JP3042315U - 静電集塵器 - Google Patents

静電集塵器

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JP3042315U
JP3042315U JP1997002663U JP266397U JP3042315U JP 3042315 U JP3042315 U JP 3042315U JP 1997002663 U JP1997002663 U JP 1997002663U JP 266397 U JP266397 U JP 266397U JP 3042315 U JP3042315 U JP 3042315U
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文振 張
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でかつ迅速で大量の油粒子を含ん
だ気体を処理し、集塵の効果が良い、静電集塵器を提供
する。 【解決手段】 本考案の静電集塵器は、電離部1と、気
体の中の粒子を捕集する集塵部2と、収集部3と、駆動
装置4と、清除装置5と、上記の機構を収納する外殻6
とを含む。油を含んだ粒子の気流を高圧直流電源で不平
均の電気力場を生じさせ、電離中に油粒子に荷電させ
て、集塵極に吸着させた後に気体の中の油粒子を取り除
く。前記集塵極は循環移動するリング帯形の電板で、並
びに移動する電板に吸着された油粒子を削板で削り取
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、浮遊粒子に電荷を与え、荷電粒子を電気力場内で移動させて捕集す る、静電集塵器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の静電集塵器は、電板上に付着した塵粒子を振動して打つ或いは水洗で取 り除くものである。但し、油垢の粒子は電板上に粘着しているので、振動打ちを 利用しても油粒子を落とすことができず、若しも洗浄液で洗い落とすにも水洗後 は必ず長時間かけて電板を乾燥させた後でなければ再度使用することができない 。
【0003】 図1に示すのは、従来の静電集塵器100であって、油煙を処理する場所の中 に使用されているものである。前記集塵器100は削カッタで円形の電板上に付 着した油垢を削り落とす装置になっている。但し、前記静電集塵器100の電板 は必ず円形であるので、前記削カッタは通用の矩形の電板には応用することがで きず、特にその削カッタは始終集塵区域内にいるので集塵の効果に影響をきたす 。
【0004】 図2に示すのは、従来の別の静電集塵器200で、前記集塵器200は往復直 線移動する削カッタで矩形の電板上に付着した油粒子を削り除く方式である。但 しこの構造は、非常に多い移動する削カッタと軌道が必要であるので、極めて複 雑である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、電板は必ず円形のもので、通用の矩形の電板に応用ができず、 尚且つ、削カッタも始終集塵区域内にいるので、集塵効果も悪い。別の一種は構 造が極めて複雑である。 本考案の主な目的は、構造が簡単でかつ迅速で大量の油粒子を含んだ気体を処 理し、集塵時間内でも集塵器を止めずに電板上に付着した油粒子を削り落とすと ともにその削板も集塵区域の角に設け集塵の効果が良い、静電集塵器を提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
油を含んだ粒子の気流を高圧直流電源で不平均の電気力場を生じさせ、電離中 に油粒子に荷電させて、集塵極に吸着させた後に気体の中の油粒子を取り除く。 前記集塵極は循環移動するリング帯形の電板で、並びに移動する電板に吸着され た油粒子を削板で削り取る。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 本考案実施例の静電集塵器を図3〜図5に示す。本考案実施例の静電集塵器は 、電離部1、集塵部2、収集部3、駆動装置4および清除装置5と、上記の機構 を収納する外殻6等の部分を含む。
【0008】 前記電離部1は、電荷を気体中の粒子に供給する、高圧直流電流を加える数本 の放電金属線11とアースの平行金属板12とで構成されている。 前記集塵部は、電離部1の後側に設けられていて、主な作用は、電離部1を通 過した気流を集塵部2に進入させた後で気流の中の粒子を捕集する。本実施例の 中では、前記集塵部2は、所定の経路で折り曲げたリング帯形のプラス電気板2 1と、隣接したプラス電気板21の間に分布したマイナス電気板22とで組上が る。前記リング帯形のプラス電気板21は撓性の薄い金属板で、プラス電極と連 接して、プラスの電荷をもつ。なおかつ、その両側には不導電の絶縁部23が設 けられている。前記絶縁部23は一層の不導電の薄い膜が塗布されていて、これ によってその表面にプラス電荷をもたせない。
【0009】 前記駆動装置4には1つのモータ41と、枠架42の上の所定の位置に枢設し た多数個のガイド輪43があって、その中の前記モータ41は1つの主動輪44 を駆動する。 前記リング帯形のプラス電気板21は、図7に示すように、両側の絶縁部23 で順序に基づいて数個のガイド輪43と主動輪44を巻き、並びにこれによって 前記プラス電気板21の表面に一定の張力を発生させ、前記駆動装置4のモータ 41が駆動した主動輪44とプラス電気板21の絶縁部23の間に生じた摩擦力 で、全体のリング帯形のプラス電気板21をガイド輪43によって循環回転の状 態にさせる。
【0010】 上記の隣接したプラス電気板21の間にあるマイナス電気板22は、駆動装置 4の枠架42に架設されて、並びにガイド輪43とプラス電気板21と接触しな いでショートするのを避ける。尚且つ、前記枠架42も絶縁材料で製作されてい る。 本考案の中の上記のリング帯形のプラス電気板21の移動経路の所定の位置に は1つの清除装置5が設けられている。本実施例では集塵区域の1つの角に設置 してある。
【0011】 次に図6を参照すると、前記清除装置5には絶縁材料で製作した1枚の内削板 51と1枚の外削板52が取付けされている。前記内外削板51、52は各別に プラス電気板21の内外両面と接触し、並びに内外削板51、52を適当な摩擦 力でプラス電気板21の上に粘着した油垢を削り取って、プラス電気板21の表 面の油垢を内外削板51、52の上に積み置く。
【0012】 並びに、内外削板51、52の表面には、直線移動する削カッタ53を取り付 けている。本実施例の中では、前記削カッタ53は気圧シリンダ54の駆動によ って内外削板51、52の表面上の油垢を削り取る。 前記収集部3は、上記の清除装置5の下側にあって、削カッタ53で削り取っ た油垢を収納する。前記収集部は外殻6の一側から取り出して油垢を取り除くこ とができる。
【0013】 油煙が進入口61から電離部1に進入した後では、油煙の粒子をイオン化して マイナス電気を持つ粒子になり、次に多数の平行して配列し、且つ電気性が互い に違ったプラス電気板21とマイナス電気板22によって生じた静電力場の中に 進入し、電荷を持つ油粒子をプラス電気板21の表面上に収集して油垢を形成す る。
【0014】 本実施例でのプラス電気板21はモータ41の駆動を受けて循環回転を行うの で、前記リング帯形のプラス電気板21はこれによって継続して内外削板51、 52とスライド接触を保持する。これで、リング帯形のプラス電気板21の上に 粘着した油垢も継続して削り取られて内外削板51、52の上に粘着する。そし て、油粒子を吸着するための設定した作業時間が到着した時には、前記気圧シリ ンダ54は、削カッタ53を駆動して内外削板51、52の上に堆積した油垢を 削り取り、下側の収集部3の中に落ち込み、油を取り除いた後の浄化した気体は 出口62から排出される。
【0015】 実務上では、本考案を油煙の排出量が比較的少ない場所では作業をある時間完 了した後にリング帯形のプラス電気板21に運動をさせて、油垢を削り取ればよ い。但し、逆に油煙の排出量が比較的多い場所に使用した時では、吸出ファンを スタートすると同時にプラス電気板21の運動を開始させて、継続的にプラス電 気板21に吸着した油粒子を削り取り、油粒子がまだ大量の油垢を堆積する前に 削り取られて、これによってプラス電気板21の油粒子を吸着する機能を保持す る。
【0016】 図8を参照すると、リング帯形のプラス電気板7の絶縁部71にも直線配列し 、尚且つ等距離に分布した多数のガイド穴72を設け、主動輪73の周縁には凸 歯74があって、主動輪73の凸歯74で絶縁部71のガイド穴72と噛合し、 プラス電気板7を運動させる。 本考案のプラス電気板は、例えば繊維布の絶縁物の両側の縁の間に所定の巾の 導電層を塗布することができる。
【0017】 図9に示すのは、本考案の第2実施例であって、前記実施例の集塵部は多数の 独立して回転するリング帯形のプラス電気板8と、隣接したプラス電気板8の間 に分布したマイナス電気板81で組上がったもので、尚且つ各1つのプラス電気 板8には所定の位置に各別に清除装置82を設けている。 当然、この実施例も静電集塵器の電離部に実施することができる。即ち、アー ス金属意あも帯形金属板に製作することができる。これでも集塵部と同じ効果を 得ることができる。
【0018】 又、清除装置の内削板と外削板の上の油垢も噴射口で噴出した高速気体で落と すこともできる。 上記で述べた2つの実施例以外に、本考案は、図10及び図11に示す実施例 で実施することもできる。前記の両実施例と第1及び第2実施例との違いは、プ ラス電気板9は、二端が個別に1本の回転軸91の上に固定されていて、尚且つ 前記2本の回転軸91の間で駆動されて往復運動を行う、並びに、循環移動でな いことである。その中の図10の例では、1つのモータ92があって、並びに1 つの切替え装置93があり、プラス電気板9を違った端の回転軸91によって駆 動されて図面の左側或いは右側に向かって移動することができる。図11では、 2つ同時でない回転をするモータ92がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の静電集塵器を示す斜視図である。
【図2】従来の別の静電集塵器を示す斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例の立体構造を示す図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線の断面図である。
【図5】図3のV−V線の断面図である。
【図6】本考案実施例の清除装置の構造を示す図であ
る。
【図7】本考案実施例のリング帯形プラス電気板と主動
輪の構造を示す図である。
【図8】本考案実施例のリング帯形プラス電気板と主動
輪の別の構造を示す図である。
【図9】本考案の第2実施例の立体構造を示す図であ
る。
【図10】本考案の第3実施例の構造を示す図である。
【図11】本考案の第4実施例の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 電離部 11 放電金属線 12 平行金属板 2 集塵部 21 プラス電気板 22 マイナス電気板 23 絶縁部 3 収集部 4 駆動装置 41 モータ 42 枠架 43 ガイド輪 44 主動輪 5 清除装置 51 内削板 52 外削板 53 削カッタ 54 気圧シリンダ 6 外殻 61 進入口 62 出口

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負の電荷を気体の中の粒子の電離部に供
    給し、前記電離部は直流高圧電気を加えた複数の放電金
    属線とアースした平行の金属板で構成し、 気体の中の粒子を捕集する集塵部と、前記電離部と前記
    集塵部を収納する外殻とを含む静電集塵器であって、 前記集塵部には少なくとも1枚の所定径路を曲折にした
    帯形プラス電気板と、隣接した前記プラス電気板の間に
    分布した複数のマイナス電気板があって、 前記帯形プラス電気板は1つの駆動装置によって駆動さ
    れて移動の状態になり、且つ帯形プラス電気板の移動す
    る径路の中の所定の位置に1つのプラス電気板の両側面
    上に付着した粒子を取除く清除装置を設け、 前記駆動装置には1つのモータと、框架上には所定の数
    量のガイド輪が枢接してあり、且つ前記プラス電気板は
    その両側の絶縁部でガイド輪を巻き、前記清除装置には
    各別に1枚の内削板と1枚の外削板で帯形プラス電気板
    と接触することを特徴とする静電集塵器。
  2. 【請求項2】 前記帯形プラス電気板は、撓性をもつ薄
    い金属板で、かつその両側には不導電の絶縁部があるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の静電集塵器。
  3. 【請求項3】 前記集塵部は、少なくとも1つのリング
    帯形プラス電気板と、隣接したプラス電気の間に分布し
    たマイナス電気板で組上がり、各1つのリング帯形プラ
    ス電気板の所定の位置には清除装置が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の静電集塵器。
  4. 【請求項4】 前記帯形プラス電気板の両側の絶縁部に
    は連続直線配列で、且つ等距離分布の複数のガイド穴を
    設けることができ、前記ガイド穴は駆動装置に凸歯があ
    る主動輪に噛み合っていることを特徴とする請求項1に
    記載の静電集塵器。
  5. 【請求項5】 前記電離部のアース金属板も、帯形金属
    板に製作することができることを特徴とする請求項1に
    記載の静電集塵器。
  6. 【請求項6】 前記帯形プラス電気板は、二端が互いに
    連結して、駆動装置から循環の方式で移動をすることが
    できることを特徴とした請求項1に記載の静電集塵器。
  7. 【請求項7】 前記帯形プラス電気板は、両端が個別に
    1本の回転軸に固定し、前記2本の回転軸の間で駆動さ
    れて往復移動を行うことを特徴とした請求項1に記載の
    静電集塵器。
JP1997002663U 1997-04-09 1997-04-09 静電集塵器 Expired - Lifetime JP3042315U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108525857A (zh) * 2018-04-17 2018-09-14 傅峰峰 一种静电装置及配置有静电装置的油烟机

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