JP3036457U - 節分用厄除飾り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日本の伝統としての節分に、柊の枝に鰯の頭
を刺したものを戸口に立ゝいたが、柊の入手が困難で豆
撒きのみが行われるようになったのを解消する。 【解決手段】 表皮１を残す如く偏平串状に削り、上端
部２に該表皮１の内側面３に沿って割目４を入れ、下端
部を尖頭状部５とした竹製の串本体６の、前記割目４内
に柊７の葉を差し込んで挾持し、串本体６の割目４の下
端部にお守用シール９を捲着したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はお守りを兼ねた節分用厄飾りに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

暦の上では立春、立夏、立秋及び立冬を節分と称し、我が国では特に立春の前 日を節分と称してひの日の夕暮れ、柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立て、 鬼打豆と称して炒った大豆をまく習慣がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この習慣は現在でも各地で行われているが、都市化の進むにつれて柊の入手が 困難となり、都市での豆撒きのみが行われる状態となった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記の状況にかんがみ、旧来の我が国の年中行事である節分の仕来を 継承する為に考案したお守を兼ねる節分用厄除飾りを提供するものである。 表皮を残す如く偏平串状に削り、上端部に該表皮の内側面に沿って割目を入れ 、下端部を尖頭状部とした竹製の串本体の前記割目内に柊の葉を差し込んで挾持 し、串本体の割目の下端部適位置にお守用シールを捲着したものである。

【０００５】

【作用】

節分の前日の夕暮の一時に戸口に手早く立てることが出来、従来の厄除飾りの 代用として時代が流れてもその伝統を継承して行くことが出来る。

【０００６】

【実施の形態】

以下本考案の実施例を図面について説明する。 表皮１を残す如く偏平串状に削り上端部２に該表皮１の内側面３に沿って割目 ４を入れ、下端部を尖頭状部５とした竹製の串本体６の、前記割目４内に柊の葉 ７を差し込んで挾持し、串本体６の割目４の下端部適位置に「家内安全」，「交 通安善」その他等の祈願用字句８を記載（印刷）したお守用シール９を捲着して いる。

【０００７】 使用に当たっては、節分の前日の夕暮に戸口に立てて、悪鬼を払い疫癘を除き 一年の家内の無病息災、一家の繁栄等を祈願するものである。

【０００８】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、構造が簡単で原材料の入手も容易であり、（柊の葉は造 花でもよい）大量生産も容易で価格も安く、従来の厄除飾りの代用として使用す ることにより、時代の流れに伴い形式的に多少の変化はあっても古くからの伝統 ある行事を継承することが出来ると共に、本考案の厄除飾りは、お守りとして利 用出実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【符号の説明】 １ 表皮 ２ 上端部 ３ 内側面 ４ 割目 ５ 尖頭状部 ６ 串本体 ７ 柊の葉 ８ 祈願用字句 ９ お守用シール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表皮を残す如く偏平串状に削り、上端部
   に該表皮の内側面に沿って割目を入れ、下端部を尖頭状
   部とした竹製の串本体の、前記割目内に柊の葉を差し込
   んで挾持し、串本体の割目の下端部にお守用シールを捲
   着したことを特徴とする節分用厄除飾り。