JP3039748B2 - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP3039748B2
JP3039748B2 JP6016455A JP1645594A JP3039748B2 JP 3039748 B2 JP3039748 B2 JP 3039748B2 JP 6016455 A JP6016455 A JP 6016455A JP 1645594 A JP1645594 A JP 1645594A JP 3039748 B2 JP3039748 B2 JP 3039748B2
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separator
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insulator
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浩之 奥寺
孝史 鈴木
裕司 河合
幸司 森
裕治 相馬
憲治 成田
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機に係り、詳しく
は固定子鉄心の構成と固定子巻線の絶縁、巻装方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように電動機の固定子
鉄心1の外周側に沿って形成され内側に向かい開口した
外側巻線溝部2と、内周側に沿って形成され隣りあった
二個の前記外側巻線溝部の間に開口した内側巻溝部3と
を設け、各々の溝部にインシュレータ4を設け、その上
部の軸方向に外側巻線相と内側巻線相の相間絶縁のため
のセパレータ5を突出し、内側巻線を固定子鉄心の内径
より内側に入らないようにするための内隔壁6を前記イ
ンシュレータの内壁に沿って突出し、固定子巻線を溝部
に巻装してなる電動機において、前記セパレータの形状
を、略長方形を2個隣接し結合した曲面とし、内隔壁の
形状を略長方形の曲面として構成している。この場合、
巻線の巻装を行う際にセパレータ及び内隔壁の形状が角
のある構造のため巻線がセパレータまたは内隔壁の左右
端およびセパレータの中央部の角に引っ掛かり易く、巻
線に傷がつき断線不良の原因となっている問題が生じて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑みなされたもので、巻線相の巻装時に
巻線のセパレータ及び内隔壁への引っ掛かりをなくし、
巻線に傷がつかず断線不良を防止し、信頼性を向上させ
るとともに、巻線の巻装作業効率を向上した電動機を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定子鉄心の外周側に沿って形成され内側に向かい
開口した外側巻線溝部と、内周側に沿って形成され隣り
あった二個の前記外側巻線溝部の間に開口した内側巻線
溝部とを設け、各々の溝部にインシュレータを設け、そ
の上部の軸方向に外側巻線相と内側巻線相の相間絶縁の
ためのセパレータを突出し、内側巻線を固定子鉄心の内
径より内側に入らないようにするための内隔壁を前記イ
ンシュレータの内壁に沿って突出し、固定子巻線を固定
子鉄心に巻装してなる電動機において、前記セパレータ
の形状を、外側巻線の極の中央で最も低く両端で最も高
くその途中では徐々に高くなるような傾斜を持たせた曲
面とし、内隔壁の形状を、内側巻線の極の中央で最も低
く両端で最も高くその途中では徐々に高くなるような傾
斜を持たせた曲面とし、セパレータ及び内隔壁の両端の
上部の角にRを設けてなるようにするか、または前記形
状のセパレータと内隔壁を設けたインシュレータを固定
子鉄心と一体樹脂成型してなるように構成した。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、セパレータの形状を、外
側巻線の極の中央で最も低く両端で最も高くその途中で
は徐々に高くなるような傾斜を持たせた曲面とし、内隔
壁の形状を、内側巻線の極の中央で最も低く両端で最も
高くその途中では徐々に高くなるような傾斜を持たせた
曲面とし、セパレータ及び内隔壁の両端の上部の角にR
を設けてなるようにしてなるか、固定子鉄心と前記形状
のセパレータと内隔壁を一体樹脂成型してなるように構
成したので、セパレータ及び内隔壁の両端とセパレータ
の中央部に角がなくなり、このため巻線の巻装時に巻線
のセパレータ及び内隔壁への引っ掛かりがなくなる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は、固定子鉄心に本発明の形状のセパレ
ータ及び内隔壁を設けたインシュレータを装着した一実
施例を示す斜視図である。固定子鉄心1の継鉄部から突
出した歯部により外周側に沿って形成され内側に向かい
開口した外側巻線溝部2と、内周側に沿って形成され隣
りあった二個の前記外側巻線溝部の間に開口した内側巻
線溝部3とを設け、各々の溝部に巻線と固定子鉄心1と
を絶縁するためのインシュレータ4を設け、装着する。
ここで、前記インシュレータの上部の軸方向に外側巻線
相と内側巻線相の相間絶縁のためのセパレータ5を突出
し、前記セパレータの形状を、外側巻線の極の中央で最
も低く両端で最も高くその途中では徐々に高くなるよう
な傾斜を持たせた曲面としてなるようにする。また、内
側巻線を固定子鉄心の内径より内側に入らないようにす
るための内隔壁6を前記インシュレータの内壁に沿って
突出し、内隔壁の形状を、内側巻線の極の中央で最も低
く両端で最も高くその途中では徐々に高くなるような傾
斜を持たせた曲面とする。なお、セパレータ及び内隔壁
の両端の上部の角にRを設けてもよい。更に、前記セパ
レータを外側巻線溝部と内側巻線溝部の境界部で外側巻
線の巻装箇所と隣接した箇所に各外側巻線の個数に対応
して樹脂成型し、前記内隔壁を前記インシュレータの内
壁に沿って内側巻線の巻装箇所と隣接した箇所に内側巻
線の個数に対応して樹脂成型してなるように構成した。
一方、固定子鉄心と、前記形状のセパレータ及び内隔壁
を設けたインシュレータとを一体樹脂成型してなるよう
し、固定子巻線を固定子鉄心に巻装して電動機を構成し
てもよい。図2は、図1のAーA’における断面図で、
各々の巻線溝部に巻線を巻装したときに固定子鉄心1と
巻線との絶縁のため、外側巻線溝部および内側巻線溝部
の軸方向に沿ってインシュレータ4を延伸し、各々装着
または一体樹脂成型して構成している。図3は、本発明
の形状のセパレータ5及び内隔壁6を巻線の1極に対し
て2個より多く設けたインシュレータ4を固定子鉄心1
に装着した他の実施例を示す斜視図で、前記セパレータ
を外側巻線の1極に対して2個より多く設け、各セパレ
ータの形状を外側巻線の極の中央で最も低く両端で最も
高くその途中では徐々に高くなるような傾斜を持たせた
曲面とし、前記内隔壁を、内側巻線の1極に対して2個
より多く設け、各内隔壁の形状を内側巻線の極の中央で
最も低く両端で最も高くその途中では徐々に高くなるよ
うな傾斜を持たせた曲面としてなるように構成した。
【0007】以上のように固定子鉄心に密接して固定子
巻線を巻装することにより、外側巻線相と内側巻線相の
相間絶縁をセパレータにより行い、外側巻線の巻装の際
にセパレータの両端および中央部において、セパレータ
と巻線との引っ掛かりをなくし、内側巻線を固定子鉄心
の内径より内側に入らないようにするための内隔壁を前
記インシュレータの内壁に沿って突出し、内隔壁と内側
巻線の両端において巻線との引っ掛かりをなくし、巻装
工程の効率を向上することができる。
【0008】
【発明の効果】固定子鉄心の外周側に沿って形成され
側に向かい開口した外側巻線溝部と、内周側に沿って
成され隣りあった二個の前記外側巻線溝部の間に以上の
ように本発明においては、固定子鉄心の外周側に沿って
形成され内側に向かい開口した外側巻線溝部と、内周側
に沿って形成され隣りあった二個の前記外側巻線溝部の
間に開口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部にイン
シュレータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相と内
側巻線相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、内側
巻線を固定子鉄心の内径より内側に入らないようにする
ための内隔壁を前記インシュレータの内壁に沿って突出
し、固定子巻線を固定子鉄心に巻装してなる電動機にお
いて、前記セパレータの形状を、外側巻線の極の中央で
最も低く両端で最も高くその途中では徐々に高くなるよ
うな傾斜を持たせた曲面とし、内隔壁の形状を、内側巻
線の極の中央で最も低く両端で最も高くその途中では徐
々に高くなるような傾斜を持たせた曲面とし、セパレー
タ及び内隔壁の両端の上部の角にRを設けてなるように
するか、または前記形状のセパレータと内隔壁を設けた
インシュレータを固定子鉄心と一体樹脂成型してなるよ
うに構成したことにより、固定子巻線の巻装の際にセパ
レータまたは内隔壁と巻線との引っ掛かりをなくし、そ
の結果として巻線の傷つきがなくなり、断線不良の原因
が低減され、電動機の信頼性を向上させるとともに、巻
装工程の効率を向上し組立作業の改善を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形状のセパレータと内隔壁を設けたイ
ンシュレータを固定子鉄心に装着した一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す前記図1のAーA’面
の断面図である。
【図3】本発明の形状のセパレータと内隔壁を2個より
多く設けたインシュレータを固定子鉄心に装着した他の
実施例を示す斜視図である。
【図4】従来の形状のセパレータと内隔壁を有するイン
シュレータを固定子鉄心に装着した斜視図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 外側巻線溝部 3 内側巻線溝部 4 インシュレータ 5 セパレータ 6 内隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 裕治 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富 士通ゼネラル内 (72)発明者 成田 憲治 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富 士通ゼネラル内 審査官 小川 恭司 (56)参考文献 特開 平4−185254(JP,A) 特開 平5−168204(JP,A) 特開 平7−177692(JP,A) 実開 平3−70043(JP,U) 実開 昭60−174450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/30 - 3/52 H02K 15/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心の外周側に沿って形成され
    側に向かい開口した外側巻線溝部と、内周側に沿って
    成され隣りあった二個の前記外側巻線溝部の間に開口し
    た内側巻線溝部とを設け、各々の溝部にインシュレータ
    を設け、その上部の軸方向に外側巻線相と内側巻線相の
    相間絶縁のためのセパレータを突出し、内側巻線を固定
    子鉄心の内径より内側に入らないようにするための内隔
    壁を前記インシュレータの内壁に沿って突出し、固定子
    巻線を固定子鉄心に巻装してなる電動機において、前記
    セパレータの形状を、外側巻線の極の中央で最も低く両
    端で最も高くその途中では徐々に高くなるような傾斜を
    持たせた曲面としてなることを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心と、前記インシュレータとを
    一体樹脂成型してなることを特徴とする請求項1記載の
    電動機。
  3. 【請求項3】 前記内隔壁の形状を、内側巻線の極の中
    央で最も低く両端で最も高くその途中では徐々に高くな
    るような傾斜を持たせた曲面としてなることを特徴とす
    る請求項1または、請求項2記載の電動機。
  4. 【請求項4】 前記セパレータの両端の上部の角にRを
    設けた請求項1または、請求項2記載の電動機。
  5. 【請求項5】 内隔壁の両端の上部の角にRを設けた請
    求項1または、請求項2記載の電動機。
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