JP3032622U - 直径計測メジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測対象物の外周を計測することによ
り、その直径を正確に計測出来る直径計測メジャーを提
供することにある。 【解決手段】 帯状のメジャーにおいて、メジャーの幅
方向両端に、長さを表示する目盛りと、直径を表示する
目盛りを対比して配置したことを特徴とする、直径計測
メジャーであり、更に、前記直径を表示する目盛りは、
長さを表示する目盛りに対応して、直径に換算した数値
を配置したことを特徴とする、直径計測メジャーであ
り、更に、前記直径を表示する目盛りは、整数の目盛り
と、整数間を十等分した目盛りを配置したことを特徴と
する直径計測メジャーであり、更に、前記帯状のメジャ
ーにおいて、メジャーの幅方向一端または両端に、直径
を表示する目盛りだけを配置したことを特徴とする、直
径計測メジャーである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、計測対象物の外周を計測することにより、その直径を計測出来る直 径計測メジャーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

既設構造物の配管類、直径の太い鋼管柱や樹木等の直径を計測する場合、従来 はその小口に直接メジャーを当てて直径を計測したり、ノギスを使用して直径を 計測していた。 しかし、小口に直接メジャーを当てられない場合及び直径の太い場合等は、上 記の方法では計測できず、不正確な計測で余儀なくされたり、または、面倒な計 測とならざるを得なかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、計測対 象物の外周を計測することにより、その直径を正確に計測出来る直径計測メジャ ーを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案は、帯状のメジャーにおいて、メ ジャーの幅方向両端に、長さを表示する目盛りと、直径を表示する目盛りを対比 して配置したことを特徴とする、直径計測メジャーであり、更に、前記直径を表 示する目盛りは、長さを表示する目盛りに対応して、直径に換算した数値を配置 したことを特徴とする、直径計測メジャーであり、更に、前記直径を表示する目 盛りは、整数の目盛りと、整数間を十等分した目盛りを配置したことを特徴とす る直径計測メジャーであり、更に、前記帯状のメジャーにおいて、メジャーの幅 方向一端または両端に、直径を表示する目盛りだけを配置したことを特徴とする 、直径計測メジャー。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。

【０００６】 ＜イ＞直径計測メジャーの全体構成 図１は、本考案による直径計測メジャー１の斜視図を示す。 直径計測メジャー１は、伸縮せず且つ薄い可撓性の材質よりなり、使用してい ない時は、携帯しやすいように収納ケース（図示せず）内に巻いた状態で収納さ れている。 直径計測メジャー１の幅方向端部には、計測のための目盛りが配置されている 。

【０００７】 ＜ロ＞目盛りの配置 使用目的に合わせて、直径計測メジャー１の幅方向端部には、計測のための目 盛りが配置されている。 本考案の使用目的は、円周の長さを計測してその直径を計測することにあり、 従って、『円周の長さ÷円周率』で算出した数値を、円周の長さに一致した箇所 に配置することとなる。

【０００８】 ＜ハ＞目盛りの表示方法 使用目的や、計測の要求精度などにより、目盛りの表示方法には以下の方法が 考えられる。

【０００９】 「円周値」対「直径値」による表示 図２において、長さ（円周値）を表示する目盛りＬに対応して、直径に換算 した直径の目盛り（直径値）Ｄを表示した帯状メジャー２とする。 （図２においては長さ表示の５ｍｍ間隔に対応して、直径に換算した数値を表示 している。） 「円周値」対「直径の整数値」による表示 図３において、直径を表示する目盛りＤは、整数の目盛りと、整数間を十等 分した目盛りで表示した帯状メジャー３とする。 「直径の整数値」のみによる表示 図４において、帯び状メジャーの幅方向一端または両端に、直径を表示する 目盛りＤだけを表示した帯状メジャー４とする。

【００１０】

【作用】

以下に、本考案による直径計測メジャーの使用方法を説明する。

【００１１】 ＜イ＞断面を直接計測できない場合 図５において、既設の構造物５に配置された既設の配管パイプ６の直径を計測 するには、前記帯状メジャー２、３、４を配管パイプ６の外周に沿って一周させ 、その円周長を計測する。この時、前記帯状メジャー２、３、４には、図２、図 ３、図４で示すように、円周長を表示する長さの目盛りＬに対応した位置に直径 を表示する直径の目盛りＤが配置されているので、配管パイプ６の断面を直接計 測できなくても、その直径を計測することができる。 直径の計測値がｍｍ単位までの精度でよい場合は、前記帯状メジャー２、３、 ４のうち、ｍｍ単位までの目盛りが表示されている３、４の帯状メジャー（図３ 、図４）を使用することにより計測できる。 直径の計測値がｍｍ単位よりさらに精度を要求される場合は、前記帯状メジャ ー２、３、４のうち、長さの目盛りＬに対応した位置に直径を表示する目盛りＤ を表示した帯状のメジャー２（図２の場合では長さの目盛り５ｍｍに対応して直 径の目盛りＤを表示している。）を使用することにより、前記よりさらに精密な 直径の計測値を計測できる。

【００１２】 ＜ロ＞太い直径を計測する場合 図６において、樹木７など太い直径を計測する場合も、上記と同様に、樹木７ の円周長を計測することにより、その直径を計測することができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上説明したようになるから、次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞帯状メジャーの幅方向両端に、長さを表示する目盛りと、直径を表示する 目盛りを対比して配置したので、１つのメジャーで、通常の長さの計測と、その 長さに対応した直径の両方を計測できる。 ＜ロ＞直径を表示する目盛りは、長さを表示する目盛りに対応して、直径に換算 した数値を配置したので、より精密な直径を計測できる。 ＜ハ＞直径を表示する目盛りは、整数の目盛りと、整数間を十等分した目盛りを 配置したので、ｍｍ単位の直径を明瞭に計測できる。 ＜ニ＞直径を表示する目盛りだけを配置した帯状のメジャーとしたので、直径を 計測するだけの目的で使用するメジャーとして、明瞭な表示で目視しやすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案による直径計測メジャーを示す、斜視
図。

【図２】 長さの目盛りに対応して、直径の目盛りを配
置した直径計測メジャーを示す、平面図。

【図３】 長さの目盛りに対応して、直径を表示する整
数の目盛りと、整数間を十等分した目盛りを配置した、
直径計測メジャーを示す、平面図。

【図４】 直径を表示する目盛りだけを配置した、直径
計測メジャーを示す、平面図。

【図５】 既設構造物間に配管された、配管パイプを示
す斜視図で、直径計測メジャーの適用状態の一例を示
す。

【図６】 巨大な樹木の直径を計測する場合の、直径計
測メジャー適用状態の一例を示す、斜視図。

【符号の説明】

１…直径計測メジャー ２…その他の直径計
測メジャー ３…その他の直径計測メジャー ４…その他の直径計
測メジャー Ｄ…直径の目盛り

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 帯状のメジャーにおいて、メジャーの
   幅方向両端に、長さを表示する目盛りと、直径を表示す
   る目盛りを対比して配置したことを特徴とする、直径計
   測メジャー。
2. 【請求項２】 前記直径を表示する目盛りは、長さを
   表示する目盛りに対応して、直径に換算した数値を配置
   したことを特徴とする、請求項１の直径計測メジャー。
3. 【請求項３】 前記直径を表示する目盛りは、整数の
   目盛りと、整数間を十等分した目盛りを配置したことを
   特徴とする、請求項１の直径計測メジャー。
4. 【請求項４】 帯状のメジャーにおいて、メジャーの
   幅方向一端または両端に、直径を表示する目盛りだけを
   配置したことを特徴とする、直径計測メジャー。