JP3040784U - 照明用ズームレンズ - Google Patents

照明用ズームレンズ

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JP3040784U
JP3040784U JP1997001416U JP141697U JP3040784U JP 3040784 U JP3040784 U JP 3040784U JP 1997001416 U JP1997001416 U JP 1997001416U JP 141697 U JP141697 U JP 141697U JP 3040784 U JP3040784 U JP 3040784U
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JP1997001416U
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Inventor
永田信一
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株式会社目白プレシジョン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照射サイズを変更する場合に、照明レンズを移
動させる必要もピントを合わせ直す必要もない照明レン
ズ、いわゆる照明用ズームレンズを提供することを課題
とする。 【解決手段】正のパワーを持つ第1群レンズと、負のパ
ワーを持つ第2群レンズと、正のパワーを持つ第3群レ
ンズから構成される光学系を、第1群と第3群は固定し
て第2群を移動させる機構を取り付けた鏡筒2で保持す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、特定領域を照明するのに用いられるレンズ、いわゆる照明レンズに 関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子部品や光学部品の組立てに接着が利用されるようになってきた。特 に、光硬化型の接着剤は接着前に精密な位置決めができ、硬化時間も短いので多 用されている。このような光硬化型の接着剤に対しては紫外光または可視光を、 目的とする領域だけに照射して硬化させる必要があり、そのために照明レンズが 用いられる。
【0003】 図9は従来の照明レンズ3が使用される状況を表している。光源70からファ イバー60を用いて導かれた光は、照明レンズ3によって照射面40を照明する 。この場合、照明レンズ3は2次光源50と照射面40を共役にすることによっ て、目的とする領域だけを効率よく照射するようになっている。ここで2次光源 には、図示したファイバーの出射端の他、コンデンサーレンズの開口絞り、ロッ ドの出射端、フライアイレンズ、などが含まれ、さらには、ハロゲンランプや超 高圧水銀灯などの光源そのもの(1次光源)も含まれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年は製品のライフサイクルが短くなっており、接着すべき部品の サイズも短いサイクルで変わる。これに伴って照射径も変更する必要がある。し かし、従来の照明レンズは固定焦点型であったため、照射径を変更する場合は照 明レンズと照射面の距離を変更する必要があった。
【0005】 ところが、照明レンズと照射面の距離を変更して目的とする照射径を得る作業 は意外にやっかいなものである。 第1に照明レンズを移動させると、接着作業に必要な他の機材、たとえばディ スペンサーや顕微鏡などとぶつかったりすることがよくある。 第2に、レンズの移動が首尾よくできても、照明レンズの移動後はピントが狂 って照射領域のエッジがぼけるのでピントを合わせ直さなくてはならない。しか も、ピントを合わせ直すと照射径が変わってしまい、再度照明レンズを移動させ る必要が生じる。このため、従来は照射レンズの移動とピントの再調整を繰り返 しながら徐々に目的とする照射径に追い込む必要があり、経験と勘を要するやっ かいな作業であった。
【0006】 そこで、本考案は照射径を変更する場合に、照明レンズを移動させる必要もピ ントを合わせ直す必要もない照明レンズ、いわゆる照明用ズームレンズを提供す ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
正のパワーを持つ第1群レンズ10と、負のパワーを持つ第2群レンズ20と 、正のパワーを持つ第3群レンズ30から構成される光学系1を、第1群と第3 群を固定して第2群を移動させる機構を取り付けた鏡筒2で保持する。
【0008】
【考案の第1の実施の形態】 図1は、本考案による照明用ズームレンズの第1の例の構成を示したものであ る。2次光源50を出た光は、第1群レンズ10から第3群レンズ30までを通 過し、照射面40を照明する。図1の上図は最低倍率時の配置、下図は最高倍率 時の配置であり、第2群レンズ20のみが移動している。 鏡筒2にはスライド式の移動機構が付けられており、第2群20を移動可能に している。鏡筒は2重になっており、第2群は内側の鏡筒に固定される。内部鏡 筒にはピンが取り付けられ、外部鏡筒の外にピンの先端が出されている。第2群 を移動させる場合は、鏡筒外部よりこのピンを動かせばよい。 以下にレンズデータを示す。長さの単位はミリメートルである。 面 曲率半径 間隔 屈折率 1 12.7 2 −−− 5 1.47453 3 −11.9 0.5 4 11.9 5 1.47453 5 −−− x 6 −9.9 1.5 1.47453 7 14.9 y 8 25.4 8 1.47453 9 −25.4 60 2次光源側NA=0.23 2次光源最大サイズ=φ5.8 x=4.8〜24 y=27.4−x 第1群レンズ焦点距離=12.7 第2群レンズ焦点距離=−12.3 第3群レンズ焦点距離=28.2 合成焦点距離=67〜11.7 倍率=1.7〜7.8(ズーム比4.6) 上記のように、本実施形態においては、第1群は2枚の平凸レンズ、第2群は 両凹単レンズ、第3群は両凸単レンズから成る。この中で、第2群を移動させれ ば照射径を4.6倍変更できる。
【0009】 次に、図2を用いて本実施形態による照明レンズが利用される状況について説 明する。 70は光源であり、ファイバー60によってロッド52に光を供給する。ロッ ド52は、底面が内接円直径5ミリの六角形で長さ80ミリの透明な六角柱であ る。光はその内部で全反射を繰り返し、出射端面51の光強度分布は均一になる 。 照明用ズームレンズは、照射面40に出射端面51の拡大像41を作成する。 照射面40には、位置決めされた電子部品や光学部品等が置かれ、光が当たった 領域41のみ接着剤が硬化する。 第2群レンズを最も第1群に近づけた場合、照射領域は図3のように内接円直 径8.4ミリになり、倍率は1.7倍である。図4は第2群レンズを最も第3群 に近づけた場合で、内接円直径は39ミリになり倍率は7.8倍である。この他 、図示はしないが、両者の中間領域においても良好な照明ができる。 このように、本考案による照明レンズは、第2群レンズを動かすだけで、ピン トを維持したまま照射径を変更できる。
【0010】 次に、通常のズームレンズはバリエーターと呼ばれる群と、コンペンセーター と呼ばれる群の合計2つの群を移動する必要があるのに、なぜ本考案による照明 レンズは1つの群だけを動かせば足りるのか説明する。 通常のズームレンズは鮮鋭な像を形成するよう設計されており、変倍した場合 に許されるピントのズレはきわめてわずかである。しかし、照明レンズにおいて はピントがズレても2次光源像のエッジがぼけて均一照射領域が多少減少する程 度である。従って、許されるピントのズレは大きい。さらに、もともと照明レン ズは鮮鋭度の収差(球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲)の残存量が大き い。このためピントのズレは実際上顕在化しない。以上の理由によってコンペン セーターは不要になり、移動群は1つで足りることになる。 移動群が1つであるため、通常のズームレンズで必要なカムは不要になり、移 動群はネジやスライドで動かせば足りることになる。これはレンズコストを下げ る上で大きなメリットである。
【0011】
【考案の第2の実施の形態】 図5は、本考案による照明用ズームレンズの第2の例の構成を示したものであ る。 以下にそのレンズデータを示す。 面 曲率半径 間隔 屈折率 1 35.3 2 −−− 9 1.47453 3 −30 0.5 4 30 9 1.47453 5 −−− x 6 −16 2 1.47453 7 −−− y 8 94 13 1.47453 9 −43 157 2次光源側NA=0.22 2次光源最大サイズ=φ14 x=19.6〜56.5 y=59−x 第1群レンズ焦点距離=31.7 第2群レンズ焦点距離=−33.7 第3群レンズ焦点距離=64.1 合成焦点距離=102〜28 倍率=2.2〜7.2(ズーム比3.3) 上記のように、本実施形態においては、第1群は2枚の平凸レンズ、第2群は平 凹単レンズ、第3群は両凸単レンズから成る。この内、第2群を移動させれば照 射径を3.3倍変更できる。
【0012】 図6は本実施形態による照明レンズが利用される状況を示したものである。2 次光源としては、端面53を正方形状にしたファイバーを用いる。その1辺の長 さは10ミリである。 この場合、照射面上の照射領域は図7のようになる。これは、第2群レンズを 最も第1群に近づけた場合のものであり、倍率は2.2倍である。図8は第2群 レンズを最も第3群に近づけた場合のものであり、倍率は7.2倍である。この 他、図示はしないが、両者の中間領域においても良好な照明ができる。 このように、本考案による照明レンズは、第2群レンズを動かすだけで、ピン トを維持したまま照射径を変更できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によるレンズは、照射径を変更する場合に照明レンズを移動させる必要 がない。このため、照射径を変更する場合に他の機材にぶつかる心配がない。 さらに、照射径を変更してもピントを合わせ直す必要がない。このため、経験 と勘に頼らなくても迅速かつ的確に照射径を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による照明用ズームレンズの第1の例の
構成を示したものである。
【図2】上記レンズの使用状況を示したものである。
【図3】上記レンズの最低倍率時の照射領域を示したも
のである。
【図4】上記レンズの最高倍率時の照射領域を示したも
のである。
【図5】本考案による照明用ズームレンズの第2の例の
構成を示したものである。
【図6】上記レンズの使用状況を示したものである。
【図7】上記レンズの最低倍率時の照射領域を示したも
のである。
【図8】上記レンズの最高倍率時の照射領域を示したも
のである。
【図9】従来レンズの使用状況を示したものである。
【符号の説明】
1:光学系 2:鏡筒 10:第1群レンズ 20:第2群レンズ 30:第3群レンズ 40:照射面 50:2次光源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正のパワーを持つ第1群レンズ10と、
    負のパワーを持つ第2群レンズ20と、正のパワーを持
    つ第3群レンズ30から構成される光学系1を、第1群
    と第3群を固定して第2群を移動させる機構を取り付け
    た鏡筒2で保持したことを特徴とする照明用ズームレン
    ズ。
JP1997001416U 1997-02-21 1997-02-21 照明用ズームレンズ Expired - Lifetime JP3040784U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241917A (ja) * 1998-12-24 2000-09-08 Canon Inc 照明装置及びそれを有した投影装置
JP2011090321A (ja) * 1998-12-24 2011-05-06 Canon Inc 照明装置及びそれを有した撮影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241917A (ja) * 1998-12-24 2000-09-08 Canon Inc 照明装置及びそれを有した投影装置
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