JP3040388U - 照明装置付歯鏡

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(57)【要約】【目的】鏡部と柄部の境界に光源を持つ照明装置付歯
鏡に関するものである。【構成】鏡部と境界と柄部からなり、境界には電球を
付け、柄部のホルダー内に電池を入れ、柄部の底部にス
イッチを付ける。

【考案の詳細な説明】この実用新案は、鏡部と柄部の境界に光源を持つ照明装置付歯鏡に関するものである。

従来の歯鏡では、歯や歯肉などを個人が合わせ鏡を用いて自分で検査する場合や、家族などに検査してもらう場合に、口腔内を照明する器具がなかったり、あっても歯科の照明器具のような機能性がないため、口腔内のすみずみまで検査することが困難であるという欠点があった。

公知の照明装置付歯鏡では、次のような欠点があった。

（イ）光源が使用時に殆ど口腔外にあるため、前歯の内側を検査する場合に直射光が殆どあるいは全くあたらないため光量が少なくなったり、***部や頬部や歯が障害になったり光がさえぎられ照明できないことがある。

（ロ）奥歯の外側を検査する場合に、直射光が側方からあたるため光量が少なくなる。充分な光量を得るために直射光をできるだけ正面からあてようとすると、 ***部や頬部をかなり押し広げなければならない。

（ハ）操作に慣れが必要である。そのため小児が使用するには難かしい。

（ニ）家族などを検査する場合には、合わせ鏡が不要なので口外鏡を使用しないが、はずせないため邪魔になる。また、持ちにくいし重い。

これらの欠点があるため、どちらの歯鏡も一般用に市販されているものの、殆ど普及していない。

本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

歯鏡に、その鏡部と柄部の境界に光源を持つ照明装置を付けることにより、歯や歯肉などの口腔内のあらゆる部位を、口腔内の近接した位置から、直射光と鏡からの反射光の両方で照明し、充分な光量のもとで検査できるようにしたものである。

前歯の内側にも、奥歯の外側にも、直射光と鏡からの反射光が正面からあたり、***部や頬部や歯が障害になって光がさえぎられることもない。使用法も従来の歯鏡と同じできわめて簡単である。軽量で扱いやすく携帯にも便利である。自分自身で検査する場合は、壁掛鏡や卓上鏡や手鏡などを合わせ鏡として用いる。

家族などを検査する場合は、合わせ鏡は不要である。

図面について説明すると、鏡部（１）と柄部（３）の境界（２）に小型の電球を付け、ホルダー（４）の中に電源の乾電池を入れ、柄部（３）の底部にスイッチ（５）を付ける。

ホルダー（４）の中に小型の電球と乾電池を入れ、そこから光ファイバーで境界（２）に光を誘導してもよい。スイッチ（５）をホルダー（４）に付けてもよい。

乾電池のかわりに充電池を使用してもよい。

鏡は平面鏡と凹面鏡の両方があるとよい。凹面鏡は拡大鏡になる。鏡の大きさは使用者の年齢や個人により口腔の広さに差があるので、数種あるとよい。

電球または光ファイバーを保護するものとして強化プラスチックなどがよい。

光源が直接目に映って眩しくないように、その方向性や突出度などを決めたり、保護材の一部を半透明にしたりする。保護材に凸レンズの形態を付けてもよい。

耐水性が必要である。消毒のために耐薬液性もあるとよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の側面図

【符号の説明】

（１）は鏡部（２）は境界（３）は柄部（４）は
ホルダー（５）はスイッチ

【実用新案登録請求の範囲】