JP3041035U - 表示部付きせっけん - Google Patents

表示部付きせっけん

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JP3041035U
JP3041035U JP1997001741U JP174197U JP3041035U JP 3041035 U JP3041035 U JP 3041035U JP 1997001741 U JP1997001741 U JP 1997001741U JP 174197 U JP174197 U JP 174197U JP 3041035 U JP3041035 U JP 3041035U
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display paper
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JP1997001741U
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Inventor
とき子 石黒
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有限会社花工房
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 せっけんの機能を害することなく、汚れず、
安全で、しかもせっけんの使用時にも消失したり剥離す
ることのない表示部付きせっけんを提供する。 【解決手段】 固形せっけん11の表面に樹脂系接着剤
12を介して吸水性素材よりなる表示紙13を一体に貼
着し、さらに前記表示紙上面を前記樹脂系接着剤による
透明被膜14によって被覆したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、表示部付きせっけんに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、せっけん(固形せっけん)の表面に文字、模様等の表示部を形成する場 合、型等を用いて凹凸状に賦形するのが一般的である。この場合、凹凸状に形成 された表示部はせっけんの使用とともに消失する。また、表示部を印刷したシー ル等をせっけん表面に貼着する場合もある。このシール等はせっけんの使用時に は剥がされることが予定されているか、またはせっけんの使用とともに剥離する 。
【0003】 さらに、せっけん表面に印刷手段によって表示部を直接形成することも試みら れているが、印刷自体が困難であるのみならず、仮に印刷面が形成されたとして もせっけんの使用とともに消失する。加えて、印刷インクや絵の具が手や肌に付 着して汚れや安全性の問題が生ずる。 このように、せっけん表面に表示部、特に色彩のある表示部を形成して、これ をせっけんの使用時にも消えないようにするということは、せっけんの機能を害 するおそれすらあり、極めて困難であった。
【0004】 しかしながら、一方においては、例えばレストランやホテル等の洗面所に備え られるせっけんは外観美麗で雰囲気の良いものにしたいという要請がある。また 、この種のせっけんは祝事の引出物やギフトにも多用され、このような場合には 外観性のよいものが好まれることは言うまでもない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、せっけんの機能を害する ことなく、汚れず、安全で、しかもせっけんの使用時にも消失したり剥離するこ とのない表示部付きせっけんを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の考案は、固形せっけんの表面に樹脂系接着剤を介して表 示紙を一体に貼着し、さらに前記表示紙上面を前記樹脂系接着剤による透明被膜 によって被覆したことを特徴とする表示部付き固形せっけんに係る。
【0007】 また、請求項2の考案は、請求項1において、前記表示紙が吸水性素材よりな る固形せっけんに係る。
【0008】 請求項3の考案は、固形せっけんの表面に樹脂系接着剤を介して表示紙を一体 に貼着し、前記表示紙上面を前記樹脂系接着剤による透明被膜によって被覆し、 前記透明被膜の上面にラメ材を散布し、さらに前記ラメ材を前記樹脂系接着剤に よる透明被膜によって被覆したことを特徴とする表示部付きせっけんに係る。
【0009】 また、請求項4の考案は、請求項3において、前記表示紙が吸水性素材よりな る固形せっけんに係る。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの考案の実施例を説明する。 図1は請求項1の考案の一実施例を示す斜視図、図2はその縦断面図、図3は 請求項3の考案の一実施例を示す斜視図、図4はその縦断面図、図5はせっけん 表面に樹脂系接着剤を塗布する状態を示す斜視図、図6は表示紙を貼着する状態 を示す斜視図である。
【0011】
【実施例】
まず、請求項1の考案の実施例を図1および図2に従って説明する。 図1および図2に示した表示部付きせっけん10は、固形せっけん11の表面 に樹脂系接着剤12を介して表示紙13を一体に貼着し、さらに前記表示紙13 上面を前記樹脂系接着剤12による透明被膜14によって被覆したことを特徴と するものである。
【0012】 この考案に使用される固形せっけん11は、従来一般に市販されている、例え ば人の掌に収まる大きさの浴用せっけんで、その表面は水平面かあるいはゆるや かな曲面よりなる平滑面を有する。 なお、せっけんとしての使用機能を害しない範囲での大きさあるいは形状のも ので、表示紙13を貼着するに必要な平滑面を備えているものであれば、どのよ うなせっけんでもよい。
【0013】 表示紙13としてはせっけん表面への貼着が可能なものであれば特に材質を問 わないが、特に、吸水性素材、例えばペーパーナプキンやティッシュペーパー等 に用いられる比較的目の粗いパルプ紙に印刷手段によって表示部Dを形成したも のが好ましく使用される。表示紙13として吸水性素材を使用する場合には、そ の上下面に後述する樹脂系接着剤の被膜を形成するときに、より完全な一体化が 可能となるからである。なお、表示紙13は、樹脂系接着剤の被膜によって完全 に被覆一体化されるものであるので、表示紙13の表示部Dを形成する印刷イン ク等に特別なものを使用する必要はない。せっけんの使用時にこの印刷インク等 が漏出することがないからである。 なお、表示紙13のベース色(地色)をせっけんと同系色にすると、樹脂系接 着剤と一体化したせっけん表面には表示部Dのみが現出し、あたかもせっけん表 面に直接表示部が形成されているような外観となる。
【0014】 前記表示紙13の上下面に用いられる樹脂系接着剤12、14としては、乾燥 後透明(着色も可)となるものが使用される。実施例では、酢酸ビニル・マレイ ン酸エステル共重合樹脂と水がそれぞれ約50%の割合で混合されたエマルジョ ン型接着剤で、商品名「セメダイン630(セメダイン株式会社製)」として市 販されているものを使用した。このエマルジョン型接着剤は、乾燥前はエマルジ ョンのため白色であるが、被着体に薄く塗布され乾燥によって水分が蒸発すると 無色となり、被着体上で防水性を有する透明被膜を形成する。
【0015】 請求項1の表示部付きせっけん10を得るには、まず、図5で示すように、表 示紙13を貼着する固形せっけん11の所定表面に前記樹脂系接着剤12を筆B 等で塗布する。樹脂系接着剤12を塗布する範囲は貼着する表示紙13よりやや 広い範囲とすることが望ましい。
【0016】 次いで、図6に示すように、前記樹脂系接着剤12が接着力を有する間に表示 紙13を貼着する。吸水性素材からなる表示紙13にあっては、表示紙13は樹 脂系接着剤12の液状成分を吸収して強固に接合される。 表示紙13を貼着した後、望ましくは前記樹脂系接着剤12が乾燥した後、該 表示紙13の上面側に前記樹脂系接着剤を塗布乾燥して透明被膜14を形成する 。
【0017】 上のように、表示紙13は下面側の樹脂系接着剤12によってせっけん表面に 確実に貼着されるとともに、上面側に形成された透明被膜14とともに一体にせ っけん上部に密閉形成されることになる。また、透明被膜14は樹脂系で防水性 を有するので、せっけん使用時にもなんら影響を受けることがない。せっけん使 用時には、表示部が形成された以外の部分が減り、最終的には透明被膜で覆われ た表示部のみが残って使用終了となる。
【0018】 図3および図4には請求項3の表示部付きせっけん20が示される。 この表示部付きせっけん20は、固形せっけん21の表面に樹脂系接着剤22 を介して表示紙23を一体に貼着し、前記表示紙23上面を前記樹脂系接着剤に よる透明被膜24によって被覆し、前記透明被膜24の上面にラメ材25を散布 し、さらに前記ラメ材25を前記樹脂系接着剤による透明被膜26によって被覆 したものである。
【0019】 請求項3の表示部付きせっけん20は、前記請求項1の表示部付きせっけん1 0の上部にラメ材25とその透明被膜26を形成したものである。従って、この 表示部付きせっけん20における固形せっけん21は前記前記請求項1の表示部 付きせっけん10の固形せっけん11に対応し、以下同様に、樹脂系接着剤22 は樹脂系接着剤12、表示紙23は表示紙13、透明被膜24は透明被膜14に それぞれ対応するので、前述した該当部分の説明を援用する。
【0020】 請求項3の表示部付きせっけん20に使用されるラメ材25は、金、銀、クリ スタル等の色彩を有する従来公知の反射体で、表示部にさらに美麗な外観を付与 することができるものである。 ラメ材25は表示紙23の上面を被覆した透明被膜24上に散布され、さらに 該ラメ材25の上面が前記樹脂系接着剤による透明被膜26によって被覆される 。この場合においても、ラメ材25は表示紙23と同様に透明被膜中に密閉され て、せっけん使用時にも剥離することなく、せっけんの使用終了まで美麗な表示 部を保持することができる。
【0021】 なお、表示紙23として吸水性素材からなるものを使用すれば、その上下面が 樹脂系接着剤の被膜によってより完全に一体化されることは、前述したとおりで ある。
【0022】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の表示部付きせっけんは、せっけんの機 能を害することなく、汚れず、安全で、しかもせっけんの使用時にも表示部が消 失したり剥離することなく、最後まで使いきることができる。
【0023】 この考案の表示部付きせっけんは、外観の装飾効果が高いものであるから、前 記したようなレストランやホテル等の洗面所に備え付けられて、その場の雰囲気 の向上に大きく寄与する。 また、祝事の引出物やギフトにも有利で、必要により名入りや個人的使用にも 利用することができ、せっけん自体の販路拡大にも寄与することができる。さら に、せっけんは近年引き出しやロッカー等の臭い消しなどにも利用されており、 このような小物として使用される際にも、この考案は極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案における一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】請求項3の考案における一実施例を示す斜視図
である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】この考案の一実施例におけるせっけん表面に樹
脂系接着剤を塗布する状態を示す斜視図である。
【図6】この考案の一実施例における表示紙を貼着する
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 表示部付きせっけん 11 固形せっけん 12 樹脂系接着剤 13 表示紙 14 透明被膜

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形せっけんの表面に樹脂系接着剤を介
    して表示紙を一体に貼着し、さらに前記表示紙上面を前
    記樹脂系接着剤による透明被膜によって被覆したことを
    特徴とする表示部付きせっけん。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表示紙が吸水性
    素材よりなる表示部付きせっけん。
  3. 【請求項3】 固形せっけんの表面に樹脂系接着剤を介
    して表示紙を一体に貼着し、前記表示紙上面を前記樹脂
    系接着剤による透明被膜によって被覆し、前記透明被膜
    の上面にラメ材を散布し、さらに前記ラメ材を前記樹脂
    系接着剤による透明被膜によって被覆したことを特徴と
    する表示部付きせっけん。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記表示紙が吸水性
    素材よりなる表示部付きせっけん。
JP1997001741U 1997-02-28 1997-02-28 表示部付きせっけん Expired - Lifetime JP3041035U (ja)

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