JP3032525B1 - 自動販売機の断熱扉 - Google Patents

自動販売機の断熱扉

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JP3032525B1
JP3032525B1 JP11081153A JP8115399A JP3032525B1 JP 3032525 B1 JP3032525 B1 JP 3032525B1 JP 11081153 A JP11081153 A JP 11081153A JP 8115399 A JP8115399 A JP 8115399A JP 3032525 B1 JP3032525 B1 JP 3032525B1
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heat insulating
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軌治 小林
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松下冷機株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 自動販売機の断熱扉において、断熱扉本体外
側へ発泡材の漏出を防いで、組立作業性も改善すること
を目的とする。 【解決手段】 商品が収納される本体3内に断熱壁で区
画形成され内部に収納された商品を保温若しくは保冷す
る収納室4の開口を覆う、外周面を形成する箱状の断熱
扉本体11’内で発泡させたこの断熱扉本体11’内に
発泡材13を充填して、組立てられた断熱扉5’に設け
たひれ24が発泡材13によって外側へ押し出されなが
ら断熱扉本体11’内に拡がるため、発泡材13が断熱
扉本体11’の外側へ漏出することを防ぎ、その組立作
業時においては屈曲部25で接合部材10の弾性によっ
て折曲げ可能となるので溝9の開口の向きを変えられる
ので被覆体7の嵌め込み方向に自由度を持たせて組立方
法が増えることにより組立作業が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体内に区画形成
されて開口が断熱扉で覆われて、内部に収納された商品
を保温若しくは保冷する収納室内の気密を断熱扉に設け
たパッキンで保持する自動販売機の断熱扉に関する。
【0002】
【従来の技術】商品を冷却または加温して販売する自動
販売機では、本体内に断熱壁で区画形成された、収納さ
れた商品を保温若しくは保冷して温蔵,冷蔵若しくは冷
凍貯蔵して外周面が開口する収納室が一般的に設けられ
ている。この収納室の開口は断熱扉で通常覆われてお
り、この断熱扉に概して設けられるパッキンで収納室内
の気密を保持して、収納室内を効果的に保温若しくは保
冷するように構成されている。一方、収納室内を効果的
に保温若しくは保冷するには、断熱扉の断熱性を高める
ことも重要であるが、断熱扉を本体内の限られた空間内
に収容するには、断熱扉を薄く構成する必要がある。そ
のため、断熱扉の外周面を形成し箱状の断熱扉本体を構
成する収納室の開口面に向い合う面が開口する箱体と、
この箱体の開口を覆う被覆体と、この被覆体を箱体に接
合し収納室の開口面に向い合う端面をもつ接合部材と
を、断熱扉本体内で発泡させて断熱扉本体内に充填した
発泡材で互に結合して組立てられる場合が多い。
【0003】その際に接合部材を介して断熱扉の、収納
室側の面から突出して普通設けられるパッキンを接合部
材などと一体で成形若しくは形成する従来の自動販売機
の断熱扉に関する提案は、例えば特開平5−18964
8号公報に示されていて、図6から図9に示す。以下、
図を参照しながら従来の自動販売機の断熱扉について説
明する。
【0004】図6と図7は従来の自動販売機の断熱扉の
発泡組立時の要部横断面図、図8は従来の自動販売機の
断熱扉の発泡組立後の要部横断面図で、図9は従来の自
動販売機の斜視図で図6から図8はいずれも図の下側が
前面側である。
【0005】図6から図9において、1は商品が内部に
収納され前面が開口する外箱でありこの外箱1の前面開
口を覆う扉2が回動自在に支持されており、この扉2と
外箱1とで自動販売機の外周面を形成する本体3が構成
されている。外箱1内部には収納された商品を保温若し
くは保冷して温蔵,冷蔵若しくは冷凍貯蔵し前面が開口
する収納室4が断熱壁で区画形成されており、この収納
室4の前面開口は外箱1に回動自在に支持された断熱扉
5で覆われている。
【0006】この断熱扉5の外周面は、収納室4の開口
面に向い合う面が開口する箱体6と、この箱体6の開口
を覆う平板状の被覆体7と、この被覆体7と、この被覆
体7を箱体6に接合し収納室4の開口面に向い合う端面
を有して箱体6及び被覆体7の端部がそれぞれ嵌まり込
む溝8,9をそれぞれ形成し硬質の合成樹脂で成形した
枠状の接合部材10とで構成される箱状の断熱扉本体1
1で形成されている。接合部材10の、収納室4の開口
面に向い合う端面である後面から後方に突出させて、接
合部材10と一体で軟質の合成樹脂でパッキン12を形
成しており、断熱扉本体11内を、この断熱扉本体11
内に原液を注入して発泡させた発泡材13で充填してい
る。
【0007】この時、発泡材13の原液は箱体6の内側
面の箱体内面6aの上に注入されて流動し、図中の矢印
のように断熱扉本体11内に広がり発泡材13が充填さ
れるが、この発泡材13の発泡時の発泡圧を、断熱扉本
体11を前後両側から挟持する挟持板14が受けとるこ
とにより、断熱扉本体11の発泡材13発泡時の発泡圧
による変形を防止している。軟質の合成樹脂から成形し
たパッキン12は弾性を持つとともに、複数のひれ15
を後面から後方に突出している。
【0008】またパッキン12は接合部材10と一体で
中空の内部を仕切った管状の横断面をしていて、パッキ
ン12がつながっている接合部材10の、収納室4の開
口面に向い合う端面である後面側に凹部16を形成して
いる。この凹部16が、発泡材13発泡時に断熱扉5が
挟持板14で挟持された際、挟持板14で押圧されるパ
ッキン12が入り込む空間を形成する。
【0009】なお収納室4内には、上端部前面に開口し
商品が投入される投入口17と、下端部下面に開口する
排出口18とが形成された、内部にそれぞれ収納された
商品を販売の都度一個ずつ排出口18を通して排出する
収納棚19が左右に並列して複数収容設置されている。
また、この収納棚19内から排出口18を通して落下排
出される商品を受ける上面が前方に下り坂の傾斜面を形
成するシュート20が収納室4内の収納棚19の下に配
置されているとともに、加熱若しくは冷却して収納棚1
9内に収納された商品を保温したり保冷したりする、図
示しない加熱装置、冷却装置などの機器が配設されてい
る。
【0010】一方、断熱扉5には、収納室4内外に連通
し排出口18を通して収納室4内から落下排出された商
品を収納室4外に搬出する搬出口21が下部に形成され
ているとともに、この搬出口21から搬出された商品を
内側で受け前面に開口する取出口22が扉2の下部に形
成されている。この扉2の前面には、図示しない商品選
択用の押釦、金銭が投入される投入口などが配設されて
いる。
【0011】このような構成において、断熱扉5を閉じ
た際には、収納室4を区画形成する断熱壁の前端面と断
熱扉5との隙間をパッキン12が塞いで収納室4内の気
密を保持するとともに、発泡材13が収納室4内外への
熱の流入および流出を防いでいる。これにより、収納室
4内に収納された商品は収納室4内に効率よく保温され
て温蔵,冷蔵若しくは冷凍貯蔵される。
【0012】また、自動販売機の販売動作は、金銭が図
示しない投入口から投入され、図示しない押釦で商品が
選択されると、販売指令信号により、選択された商品
が、この商品が収納される収納棚19内から排出口18
を通してシュート20上に排出され、このシュート20
上を転動若しくは摺動しながら排出口21を通って取出
口22内に搬出される。この取出口22内に搬出された
商品は取出口22を通してお客さんより取り出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような自動販売機
の断熱扉は、発泡材が箱体や被覆体と接合部との隙間よ
り断熱扉本体の外側へ漏出して外観を損なうことがない
ことが要求されている。
【0014】しかし、従来の自動販売機の断熱扉では挟
持板によって挟持する方向からの発泡材の漏出、換言す
れば図中の矢印Aで示す被覆体と接合部に形成した溝と
の隙間から発泡材の漏出は防げるが、挟持板によって挟
持していない方向からの発泡材の漏出、換言すれば図中
の矢印Bで示す箱体と接合部に形成した溝との隙間から
の漏出については、挟持板の挟持力で断熱扉本体を十分
堅固に挟持できないので、断熱扉本体は図7のように発
泡材の発泡圧によって箱体が外側に広がろうとして変形
することによって箱体と接合部に形成した溝との隙間よ
り発泡材が断熱扉本体の外側へ漏出する。
【0015】また、箱体が嵌まり込む溝と被覆体が嵌ま
り込む溝とはほぼ平行に形成されているので、箱体を嵌
め込んだ後に被覆体を嵌め込むためには溝に沿ってすべ
らせることはできるが、溝に抱き込ませるように組立て
るためには接合部材を強制的に変形させるように持ち上
げて組立てるためには大きな操作力を要した。
【0016】本発明は、断熱扉本体側への発泡材の漏出
を防いで、組立作業性の良い自動販売機の断熱扉を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の自動販売機の断
熱扉においては、商品が収納される本体内に断熱壁で区
画形成され開口が断熱扉で覆われる、内部に収納された
商品を保温若しくは保冷する収納室を備え、断熱扉の外
周面を形成し箱状の断熱扉本体を構成する、収納室の開
口面に向い合う面が開口する箱体と、この箱体の開口を
覆う被覆体と、この被覆体を箱体に接合し開口面に向い
合う端面を持つ接合部材とを、断熱扉本体内で発泡させ
この断熱扉本体内に充填した発泡材で互に結合して組立
てられた断熱扉に接合部材を介して弾性を持つパッキン
を設けることにより収納室内の気密を保持するようにし
た自動販売機の断熱扉において、箱体が接合部材に嵌ま
り込む溝の入口に屈曲部を形成して、軟質の合成樹脂若
しくはゴムから形成されたひれを接合部材から断熱扉本
体内側に突出して接合部材と当接若しくは一体で成形若
しくは形成して構成したので、箱体の接合部に形成した
溝との隙間への発泡材の流入を遮断するので、箱体と接
合部に形成した溝との隙間より発泡材が断熱扉本体の外
側への漏出を防いで、組立作業時においては屈曲部で接
合部材の弾性にて折曲げ可能となるので、箱体を嵌め込
み後に被覆体を嵌め込むための溝の開口の向きを自在に
変えられるので被覆体の嵌め込み方向に自由度を持たせ
られるので組立作業性が改善される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は
商品が収納される本体内に断熱壁で区画形成され開口が
断熱扉で覆われる、内部に収納された商品を保温若しく
は保冷する収納室を備え、前記断熱扉の外周面を形成し
箱状の断熱扉本体を構成する、前記収納室の開口面に向
い合う面が開口する箱体と、この箱体の開口を覆う被覆
体と、この被覆体を前記箱体に接合し前記開口面に向い
合う端面を持つ接合部材とを、前記断熱扉本体内で発泡
させこの断熱扉本体内に充填した発泡材で互に結合して
組立てられた前記断熱扉に前記接合部材を介して弾性を
持つパッキンを設けることにより前記収納室内の気密を
保持するようにした自動販売機の断熱扉において、前記
箱体が前記接合部材に嵌まり込む溝の入口に屈曲部を形
成して、軟質の合成樹脂若しくはゴムから形成されたひ
れを前記接合部材から前記断熱扉本体内側に突出して前
記接合部と当接若しくは一体で成形若しくは形成したも
のであり、箱体と接合部に形成した溝との隙間への発泡
材の流入を遮断するので、箱体と接合部に形成した溝と
の隙間より発泡材が断熱扉本体の外側への漏出を防い
で、組立作業時においては前記屈曲部において前記接合
部材の弾性にて折曲げ可能となるので、前記箱体を嵌め
込み後に被覆体を嵌め込むための溝の開口の向きを自在
に変えられるので被覆体の嵌め込み方向に自由度を持た
せられるので組立作業性が改善される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の自動販売機の断熱扉の実施例
について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一構
成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1の自
動販売機の断熱扉の発泡組立時の要部横断面図で、図2
は本発明の実施例1の自動販売機の断熱扉の要部横断面
図で、図3は本発明の実施例1による断熱扉の組立時の
要部横断面図で、図4は本発明の実施例1による断熱扉
の発泡組立後の要部横断面図で、図5は本発明の実施例
1の対象となる自動販売機の斜視図である。
【0021】図1から図4において、1は商品が内部に
収納され前面が開口する外箱でありこの外箱1に前面開
口を覆う扉2を回動自在に支持している。この扉2と外
箱1とで、自動販売機の外周面を形成する本体3を構成
している。外箱1内には、内部に収納された商品を保温
若しくは保冷して温蔵,冷蔵若しくは冷凍貯蔵し前面が
開口する収納室4を断熱壁で区画形成しており、この収
納室4の前面開口を外箱1に回動自在に支持した断熱扉
5’でそれぞれ覆っている。
【0022】この断熱扉5’の外周面を、収納室4の開
口面に向い合う面が開口する箱体6と、この箱体6の開
口を覆う平板状の被覆体7と、この被覆体7を箱体6に
接合し収納室4の開口面に向い合う端面を持つ、箱体6
および被覆体7の端部がそれぞれ嵌まり込む溝8,9を
それぞれ形成し硬質の合成樹脂から成形した枠状の接合
部材10とで構成した箱状の断熱扉本体11’で形成し
て、溝8の入口で断熱扉本体11’の内側に形成する嵌
合口23から溝8の奥方へ箱体6の端部が嵌まり込む。
【0023】また、接合部材10の、収納室4の開口面
に向い合う端面である後面から後方に突出させて、接合
部材10と一体でパッキン12を形成しており、断熱扉
本体11’内を、この断熱扉本体11’内に原液を注入
して発泡させた発泡材13で充填している。この発泡材
13の発泡時の発泡圧を、断熱扉本体11’を前後両側
から挟持する挟持板14が受けることにより、断熱扉本
体11’の発泡材13発泡時の発泡圧による変形を防止
している。軟質の合成樹脂から成形したパッキン12の
弾性を持つとともに、複数のひれ15を後面から後方に
突出している。
【0024】またパッキン12は、接合部材10と一体
で中空の内部を仕切った管状の横断面をしていて、パッ
キン12がつながっている接合部材10の、収納室4の
開口面に向い合う端面である後面側に凹部を形成してい
る。この凹部16が、発泡材13発泡時に断熱扉5’が
挟持板14で挟持された際、挟持板14で押圧されるパ
ッキン12が入り込む空間を形成する。
【0025】また、接合部材10には、接合部材10か
ら断熱扉本体11’の内側へ突出していて、軟質の合成
樹脂若しくはゴムから成形したひれ24が嵌合口23で
接合部材10と一体でつながって成形していて、箱体6
の端部が嵌合口23から溝8の奥方へ嵌まり込む以前の
状態では、図2で示す如くひれ24は嵌合口23よりも
外側まではみ出している。
【0026】さらに、前記箱体6が前記接合部材10に
嵌合する溝8の入口には内側に凹んだ屈曲部25を成形
している。
【0027】なお収納室4内には、上端部前面に開口し
商品が投入される投入口17と、下端部下面に開口する
排出口18とを形成した、内部にそれぞれ収納された商
品を販売の都度一個ずつ排出口18を通して排出する収
納棚19を左右に並列して複数収容設置しており、その
他の構成は前記した従来例と同一である。
【0028】前述の構成において、この発明は自動販売
機の断熱扉を備えた自動販売機の販売動作は前記した従
来例と同様であるので、この発明の自動販売機の断熱扉
の、断熱扉5’の組み立て時について以下述べる。
【0029】断熱扉5’に取付けられたパッキン12の
機能は、断熱扉5’を閉じた際に、収納室4を区画形成
する断熱壁の前端面と断熱扉5’との隙間を塞いで収納
室4内の気密を保持し、発泡材13が内外への熱の流入
および流出を防いでいる。これにより、収納室4内に収
納された商品は、収納室4内に効率よく保温されて温
蔵,冷蔵若しくは冷凍される。
【0030】また、断熱扉5’の組み立ての手順は、先
ず、箱体6の開口の周縁部を溝8に挿入して接合部材1
0を箱体6に取付けるが、このとき箱体6の端部が嵌合
口23から溝8の奥方へ嵌まり込む以前、ひれ24は図
2で示す如く嵌合口23よりも外側まではみ出していた
が、箱体6の開口の周縁部を溝8に挿入する際に箱体6
の内側面がひれ24の弾力性を生かしてひれ24を断熱
扉本体11’内側に巻き込んでひれ24が箱体6の内側
面に密着して当接して箱体6の開口の周縁部を溝8に挿
入して接合部材10を箱体6に取付ける。
【0031】次に、この箱体6内に、この箱体6と被覆
体7との間隔を保持する、図示しないスペーサを挿入し
た後、溝9に被覆体7の端部を挿入する。その後、被覆
体7を溝9に沿ってすべらせて組み込んでいくが、被覆
体7自身がたわみを生じたりして溝9からはずれること
もあり得る。この場合、例えば組立作業者は接合部材1
0の溝9側を持ち上げると図3で示すように接合部材1
0は自身の弾性により屈曲部25を支点にして溝9が上
を向くように変形するので、この変形の状態と被覆体7
自身のたわみとにより抱き込ませるようにして被覆体7
を溝9へ嵌め込みできるので、作業方法が増えるので組
立作業が改善される。
【0032】このようにして被覆体7が接合部材10を
介して箱体6に接合されることにより箱体6が被覆体7
で密閉された断熱扉本体11’が組み上がる。この時、
接合部材10は自身の弾性により屈曲部25を支点に変
形が元に戻っている。
【0033】この組み上がった断熱扉本体11’を発泡
材13の発泡圧で変形しないように、その前後両側から
挟持板14で堅固に挟持する。
【0034】このとき、接合部材10に一体成形したパ
ッキン12は、パッキン12が挟持板14に押されると
凹部16内に変形して移動するので、挟持板14の挟持
圧はパッキン12を介さずに断熱扉本体11’に直接伝
動する。この断熱扉本体11’内に発泡材13の原液を
注入すると、この断熱扉本体11’内で発泡材13が発
泡する。この発泡材13の発泡が完了して断熱扉本体1
1’内が発泡材13で充填されると、断熱扉5’の組み
立ては完了する。
【0035】この時発泡材13の充填時に発泡材13の
動きは、発泡材13の原液は箱体6の内側面の箱体内面
6b上に注入されて流動し、図1中の矢印の方向に断熱
扉本体11’内に外側に向かって広がる。この際、挟持
板14によって断熱扉本体11’を挟持する方向からの
発泡材13の漏出、換言すれば図1中の矢印Aで示す被
覆体7と接合部材10に形成した溝9との隙間からの発
泡材13の漏出は挟持板14の挟持力により防ぐ。
【0036】また一方、ひれ24は嵌合口23よりも外
側まではみ出していたが、断熱扉5’の組み立ての際
に、箱体6の内側面がひれ24の弾力性を生かしてひれ
24を断熱扉本体11’内側に巻き込んでひれ24が箱
体6の内側面に密着して当接して箱体6の開口の周縁部
を溝8に挿入して接合部材10を箱体6に取付けるの
で、ひれ24と箱体6の内側面との間には隙間がない。
この状態で発泡材13は箱体6の内側面の箱体内面6b
上に注入された後、図1中の矢印の方向に断熱扉本体1
1’内に外側に向かって流動して広がるので発泡材13
は発泡圧力でひれ24をさらに外側へ押し出しながら断
熱扉本体11’内に広がる。これにより箱体6と接合部
材10に形成した溝8との隙間から発泡材13が断熱扉
本体11’の外側へ漏出することを防ぐ。
【0037】したがって、この発明の自動販売機の断熱
扉は、パッキン12を接合部材10に一体成形している
にも拘らず、挟持板14の挟持力を直接断熱扉本体1
1’に伝動できるので、断熱扉本体11’が発泡材13
発泡時の発泡圧で変形せず、パッキン12と接合部材1
0とが1部品となって構造が簡素化できるとともに、パ
ッキン12の断熱扉本体11’への取り付け作業に要す
る手間を大幅に削減若しくは省略できることに加えて、
ひれ24と箱体6の内側面との間には隙間がない状態で
発泡材13はひれ24をさらに外側へ押し出しながら断
熱扉本体11’内に広がるため、箱体6と接合部材10
に形成した溝8との隙間から発泡材13が断熱扉本体1
1’の外側へ漏出することを防ぐことができるばかりで
なくその組立作業時においては屈曲部25で接合部材1
0の弾性によって折曲げ可能となるので溝9の開口の向
きを変えられるので被覆体7の嵌め込み方向に自由度が
持たされるので組立方法が増えるので組立作業が改善さ
れる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、商品が収
納される本体内に断熱壁で区画形成された開口が断熱扉
で覆われる、内部に収納された商品を保温若しくは保冷
する収納室を備え、断熱扉の外周面を形成し箱状の断熱
扉本体を構成する、収納室の開口面に向い合う面が開口
する箱体と、この箱体の開口を覆う被覆体と、この被覆
体を箱体に接合し開口面に向い合う端面を持つ接合部材
とを、断熱扉本体内で発泡させこの断熱扉本体内に充填
した発泡材で互に結合して組立てられた断熱扉に接合部
材を会して弾性を持つパッキンを設けることにより収納
室内の気密を保持するようにした自動販売機の断熱扉に
おいて、箱体が接合部材に嵌まり込む溝の入口に屈曲部
を形成して、軟質の合成樹脂若しくはゴムから形成され
たひれを接合部材から断熱扉本体内側に突出して接合部
と当接若しくは一体で成形したので、ひれと箱体の内側
面との間には隙間がない状態で発泡材はひれをさらに外
側へ押し出しながら断熱扉本体内に拡がるため、箱体と
接合部に形成した溝との隙間から発泡材が断熱扉本体の
外側へ漏出することを防ぐことができ、その組立作業時
においては屈曲部で接合部材の弾性によって折曲げ可能
となるので溝の開口の向きを変えられるので被覆体の嵌
め込み方向に自由度を持つことができるため組立方法が
増えるので組立作業が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による断熱扉の発泡組立時の
要部横断面図
【図2】本発明の実施例1による断熱扉の要部横断面図
【図3】本発明の実施例1による断熱扉の組立時の要部
横断面図
【図4】本発明の実施例1による断熱扉の発泡組立後の
要部横断面図
【図5】本発明の実施例1の対象となる自動販売機の斜
視図
【図6】従来の自動販売機の断熱扉の発泡組立時の要部
横断面図
【図7】従来の自動販売機の断熱扉の発泡組立時の要部
横断面図
【図8】従来の自動販売機の断熱扉の発泡組立後の要部
横断面図
【図9】従来の自動販売機の斜視図
【符号の説明】
1 外箱 2 扉 3 本体 4 収納室 5,5’,5” 断熱扉 6 箱体 7 被覆体 8,9 溝 10 接合部材 11,11’ 断熱扉本体 12 パッキン 13 発泡材 24 ひれ 25 屈曲部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品が収納される本体内に断熱壁で区画
    形成され開口が断熱扉で覆われる、内部に収納された商
    品を保温若しくは保冷する収納室を備え、前記断熱扉の
    外周面を形成し箱状の断熱扉本体を構成する、前記収納
    室の開口面に向い合う面が開口する箱体と、この箱体の
    開口を覆う被覆体と、この被覆体を前記箱体に接合し前
    記開口面に向い合う端面を持つ接合部材とを、前記断熱
    扉本体内で発泡させてこの断熱扉本体内に充填した発泡
    材で互に結合して組立てられた前記断熱扉に前記接合部
    材を介して弾性を持つパッキンを設けることにより前記
    収納室内の気密を保持するようにした自動販売機の断熱
    扉において、前記箱体が前記接合部材に嵌まり込む溝の
    入口に屈曲部を形成して、軟質の合成樹脂若しくはゴム
    から形成されたひれを接合部材から断熱扉本体内側に突
    出して前記接合部との当接若しくは一体で成形若しくは
    形成したことを特徴とする自動販売機の断熱扉。
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