JP3032924B2 - 感圧記録シート - Google Patents

感圧記録シート

Info

Publication number
JP3032924B2
JP3032924B2 JP4218765A JP21876592A JP3032924B2 JP 3032924 B2 JP3032924 B2 JP 3032924B2 JP 4218765 A JP4218765 A JP 4218765A JP 21876592 A JP21876592 A JP 21876592A JP 3032924 B2 JP3032924 B2 JP 3032924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
ink
color
pressure
sensitive recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4218765A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0640147A (ja
Inventor
正次郎 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4218765A priority Critical patent/JP3032924B2/ja
Publication of JPH0640147A publication Critical patent/JPH0640147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3032924B2 publication Critical patent/JP3032924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧記録シートに関す
る。特に本発明は、製造工程が簡易化された多色感圧記
録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】電子供与性又はプロトン受容性の無色の
有機化合物(以下、発色剤と称する)と電子受容性又は
プロトン供与性の化合物(以下、顕色剤と称する)との
反応によって発色像を得ることは古くから知られてお
り、この現象を具体的に利用したものとして、感圧記録
シートや感熱記録シートが知られており、広く用いられ
ている。一般に、感圧記録シートは、発色剤を含有する
マイクロカプセルを紙等の支持体に塗布した上葉紙と、
顕色剤を紙等の支持体に塗布した下葉紙との組み合わせ
や、紙等の片面に発色剤を含有するマイクロカプセルを
塗布し、他面に顕色剤を塗布した中葉紙と前記の上葉紙
と下葉紙との組み合わせからなっている。このような感
圧記録シートのマイクロカプセル層と顕色剤層とを接触
させるように配置し、筆圧や印字圧を与えると、マイク
ロカプセルが破壊され、カプセル内の発色剤と顕色剤が
反応して発色し、色像を形成して記録する。現在、この
色像の色相としては、青または黒で、特殊の場合には赤
が用いられている。最近、このような感圧記録シートに
特殊な用途として多色シートが求められている。即ち、
発色時に特定の部分だけ他の部分と異なった色相に発色
させて所期の目的を達成することが行われている。ま
た、このように、特定部分だけを他の部分と異なる色相
に発色させると、他のマイクロカプセルシートを用いて
も同じ色相が得られないので、改竄防止の効果も奏する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような目的で、発
色剤を含有するマイクロカプセル層の上に、他の色相に
発色する発色剤を含有するマイクロカプセルのインキを
局部的に印刷した多色感圧記録シートが提案されている
(特開平1−301360号公報)。この感圧記録シー
トによれば、前記した多色に発色するという目的を達成
することができるが、つぎのような欠点がある。即ち、
インキが発色剤を含有するマイクロカプセルから成って
いるので、インキの調整が面倒であり、またインキをマ
イクロカプセル層上に局所的に印刷するのに、マイクロ
カプセルを含有しているので、比較的簡単な印刷方式で
あるオフセット印刷を用いることができず(即ち、イン
キ化の練肉工程でカプセルが破壊されてしまう)、複雑
な印刷方式に頼らざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、調整が簡単なインキを用い、かつオフセット印刷が
可能な多色感圧記録シートを提供することにある。即
ち、本発明は、発色剤を含有するマイクロカプセル層と
顕色剤層との組み合わせよりなる感圧記録シートにおい
て、前記発色剤とは異なる色相に発色する発色剤を含有
するインキを、前記マイクロカプセル層上に局部的に印
刷したことを特徴とする感圧記録シートである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる発色剤含有マイクロカプセルの製造方法として
は、界面重合法、内部重合法、相分離法、外部重合法、
コアセルベーション法等が用いられる。発色剤含有マイ
クロカプセルを含む塗液を調整するにあたり一般に水溶
性バインダー、ラテックス系バインダーが使用される。
更にカプセル保護剤例えば、セルロース粉末、デンプン
粒子、タルク等を添加して発色剤含有マイクロカプセル
塗布液を得る。本発明の感圧記録シートに用いられる発
色剤と反応する顕色剤の例としては、酸性白土、活性白
土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト、カ
オリンの如き粘土物質、芳香族カルボン酸の金属塩、フ
ェノールホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。これら
マイクロカプセルや顕色剤を紙等の支持体に塗布するに
は、従来の感圧記録シートを製造するのに用いられた方
法を用いることができる。次に、本発明の発色剤とし
て、上記のマイクロカプセルまたは後記する発色剤イン
キに用いられるものを色相別に例示する。
【0006】青発色系発色剤としては、クリスタルバイ
オレットラクトン、3,6−ビス−ジフェニルアミノフ
ルオラン、3−〔4−(ジエチルアミノ)−2−エトキ
シフェニル〕−3−(2−メチル−1−オクチル−3−
インドリル)−フタリド、3−〔4−(ジエチルアミ
ノ)−2−エトキシフェニル〕−3−(2−メチル−1
−オクチル−3−インドリル)−4−アザフタリド、3
−〔4−(ジエチルアミノ)−2−エトキシフェニル〕
−3−(2−メチル−1−エチル−3−インドリル)−
4−アザフタリド、3−〔1,1−ビス(4−ジエチル
アミノフェニル)エチレン−2−イル〕−6−ジメチル
アミノフタリド、等が挙げられる。
【0007】赤発色系発色剤としては、2−クロロ−3
−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベ
ンゾ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ
−6−N−エチル−N−イソアミルアミノフルオラン、
2−メチル−6−N−エチル−N−トリルフルオラン、
2−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−
ベンゾ−6−ジブチルアミノフルオラン、3,3−ビス
(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインド
ール−3−イル)フタリド、ローダミン−β−(γ−ニ
トロアニリノ)ラクタム、等が挙げられる。
【0008】緑発色系発色剤としては、2−ジベンジル
アミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ
−6−N−エチル−N−ヘキシルフルオラン、2−オク
チルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N
−メチル)アニリノ−6−N−エチル−N−トリルフル
オラン、3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−4−アザフタリド、等が挙げられる。
【0009】橙発色系発色剤としては、2−メチル−6
−ジエチルアミノフルオラン、3−クロロ−6−N−シ
クロヘキシルアミノフルオラン、2−tert−ブチル
−6−ジエチルアミノフルオラン、1,3−ジメチル−
6−ジエチルアミノフルオラン、等が挙げられる。
【0010】黒発色系発色剤としては、2−アニリノ−
3−メチル−6−N−メチル−N−(iso−プロピ
ル)アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−N−メチル−ペンチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−メチル−6−N−メチル−N−シクロヘキシル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−
6−ジメチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−N−エチル−N−イソアミルアミノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−メチル−N−
イソアミルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロ
ロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3
−クロロ−6−N−メチル−6−N−エチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−クロロ−6−N−メチル−
N−(iso−プロピル)アミノフルオラン、2−アニ
リノ−3−クロロ−6−N−3−メチル−6−ジメチル
アミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−
メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(p−メ
チルアニリノ)−3−メチル−6−N−メチル−N−エ
チルアミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−
3−メチル−6−N−メチル−N−(iso−プロピ
ル)アミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−
3−メチル−6−N−メチル−N−ペンチルアミノフル
オラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−メチル−6
−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノフルオラン、
2−(p−メチルアニリノ)−3−メチル−6−N−エ
チル−N−ペンチルアミノフルオラン、2−(p−メチ
ルアニリノ)−3−クロロ−6−ジメチルアミノフルオ
ラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−クロロ−6−
ジエチルアミノフルオラン、2−(p−メチルアニリ
ノ)−3−クロロ−6−N−メチル−N−エチルアミノ
フルオラン、等が挙げられる。
【0011】これらを前記のマイクロカプセルに含有さ
せるには、従来と同様な方法が用いられる。本発明で用
いる前記発色剤を用いた発色剤インキとしては、ビヒク
ル型のものと、光硬化型のものがあり、印刷後の乾燥を
早くしたい場合には光硬化型のものを用いることが好ま
しい。ビヒクル型の発色剤インキを作るには、特定色相
の発色剤に、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナ等
の白色顔料、植物油、鉱物油等のビヒクル、及び樹脂を
加えて、オフセット印刷用インキとする。植物油として
は、アマニ油、桐油、荏油等の乾性油が好ましい。鉱物
油としては、揮発油、灯油、マシン油、ワセリン、パラ
フインワックス等が用いられる。樹脂としては、セラミ
ック、ロジン等の天然樹脂や、変性フエノール樹脂、変
性アルキッド樹脂、ニトロセルロース等が用いられる。
また、必要に応じて、ケトン類、エステル類、アルコー
ル・エーテル類、テルペン類等が用いられる。
【0012】また、光硬化型発色剤インキを作るには、
上記ビヒクルの代わりに光硬化性化合物と光重合開始剤
をもちいる。
本発明で用いる光硬化性化合物としては、次によ
うな化合物が好まし。例えば、(1)脂肪族、脂環族、
芳香脂肪族、芳香族2〜6価の多価アルコール及びポリ
アルキレングリコールのポリアクリレート又はポリメタ
アクリレート、(2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳
香族2〜6価の多価アルコールにアルキレンオキサイド
を付加させた形の多価アルコールのポリアクリレート又
はポリメタアクリレート、(3)ポリアクリロイルオキ
シアルキルリン酸エステル又はポリメタアクリロイルオ
キシアルキルリン酸エステル、(4)ポリエステルポリ
アクリレート又はポリエステルポリメタアクリレート、
(5)エポキシポリアクリレート又はエポキシポリメタ
アクリレート、(6)ポリウレタンポリアクリレート又
はポリウレタンポリメタアクリレート、(7)ポリアミ
ドポリアクリレート又はポリアミドポリメタアクリレー
ト、(8)ポリシロキサンポリアクリレート又はポリシ
ロキサンポリメタアクリレート等が挙げられる。
【0013】本発明で用いる光重合開始剤としては、ベ
ンゾインアルキルエーテル類、アセトフェノン類、ベン
ジルケタール類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類
等が挙げられる。これらの中でアセトフェノン類が特に
好ましく、具体的には2−メチル−1−〔4−(メチル
チオ)−フェニル〕−2−モルホリノ−1−プロパノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−
プロパノン等である。
【0014】本発明で用いる発色剤インキはマイクロカ
プセル層上に局部的に印刷して用いられるが、印刷方法
としては、オフセット印刷が好ましく用いられる。本発
明により発色剤インキこ局部的に印刷したマイクロカプ
セル層を顕色剤層上に重ね、印刷した部分に筆圧又は印
字圧を加えると、マイクロカプセルが破壊され、カプセ
ル内のオイルの作用により、カプセル内の発色剤と共に
印刷された発色剤インキの発色剤が顕色剤と反応して、
マイクロカプセル層のみの部分の発色しょた色相とは異
なる色相の発色像を形成する。
【0015】本発明の記録シートは次に示す顕色剤シー
トを用いてその性能を試験した。 〔顕色剤シートの調製〕 (分散液の調製)3,5−ジ−α−メチルベンジルサリ
チル酸亜鉛15部、炭酸カルシウム120部、活性白土
30部、酸化亜鉛20部、ヘンサメタリン酸ナトリウム
1部と水200部を用い、サンドグラインダーにて平均
粒径3μになるように均一に分散し分散液(A)を得
た。 (塗布液の調製)分散液(A)400部に10%PVA
−203(クラレ製)水溶液10部と10%PVA−1
17(クラレ製)水溶液100部とカルボキシ変性SB
Rラテックス(SN−307、住友ノーガタック製)1
0部(固形分として)を添加し、固形分濃度が20%に
なるように加水調製し、塗液を得た。
【0016】〔顕色剤シートの塗布〕この塗液を50g
/m2 の原紙に5.0g/m2 の固形分が塗布されるよ
うにエアーナイフコーターにて塗布、乾燥し顕色剤シー
トを得た。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 実施例1 (青発色系、発色剤含有マイクロカプセルシートの作
成) 〔発色剤含有マイクロカプセル塗布液の調製〕ポリビニ
ルスルホン酸の一部ナトリウム塩(ナショナルスターチ
社製、VERSA、TL500、平均分子量500,0
00)5gを約80℃の熱水95gに攪拌しながら添加
し溶解した後冷却する。水溶液のpHは2〜3であり、
これに20重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH
4.0とした。一方クリスタルバイオレットラクトン4
g及び3−〔4−(ジエチルアミノ)−2−エトキシフ
ェニル〕−3−(2−メチル−1−オクチル−3−イン
ドリル)−4−アザフタリド2gを溶解したジイソプロ
ピルナフタレン100部を前記ポリビニルベンゼンスル
ホン酸の一部ナトリウム塩の5%水溶液100gに乳化
分散して平均直径5.0μmの粒子サイズをもつ乳化液
を得た。別にメラミン6g、37重量%ホルムアルデヒ
ド水溶液11gを60℃に加熱攪拌して30分後に透明
なメラミンとホルムアルデヒド及びメラミン−ホルムア
ルデヒド初期縮合物の混合水溶液を得た。この混合水溶
液のpHは6〜8であった。以下このメラミンとホルム
アルデヒド及びメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物
の混合水溶液を初期縮合物溶液と称する。上記の方法で
得た初期縮合物溶液を上記乳化液に添加混合し、攪拌し
ながら3.6重量%の塩酸溶液にてpHを6.0に調節
し、液温を65℃に上げ360分攪拌し続けた。このカ
プセル液を室温まで冷却し20重量%の水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH9.0に調節した。このカプセル分散液
に対して10重量%ポリビニルアルコール水溶液200
g合成共重合体ラテックスAを固型分として20g及び
デンプン粒子(平均粒径20μ)50gを添加し、水を
加えて固型分濃度20%に調製し発色剤含有マイクロカ
プセル塗布液を調製した。
【0018】〔マイクロカプセルシートの塗布〕上記発
色剤含有マイクロカプセル液を40g/m2 の原紙の一
方の面に、4.0g/m2 の固形分が塗布されるよう
に、エアーナイフコーターにて塗布、乾燥しマイクロカ
プセルシートを得た。 〔赤発色系発色剤インキの調製〕3−ビス(1−n−オ
クチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド3
0g、ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート
10g、ネオペンチルグリコールジアクリレートのプロ
ピレンオキサイド付加物30g及びN−ニトロソフェニ
ルヒドロキシルアミンアンモニウム塩0.1gを120
℃に加熱し、均一に溶解してワニスを得た。このワニス
50gに2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−2−モルホリノ−1−プロパノン3g、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン3
g、ポリエチレンワックス3g、酸化チタン10g、更
にアルミナホワイト5gを三本ロールミルで練肉し、最
後にネオペンチルグリコールジアクリレートのプロピレ
ンオキサイド付加物10gを添加し、赤発色系発色剤イ
ンキを得た。
【0019】〔緑発色系発色剤インキの調製〕赤発色系
発色剤インキの調製において、3−ビス((1−n−オ
クチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド3
0gの代わりに2−ジベンジルアミノ−6−ジエチルア
ミノフルオラン30g用いた以外は同様にして緑発色系
発色剤インキを得た。 〔上葉シートの作成〕上記発色剤インキを青発色系発色
剤含有マイクロカプセルシートのマイクロカプセル層の
上にオフセット印刷機にて2.0g/m2 のインキが印
刷されるよう出力8kwのメタルハライドランプを使用
し、スピード120m/分で印刷した。上葉シートと顕
色剤シートを組み合わせて300kg/cm2 の荷重圧
を5秒かけて発色させ、一日後の発色色相を目視で観察
し、発色濃度をマクベス反射濃度計で測定した。その結
果を表1に記載した。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2
【0022】〔オフセット用発色剤インキ〕 (赤発色系発色剤インキの調整)1、2−ベンゾ−6−
ヂエチルアミノフルオラン 20gをロジン変成マレイ
ン酸樹脂 30gに加え、180℃に加熱し、均一に溶
解した。 溶解後、白スピンドル油12g及びアマニ油
5gを加え、ワニスを得た。このワニスを25℃に冷却
した後、二酸化チタン30g及び水添ヒマシ油2gを加
え、3本ロールミルにて混練し発色剤インキを得た。
【0023】(黒発色系発色剤インキの調整)前記(赤
発色系発色剤インキの調整)において、1、2−ベンゾ
−6−ヂエチルアミノフルオラン20gの代わりに2−
アニリノ−3−メチル−6−ヂエチルアミノフルオラン
20gを使用した以外は同様にして発色剤インキを得
た。
【0024】(上葉シートの作成)上記発色剤インキを
青発色系発色剤含有マイクロカプセルシートのマイクロ
カプセル層の上にオフセット印刷機にて2.5g/m2
のインキが印刷されるように、80m/分のスピードで
印刷した。上葉シートと顕色剤シートを組み合わせて3
00Kg/cm2 の荷重圧を5秒かけて発色させ、一日
後の発色色相を目視で観察し、発色濃度をマクベス反射
濃度計で測定した。 得られた結果を表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明によるときは、発色剤インキをオ
フセット印刷によってマイクロカプセ層上に印刷するこ
たができ、上記の表からも明らかなように、インキの印
刷部に未印刷部と異なる色相の色像を得ることができ
る。また、光効果型インキを用いた場合には、極めて早
く乾燥させることができた。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色剤を含有するマイクロカプセル層と
    顕色剤層との組み合わせよりなる感圧記録シートにおい
    て、前記発色剤とは異なる色相に発色する発色剤を含有
    するインキを、前記マイクロカプセル層上に局部的に印
    刷したことを特徴とする感圧記録シート。
  2. 【請求項2】 該インキが光硬化型インキである請求項
    1に記載の感圧記録シート。
JP4218765A 1992-07-27 1992-07-27 感圧記録シート Expired - Fee Related JP3032924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218765A JP3032924B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 感圧記録シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218765A JP3032924B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 感圧記録シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0640147A JPH0640147A (ja) 1994-02-15
JP3032924B2 true JP3032924B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=16725051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4218765A Expired - Fee Related JP3032924B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 感圧記録シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3032924B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0640147A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02283772A (ja) フレキソ型カプセルインキ組成物
US4640714A (en) Alcohol-based flexographic ink for use in backcarbon papers
US5330566A (en) Capsule coating
JPS608960B2 (ja) 感圧複写紙
JP3032924B2 (ja) 感圧記録シート
JP2756137B2 (ja) 改ざん防止用感圧複写シート
JPS6257518B2 (ja)
JPH04232774A (ja) 改ざん防止用感圧記録シート
JP2786490B2 (ja) 感圧性マイクロカプセル塗設シート
JP2597655B2 (ja) 感圧複写シート
US5242885A (en) Pressure sensitive recording sheet with a layer containing microcapsules each containing color former and benzyl toluene
JPH04253779A (ja) 活版用カプセルインキ及びその印刷シート
JP2798775B2 (ja) 単一層型自己発色性感圧記録シート
JPH04363369A (ja) カプセルインキ組成物
JPH0958119A (ja) 感圧記録シートおよびその製造方法
JPH02188291A (ja) 感圧複写用転写シート
JPH089259B2 (ja) 改ざん防止用感圧複写シート
JPH05193251A (ja) 顕色インキ
JPH09327970A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録シート
JPH07266691A (ja) 感圧記録用顕色シート
JPH04118281A (ja) 単一層型自己発色性感圧記録シート
JPH06183182A (ja) 改ざん防止用感圧複写シート
JPH061063A (ja) 単一層型自己発色性感圧記録シート
JPH11165462A (ja) 感圧記録紙
JPH0672026A (ja) 感熱多重記録材料及びそれに使用する下葉材料

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees