JP3039158B2 - 磁気記録制御装置 - Google Patents

磁気記録制御装置

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JP3039158B2
JP3039158B2 JP4246323A JP24632392A JP3039158B2 JP 3039158 B2 JP3039158 B2 JP 3039158B2 JP 4246323 A JP4246323 A JP 4246323A JP 24632392 A JP24632392 A JP 24632392A JP 3039158 B2 JP3039158 B2 JP 3039158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体の電磁変換
特性に対応して信号の記録レベルを制御する磁気記録制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用VTRにおいては、文献
「入門VTR(横川幸太郎著、東京電機大学出版局)」
第75頁から第78頁に記載されているように、記録ヘ
ッド巻線に流す記録電流を、最大再生電圧を得るため
に、好適な値に設定することを目的として、記録電流調
整手段を設けている。最大再生電圧を得るための記録電
流値、すなわち、最適記録電流値を、以下、ORC(Op
timum Recording Current の意)と略す。
【0003】ところが、ORCの値は各々のVTRにお
ける磁気テープおよびヘッドの特性ばらつきにより変化
する。また、同一のVTRにおいても、記録媒体となる
磁気テープが異なれば、ORCは異なった値を示す。さ
らには、磁気テープ、ヘッドの温度依存性や経時変化に
よるORCの変化も生じてくる。また、磁気テープの性
能によっては、記録信号の周波数に対しても、ORCの
値は異なる。
【0004】これに対して、従来行われていた記録電流
特性の設定は、上記種々のばらつき要因を極力考慮した
上で、平均的なORC値を求め、量産VTRのセットに
対して、一律に上記平均的ORC値を適用するといった
手法が用いられていた。
【0005】また、上記従来例の問題点を解決するため
に、図6に示すように、特開平2−187902号公報
に示された記録電流制御装置がある。この図6におい
て、24はORC検出のための信号記録を行う記録ヘッ
ド、9は磁気テープ、25および30は回転トランス、
26は記録増幅器、27は記録増幅器26のゲイン切換
制御を行うゲイン切換制御部である。また、28は入力
される複数個の直流電位を大小比較して、その結果をも
とに、ゲイン切換制御部27にゲイン設定に関する指示
を出す比較判断部であり、29は記録ヘッド24により
磁気テープ9上に記録された信号を再生する再生ヘッド
である。31は再生前置増幅器、32はこの再生前置増
幅器31の出力を平滑して、直流電位に変換する検波回
路である。
【0006】次に、動作について説明する。記録時、記
録増幅器26にて増幅された信号は回転トランス25を
介して、磁気ヘッド24に印加され、磁気テープ9に記
録される。このとき、ゲイン切換制御部27からの指示
により、複数種類の異なる記録電流値により記録が行わ
れる。
【0007】また、再生時には、磁気テープ9に書き込
まれた信号が磁気ヘッド29により検知され、回転トラ
ンス30を介して前置増幅器31に入力される。この前
置増幅器31で増幅された信号は検波回路32に出力さ
れる。この検波回路32では、前置増幅器31の出力信
号を検波して平滑され、その平滑された信号は比較判断
部28に送出される。比較判断部28では、入力された
複数種類の信号電位を大小比較して、ORCを捜し出
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の家庭用VTRで
は、どのような磁気テープに対しても、色信号、輝度信
号の記録レベルは平均的な電流値で記録されていた。こ
のため、磁気ヘッドのばらつきおよび磁気ヘッドの種
類、ばらつきによる電磁変換特性のばらつきにより、再
生信号のS/Nが劣化するなどのばらつきが生じてい
た。
【0009】また、図6に示すような従来例では、種々
の磁気テープ、ヘッドのORCは正確に把握できるが、
このORCは単一周波数のものであり、色信号のよう
に、周波数多重している信号については、正確なORC
の測定が不可能であり、結果的には、上記したように、
電磁変換特性のばらつきが発生し、再生画質のばらつき
の原因となっていた。しかも、複数種類の異なる記録電
流値による記録が必要であるから、最適な記録電流値
(ORC)の検出までに時間を要するという問題もあっ
た。
【0010】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、色信号の電磁変換特性を正確に測
定、把握でき、磁気ヘッドや磁気テープのばらつきによ
る再生色信号のS/N劣化などのばらつきを抑制でき、
高品位化を図った画質が得られる磁気記録制御装置を得
ることを目的としており、また、電磁変換特性に応じ
て、色信号、輝度信号の記録を可変でき、電磁変換特性
のばらつきが少なく、色S/N劣化などのばらつきを抑
制でき、高品位な再生画像が得られる磁気記録制御装置
を得ることを目的としており、さらに、再生時に色信号
と輝度信号のレベル判定に基づきそれぞれの電磁変換特
性を判定して、信号の記録レベルを可変でき、磁気ヘッ
ドや磁気テープのばらつきによる再生画質の劣化を防止
できる磁気記録制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するため手段】この発明に係る磁気記録制
御装置は、映像信号から分離された輝度信号の周波数変
調を行う周波数変調回路、この周波数変調回路で周波数
変調された輝度信号の周波数に相当するテスト信号を所
定の記録レベルで発生する第1のテスト信号発生回路、
上記映像信号から分離されかつ低域変換された色信号の
周波数に相当するテスト信号を所定の記録レベルで発生
する第2のテスト信号発生回路、上記第1および第2の
テスト信号発生回路から出力される所定の記録レベルの
テスト信号同士をそれぞれ混合して磁気記録媒体に周波
数多重してテスト記録を行なう第1のステップと、この
第1のステップにより上記磁気記録媒体に上記所定の記
録レベルのテスト信号が一定時間記録されると自動的に
上記磁気記録媒体を巻き戻して再生する第2のステップ
と、上記磁気記録媒体に記録されたそれぞれのテスト信
号の再生レベルを検知する第3のステップとこの第3
のステップで検知されたテスト信号の再生レベルをメモ
リ手段に記憶する第4のステップと上記メモリ手段に
記憶された所定の記録レベルで記録されたテスト信号の
再生レベルより上記低域変換された色信号の電磁変換特
性を判断する第5のステップとこの第5のステップ
による判断結果から上記低域変換された色信号の記録レ
ベルを可変する第6のステップとからなる一連のフロー
を1度動作させ、動作完了後に通常記録に復帰させるこ
とを指示するテープシミュレータマイコンを備えたもの
である。
【0012】また、テープシミュレータマイコンにおい
て、第5のステップによる電磁変換特性の判断結果に応
じて、第6のステップで輝度信号の記録レベルを可変す
ようにしたものである。
【0013】さらに、映像信号から分離された輝度信号
と色信号を混合して磁気記録媒体に記録する記録手段
と、再生時に輝度信号のシンク部をゲートして再生レベ
ルを検出する第1の再生レベル検出手段と、再生時に色
信号のバースト部をゲートして再生レベルを検出する第
2の再生レベル検出手段と、第1、第2の再生レベル検
出手段の検出結果より輝度信号と色信号の電磁変換特性
を判断する判断手段と、この判断手段の判断結果より輝
度信号と色信号の記録レベルを可変するレベル可変手段
とを設けたものである。
【0014】上記のように構成された磁気記録制御装置
における第1のテスト信号発生回路で輝度信号の周波数
に相当するテスト信号を所定の記録レベルで発生し、第
2のテスト信号発生回路で色信号の周波数に相当するテ
スト信号を所定の記録レベルで発生し、テープシミュレ
ータマイコンの指示により、これらのテスト信号を混
して周波数多重して磁気記録媒体に記録し、再生時に輝
度信号に相当する周波数のテスト信号の再生レベルを検
知するとともに、色信号に相当する周波数のテスト信号
の再生レベルを検知し、これらテスト信号の再生レベル
をメモリ手段に記憶し、メモリ手段の記憶データから電
磁変換特性を判断し、その判断結果に応じて色信号の記
録レベルを可変する。
【0015】また、電磁変換特性の判断結果に応じて
度信号の記録レベルを可変する。
【0016】さらに、映像信号から分離された輝度信号
と色信号とを記録手段で混合して周波数多重して記録媒
体に記録し、再生時に、第1の再生レベル検出手段によ
り輝度信号のシンク部をゲートして再生レベルを検出す
るとともに、第2の再生レベル検出手段により色信号の
バースト部をゲートして再生レベルを検出し、第1、第
2の再生レベル検出手段の検出結果より、判断手段で輝
度信号と色信号の電磁変換特性を判断し、その判断の結
果に応じて、レベル可変手段により輝度信号と色信号の
記録レベルを可変する。
【0017】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す
ブロック図であり、図1における1は入力映像信号のレ
ベルを一定にするAGC(自動利得制御)回路、2は入
力映像信号から輝度信号と色信号を分離するY/C分離
回路、3は輝度信号に周波数変調(以下、FMという)
をかけるFM変調回路、4はFM変調された輝度信号の
高域成分を通過させる高域通過フィルタ(以下、HPF
という)、5は輝度信号の記録レベルを調整する記録レ
ベル調整回路である。
【0018】また、7はFM変調された輝度信号の周波
数に相当するテスト信号を所定の記録レベルで発生する
テスト信号発生回路である。このテスト信号発生回路7
から出力されるテスト信号はスイッチ13の固定端子側
b側に出力するようになっている。スイッチ13は固定
端子a,bと可動端子cを有しており、固定端子aに
は、上記記録レベル調整回路5の出力が印加されるよう
になっており、可動端子cは固定端子aとbを切り換え
て、記録レベル調整回路5の出力または、テスト信号発
生回路7からのテスト信号のいずれかを選択してMIX
回路15に出力するようになっている。
【0019】一方、8はY/C分離回路2により分離さ
れた色信号のレベルを一定にするACC回路、9は色信
号を低域変換するコンバータ、10はコンバータ9から
出力される色信号の低域成分を通過させる低域通過フィ
ルタ(以下、LPFという)、11は色信号の記録レベ
ルを調整する記録レベル調整回路である。
【0020】12は低域変換された色信号の周波数に相
当するテスト信号を発生するテスト信号発生回路であ
る。このテスト信号発生回路12から出力されるテスト
信号はスイッチ14の固定端子b側に印加するようにな
っている。上記スイッチ13,14はともにテスト記録
時と通常記録時とを切り換えるものであり、スイッチ1
4も固定端子a,bと可動端子を有している。スイッチ
14の固定端子aには、記録レベル調整回路11の出力
が印加されるようになっており、可動端子cは固定端子
aの記録レベル調整回路11の出力または、テスト信号
発生回路12の出力を切り換えて、MIX回路15に出
力するようにしている。
【0021】MIX回路15は、記録レベル調整回路5
から出力される輝度信号と記録レベル調整回路11から
出力される色信号との混合またはテスト信号発生回路7
と12からの各テスト信号を混合して周波数多重するも
のであり、回転磁気ヘッド16(以下、磁気ヘッドとい
う)、記録再生アンプ33とともに記録手段を構成して
いる。磁気ヘッド16は、記録再生のための磁気ヘッド
であり、MIX回路15の出力を増幅した記録再生アン
プ33の出力を磁気記録媒体としての磁気テープ17に
記録するようにしている。18はコントロール信号を磁
気テープ17に記録、再生するコントロールヘッドであ
る。
【0022】また、19はコントロールヘッド18に接
続され、磁気テープ17に記録されたコントロールパル
スを再生したり、磁気テープ17にコントロール信号を
記録したりするため、コントロールパルス記録再生回路
である。20はVTRの動作を制御するシステムコント
ロールマイクロコンピュータ(マイクロコンピュータを
以下、マイコンと略称する)である。
【0023】さらに、21は上記磁気ヘッド16によ
り、磁気テープ17から再生された再生信号を増幅する
プリアンプである。22はプリアンプ21の出力を入力
して再生FM輝度信号を抽出するHPF、23はHPF
22の出力を入力して復調するFM復調回路、25はプ
リアンプ21の出力から再生色信号を取り出すLPF、
26は低域変換色信号を高域変換するコンバータであ
る。
【0024】また、24は上記HPF22から出力され
る再生FM輝度信号のレベルを検出する再生レベル検出
手段としての検出回路であり、27は同じくLPF25
から出力される再生色信号のレベルを検出する再生レベ
ル検出手段としての検出回路である。
【0025】28は検出回路24,27の検出結果をデ
ータとして、メモリ手段であるメモリ29に記憶させる
とともに、検出回路24,27の検出結果より記録レベ
ル調整回路5を制御して輝度信号の記録レベルを調整す
るとともに、記録レベル調整回路11を制御して、色信
号の記録レベルを制御するテープシミュレータマイコン
である。このテープシミュレータマイコン28は、メモ
リ29に記憶されている輝度信号、色信号のレベルに基
づいて、これらの輝度信号と色信号に相当する周波数の
テスト信号に対する磁気ヘッド16、磁気テープ17の
電磁変換特性を判断する判断手段としての機能も兼備し
ている。そのため、テープシミュレータマイコン28の
内部には、たとえばルックアップテーブルのような電磁
変換特性の判断基準となるデータが保持されている。
【0026】図2は色信号の記録レベル(記録電流値
に対するLPF25からの再生ヘッド出力の特性図であ
り、特性が異なるAテープとBテープであれば最適記録
電流値a、bのように、テープ毎のORCが異なること
を示している。また、図3は輝度信号と色信号の記録電
流比に対する混変調再生出力の特性図である。
【0027】次に、図2、図3および図4のフローチャ
ートに沿って動作を説明する。図4は、テープシミュレ
ータマイコン28によってテープカセットの電磁変換特
性を決定するためのフローチャートである。すなわち、
図4のステップS1において、スイッチ13,14の各
可動端子cを固定端子b側に切り換える。これにより、
テスト信号発生回路7からはFM変調された輝度信号の
周波数に相当するテスト信号がスイッチ13の固定端子
b−可動端子cを通してMIX回路15に送出される。
同様にして、テスト信号発生回路12から低域変換され
た色信号の周波数に相当するテスト信号が出力され、こ
のテスト信号はスイッチ14の固定端子b−可動端子c
を経てMIX回路15に加えられる。
【0028】MIX回路15では、これらのテスト信号
を混合して周波数多重して記録再生アンプ33で増幅さ
れ、磁気ヘッド16に印加され、磁気ヘッド16により
磁気テープ17に記録される。
【0029】次いで、ステップS2で、テープシミュレ
ータマイコン28の動作タイミングに応じて、システム
コントロールマイコン20により制御されたコントロー
ルパルス記録再生回路19からコントロールヘッド18
により、インデックス信号が磁気テープ17に記録され
る。テープの性能に必要な時間だけ記録された磁気テー
プ17はステップS3で上記インデックス信号が記録さ
れた位置まで巻き戻され、再生される。
【0030】次にステップS4では、再生されたテスト
信号は記録再生アンプ33を経てプリアンプ21で増幅
され、HPF22で色信号帯域を除去し、再生輝度信号
が抽出される。この再生輝度信号は検出回路24でレ
ルが検出され、ステップS5でテープシミュレータマイ
コン28を経て、メモリ29に記憶される。
【0031】一方、磁気テープ17に記録された低域変
換された色信号に相当する周波数のテスト信号磁気ヘ
ッド16で再生された後、ステップS4で記録再生アン
プ33を経てプリアンプ21により増幅され、LPF2
5で再生色信号成分が抽出される。この再生色信号は検
出回路27でレベルが検出され、ステップS5でテープ
シミュレータマイコン28を経て、メモリ29に記憶さ
れる。ステップS6では、このメモリ29に記憶された
データ(輝度信号、色信号のレベル)に基づいて、テー
シミュレータマイコン28がテスト信号に対する磁気
ヘッド16、磁気テープ17の電磁変換特性を判断して
色信号の記録レベル調整回路11を制御する。その結
果、図2に示すAテープ、Bテープのような特性の異な
る場合でも、最適となる記録電流値a、bに補正され
【0032】上記のテスト信号の記録により、色信号記
録電流を設定し、その後、ステップS7でスイッチ1
3,14の各可動端子cをそれぞれ固定端子a側、すな
わち、通常の位置に戻して、テープカセット(図示せ
ず)をステップS8でインデックス信号部まで巻き戻
し、通常記録を行う。
【0033】この通常記録時に、入力映像信号がY/C
分離回路2に入力され、そこで、色信号と輝度信号に分
離される。分離された輝度信号はFM変調回路3でFM
変調され、HPF4で高域成分を通過して、記録レベル
調整回路5、スイッチ13の固定端子a−可動端子cを
経てMIX回路15に入力される。また、Y/C分離回
路2で分離された色信号はACC回路8を経て、コンバ
ータ9に入力され、そこで色信号は低域変換された後、
記録レベル調整回路11、スイッチ14の固定端子a−
可動端子cを経てMIX回路15に入力される。
【0034】MIX回路15では、FM変調された輝度
信号と低域変換された色信号を混合して周波数多重し、
記録再生アンプ33で増幅した後、磁気ヘッド16によ
り、磁気テープ17に記録する。再生時には、所定量磁
気テープ17を巻き戻して、磁気ヘッド16により再生
することにより、再生輝度信号および色信号は記録再生
アンプ33を経て、プリアンプ21で増幅され、HPF
22で色信号成分を除去された再生FM輝度信号はFM
復調回路23で復調して輝度信号が出力される。また、
プリアンプ21で増幅された再生色信号はLPF25で
高域成分を除去して、再生色信号がコンバータ26で高
域変換して再生色信号が出力される。
【0035】実施例2. 次に、請求項2の発明に対応する実施例2について説明
する。この実施例2の基本的なテスト信号の記録の動作
については、上記実施例1と同じであるが、テープシミ
ュレータマイコン28での判断結果によっては、色信号
記録電流値が高くなりすぎる。色信号の記録電流値
ある程度以上まで上げると、図3の混変調歪の特性図
示すように、輝度信号と色信号の再生混変調歪が大きく
なり、画質を低下させてしまう。
【0036】したがって、色信号の記録レベルを上げる
際、同時に輝度信号の記録レベル調整回路5をテープ
ミュレータマイコン28により制御し、色信号の再生レ
ベルと混変調を最適となるように、それぞれの記録レベ
ル調整回路5,11を制御する。
【0037】実施例3. 次に、請求項3の発明に対応する実施例3について説明
する。この実施例3では、上記図1の実施例1で示した
テスト信号発生回路7と12を用いないで、入力映像信
号の輝度信号をFM変調回路3でFM変調した後、HP
F4、記録レベル調整回路5を経由してMIX回路15
に入力するように構成している。また、色信号はACC
回路8を通してコンバータ9で低域変換後、LPF1
0、記録レベル調整回路11、を経て、MIX回路15
に入力される。MIX回路15では、輝度信号と色信号
の混合を行って周波数多重して、記録再生アンプ33を
経て磁気ヘッド16に加えて、磁気テープ17に記録す
る。
【0038】一方、再生時には、磁気ヘッド16で再生
した再生FM輝度信号と低域変換の色信号は記録再生ア
ンプ33を経て、プリアンプ21で増幅され、HPF
により再生FM輝度信号が通過され、このFM輝度信
のシンク部をシンクゲートパルス31によりゲートし
て、検出回路24で再生FM輝度信号のレベルが検出さ
れる。また、プリアンプ21で増幅された再生色信号は
LPF25で色信号が通過され、検出回路27で色信号
はバーストゲートパルス30によりバースト部をゲート
してレベル検出される。
【0039】検出回路24,27の出力はテープシミュ
レータマイコン28に送られ、このテープシミュレータ
マイコン28で再生FM輝度信号のレベルと、再生色信
号のレベルとから輝度信号と色信号の電磁変換特性を判
断し、その判断に応じて、記録レベル調整回路5,11
を制御する。これにより、記録レベル調整回路5は輝度
信号の記録レベルを調整して、MIX回路15に出力す
る。同様にして、記録レベル調整回路11は色信号の記
録レベルを調整してMIX回路15に送出する。MIX
回路15は上記記録時と同様に輝度信号および色信号を
磁気ヘッド16に混合して周波数多重して出力する。そ
の他の動作は図1の実施例1の場合と同様である。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0041】輝度信号の周波数に相当するテスト信号と
色信号の周波数に相当するテスト信号とを、それぞれ所
定の記録レベルで発生させて、テープシミュレータマイ
コンの指示によりそれらを周波数多重して磁気記録媒体
に記録して、テスト信号の記録された部分を再生し、そ
の再生信号のレベルを検出してその検出レベルによ
り、低域変換色信号の電磁変換特性を判断し、その電磁
変換特性に応じて、色信号の記録レベルを可変制御する
ことになり、磁気ヘッド、磁気記録媒体のばらつきによ
る再生色信号のS/N劣化などのばらつきを抑制でき、
高品位の画質が得られる。また、テープシミュレータマ
イコンを用いて最適記録電流値を求めているので、テ
スト記録から最適な記録電流値の設定は一連のフローで
行なうことができ、このフローを一回実行すれば、最適
な記録電流値を短時間で設定することができる
【0042】また、電磁変換特性により色信号の記録レ
ベルおよび輝度信号の記録レベルを可変することによ
り、磁気ヘッドや電磁記録媒体のばらつきがあっても、
再生輝度信号、再生色信号のS/N劣化などを防止で
き、高品位の画質が得られる。
【0043】さらに、テスト信号の記録に代えて、輝度
信号と色信号をそれぞれ磁気記録媒体に記録し、再生中
に輝度信号はシンク部をゲートし、色信号はバースト部
をゲートしてレベル検出を行い、その検出したレベル値
より電磁変換特性を判断し、輝度信号と色信号の記録レ
ベルを可変することにより、磁気ヘッドや磁気記録媒体
にばらつきがあっても、輝度信号、色信号のS/N劣化
を抑制し、高品位の画質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す磁気記録制御装置の
ブロック図である。
【図2】同上実施例を説明するための記録電流対色信号
再生ヘッド出力特性図である。
【図3】この発明の実施例2の磁気記録制御装置を説明
するための記録レベル比対混変調特性図である。
【図4】この発明の実施例1の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】この発明の実施例3の磁気記録制御装置のブロ
ック図である。
【図6】従来の記録電流制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 Y/C分離回路 3 FM変調回路 4 HPF 5 記録レベル調整回路 7 テスト信号発生回路 8 ACC 回路 9 コンバータ 10 LPF 11 記録レベル調整回路 12 テスト信号発生回路 13 スイッチ 14 スイッチ 15 MIX回路 16 磁気ヘッド 17 磁気テープ 18 コントロールヘッド 19 コントロールパルス記録再生回路 20 システムコントロールマイコン 21 プリアンプ 22 HPF 23 FM復調回路 24 検出回路 25 LPF 26 コンバータ 27 検出回路 28 テープシミュレータマイコン 29 メモリ 33 記録再生アンプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号から分離された輝度信号の周波
    数変調を行う周波数変調回路、 この周波数変調回路で周波数変調された輝度信号の周波
    数に相当するテスト信号を所定の記録レベルで発生する
    第1のテスト信号発生回路、 上記映像信号から分離されかつ低域変換された色信号の
    周波数に相当するテスト信号を所定の記録レベルで発生
    する第2のテスト信号発生回路、 上記第1および第2のテスト信号発生回路から出力され
    所定の記録レベルのテスト信号同士をそれぞれ混合し
    て磁気記録媒体に周波数多重してテスト記録を行なう第
    1のステップと、 この第1のステップにより上記磁気記録媒体に上記所定
    の記録レベルのテスト信号が一定時間記録されると自動
    的に上記磁気記録媒体を巻き戻して再生する第2のステ
    ップと、 上記磁記録媒体に記録されたそれぞれのテスト信号の
    再生レベルを検知する第3のステップとこの第3のステップ で検知されたテスト信号の再生レベ
    ルをメモリ手段に記憶する第4のステップと上記 メモリ手段に記憶された所定の記録レベルで記録さ
    れたテスト信号の再生レベルより上記低域変換された色
    信号の電磁変換特性を判断する第5のステップと 、 この第5のステップによる判断結果から上記低域変換さ
    れた色信号の記録レベルを可変する第6のステップとか
    らなる一連のフローを1度動作させ、動作完了後に通常
    記録に復帰させることを指示するテープシミュレータマ
    イコンを備えた磁気記録制御装置。
  2. 【請求項2】 テープシミュレータマイコンにおいて、 第5のステップで、 上記メモリ手段記憶された所定の
    記録レベルで記録されたテスト信号の再生レベルより輝
    度信号の電磁変換特性を判断し、第6のステップで、上記第5のステップによる判断結果
    から 上記輝度信号の記録レベルを可変することを特徴と
    する請求項1記載の磁気記録制御装置。
  3. 【請求項3】 映像信号から分離された輝度信号の周波
    数変調を行う周波数変調回路と、 上記映像信号から分離された色信号を低域変換する変換
    手段と、 上記周波数変調された輝度信号および上記低域変換され
    た色信号を混合して磁気記録媒体に周波数多重記録する
    記録手段と、 この記録手段により記録された磁気記録媒体より再生中
    にシンク部をゲートして輝度信号の再生レベルを検出す
    る第1の再生レベル検知手段と、 上記記録手段により記録された磁気記録媒体より再生中
    にバースト部をゲートして色信号の再生レベルを検出す
    る第2の再生レベル検知手段と、 上記第1の再生レベル検知手段で検知された輝度信号の
    レベルと上記第2の再生レベル検知手段で検知された色
    信号のレベルとを記憶するメモリ手段と、 このメモリ手段の記憶内容より上記輝度信号と上記色信
    号の電磁変換特性を判断する判断手段と、 この判断手段の上記輝度信号と上記色信号の各電磁変換
    特性の判断結果より上記周波数変調された輝度信号の記
    録レベルと上記低域変換された色信号の記録レベルを可
    変するレベル可変手段とを備えた磁気記録制御装置。
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