JP3036799B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3036799B2
JP3036799B2 JP21465090A JP21465090A JP3036799B2 JP 3036799 B2 JP3036799 B2 JP 3036799B2 JP 21465090 A JP21465090 A JP 21465090A JP 21465090 A JP21465090 A JP 21465090A JP 3036799 B2 JP3036799 B2 JP 3036799B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録装置に関し、特に記録媒体に対しイン
クを吐出することにより記録を行うインクジェット記録
装置に適用して好適なものである。
〔従来の技術〕
従来、紙、OHP用シートなどの記録媒体(以下記録用
紙または単に紙ともいう)に対して記録(以下印字とも
いう)を行う記録装置は、様々な記録方式による記録ヘ
ッドを搭載した形態で提案されている。この記録ヘッド
には、ワイヤードット方式,感熱方式,熱転写方式,イ
ンクジェット方式によるものなどがある。
特にインクジェット方式は、記録用紙に直接インクを
噴射するものであるので、ランニングコストが安く、静
かな記録方法として、注目されている。
このようなインクジェット記録装置においては、シリ
アルタイプまたはフルマルチタイプの記録ヘッドにより
記録(印字)を行うとともに記録用紙が所定方向に搬送
されて行く。
ところで、記録装置、特に電子タイプライタやワード
プロセッサ等の文書処理装置では、操作者の手動による
記録媒体搬送(紙送り)を許容するものがある。このよ
うな装置では、例えば、適当量の印字後に印字を中断さ
せて操作者が印字部分を見易い位置まで紙送りをし、そ
の後記録媒体を逆送りした後に印字を再開させたり、同
じく印字中断後に紙送りを行い、その位置から印字を再
開することにより所望量の余白を設けること等が可能と
なる。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、インクジェット記録装置は記録剤に液
体であるインクを用いるものであるので、操作者の手動
による紙送りを許容した装置では次のような問題点が生
じるおそれがある。
すなわち、手動操作が適切でなく、記録媒体が被記録
位置(記録ヘッドと対向する位置)にない状態で印字再
開が指令されると、例えば記録媒体の被記録面を平坦に
規制するためのプラテンにインク吐出が行われるからで
ある。かかる事態が生じると、プラテンがインクで汚染
されるのみならず、付着したインクが次の記録媒体に転
写されてこれを汚染したり、あるいは装置内部にインク
が滴下して汚染を生じたり、電気回路等に好ましからぬ
影響を及ぼしたりすることも考えられる。
これを防止するためには、記録媒体が被記録位置にあ
ることを検知する手段を設けることが考えられる。しか
し、装置構成上の制約から必ずしも最適位置にこれを設
け得ない場合、すなわち記録媒体搬送方向上、被記録位
置とはずれた位置に検知センサ等を配設せざるを得ない
場合があるが、このような場合にも記録媒体が被記録位
置にあるか否かは正しく管理されなければならない。
一方、一般に記録装置では記録媒体が装置にセットさ
れているか否かを検知するセンサの他、種々のセンサが
設けられるが、記録装置の低廉化に資するためにはセン
サ個数は少ないことが好ましい。この観点から記録媒体
が装置にセットされているかを検知するセンサを、記録
媒体が被記録位置にあるかを検知するのに用いるセンサ
に兼用することが考えられるが、この場合当該センサの
記録媒体搬送方向上の被記録位置とのずれは一層大とな
りうる。
また、記録媒体に関するそのようなセンサの共用化に
伴って、種々の状態、例えば記録媒体が装置にセットさ
れたか否か、記録可能な記録媒体の余白がどれ程ある
か、印字再開時に記録媒体が被記録位置にあるか否か等
の状態を単一のセンサ出力から判定し、適切な制御が施
されるようにすることも要望される。
本発明は、特に、被記録位置とは記録媒体搬送上ずれ
た位置に記録媒体の有無を検知するセンサを配設する構
成にあって、記録(印字)の再開にあたりセンサと検知
結果等を用いて記録媒体の状態を正しく認識できるよう
になし、以ってプラテン等に対する印字などの不都合が
生じることのない適切な状態で印字が再開できるように
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために、本発明は、記録媒体の有無を検知するセ
ンサと、 該センサの位置から被記録位置までの距離に応じて定
まる値を保持し記録媒体を送るごとに保持する値が減少
するカウンタの値と、記録中断時における前記センサの
検知結果と、記録再開時における前記センサの検知結果
との3つの情報を比較し、当該比較結果に応じて記録再
開時の処理を決定する決定手段と、 を具えたことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、センサ配設位置から被記録位置まで
の距離に応じて定まる値を保持し記録媒体を送るごとに
保持する値が減少するカウンタの値と、記録中断時にお
けるセンサの検知結果と、記録再開時におけるセンサの
検知結果との3つの情報に基づいて記録媒体の状態を認
識し、それに応じ記録再開時の処理が決定されるので、
例えば記録中断後に操作者によって記録媒体が引き抜か
れているにも拘らず記録がなされてしまうなどの不都合
を防止でき、適切な状態で記録を再開できる。
また、本発明によれば、センサ配設位置の自由度を増
すことができるとともに、検知すべき種々の状態にきめ
細かく対応しつつ、記録媒体に関する検知を行うセンサ
の兼用化にも資することができるようになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図(A)および(B)は本発明を適用可能な装置
として電子タイプライタの外観構成例を示す。
ここで、1はキーボード部であり、文字,数字等キャ
ラクタ入力用のキーやコントロールキー等のキー群2が
配列され、非使用時にはヒンジ3を中心に回動させるこ
とにより第1図(B)に示すように降りたためるように
なっている。4は装置内部のプリンタ部にシート状記録
媒体を送給するための給紙トレーであり、同じく非使用
時には同図(B)に示すようにプリンタ部を覆って収納
される。5は手動にて記録媒体のセットや排出を行うた
めの送りノブ、6は入力した文章等を表示するための表
示器、7は本例に係る装置を運搬する際に用いられる把
手である。
第2図は本例に係るプリンタ部の構成例を示す。
ここで9はインクジェット記録ヘッドを有したヘッド
カートリッジ、11はこれを搭載して図中S方向に走査す
るためのキャリッジである。13はヘッドカートリッジ9
をキャリッジ11に取付けるためのフック、15はフック13
を操作するためのレバーである。このレバー15には、例
えば不図示のカバーに設けられた目盛を指示してヘッド
カートリッジの記録ヘッドによる印字位置や設定位置等
を読取り可能とするためのマーカ17が設けられている。
19はヘッドカートリッジ9に対する電気接続部を支持す
る支持板である。21はその電気接続部と本体制御部とを
接続するためのフレキシブルケーブルである。
23は、キャリッジ11をS方向に案内するためのガイド
軸であり、キャリッジ11の軸受25に挿通されている。27
はキャリッジ11が固着され、これをS方向に移動させる
ための動力を伝達するタイミングベルトであり、装置両
側部に配置されたプーリ29A,29Bに張架されている。一
方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝動機構を介してキャリ
ッジモータ31より駆動力が伝達される。
33は紙等の記録媒体(以下記録紙ともいう)の被記録
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めの搬送ローラであり、本例ではステッピングモータと
した搬送モータ35によって駆動される。37は記録媒体を
給紙トレー4側より記録位置に導くためもペーパーパ
ン、39は記録媒体の送給経路途中に配設されて記録媒体
を搬送ローラ33に向けて押圧し、これを搬送するための
フィードローラである。34はヘッドカートリッジ9の吐
出口形成面に対向し、記録媒体の被記録面を規制するた
めのプラテンである。41は記録媒体搬送方向上記録位置
より下流側に配置され、記録媒体を不図示の排紙口へ向
けて排紙するための排紙ローラである。42は排紙ローラ
41に対応して設けられる拍車であり、記録媒体を介して
ローラ41を押圧し、排紙ローラ41による記録媒体の搬送
力を生じさせる。43は記録媒体のセット等に際してフィ
ードローラ39,押え板45,拍車42それぞれの付勢を解除す
るための解除レバーである。
45は記録位置近傍において記録媒体の浮上り等を抑制
し、搬送ローラ33に対する密着状態を確保するための押
え板である。本例においては、記録ヘッドとしてインク
吐出を行うことにより記録を行うインクジェット記録ヘ
ッドを採用している。従って記録ヘッドのインク吐出口
と形成面と記録媒体の被記録面との距離は比較的微少で
あり、かつ記録媒体と吐出口形成面との接触を避けるべ
くその間隔が厳しく管理されなければならないので、押
え板45の配設が有効である。47は押え板45に設けた目
盛、49はこの目盛に対応してキャリッジ11に設けられた
マーカであり、これらによっても記録ヘッドの印字位置
設定位置が読取り可能である。
51はホームポジションにおいて記録ヘッドのインク吐
出口形成面と対向するゴム等弾性材料で形成したキャッ
プであり、記録ヘッドに対し当接/離脱が可能に支持さ
れている。このキャップ51は、非記録時等の記録ヘッド
の保護や、記録ヘッドの吐出回復処理に際して用いられ
る。吐出回復処理とは、インク吐出口内方に設けられて
インク吐出のための利用されるエネルギ発生素子を駆動
することにより全吐出口からインクを吐出させ、これに
よって気泡や塵埃,増粘して記録に適さなくなったイン
ク等の吐出不良要因を除去する処理(予備吐出)や、こ
れとは別に吐出口よりインクを強制的に排出させること
により吐出不良要因を除去する処理である。
53はインクの強制排出のために吸引力を作用するとと
もに、かかる強制排出による吐出回復処理や予備吐出に
よる吐出回復処理に際してキャップ51に受容されたイン
クを吸引するために用いられるポンプである。55はこの
ポンプ53によって吸引された廃インクを貯留するための
廃インクタンク、57はポンプ53と廃インクタンク55とを
連通するチューブである。
59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピングを行うた
めのブレードであり、記録ヘッド側に突出してヘッド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されてい
る。61はモータ、63はモータ61から動力の伝達を受けて
ポンプ53の駆動およびキャップ51やブレード59の移動を
それぞれ行わせるためのカム装置である。
第3図は、第2図に示したプリンタの記録媒体搬送機
構の一部を示す側面図である。
第3図には、ペーパーパン37およびその上流および下
流側に配設される2つのフィードローラ39の部分が示さ
れ搬送ローラ33の図示は省略されている。ペーパーパン
37の記録媒体搬送路上流側の部分には、ペーパーセンサ
スイッチ40Aが所定の回動中心の回りに回動自在に設け
られ、このスイッチ40Aには上記回動を常に図中時計方
向に付勢する力が作用している。これにより、スイッチ
40Aは、その上に記録媒体が有るときには記録媒体の重
さにより上記付勢力に逆らって図中反時計方向に回転し
てその位置を変え、その上に記録媒体が無いときは図に
示す位置に戻る。40Bは1対の発光素子および受光素子
からなるフォトセンサであり、図には片側部分のみが示
される。フォトセンサ40Bは、ペーパーセンサスイッチ4
0Aが記録媒体の重みによって上記回動を行なったとき、
発光素子と発光素子との間の光路が遮蔽されるように設
けられる。
この結果、記録媒体の一部がペーパーセンサスイッチ
40A上を搬送されるとき、もしくはスイッチ40A上に有る
とき、フォトセンサ40Bはその光路が遮蔽されて記録媒
体が有ることを検出する(以下、スイッチ40Aとセンサ4
0Bを単に符号40によって示す場合もある)。
第4図は本例に係る電子タイプライタ形態の文書処理
装置の概略を示すブロック図である。ここで、100は第
6図につき後述する処理手順等を実行するマイクロコン
ピュータ形態のCPU、102はその処理手順に対応したプロ
グラム,第1表につき後述するテーブル,その他の固定
データを格納したROM、103は作業用および文書データの
一時格納用の領域の他、第5図にて後述される記録媒体
後端部の印字可能行を計数する減算カウンタ,印字終了
もしくは中断時のフォトセンサ40Bの検出内容を格納す
る領域等を有したRAMである。106は第2図について説明
したプリンタ部であり、CPU100は、ここに配設されるフ
ォトセンサ40Bからの検出内容に応じて第5図,第6図
にて説明されるような処理を行ない、また、後述される
ような紙送りモータ35の相合せを行う。6は第1図に示
した表示器としての液晶ディスプレイであり、1は各種
情報入力手段としてのキーボードである。キーボード1
には印字開始/中断キー1Aが配設される。
本例に係る装置では、記録媒体に関して第1表に示す
如き状態I〜VIをとりうる。
ここで、「減算カウンタ」の欄は、記録媒体終端がセ
ンサ40によって検出された後の残余の記録可能行数をカ
ウントする減算カウンタの内容を示す。すなわち、減算
カウンタは、第5図においてヘッドカートリッジ9から
センサ40までの搬送経路に沿った距離にほぼ対応した長
さ内に収容可能な行数を、センサ40による記録媒体の終
端検知時から、例えば1行毎の印字動作に応じて減算に
より更新して行うカウンタであって、第1表の「減算カ
ウンタ」の欄における○はこれがある状態(すなわちカ
ウンタ内容が“0"でない状態)を、×は無しとされる状
態(すなわちカウンタ内容が“0"である状態)を示す。
また、「中断時センサ」の欄は、キー操作等の操作者の
指示により、もしくは1枚の記録媒体に対する記録が終
了して、記録が中断されたときのセンサ40の状態を示す
もので、○は記録媒体が検知された状態、×が検知され
ない状態である。このセンサ出力はレジスタに保持され
る。
「再開時センサ」の欄は記録再開時ないしは開始時に
おけるセンサ40の状態を示し、○は記録媒体が検知され
た状態、×が検知されない状態である。「比較結果パラ
メータ」の欄は以上の3項目の内容に応じ状態I〜VI毎
に定められるパラメータを示すもので、そのパラメータ
に応じて第6図につき後述する制御が行われる。すなわ
ち、これらをROM102にテーブル化しておき、各状態に応
じた比較結果パラメータを読出して適切な制御を行うこ
とができる。
なお、上記各状態I〜VIは例えば次のような場合であ
る。
「状態I」:記録媒体が装置にセットされていない状
態。
「状態II」:記録媒体が単に挿入された場合等、被記録
位置に至っていない状態。
「状態III」:記録媒体終端がセンサ位置を過ぎた後、
記録可能行数がまだあるときに印字が中断された場合
等。手動紙送りによって被記録位置を外れた部分もあ
る。
[状態IV」:記録媒体終端がセンサ位置を過ぎた後に中
断され、その後手動紙送りによって逆送され、終端が再
びセンサ位置に至った場合や次の記録媒体がセットされ
た場合に生じる。
「状態V」:記録媒体終端がセンサを過ぎる前に中断さ
れ、その後手動による紙送りにより記録媒体終端がセン
サを外れた場合等。このとき、被記録位置をも外れてい
る場合もある。
「状態VI」:記録媒体終端がセンサを外れる前に中断さ
れ、その後の手動操作の有無,量によらず再開時には記
録媒体がセンサによって検知されている状態。被記録位
置に記録媒体があるものと考えられ、そのまま印字を再
開してもさしつかえない場合である。
第6図は、本例にかかる印字処理の手順を示すフロー
チャートである。
オペレータが印字開始/中断キーを押下することによ
って本処理が起動され、まず、ステップS601で第1表に
て上述したテーブルを参照し、搬送路に対する記録媒体
の位置関係を調べる。すなわち、センサ40が検出する紙
有/無の状態と、RAM103のレジスタに格納される印字終
了もしくは中断時のセンサ40の状態と、RAM103に格納さ
れる減算カウンタの内容に基づいて上記テーブルを参照
し、これらの比較結果から比較結果パラメータを得る。
本処理は、この比較結果パラメータに応じて分岐し、
上記パラメータが「0」の場合、ステップS603で紙送り
モータ35の相合せのみを行ない、ステップS625の印字動
作に入いる。モータ35の相合せを行うことにより、すな
わちステッピングモータを紙送りモータとして用いた本
例では、再開時の励磁相を中断時のそれと合わせること
により、印字中断中にオペレータ等がノブ5による手動
の紙送り等を行なった場合のモータ35の相ずれを修正
し、印字再開後の紙送りを行ずれ等の無い良好なものと
することができる。
比較結果パラメータが「1」の場合、ステップS605に
分岐しここで「紙挿入、または印字開始キー1Aを押下し
て印字スタート」なるメッセージを表示器6に表示す
る。次に、ステップS607,S609で記録紙が搬送路に挿入
されること、または、印字開始キー1Aが押下されること
を待機する。これに対してオペレータは記録紙の状態を
確認し、記録紙の挿入または印字開始キー1Aの押下を行
なう。上記処理のいずれかがなされると、ステップS611
で上述した相合せを行ない、印字動作に入いる。
比較結果パラメータが「2」の場合、ステップS613に
処理が分岐し、「紙状態チェックおよび印字開始キー1A
を押下して印字スタート」なるメッセージを表示する。
次に、ステップS615で印字開始キーが押下されるのを待
つ。オペレータはこれに対して紙の状態を確認し、これ
が良ければ印字開始キーを押下する。このキーが押下さ
れるとステップS617で上記相合せを行ない、印字動作に
入いる。
比較結果パラメータが「3」の場合、本処理はステッ
プS619へ分岐し、「紙挿入」なるメッセージを表示し、
ステップS621でオペレータによる紙挿入を待つ。紙挿入
があるとステップS625の印字動作に入いる。
以上のように、本実施例によれば、被記録位置とは記
録媒体搬送方向上ずれた位置にセンサが配置されていて
も、手動操作を検知し、その結果記録媒体が被記録位置
にない場合があることを装置が認識して操作者に報知を
行うようにしたので、中断後の手動操作によって記録媒
体が被記録位置に無いにも拘らず印字が再開されてしま
うような不都合を防止できる。
また、記録媒体終端部分の残余の記録可能行数(セン
サ位置から被記録位置までの距離に応じて定まる行数か
ら1行印字毎に減って行く行数)に係る情報を提示する
減算カウンタの内容と、印字中断時のセンサ出力状態
と、印字再開時のセンサ出力状態とから記録媒体の種々
の状態を検定できるので、センサ配設部位の自由度を増
すとともに、センサの兼用化,兼用に伴う種々の状態に
対するきめ細かな対応も可能となる。
なお、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で
適宜の変形が可能である。例えば、上例では種々の状態
に対して単一のセンサを用いたが、2以上のセンサが用
いられてもよく、さらに種々の状態としても上述の「状
態I」〜「状態VI」に限らず装置構成に応じた様々な内
容のものとすることができる。また、あり得ない状態が
生じたときには(例えば第1表において「カウンタ」,
「中断時センサ」,「再開時センサ」がそれぞれ×,
○,○となったような場合)、異常を報知するようにし
てもよい。
さらに、報知についても、上例のようにメッセージを
表示するもののみならず、例えば音色を変えたブザー等
によるものでもよい。
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中で
もバブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化,高精細化が達成でき、定着に時間がか
かることが教えられるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書,同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型,コンティニュアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対
一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので
有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第44
63359号明細書,同第4345262号明細書に記載されている
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構
成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書,米国特許第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応
させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた
構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、記録を確
実に効率よく行いうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルライタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッド
としては、複数記録ヘッドの組合せによってその長さを
満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドと
しての構成のいずれでもよい。加えて、上例のようなシ
リアルタイプのものでも、装置本体に装着されることで
装置本体との電気的な接触や装置本体からのインクの供
給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、
あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効
である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記
録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ま
しいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッ
ドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加
圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素
子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも暗転
した記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の適用
形態としては、上記電子タイプライタの他、ワードプロ
セッサ等の文書処理装置、さらにはコンピュータ等の情
報処理機器の画像出力端末として用いられるものであっ
てもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、センサ配設位
置から被記録位置までの距離に応じて定まる値を保持し
記録媒体を送るごとに保持する値が減少するカウンタの
値と、記録中断時におけるセンサの検知結果と、記録再
開時におけるセンサの検知結果との3つの情報に基づい
て記録媒体の状態を認識し、それに応じ記録再開時の処
理が決定されるので、例えば記録中断後に操作者によっ
て記録媒体が引き抜かれているにも拘らず記録がなされ
てしまうなどの不都合を防止でき、適切な状態で記録を
再開できる。
また、本発明によれば、センサ配設位置の自由度を増
すことができるとともに、検知すべき種々の状態にきめ
細かく対応しつつ、記録媒体に関する検知を行うセンサ
の兼用化にも資することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は、本発明の一実施例にかか
る装置としての電子タイプライタの使用時および収納時
の状態を示す外観斜視図、 第2図は、本発明に適用可能なプリンタ部の一構成例を
示す斜視図、 第3図は、上記プリンタの記録媒体搬送路の一部を示す
断面図、 第4図は、本例に係る電子タイプライタの制御系の概略
構成例を示すブロック図、 第5図は、紙位置等説明のための概略側面図、 第6図は、本例にかかるプリンタの印字処理手順を示す
フローチャートである。 1A……印字開始/中断キー、 6……表示器、 9……ヘッドカートリッジ、 35……紙送りモータ、 37……ペーパーパン、 40A……ペーパーセンサスイッチ、 40B……フォトセンサ、 100……CPU、 102……ROM、 103……RAM、 106……プリンタ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/42 B41J 2/01 B41J 29/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の有無を検知するセンサと、 該センサの位置から被記録位置までの距離に応じて定ま
    る値を保持し記録媒体を送るごとに保持する値が減少す
    るカウンタの値と、記録中断時における前記センサの検
    知結果と、記録再開時における前記センサの検知結果と
    の3つの情報を比較し、当該比較結果に応じて記録再開
    時の処理を決定する決定手段と、 を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記比較結果が、前記カウンタの値が存在
    し、前記記録中断時において前記センサが記録媒体を検
    知しておらず、かつ、前記記録再開時において前記セン
    サが記録媒体を検知していないものである場合、前記決
    定手段は記録媒体の状態をチェックすべき旨の警告処理
    を行うように決定することを特徴とする請求項1記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】前記比較結果が、前記カウンタの値が存在
    せず、前記記録中断時において前記センサが記録媒体を
    検知しておらず、かつ、前記記録再開時において前記セ
    ンサが記録媒体を検知していないものである場合、前記
    決定手段は、記録媒体を挿入すべき旨のメッセージを表
    示し、記録媒体の挿入に応じて記録動作に入るように処
    理を決定し、 前記比較結果が、前記カウンタの値が存在せず、前記記
    録中断時において前記センサが記録媒体を検知しておら
    ず、かつ、前記記録再開時において前記センサが記録媒
    体を検知しているものである場合、または、前記カウン
    タの値が存在し、前記記録中断時において前記センサが
    記録媒体を検知しておらず、かつ、前記記録再開時にお
    いて前記センサが記録媒体を検知していないものである
    場合、前記決定手段は、記録媒体の状態チェックを促す
    とともに所定キーの押下に応じて印字スタートする旨の
    メッセージを表示し、前記所定キーの押下に応じて記録
    動作に入るように処理を決定し、 前記比較結果が、前記カウンタの値が存在し、前記記録
    中断時において前記センサが記録媒体を検知しておら
    ず、かつ、前記記録再開時において前記センサが記録媒
    体を検知しているものである場合、または、前記カウン
    タの値が存在し、前記記録中断時において前記センサが
    記録媒体を検知しており、かつ、前記記録再開時におい
    て前記センサが記録媒体を検知していないものである場
    合、前記決定手段は、記録媒体の挿入あるいは所定キー
    の押下に応じて印字スタートする旨のメッセージを表示
    し、記録媒体の挿入あるいは前記所定キーの押下に応じ
    て記録動作に入るように処理を決定し、 前記比較結果が、前記カウンタの値が存在し、前記記録
    中断時において前記センサが記録媒体を検知しており、
    かつ、前記記録再開時において前記センサが記録媒体を
    検知しているものである場合、前記決定手段は、記録動
    作に入るように処理を決定することを特徴とする請求項
    1記載の記録装置。
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