,52が
処理列の前面に張出していることによって、ひとつの段
で発生したパーティクルが他の段に移動することを防止
できる。
【0104】(e) また、各段ごとにダウンフローまたは
斜め下方向へのフローを生成させているため、搬送機構
の動作によってパーティクルが発生してもそのパーティ
クルによる汚染が防止される。
【0105】(f) さらに、この装置1aでは各段にハン
ドラが配置されるとともに段間の被処理基板10の移送
はエレベータが司るために、各被処理基板10の移動を
並列的に行うことが可能であって、スループットも改善
される。
【0106】<1−8.変形例> (1) 第1と第2のサブシステムを背中合わせに配列せ
ず、1直線に配置してもよい。
【0107】(2) 単位処理部は2段のみならず、3段以
上に配列してもよい。
【0108】(3) 多段処理列のそれぞれを1層とするか
2層またはそれ以上とするかは、処理内容やその単位処
理部の個々の高さに応じて任意に決定可能である。ホッ
トプレートやクールプレートのように高さが低いものは
多層とした方が床面積の低減効果が大きい。
【0109】(4) 上記実施例のように第1段部分と第2
段部分とのそれぞれのX方向の長さが実質的に同一とな
るように、第1段部分と第2段部分とのそれぞれへの単
位処理部の配分を決定することが好ましい。そうすれ
ば、装置全体として最小のサイズになるためである。し
かしながらこの発明は、たとえば第2段部分のX方向の
長さが第1段部分の長さより短い場合も含んでいる。
【0110】(5) ひとつの被処理基板に着目したとき、
第1段部分と第2段部分とのいずれにおいて先に処理を
行わせるかも任意に決定可能である。また、エレベータ
の数や配置位置についても変形が可能である。たとえば
図9において、エレベータEL4を省略し、エレベータ
EL3のみで被処理基板のすべての昇降を行わせてもよ
い。
【0111】(6) エレベータとクールプレートとを兼用
し、エレベータにおいて被処理基板の冷却を行なわせて
も良い。
【0112】(7) 単位処理部として何を設けるかは、被
処理基板の種類、処理内容に応じて適宜に変更可能であ
る。
【0113】(8) 表1に示した各単位処理部における処
理は例示であって、任意に変更可能である。たとえば、
プリベークにおいてホットプレートHP4−HP6にお
ける加熱時間を異なったものとしてもよい。また、各被
処理基板をホットプレートHP4−HP6に順次に移動
させず、その時点で空になっているいずれか一つのホッ
トプレートに入れて必要な加熱のすべてをそのホットプ
レートで行わせてもよい。
【0114】(9) この実施例は液晶表示用基板の処理
装置だけでなく、半導体基板その他の基板の処理装置に
適用可能である。
【0115】
【2.第2の実施例】 <2−1.第1の実施例の装置との相違点の概略>図1
0は、この発明の第2の実施例である基板処理装置1b
の平面配置図である。この基板処理装置1bが第1の実
施例の装置1a(図1)と異なる主な点は、第1の実施
例の搬送部A2,B2では水平搬送機構部HA,HBの
みが処理部A1,B1に対向しているのに対して、この
第2の実施例では水平搬送および垂直搬送の双方を1種
類の機構で行う搬送部A20,B20が処理部A10,
B10に対向して設けられているという点である。ま
た、これに応じて、これら搬送部A20,B20の内部
構成にも特徴がある。残余の点は第1の実施例と同様で
あり、同一または対応する構成要素には同一の参照符号
を付してその重複説明は省略する。
【0116】<2−2.第1のサブシステムAの構成>
図11は第2の実施例における第1のサブシステムAの
模式的配置図であり、図12は図11のXII −XII 位置
から(−X)方向に見た側面構造図である。
【0117】図11に示すように、このサブシステムA
のうち、処理部A10は第1の実施例と同様に複数の単
位処理部を多段に配列した多段処理列となっている。た
だし、第1の実施例(図1,図2)における垂直搬送機
構部VA(エレベータEL1,EL2)および窓D1,
D2が多段処理列の中には存在せず、そのかわりに被処
理基板10を一時的に載置可能なインターフェイス部I
F1,IF2が設けられている。
【0118】次に、図12を参照する。パーティクルに
よる汚染防止のための構成は第1の実施例とほぼ同様で
ある。すなわち、第1段部分AF1の天井面、すなわち
第2段部分AF2の床面の下側にはフィルタ45fが取
り付けてある。そして、このフィルタ45fを介して、
送風機45からの清浄空気流F1がスピンコータSCに
向かって放出されている。また、第2段部分AF2の天
井面44からも、フィルタ44fを介して下方に清浄空
気流F2が放出されている。このため、これらの清浄空
気流F1,F2によって局所的ダウンフローが形成され
る。
【0119】これらのダウンフローF1,F2は、装置
全体に対して与えられるダウンフローRFが基板搬送機
構101〜103の動きによって乱されることを防止す
るとともに、それぞれの部位においてパーティクルが発
生した場合においても、そのパーティクルを被処理基板
や他の単位処理部から遠ざける機能を有する。
【0120】一方、搬送部A20の構成は第1の実施例
と異なるものが採用されている。処理部A10の前面側
すなわち(−Y)側には、X方向に伸びるフレーム20
0aが設けられている。このフレーム200aは、図1
0のサブシステムAの搬送部A20において搬入ステー
ション2からバッファ6までX方向に伸びている。その
設置高さは、スピンコータSCにおける被処理基板10
の出し入れ高さ、すなわちパスラインPS1と、上段の
単位処理部CP3,HP6のそれぞれにおける出し入れ
高さPL1,PL2のうち高位のもの(すなわち図示例
ではPL2)とのほぼ中間の位置である。
【0121】このフレーム200aには、X方向に延び
る2本の平行ガイドレール(搬送路)201,202が
Z方向に間隔を隔てて固定されている。上方のガイドレ
ール201には、1台の基板搬送機構101が付設され
ており、基板搬送機構101はガイドレール201によ
ってガイドされつつX方向に並進自在となっている(図
11では基板搬送機構101とガイドレール201との
連結関係は図示省略されている)。また、下方のガイド
レール202には、2台の基板搬送機構102,103
が付設されており、基板搬送機構102,103はガイ
ドレール202によってガイドされつつX方向に並進自
在となっている。これらの基板搬送機構101〜103
は被処理基板10を各単位処理部間で搬送するととも
に、各単位処理部への被処理基板10の出し入れを行う
ためのものであり、その詳細構成は後述する。
【0122】<2−3.第2のサブシステムBの構成>
図13は第2のサブシステムBの模式的配置図であり、
図14は図13のXIV−XIV 位置から(−X)方向に見
た側面構造図である。
【0123】この第2のサブシステムBにおいても、複
数の単位処理部が2段3層に配列された多層処理列とし
て構成されており、第1の実施例(図4,図5)におけ
る垂直搬送機構部VB(エレベータEL3,EL4)お
よび窓D3,D4が多段処理列の中には存在せず、その
かわりに被処理基板10を一時的に載置可能なインター
フェイス部IF3が設けられている。
【0124】次に、図14を参照する。第1のサブシス
テムAと同様に、この第2のサブシステムBにおいて
も、フィルタ55fを介して、送風機55からの清浄空
気流F3がスピンデバロッパSD1に向かって放出され
ている。また、第2段部分BF2の天井面54からも、
フィルタ54fを介して下方に清浄空気流F4が放出さ
れ、これらの清浄空気流F3,F4によって局所的ダウ
ンフローが形成される。
【0125】処理部B1の前面側すなわち(+Y)側に
は、X方向に伸びるフレーム200bが設けられてい
る。このフレーム200bは、図10のサブシステムB
の搬送部B20において搬入ステーション2からバッフ
ァ6までX方向に伸びている。その設置高さは、スピン
デベロッパSD1における被処理基板10の出し入れ高
さすなわちパスラインPS2と、上段の単位処理部HP
9,HP10のそれぞれにおける出し入れ高さPL3,
PL4のうち高位のもの(すなわち図示例ではPL4)
とのほぼ中間の位置である。
【0126】このフレーム200bには、X方向に伸び
る2本の平行ガイドレール203,204がZ方向に間
隔を隔てて固定されている。上方のガイドレール203
には、基板搬送機構104が付設されており、基板搬送
機構104はガイドレール203によってガイドされつ
つX方向に並進自在となっている。また、下方のガイド
レール202にも基板搬送機構105が付設されてお
り、基板搬送機構105はガイドレール204によって
ガイドされつつX方向に並進自在となっている。これら
の基板搬送機構104,105は第1のサブシステムB
における基板搬送機構101〜103と同様に、被処理
基板10を各単位処理部間で搬送するとともに、各単位
処理部への被処理基板10の出し入れを行うためのもの
であり、基板搬送機構101〜103と同様の構造とな
っている。
【0127】<2−4.基板搬送機構の構成と動作>図
15は図12の基板搬送機構101の斜視図である。ま
た、図16は図15の矢印XVI 方向から見た基板搬送機
構101の側面図であり、図17は図15の矢印XVII方
向から見た基板搬送機構101の平面図である。さら
に、図18は、図15の矢印XVIII 方向から見た基板搬
送機構101の正面図である。
【0128】この実施例の装置1では、5台の基板搬送
機構101〜105が使用されているが、それらの基本
構成は同一であるため、以下では基板搬送機構101を
中心に説明する。
【0129】<2−4−1.全体構成>最初に図16を
参照する。フレーム200aに固定されたガイドレール
201,202のうち、上方のガイドレール201に第
1の基板搬送機構101が付設されている。この基板搬
送機構101は、基板搬送機構101全体を水平X方向
に並進させるためのX移動機構110を有している。
【0130】このX移動機構110には、垂直X方向に
屈伸する垂直アーム機構120aが連結されており、こ
の垂直アーム機構120aによってハウジング131が
支持されている。図15を参照して、このハウジング1
31はY方向の両端が開口した中空のボックスであり、
その内部には水平Y方向に屈伸可能な2組の水平アーム
機構140a,140bが収容されている。そして、そ
のそれぞれの先端には、基板保持機構としてのハンド1
50a,150bが連結されている。
【0131】<2−4−2.X移動機構110>図16
に戻る。X移動機構110は、ガイドレール201を上
下方向から挟むように配置された車輪111,112を
有している。また、支持部材115によって支持された
モータ114には駆動輪113が連結されており、モー
タ114によって駆動輪113を回転させることによ
り、X移動機構110(したがって基板搬送機構101
の全体)がガイドレール201によってガイドされつつ
X方向に並進する。
【0132】<2−4−3.垂直アーム機構120a> 支持部材115の下にはモータ116が固定されてい
る。垂直アーム機構120aは実質的に等長の2本のア
ーム121a,122aを備えており、このうちの第1
のアーム121aの端部がモータ116に連結されてい
る。また,第2のアーム122aの端部123aはハウ
ジング131に連結されている。
【0133】垂直アーム機構120aはいわゆるスカラ
ロボット機構とされている。このため、モータ116が
回転するとそれぞれのアーム121a,122aがそれ
ぞれ矢印θ1、θ2で示すように回転し、ハウジング1
31がその姿勢を維持しつつをZ方向に並進する(矢印
E1)。モータ116の回転方向を切り換えることによ
り、ハウジング131のZ方向における並進の向きが
(+Z)方向から(−Z)方向に、または(−Z)方向
から(+Z)方向に逆転する。
【0134】図17に示されているように、垂直アーム
機構120aと同じ構造を有する別の垂直アーム機構1
20bがハウジング131の反対側に設けられている。
【0135】そしてこれらの垂直アーム機構120a,
120bは水平X方向に延びる連結材124によって相
互に連結されている。このため、モータ116の駆動力
は連結材124を介して垂直アーム機構120bにも伝
達される。すなわち、第1の垂直アーム機構120aの
各アームが回転すると、それとともに連結材124を介
して第2の垂直アーム機構120bの各アームも対応す
る量だけ回転する。これによってハウジング131は両
端で支持されつつ、姿勢を変えずにZ方向に変位する。
【0136】なお、第2の垂直アーム機構120bにお
いては、第1の垂直アーム機構120aにおけるモータ
116とのバランスをとるためにトルクバネ117が設
けられている。
【0137】図16には基板搬送機構102も示されて
いるが、この基板搬送機構102の構成もほぼ同様であ
る。X移動機構および垂直アーム機構については第1と
第2の基板搬送機構101,102において上下対称に
なっているが、ハウジング131,132およびその内
部の構成(後述する)は方向を含めて相互に同一であ
る。
【0138】なお、第1のサブシステムAに属する基板
搬送機構101〜103のハウジング131のZ方向変
位可能範囲は、図12におけるパスラインPS1からホ
ットプレートHP6における被処理基板の出し入れ高さ
PL2までの範囲とされる。また、第2のサブシステム
Bに属する基板搬送機構104,105のハウジングの
Z方向変位可能範囲は、図14におけるパスラインPS
2からホットプレートHP10における被処理基板の出
し入れ高さPL4までの範囲とされている。
【0139】<2−4−4.水平アーム機構120a>
図17を参照する。この図17はハウジング131の天
井面を取り除いて示した平面図である。ハウジング13
1の中には1対の水平アーム機構140a,140bの
それぞれの一端が左右に分かれて連結されている。
【0140】一方の水平アーム機構140aは実質的に
等長の2本のアーム141a,142aを備えており、
第1のアーム141aは連結位置143aにおいてモー
タ133a(図15,図16参照)に連結されている。
また、第2のアーム142aの先端はハンド150aに
連結されている。
【0141】この水平アーム機構140aもまた、スカ
ラロボット機構として構成されており、モータ133a
を回転させるとアーム141a,142aは矢印α1,
α2方向にそれぞれ旋回し、ハンド150aはその姿勢
を維持しつつY方向に並進する(矢印E2)。
【0142】このため、モータ133aを駆動すること
によってハンド150aが(+Y)方向に並進するとハ
ンド150aはハウジング131から外部に露出して単
位処理部内に到達する。また、(−Y)方向に並進する
とハンド150aはハウジング131内に収容される。
【0143】他方の水平アーム機構140bの構成と動
作も同様である。第1のハンド150aと第2のハンド
150bとはY方向に整列させている。これは、水平X
方向における基板搬送機構と単位処理部との相対位置を
変えることなく、単位処理部に対する被処理基板の出し
入れをどちらのハンドでも行うことができるようにする
ためである。
【0144】ところで、ハンド150a,150bをY
方向に整列させる関係上、ハウジング131に対するハ
ンド150a,150bの配置高さを同一にすると、そ
れらが相互に干渉してしまう。
【0145】このため、図18に示すようにハンド15
0a,150bの高さを異ならしめている。また図17
において、水平アーム機構140a,140bの双方の
支点(ハウジング131への連結点)143a,143
bのX方向の間隔は、水平アーム機構140a,140
bの双方の肘部分が干渉しないように各アーム141
a,142aの2倍以上の幅とされている。
【0146】<2−4−5.ハンド150a,150b
>図15および図17に示すように、この実施例におけ
るハンド150a,150bは2本の指を有する平面板
である。被処理基板をハンド150aまたは150bの
上に載置してハウジング131に収容し、その状態で他
の単位処理部に搬送される。
【0147】図19は、基板搬送機構による単位処理部
への被処理基板の出し入れを模式的に示す図である。1
例として被処理基板10bが単位処理部300において
処理済であり、その被処理基板10bを単位処理部30
0から取り出すとともに、新たな被処理基板10aをこ
の単位処理部300に入れる処理を説明する。
【0148】まず、第1のハンド150aに被処理基板
10aを保持し、ハウジング131内に収容しておく
(図19(a) )。次に水平アーム機構を使用して第2の
ハンド150bを延ばし、被処理基板10bを単位処理
部300から取り出す(図19(b) )。この第2のハン
ド150bは、水平アーム機構を逆方向に並進させるこ
とにより、被処理基板10bとともにハウジング131
内に収容される(図19(c) )。
【0149】一方、第1のハンド150aに保持された
被処理基板10aは、この第1のハンド150aがハウ
ジング131外に延びることによって単位処理部300
に向かって並進する(図19(c) )。そして第1のハン
ド150aから単位処理部300へ被処理基板10a
移し、第1のハンド150aが単位処理部300から出
て被処理基板10a,10bの交換処理を完了する(図
19(d) )。
【0150】以上が基板搬送機構101〜105のそれ
ぞれを使用した被処理基板の交換処理の原理である。
【0151】<2−5.第1のサブシステムAにおける
処理>以上の準備の下で、第1のサブシステムAにおけ
る処理の詳細を説明する。
【0152】<2−5−1.処理内容および各基板搬送
機構の担当範囲>この第2の実施例の装置1bにおいて
実行される一連の処理内容は、第1の実施例の装置1a
における処理内容(表1)と同様である。
【0153】表1からわかるように、これら一連の処理
におけるタクトタイムTは50secである。このため、
基板搬送機構101〜105のそれぞれが一つの単位処
理部から被処理基板を取り出して他の単位処理部へ搬送
し、そこにおいて被処理基板の出し入れを行うために必
要な平均時間をΔT、一つの基板搬送機構が受け持ち可
能な単位処理部の数をNとすると、下記の数1が成立す
る必要がある。
【0154】
【数1】ΔT×(N+1)≦T
【0155】ここで、(N+1)となっているのは、N
個の単位処理部を移動する間に(N−1)回の搬送・出
し入れが必要であり、それらN個の単位処理部の直前・
直後の単位処理部との間の搬送・出し入れが1回ずつ必
要であるからである。
【0156】平均時間ΔTが10sec である場合には、
数1より以下の数2が得られる。
【0157】
【数2】10sec ×(N+1)≦50sec
【0158】このため、この例の場合にはN≦4(最大
値はN=4)となる。
【0159】そこで、表1の一連の処理をその最初のも
のから4個ずつの単位処理部に分割し、スピンスクラバ
SSからクールプレートCP1までを第1の基板搬送機
構101によって、また、ホットプレートHP3の脱水
ベークからエッジおよびバックリンス部ERまでを第2
の基板搬送機構102に担当させる。さらに、ホットプ
レートHP4のプリベークからクールプレートCP3ま
では、第3の基板搬送機構103が担当する。
【0160】このような基板搬送機構の担当範囲は、表
2の「担当」欄に「101」などの記号を用いて表現さ
れている。
【0161】
【表2】
【0162】すなわち、この実施例における基板搬送機
構101ないし103は、それぞれの受け持ち範囲が与
えられた「ゾーン守備方式」の基板搬送機構として利用
される。
【0163】一方、第1の基板搬送機構101から第2
の基板搬送機構102への被処理基板の受け渡しは、イ
ンターフェイスIF1(図11参照)を介して行われ
る。すなわち、クールプレートCP1での処理を完了し
た被処理基板は、第1の基板搬送機構101がインター
フェイスIF1まで搬送してそのインターフェイスIF
1上に載置し、その被処理基板を第2の基板搬送機構1
02が取りに行く、という受け渡しが行われる。
【0164】表2の「使用IF」欄に記載されている
「IF1」等の記号は、その記号の直下に示した横罫線
の前後における被処理基板の受け渡しに使用するインタ
ーフェイスを示している。
【0165】<2−5−2.搬送および出し入れ順序>
図20は第1のサブシステムAにおける被処理基板の流
れを矢印によって示す図であり、以下、図20および表
2を参照する。
【0166】まず、被処理基板は第1の基板搬送機構1
01によって受け取られ(図20の「a」)、第1段部
分AF1のスピンスクラバSSに与えられる。このスピ
ンスクラバSSにおいて交換的に取り出された被処理基
板(これはスピンスクラブ処理を完了している)は、基
板搬送機構101によって受け取られ、ホットプレート
HP1へ搬送され、そこで被処理基板の出し入れが行わ
れる。このホットプレートHP1への被処理基板の搬送
と出し入れとは、基板搬送機構101のX方向移動機構
110、垂直アーム機構120a,120bおよび水平
アーム機構140a(または140b)を駆動してハン
ド150aを並進させることによって行われる。
【0167】このような動作を図20の矢印に沿って行
い、クールプレートCP1での処理を完了した後の被処
理基板は基板搬送機構101によってインターフェイス
IF1へ搬送され、その上に載置される(図20
「b」)。この載置処理が完了すると、基板搬送機構1
01は「a」の位置へ戻って新たな被処理基板を受取
り、上記と同様の処理を繰り返す。
【0168】一方、第2の基板搬送機構102はインタ
ーフェイスIF1上の被処理基板を受取り、ホットプレ
ートHP3から端面リンスERまでの間の被処理基板の
搬送と出し入れを順次に行い、エッジおよびバックリン
スERが完了した被処理基板を別のインターフェイスI
F2上に載置する(図20の「c」)。この載置処理が
完了すると、基板搬送機構102は「b」の位置へ戻っ
て新たな被処理基板を受取り、上記と同様の処理を繰り
返す。
【0169】第3の基板搬送機構103はこのインター
フェイスIF2上の被処理基板を受取り、ホットプレー
トHP4からクールプレートCP3までの順序で被処理
基板の搬送と出し入れを行い、クールプレートCP3で
の処理を完了した被処理基板をバッファ6(図10)へ
排出する(図20の「d」)。この排出処理が完了する
と、基板搬送機構103は「c」の位置へ戻って新たな
被処理基板を受取り、上記と同様の処理を繰り返す。
【0170】なお、これら一連の動作は、図10のコン
トローラCTが各部の駆動装置に指令信号を供給するこ
とによって自動的に行われる。
【0171】<2−6.第2のサブシステムBにおける
処理>図21は第2のサブシステムBにおける被処理基
板の流れを矢印によって示す図であり、第2のサブシス
テムBでの処理内容は表1の「B」の欄に示されてい
る。また表2には、第1のサブシステムAと同様の形式
で各基板搬送機構104,105の担当範囲と使用イン
ターフェイスが示されている。B以下、図21および表
2を参照する。
【0172】図10の露光機5および追加露光部7にお
ける処理を完了した被処理基板は、図21の「e」で示
すように基板搬送機構104によって受け取られる。そ
の後、図21の矢印の順序で被処理基板の搬送と出し入
れを行う。
【0173】表1に示すようにホットプレートHP9に
おけるポストベークは50秒であるが、この段階でこれ
より長い時間のベークを行わせたい場合には、奇数番目
の被処理基板はホットプレートHP9へ、また偶数番目
の被処理基板は上層のホットプレートHP10へそれぞ
れ与えるようにすればよい。
【0174】これらのベークを完了した後の被処理基板
はインターフェイスIF3に載置され、次の基板搬送機
構105が図21の「f」のようにそれを取り出してク
ールプレートCP4へ与える。クールプレートCP4で
の処理を完了した後の被処理基板は、スピンデベロッパ
SD1またはSD2へ移送される。被処理基板のレジス
トの現像には100秒を必要とするため、奇数番目の被
処理基板は第1のスピンデベロッパSD1へ、また偶数
番目の被処理基板は第2のスピンデベロッパSD2へそ
れぞれ与えることによって、装置全体としてのタクトタ
イムを統一させる。
【0175】現像処理が完了した被処理基板は基板搬送
機構105によってスピンデベロッパSD1またはSD
2から図1の搬出ステーション8へと移送される(図2
1の「g」)。
【0176】<2−7.一部の基板搬送機構が停止した
場合>基板搬送機構101〜105のうち、たとえばガ
イドレール201上の基板搬送機構101が故障または
点検整備のために停止した場合には、サブシステムAに
おいてやはり残りの基板搬送機構102,103がその
基板搬送機構101の担当範囲をもカバーするように駆
動することができる。たとえば、図20の各単位処理部
を処理順序に沿って2群に分割し、前半を基板搬送機構
102が、後半を基板搬送機構103がそれぞれ担当す
る。基板搬送機構102,103の間での被処理基板の
受け渡しを、インターフェイスIF1,IF2のいずれ
を使用して行っても良い。
【0177】このように、複数の基板搬送機構を設けて
おくことにより、一部の基板搬送機構が故障したとして
も、それが行うべき処理を他の基板搬送機構が代行でき
る。特に、故障した基板搬送機構がガイドレール上に残
っている場合にも他の基板搬送機構がその代行を行うこ
とができることは大きな利点である。
【0178】すなわち、搬送路上でひとつの基板搬送機
構が停止した状態のままでは、その基板搬送機構が載っ
ている搬送路は「通行止め」状態になる。しかしなが
ら、異なる搬送路を設けて「複線化」していることによ
り、他の搬送路上の基板搬送機構がその代行を行うこと
ができる。
【0179】稼働する基板搬送機構の数が減少するた
め、装置全体のタクトタイムは増加してしまうが、装置
全体の稼働を止めることなく、被処理基板の処理を継続
することが可能である。
【0180】なお、故障した基板搬送機構を搬送路から
取り除いた場合にはその搬送路は「通行可能」状態にな
るため、たとえ「単線」の搬送路であっても、その搬送
路に付設されている別の基板搬送機構によって搬送の再
開が可能である。しかし、この場合には、故障した基板
搬送機構が搬送路から取り除かれるまでは装置を止めね
ばならない。
【0181】<2−8.第2の実施例の基板処理装置1
bの利点>以上のような構成と動作を有する基板処理装
置1bは以下のような利点を有する。
【0182】(a) 単位処理部が多段に配列されている
ため、各単位処理部が水平または垂直に1直線に並べら
れている場合と比較して床面積と高さとの全体が小さ
く、設置や運用が容易な構成となっている。
【0183】また、単位処理部が縦横に配列しているた
め、各単位処理部への各単位処理部の処理順序を自由に
変えることが可能である。
【0184】基板搬送機構101〜105に容易にアク
セスできるため、その点検や修理が容易であって、メン
テナンス性も高い。
【0185】(b) 基板搬送機構101〜105のそれ
ぞれが縦横に移動可能であることによって、基板搬送機
構間の被処理基板10の受け渡し回数が少なくて済む。
【0186】このため、装置全体としてのスループット
も短くなる。
【0187】(c) 基板搬送機構101〜105におけ
るXおよびZ方向の移動はアーム機構を使用して行われ
ており、ガイドは使用する必要はないため、発塵が著し
く減少する。
【0188】また、各単位処理部は縦横に配列されてい
るため、基板搬送機構101〜105の下方に多数の単
位処理部が存在しない。このため、基板搬送機構の移動
によってパーティクルが発生しても多数の単位処理部が
汚染されることはない。
【0189】さらにこの実施例では基板搬送機構のハウ
ジング(たとえば図17の131)において(+Y)お
よび(−Y)方向の2方向に開口しているため、図12
の清浄空気流F1がハウジング内に入ってもそのまま外
部に通過可能である。このため、空気流の乱れが少な
く、発塵の防止効果はさらに大きい。
【0190】(d) 複数のガイドレールを各サブシステム
A、Bにそれぞれ設けており、異なるガイドレール上の
基板搬送機構は相互に干渉することなく移動可能であ
る。このため、複数の基板搬送機構の協働にとって有利
であり、スループットがさらに短くなる。
【0191】(e) 複数の基板搬送機構を付設しているこ
とにより、一部の基板搬送機構が故障や点検整備のため
に搬送路上から取り除かれても、その基板搬送機構に割
り当てられている処理を他の基板搬送機構が代行でき
る。これについては既述した。
【0192】<2−9.他の実施例>図22はこの発明
の他の実施例である基板処理装置1cを示す側面図であ
る。この装置1cの処理部の平面配置などは図10の装
置1bとほぼ同様であり、主な相違点は、搬送路と基板
搬送機構の構成にある。
【0193】すなわち、この装置1cではそれぞれがX
方向に延びる2組のレール対211,212が水平Y方
向に隣接して設けられており、それぞれの上には基板搬
送機構411,412が付設されている。
【0194】第1の基板搬送機構411では、レール対
211上を水平X方向に移動可能な基台450の上に垂
直Z方向にコラム451が立設されている。このコラム
451の頂部付近にスカラロボット機構に相当するアー
ム機構452,453が設けられており、その先端は水
平梁454に連結されている。この水平梁454はハウ
ジング455に固定されている。
【0195】このため、ハウジング455は図中に矢印
Kで示すように昇降可能である。このハウジング455
の中には図15〜図18に示されているものと同様の水
平アーム機構とハンド機構とが収容されており、それに
よってホットプレートHPa,HPbや下段の単位処理
部PPに対して被処理基板の出し入れが可能である。
【0196】第2の基板搬送機構412も同様である
が、そのコラム461は第1の基板搬送機構411のコ
ラム451よりも短い。基板搬送機構411,412は
Y方向の移動において相互にすれ違うことができる。
【0197】なお、図22中に破線で示すように、この
実施例ではホットプレートHPa,HPbは装置1aの
後側(+Y側)から出し入れ可能となっており、それに
よってメンテナンス性を向上させている。
【0198】<2−10.変形例> (1) 基板搬送機構におけるX方向の移動手段として
は、リニアモータと回転輪との組み合わせ、または磁気
浮上搬送機構を使用してもよい。
【0199】(2) アーム機構におけるアームの数も限定
されない。また、実施例とは異なり、水平アーム機構の
上に垂直アーム機構を設けてもよい。もっとも、この場
合には垂直アーム機構とハンドとの連結部を長くしなけ
ればならないため、実施例の方が有利である。
【0200】(3) その他、第1と第2の実施例において
共通の構成となっている事項については、第1の実施例
について説明した各種の変形がこの第2の実施例につい
ても可能である。
【0201】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の装置に
おいては、複数の単位処理部が垂直面内において縦横に
配置された多段の配列となっている。このため、必要最
低床面積と必要最低高さが大きくならず、装置全体とし
てのサイズを適正なものとできる。
【0202】また、単位処理部が縦横に配列されている
ことに対応して、被処理基板の搬送機構は水平方向およ
び垂直方向での被処理基板の搬送が可能となっており、
各段の中での被処理基板の搬送と、段相互での被処理基
板の搬送との双方を達成できる。
【0203】さらに、この搬送機構が被処理基板の縦横
の搬送を達成できることから、各単位処理部への各単位
処理部の処理順序を自由に変えることが可能である。
【0204】複数の水平搬送手段を備えた水平搬送機構
部は、多段処理列の配列方向に沿った搬送路上に設けら
れるため、搬送機構の修理・点検のために外部から容易
に取扱いができる部分が多く、メンテナンス性も高い。
【0205】また、複数の水平搬送手段を備えた水平搬
送機構部と垂直搬送機構部が空間的に分離されているた
めに、機構構成が簡単になるという付加的特徴もある.
【0206】請求項2の基板処理装置では、複数の単位
処理部が垂直面内において縦横に配置された多段の配列
となっているので、必要最低床面積と必要最低高さが大
きくならず、装置全体としてのサイズを適正なものとで
き、また搬送機構は水平方向および垂直方向での被処理
基板の搬送が可能となっており、各段の中での被処理基
板の搬送と段相互での被処理基板の搬送との双方を達成
でき、さらに各単位処理部の処理順序を自由に変えるこ
とが可能である。また水平搬送機構部は多段処理列に対
向した搬送路上に設けられるため、搬送機構の修理・点
検のために外部から容易に取扱いができる部分が多く、
メンテナンス性も高い。また、複数の水平搬送手段を備
えた水平搬送機構部と垂直搬送機構部が空間的に分離さ
れているために、機構構成が簡単になるという付加的特
徴もある。さらに、搬送床面が各処理列の前面に付設さ
れているため、パーティクル被処理基板への付着や単
位処理部へ混入が有効に防止される。
【0207】また、各処理列内部における被処理基板の
搬送は水平搬送手段が受け持ち、処理列相互における被
処理基板の搬送は垂直搬送手段が受け持つため、複数の
被処理基板の各部での搬送を並行して行うことが可能で
あって、装置全体としての処理のスループットも改善さ
れる。
【0208】請求項の装置では、各処理列ごとに搬送
床面に向かう方向へのダウンフローまたは斜めフローが
発生するため、パーティクルが上方に舞い上がることも
なく、パーティクルによる被処理基板や単位処理部の汚
染をさらに有効に防止可能である。
【0209】請求項4および請求項5の装置は、水平搬
送と垂直搬送との双方が前記多段処理列の配列方向に沿
った搬送路上で実行されるため、水平搬送のための機構
部分だけでなく垂直搬送のための機構部分についても修
理・点検のために外部から容易に取扱いができることに
なり、メンテナンス性が特に高い。
【0210】
【0211】
【0212】
【0213】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である基板処理装置の
平面配置図である。
【図2】第1の実施例における第1のサブシステムAの
模式的配置図である。
【図3】図2のIII −III 位置から(−X)方向に見た
側面構造図である。
【図4】第1の実施例における第2のサブシステムBの
模式的配置図である。
【図5】図4のV−V位置から(−X)方向に見た側面
構造図である。
【図6】第1の実施例におけるハンドラの概略斜視図で
ある。
【図7】第1の実施例のハンドラによる被処理基板の入
換動作を示す平面模式図である。
【図8】第1の実施例の第1のサブシステムAにおける
被処理基板の流れを矢印によって示す図である。
【図9】第1の実施例の第2のサブシステムBにおける
被処理基板の流れを矢印によって示す図である。
【図10】この発明の第2の実施例である基板処理装置
の平面配置図である。
【図11】第2の実施例における第1のサブシステムA
の模式的配置図である。
【図12】図11のXII −XII 位置から(−X)方向に
見た側面構造図である。
【図13】第2の実施例における第2のサブシステムB
の模式的配置図である。
【図14】図13のXIV −XIV 位置から(−X)方向に
見た側面構造図である。
【図15】第2の実施例における基板搬送機構の概略斜
視図である。
【図16】第2の実施例における基板搬送機構の側面図
である。
【図17】第2の実施例における基板搬送機構の平面図
である。
【図18】第2の実施例における基板搬送機構の正面図
である。
【図19】第2の実施例における基板搬送機構の動作説
明図である。
【図20】第2の実施例の第1のサブシステムAにおけ
る被処理基板の流れを矢印によって示す図である。
【図21】第2の実施例の第2のサブシステムBにおけ
る被処理基板の流れを矢印によって示す図である。
【図22】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 基板処理装置 2 搬入ステーション 3 カセット 8 搬出ステーション 9 空間 10 被処理基板 20 処理システム 30a−30f ハンドラ(水平搬送手段) 41,42,52,54 搬送床面 43 ガイドレール(搬送路) 101〜105 基板搬送機構 110 X移動機構(水平移動機構) 120a,120b 垂直アーム機構 140a,140b 水平アーム機構 150a,150b ハンド(被処理基板保持手段) 131 ハウジング 201,202 ガイドレール(搬送路) X 第1の水平方向 Y 第2の水平方向 Z 垂直方向 F 各段のダウンフロー A 第1のサブシステム B 第2のサブシステム A1,A10,B1,B10 処理部 A2,A20,B2,B20 搬送部 HA,HB 水平搬送機構部 VA,VB 垂直搬送機構部 AF1,BF1 第1段部分 AF2,BF2 第2段部分 EL1−EL4 エレベータ D1−D4 窓 HP1−HP10 ホットプレート CP1−CP4 クールプレート SS スピンスクラバ SC スピンコータ ER エッジおよびバックリンス部 SD1,SD2 スピンデベロッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 秀喜 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大 日本スクリーン製造株式会社 洛西工場 内 (72)発明者 松村 吉雄 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社 彦根地区事 業所内

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を搬送しつつ前記被処理基板
    に対して一連の処理を行うための基板処理装置であっ
    て、 複数の単位処理部が同一方向から被処理基板を出し入れ
    可能にその同一方向と交差する水平方向に配列されてな
    る処理列を複数列備え、 前記複数の処理列が垂直方向に重なるように配設されて
    多段処理列とされるとともに、 各処理列に沿った前記被処理基板の水平搬送と前記垂直
    方向における前記被処理基板の垂直搬送とを行う搬送機
    構が前記多段処理列に付設され、 前記搬送機構は、 前記複数の処理列のそれぞれに当該処理列の前記配列方
    向に沿った前記同一方向側の搬送路上に設けられて被処
    理基板を水平方向へ搬送して前記単位処理部に出し入れ
    する複数の水平搬送手段を備えた水平搬送機構部と、 前記多段処理列の配列内に組み込まれてなり、前記同一
    方向で前記複数の水平搬送手段との間で被処理基板を受
    け渡しして当該被処理基板を垂直方向に搬送する垂直搬
    送機構部と、 に空間的に分離されていることを特徴とする基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 被処理基板を搬送しつつ前記被処理基板
    に対して一連の処理を行うための基板処理装置であっ
    て、 複数の単位処理部が同一方向から被処理基板を出し入れ
    可能にその同一方向と交差する水平方向に配列されてな
    る処理列を複数列備え、 前記複数の処理列が垂直方向に重なるように配設されて
    多段処理列とされるとともに、 各処理列に沿った前記被処理基板の水平搬送と前記垂直
    方向における前記被処理基板の垂直搬送とを行う搬送機
    構が前記多段処理列に付設され、 前記搬送機構は、 前記処理列の前記配列方向に沿った搬送路上に設けられ
    た水平搬送機構部と、 前記多段処理列の配列内に組み込まれてなる垂直搬送機
    構部と、 に空間的に分離されており、 前記水平方向に伸びる搬送床面が前記複数の処理列のそ
    れぞれに付設され、 前記水平搬送機構部が、 前記搬送床面のそれぞれに沿って個別に移動可能であ
    り、前記複数の処理列において前記被処理基板を前記水
    平方向にそれぞれ搬送する複数の水平搬送手段を備える
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
    て、 前記搬送床面のそれぞれの上方に、前記搬送床面に向か
    って気流を発生させる気流発生手段がさらに設けられた
    基板処理装置。
  4. 【請求項4】 被処理基板を搬送しつつ前記被処理基板
    に対して一連の処理を行うための基板処理装置であっ
    て、 複数の単位処理部が同一方向から被処理基板を出し入れ
    可能にその同一方向と交差する水平方向に配列されてな
    る処理列を複数列備え、 前記複数の処理列が垂直方向に重なるように配設されて
    多段処理列とされるとともに、 各処理列に沿った前記被処理基板の水平搬送と前記垂直
    方向における前記被処理基板の垂直搬送とを行う複数の
    基板搬送機構が前記多段処理列に付設され、 前記水平搬送と前記垂直搬送との双方が前記多段処理列
    の前記配列方向に沿った搬送路上で実行されるととも
    に、 前記複数の基板搬送機構が相互に基板を受け渡すための
    受け渡し部を備え、 前記複数の基板搬送機構は、前記受け渡し部を介して相
    互に基板の受け渡しを行ないつつ協働して基板の搬送を
    行なうことを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 前記受け渡し部は、前記多段処理列の中に設けられてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
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