JP3034233U - 吊戸棚取付収納箱 - Google Patents

吊戸棚取付収納箱

Info

Publication number
JP3034233U
JP3034233U JP1996007532U JP753296U JP3034233U JP 3034233 U JP3034233 U JP 3034233U JP 1996007532 U JP1996007532 U JP 1996007532U JP 753296 U JP753296 U JP 753296U JP 3034233 U JP3034233 U JP 3034233U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
hanging cabinet
link
state
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996007532U
Other languages
English (en)
Inventor
芳一 田窪
Original Assignee
株式会社田窪工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社田窪工業所 filed Critical 株式会社田窪工業所
Priority to JP1996007532U priority Critical patent/JP3034233U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034233U publication Critical patent/JP3034233U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所や吊戸棚の底面に補助スペースを容易に
追加設置でき、開閉時の衝撃を緩和すると共に、開閉に
要する力を軽減する。かつ、衛生的で美感を呈する意匠
である。 【解決手段】吊戸棚の底面に揺動手段あるいは摺動手段
により吊戸棚の下側で物品の出し入れが容易にできるよ
う構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、小物用収納箱であり、詳しくは台所等の吊戸棚の底面に取り付ける 小物用収納箱に関するものであり、補助的収納スペースを確保するためのもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、台所には吊戸棚の底面または、正面の窓枠や、出窓部分に水切り棚、水 切篭等を設置できたが、調味料の小瓶、クッキングタイマー、コースター、栓抜 き、缶切等の小物用の収納スペースを後付けすることはできなく、付属の引出以 外は利用できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案のうち請求項1ないし2記載の考案は、台所に通常時は料理の邪 魔にならず、使用時は収納物の出し入れがしやすい補助スペースを後付けするこ とを目的としたものであり、請求項3記載の考案は、請求項1ないし2記載の考 案の目的に加えて、収納箱の開動作時の衝撃を緩和し、閉動作に必要な力を軽減 することを目的としたものであり、請求項4記載の考案は、前記各請求項の考案 の目的に加えて、好意匠的および衛生的デザインの吊戸棚取付収納箱を提供する ことを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、上面開口の収納箱を吊戸 棚の底面に揺動あるいは摺動自在に取り付けて、通常の時は料理、炊事の邪魔に ならないよう開口周縁部を底面に接して固定させ、収納物を出し入れする時は前 方へ迫り出して前傾姿勢で保持して出し入れ作業がしやすく構成したことを特徴 とする。
【0005】 収納箱の揺動手段あるいは摺動手段としては、吊戸棚の底面に収納箱の開口周 縁部が接した状態から、立った人が開口部から収納箱内を見ることができる状態 になるように収納箱が移動できるような手段のすべてをいう。
【0006】 請求項2記載の考案のように、吊戸棚の底面に設けた左右取付具に前後のリン クを介して収納箱を揺動自在とし該リンクの長さを前後で長短にすれば、収納箱 は水平状態から前傾状態への揺動が可能であり、この長短の比率を変えることに より前傾角度を変えることができる。また同じ長さのリンクの場合はリンクの固 定軸位置の高さを変えることで前傾状態にできる。
【0007】 また収納箱を水平状態から前傾状態にしたときの衝撃を緩和するために請求 項3記載の考案のように緩衝手段を設けることにより、前傾状態から水平状態へ の逆の動作に要する力を軽減できる。緩衝手段としては、リンクへの取付位置に より引張バネ、圧縮バネ、ガススプリング等が利用できる。
【0008】 緩衝手段は前後どちらのリンクへ取り付けてもよいが、緩衝手段の取付位置が リンクの端部で固定軸がその位置より内部である場合は圧縮スプリングを使用し 、また逆に固定軸がリンクの端部に位置し、緩衝手段の取付がその位置より内部 にある場合は引張スプリングを使用して、収納箱が水平状態において緩衝手段へ の負荷が最小になり、前傾状態において負荷が最大になるように構成する。 ただし、緩衝手段の応力は収納箱の重量とのバランスを考慮して前傾状態で停 止できるものを使用する。
【0009】 さらに請求項4記載の考案のように、収納箱を水平状態にした時に揺動手段、 摺動手段あるいは緩衝手段が隠れるように収納箱の左右側部に補助室を設け収納 室と区別をしたので、意匠的効果があり、また衛生面においても効果がある。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の収納箱Aを吊戸棚Bの底面部へ左右の取付具4、4を介して 取付け、前傾姿勢に保持した状態を示した斜視図であり、収納箱Aは上面が開口 した箱体であって、中央部に収納室1があり、その左右両側を仕切壁3、3にて 仕切ることにより補助室2、2を設けてあり、また、前壁1aの中央下部には把 手1a′を設け、補助室2の後壁1bは取付具4及び後リンク6が当接しないよ う切欠を設けてある。
【0011】 前記左右取付具4、4は逆L型断面形状であり、その各々水平面4a、4aを 吊戸棚の底面に当接して木ネジ(図2を参照)にて止め付けてある。そして各々 垂直面4b、4bの前端部の支点イ、イに左右前リンク5、5の一端部を回動自 在に軸支し、中央部の支点ロ、ロに後リンク6、6の屈曲部を回動自在に軸支し 、さらに後端部の支点ハ、ハにガススプリング7、7の後端部を回動自在に軸支 してあり、後リンク6、6とガススプリング7、7は支点ニにて回動自在に軸支 して連結されている。左右前リンク5、5と左右後リンク6、6の他端部は収納 箱Aの仕切壁3、3にそれぞれ回動自在に軸支して各々支点イ′、ロ′(図2を 参照)とする。なお、B2は吊戸棚の扉である。
【0012】 次に図2は、不使用状態を示す縦断面図であり、左右取付具4、4の垂直面4 b、4bに取り付けたガススプリング7の伸長力により後リンク6の支点ニは支 点ロを中心にして反時計廻りに回動し、その結果支点ロ′も支点ロを中心にして 反時計廻りに回動し、高さが支点ロとほぼ同じくらいになっている。一方、前リ ンク5は支点イ′が後リンク6の支点ロ′と仕切壁3を介して連結しているため 、支点ロ′の回動に連動して回動する。よって収納箱Aは上面開口周縁部を吊戸 棚の底面B1に接するように水平状態で保持される。 左右取付具4,4は水平面4aを吊戸棚Bの底面B1に当接して木ネジ8によ って固定してある。 なお、収納箱Aと底面B1をより強固に密着させるために上面開口周縁部に複 数の磁石を取付け、該磁石に対応する底面B1の位置に引き合う極の磁石を設け ることもできる。(図示省略)
【0013】 図3は、使用状態を示す縦断面図であり、収納箱Aの前壁1a中央下方部へ設 けた把手1a′に手を掛けて前方下方向へ引くことにより、前リンク5及び後リ ンク6がそれぞれ支点イ、ロを中心にして時計廻りに回動すると、前リンク5、 後リンク6の長さが長短であるため、収納箱Aは前下がり状に傾斜した状態とな り、後リンク6は支点ニが時計廻りに回動するのでガススプリング7を圧縮し、 後リンク6の支点ロ、ニ間はガススプリング7とほぼ一直線状になるため、ガス スプリング7の復元力は回転モーメントにはならず、前記把手から手を離しても 収納箱Aは前傾姿勢で保持されているので上面開口部より物品の出し入れが容易 にできる。
【0014】 そして図3の状態から図2の状態に戻すには、把手1a′に後方上に押し上げ るように力を加えると前リンク5及び後リンク6が反時計廻りに回動して、後リ ンク6の支点ロ、ニ間とガススプリング7とが支点ニを頂点としてヘ字形になる のでガススプリング7の復元力が回転モーメントとして後リンク6に伝わり収納 箱Aを図2の状態にまで揺動させる。また図3の状態において後リンク6が図示 した以上に時計廻りに回動することを阻止するために、取付具4の垂直面4bの 適所にストッパーとして突起を設けることも考えられる。なお、Wは吊戸棚Bを 取付けてある垂直壁である。
【0015】
【考案の効果】
本考案のうち請求項1ないし2記載の考案は、小物収納スペースを台所の吊戸 棚の底面の任意の位置に容易に増設することができ、請求項3記載の考案は、請 求項1ないし2記載の考案の効果に加えて、開閉時における衝撃を緩和し、さら に閉動作に要する力を軽減できる。
【0016】 また、請求項4記載の考案は、前記各請求項記載の考案の効果に加えて、収納 箱の不使用状態において、吊戸棚への取付手段や揺動手段が収納箱の左右補助室 に収まるので収納箱の外周面しか見えず、衛生的かつシンプルな外観を呈する効 果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 収納箱を吊戸棚底面に取り付け前傾姿勢に保
持した状態を示す斜視図
【図2】 収納箱の閉状態を示す縦断面図
【図3】 収納箱の開状態を示す縦断面図
【符号の説明】 A…収納箱 B…吊戸棚 B1…底面 B2…扉 1…収納室 1a…前壁 1a′…把手 1b…後壁 2…補助室 3…仕切壁 4…取付具 4a…水平面 4b…垂直面 5…前リンク 6…後リンク 7…ガススプリング 8…木ネジ イ、ロ、ハ、ニ、イ′、ロ′…支点 W…壁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊戸棚の下部において、揺動手段あるい
    は摺動手段により吊戸棚下側で物品の出し入れを自在に
    できるよう構成したことを特徴とする吊戸棚取付収納
    箱。
  2. 【請求項2】 吊戸棚の底面に設けた左右取付具に、前
    後のリンクを介して収納箱を揺動自在としたことを特徴
    とする請求項1記載の吊戸棚取付収納箱。
  3. 【請求項3】 リンクに緩衝手段を設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載の吊戸棚取付収納箱。
  4. 【請求項4】 収納箱に左右補助室を設け、該両補助室
    内に揺動手段部分あるいは摺動手段部分を配設すること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の吊戸棚取付収
    納箱。
JP1996007532U 1996-07-31 1996-07-31 吊戸棚取付収納箱 Expired - Lifetime JP3034233U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996007532U JP3034233U (ja) 1996-07-31 1996-07-31 吊戸棚取付収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996007532U JP3034233U (ja) 1996-07-31 1996-07-31 吊戸棚取付収納箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3034233U true JP3034233U (ja) 1997-02-14

Family

ID=43169084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996007532U Expired - Lifetime JP3034233U (ja) 1996-07-31 1996-07-31 吊戸棚取付収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034233U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009261838A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Shinko:Kk 可動棚の昇降装置
KR102602277B1 (ko) * 2023-08-08 2023-11-16 김용민 관절부와 회전부가 구비된 후드 구조체

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009261838A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Shinko:Kk 可動棚の昇降装置
KR102602277B1 (ko) * 2023-08-08 2023-11-16 김용민 관절부와 회전부가 구비된 후드 구조체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5033134A (en) Cabinet wall bed
US20070090112A1 (en) Trash can restrict top
US7770986B1 (en) Overhead pull-out swing-down drawer
US4836624A (en) Anti-tip device
US3062606A (en) Concealed fixture cabinet
US6557958B1 (en) Storage bin with counterbalanced door
US4290660A (en) Movable toekick for convertible dishwasher
JP3034233U (ja) 吊戸棚取付収納箱
US6309038B1 (en) Swinging drawer for kitchen cabinets and suchlike
US2836477A (en) Liquor bar cabinet structure
CN210672612U (zh) 一种便于收纳的衣物柜
JPH11276271A (ja) 吊戸棚
JP2546493Y2 (ja) 吊り戸棚装置
CN213838346U (zh) 一种衣柜玻璃铝框门
CN106801564B (zh) 一种高安装性隐藏门
CN209528563U (zh) 一种带有隐形床的办公柜
KR200336033Y1 (ko) 식품보관용 저장고의 접이식 슬라이딩 도어구조
CN213550499U (zh) 一种免拉手衣柜
CN219845624U (zh) 一种抽屉柜
KR200327552Y1 (ko) 주방가구의 여닫이 겸용 미닫이 도어
JP3862230B2 (ja) 吊り戸棚の収納構造
KR200181591Y1 (ko) 가구의 서랍 개량 구조
JPS6232476Y2 (ja)
JP4464938B2 (ja) 吊り戸棚の収納構造
KR200291321Y1 (ko) 장롱의 측판 보강구조