JP3032772U - 不倒鉢器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 植木鉢が，外的要因によって転倒することを
防ぐ，不倒鉢器を提供する。 【構成】 既存の植木鉢が入る大きさの器１の外周に，
三個の器２を設けたことを特長とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は，植木鉢が，外的要因によって転倒することを防ぐ不倒鉢器に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来，屋外に置かれた支えの無い植木鉢は，風など衝突物によって，転倒して しまうことがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには，次のような欠点があった。 （イ） 植木の生長に伴う表面積の増大は，風当たりの増強に比例し，鉢部の重 量や安定が不足すると，抵抗力も弱まり，転倒しやすかった。 （ロ） 転倒した場合，植木鉢や草木を痛めてしまうことがあった。 （ハ） そして，四散した植木鉢や草木や土は，通行の妨げとなることもあり， それを片付けるのは余計な手間であった。 本考案は，これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の問題を解決するために，既存の植木鉢が入る大きさの器１の外周に，三 個の器２を設ける。本考案は，以上のような構成からなる不倒鉢器である。

【０００５】

【作用】

中央の器，及び周囲の器に，既存の植木鉢を入れる。

【０００６】

【実施例】

以下，本考案の実施例について説明する。 （イ） 既存の植木鉢は，円筒形が圧倒的に多いので，本案は円筒形を以って説 明するが，中心の器１及び周囲の器２は，円にこだわらす角としても良い 。 （ロ） 既存の植木鉢が入る大きさの円筒形の器１の外周を，三等分した個所に ，三個の円筒形の器２を設ける。 （ハ） 器の高さ３は，中心の器に入れる既存の植木鉢より低くする。 （ニ） 中心の器１と周囲の器２を円筒形とするならば，両者の接着面は極めて 少くなる。そのため，三個の器２を除く部分に，中心の器１の外周に沿っ て巾を設けて器の形４にする。 （ホ） 総ての器のそれぞれの低部に，水捌け口５の穴を開ける。 本考案は以上のような構造で，これを使用するときは，中心の器１と周囲の器 ２に既存の植木鉢を入れる。中心の器１の外周に沿って設けた器４に土を入れて ，植木鉢として使用する。尚お，他の中心の器１や周囲の器２も，それ自体を植 木鉢として利用することも可能である。

【０００７】

【考案の効果】

一体では，転倒しやすい植木鉢の周囲に，三個の植木鉢を設置することによっ て，中心の植木鉢の転倒を防ぐ支えとすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案の断面図である。

【符号の説明】

１ 器 ２ 器 ３ 高さ ４ 器 ５ 水捌け口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 既存の植木鉢が入る大きさの器１の外周
   に，三個の器２を設けた，不倒鉢器。