JP3034249U - 兜飾り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 兜飾りをより豪華で興趣に富むよう装飾で
き、五月の節句を祝う雰囲気をより豪華に演出でき、構
成が簡素で、経済的にも優れた兜飾りを提供する。 【解決手段】 兜飾りＡの前立物１を、麒麟の形状を模
した飾りとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、五月の節句で飾られる兜飾りに係り、これをより豪華で興趣に富む よう装飾できるように工夫した兜飾りに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の兜飾りにあっては、前立物を龍や獅子の形状を模した立体的な 全身像を正面がわを向くように配したものが多く提供されている。また、従来の 兜飾りにあっては、前立物と鍬形とが設けてあるが、これらは、夫々独立した表 現がなされている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そして、最近は、兜飾り自体をより華美で、豪華に構成したものが多く提供さ れる傾向にあり、五月の節句を祝う雰囲気をより豪華に演出できるような兜飾り が望まれるようになってきている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は、前述の如き課題等を達成すべく案出されたもので、請求項 １記載の兜飾りＡにあっては、五月の節句で飾られる兜飾りＡに於いて、前立物 １を麒麟の形状を模した飾りとする手段を採用した。

【０００５】 また、請求項２記載の兜飾りＡにあっては、五月の節句で飾られる兜飾りＡに 於いて、前立物１をその全体形状が正面がわから視認できるような半立体的なレ リーフ状に構成する手段を採用した。

【０００６】 更に、請求項３記載の兜飾りＡにあっては、五月の節句で飾られる兜飾りＡに 於いて、その鍬形台２に鯉の形状を模した飾り４を付設すると共に、鍬形３の表 面に滝の図柄を刻設して、鯉の滝のぼりを一体的に表現する手段を採用した。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図示例について説明する。 図中Ａは、五月の節句で飾られる本考案の兜飾りを示し、図１に示す兜飾りＡ は、左右一対の鍬形３の間に配される前立物１を、麒麟の形状を模した飾りとし たもので、しかも、これは麒麟の全体形状が正面がわから視認できるような形状 に形成されると共に、半立体的なレリーフ状に構成したものとなっている。すな わち、この兜飾りＡを正面がわから見たときに前立物１が麒麟であることが誰で も容易に判断できるように構成してある。更に、この麒麟の形状の後には、三日 月の形状をした飾り部分が形成してある。

【０００８】 また、図２には、本考案の他の兜飾り兜飾りＡを示してあり、これは、左右一 対の鍬形３の基端が装着される鍬形台２（八双部分）に、鯉の形状を模した立体 的な飾り４を付設し、加えて、左右一対の鍬形３の表面に滝の図柄を刻設して構 成したものである。すなわち、鍬形台２部分に付設した鯉の形状を模した飾り４ が、鍬形３の表面に刻設した滝の図柄を昇るような雰囲気を演出できるようにし たものであり、古来、中国の伝説に龍門の滝を昇り立った鯉は龍となり、栄達出 世を意味し、しかも、龍は皇帝のシンボルでもあり、五月の節句に相応しい演出 ができるようにしてある。

【０００９】 ところで、兜飾りＡの具体的構成、形状、寸法、材質、前立物１の具体的形状 、寸法、材質、配設位置、具体的装着手段、鍬形台２の具体的構成、形状、寸法 、材質、鍬形３の具体的構成、形状、寸法、材質、鍬形台２への具体的固定手段 、飾り４の具体的形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく 適宜自由に設定できるものである。

【００１０】

【考案の効果】

従って、請求項１記載の兜飾りＡは、五月の節句で飾られる兜飾りＡに於いて 、前立物１を麒麟の形状を模した飾りとしたので、兜飾りＡをより豪華で興趣に 富むよう装飾できるようになり、五月の節句を祝う雰囲気をより豪華に演出でき るようになる。

【００１１】 また、請求項２記載の兜飾りＡは、五月の節句で飾られる兜飾りＡに於いて、 前立物１をその全体形状が正面がわから視認できるような半立体的なレリーフ状 に構成したので、兜飾りＡを正面がわから見たときに前立物１の形状が誰でも容 易に判断できるようになる。加えて、兜飾りＡをより豪華で興趣に富むよう装飾 できるようになり、五月の節句を祝う雰囲気をより豪華に演出できるようになる 。

【００１２】 更に、請求項３記載の兜飾りＡは、五月の節句で飾られる兜飾りＡに於いて、 その鍬形台２に鯉の形状を模した飾り４を付設すると共に、鍬形３の表面に滝の 図柄を刻設して、鯉の滝のぼりを一体的に表現したので、鍬形台２部分に付設し た鯉の形状を模した飾り４が、鍬形３の表面に刻設した滝の図柄を昇るような雰 囲気を演出できるようになり、古来、中国の伝説に龍門の滝を昇り立った鯉は龍 となり、栄達出世を意味し、しかも、龍は皇帝のシンボルでもあり、五月の節句 に相応しい演出ができるようになる。そして、より華美で、豪華で、興趣に富む ものとなり、五月の節句を祝う兜飾りＡとして最適なものとなる。

【００１３】 加えて、鍬形台２に鯉の形状を模した飾り４を付設したので、兜飾りＡに前立 物１を設ける必要がなくなると共に、前立物１を装着するためのものも不要とな り、構成がより簡素となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の兜飾りを例示する正面図である。

【図２】本考案の他の兜飾りを例示する斜視図である。

【符号の説明】

Ａ 兜飾り １ 前立物 ２ 鍬形
台 ３ 鍬形 ４ 飾り

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 五月の節句で飾られる兜飾りに於いて、
   前立物を麒麟の形状を模した飾りとしたことを特徴とす
   る兜飾り。
2. 【請求項２】 五月の節句で飾られる兜飾りに於いて、
   前立物をその全体形状が正面がわから視認できるような
   半立体的なレリーフ状に構成したことを特徴とする兜飾
   り。
3. 【請求項３】 五月の節句で飾られる兜飾りに於いて、
   その鍬形台に鯉の形状を模した飾りを付設すると共に、
   鍬形の表面に滝の図柄を刻設して、鯉の滝のぼりを一体
   的に表現したことを特徴とする兜飾り。