JP3031728U - 粗砕機能を有する送風機 - Google Patents

粗砕機能を有する送風機

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JP3031728U
JP3031728U JP1996005714U JP571496U JP3031728U JP 3031728 U JP3031728 U JP 3031728U JP 1996005714 U JP1996005714 U JP 1996005714U JP 571496 U JP571496 U JP 571496U JP 3031728 U JP3031728 U JP 3031728U
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blade
impeller
blades
cutting
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JP1996005714U
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Inventor
賢一 秋山
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賢一 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙や合成樹脂フィルムのエッジトリミング、ス
リッターロス等のエッジフィルム処理のための粗砕機能
を有する送風機を提供する。 【解決手段】エッジフィルムを吸引、切断、圧送する送
風機において、羽根車3の軸線方向に向けた吸い込み口
5と、軸線に直交する方向に向けた吐出口6を設けたス
クロール4に複数枚の羽根13から構成された羽根車3
を収容し、エッジフィルムは吸い込み口5から吸い込ま
れ、羽根車3の隣設羽根13間の空間を通って吐出口6
から排出されるようにエッジフィルムの通路が形成さ
れ、該通路の吐出口近くのスクロール4の舌部を羽根車
3の外周先端まで延長しスクロールの幅に見合う幅の固
定刃1を取着し、該固定刃1と協同して切断を行なう回
転刃2を前記羽根車3の各羽根13または所要の羽根1
3の先端に取着して切断刃を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、紙や合成樹脂フィルムのエッジトリミング、スリッターロス等のエ ッジフィルム処理のための粗砕機能を有する送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙や合成樹脂フィルムの製造においては、紙や合成樹脂フィルムの両側端部( エッジまたは耳部)は切断・除去される。そして、その切断により生じたエッジ フィルムはフレーク状に粉砕し原料に混合して再使用される。
【0003】 この際のエッジトリミングは、切断機で切断して発生したエッジフィルムを圧 送ブロワにより輸送管路を経て粉砕機に送って行われるが、その処理能率を向上 するには、粉砕する以前にエッジフィルムを粗砕化する必要がある。
【0004】 そのエッジフィルムを粗砕化するための粗砕機能を有する送風機として図3、 図4に示す装置がある。すなわち、一対の軸受25により軸支した回転軸24の 一端に4枚羽根の羽根車23を設ける。一方羽根車23に被せたスクロール27 は、羽根車23の軸線方向に向けた吸い込み口18と、軸線に直交する方向に向 けた吐出口19を設ける。そして、吸い込み口18を形成する円錐状の吸込みカ バー20の内端面に、円環形状で内周面に刃先を形成した固定刃21を取着し、 この固定刃21に協同する棒状の回転刃22を羽根車23の各羽根の縁辺に取着 して切断刃が構成されている。また、回転軸24はモータ26により駆動するよ うに、モータの主軸と回転軸に設けたプーリ間にベルト28が掛けられている。
【0005】 前記装置のモータを始動して羽根車23を回転させると、エッジフィルムは吸 い込み口18から吸い込まれ、羽根車23の隣設羽根間の空間を通って吐出口1 9から排出される。その間、エッジフィルムは固定刃21と回転刃22からなる 切断刃により切断される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の粗砕機能を有する送風機を使ってエッジフィルムを切断する場合、 切断されたフィルム片が固定刃と回転刃の間にはさまり吐出されずに残ることが ある。この固定刃と回転刃の間に残存する切断フィルム片が増えて、そのまま回 転を続けると固定刃と回転刃の接触による発熱により残存フィルム片が融解して 固定刃と回転刃に付着し、付着量が増えると固定刃と回転刃の表面に厚いフィル ム融着層が形成され、円滑な運転ができなくなるばかりか、無理な運転を続ける と表面のフィルム融着層が剥離して、切断刃によるエッジフィルムの切断ができ なくなり故障する。
【0007】 前記のごとく従来の粗砕機能を有する送風機は、固定刃と回転刃の表面に厚い フィルム融着層が形成され、無理な運転を続けると表面のフィルム融着層が剥離 して、切断刃によるエッジフィルムの切断ができなくなるが、本考案は前記欠点 を除くように切断刃の構成を改良した粗砕機能を有する送風機を提案するもので ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の粗砕機能を有する送風機は、エッジフィル ムを吸引、切断、圧送する送風機において、羽根車の軸線方向に向けた吸い込み 口と、軸線に直交する方向に向けた吐出口を設けたスクロールに複数枚の羽根か ら構成された羽根車を収容し、エッジフィルムは吸い込み口から吸い込まれ、羽 根車の隣設羽根間の空間を通って吐出口から排出されるようにエッジフィルムの 通路が形成され、該通路の吐出口近くのスクロールの舌部を羽根車の外周先端ま で延長して羽根車の幅に見合う幅の固定刃を取着し、該固定刃と協同して切断を 行なう回転刃を前記羽根車の各羽根または所要の羽根の先端に取着して切断刃を 構成したことを特徴とする。
【0009】 なお、切断刃を形成する固定刃と回転刃の刃先線は、全体が同時に接触して切 断が行われるか、または羽根車の回転により接触点が順次移動して切断が行われ るように刃先線を互いに逆向きに傾斜させるか、いずれの形式でもよい。
【0010】
【考案の実施の形態】
モータを始動して羽根車を回転させ、エッジフィルムを輸送管より供給すると 、送風機の吸い込み口から吸い込まれたエッジフィルムは回転中の隣接羽根の間 の空間を通り吐出口から吐出しようとする。その際、エッジフィルムが固定刃に さしかかったとき回転刃が接触して切断が行われる。そして、切断されたエッジ フィルム片は吐出口から排出し輸送管中を圧送される。
【0011】 前記固定刃と回転刃により切断されるエッジフィルム片の長さは、羽根車の回 転速度やエッジフィルムの品質・形状等により異なってくる。
【0012】 前記のごとく、固定刃と回転刃からなる切断刃は、刃先のみが接触し刃本体は 接触しない構造からなるため、切断されたエッジフィルム片が固定刃と回転刃の 間に引っ掛かり刃体の表面に融着するような現象は起こらない。その結果、長期 にわたり良好な吸引・切断・圧送を維持することができ、エッジフィルムの回収 処理が能率良くできる。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例を図1、図2に基づいて説明する。送風機は6枚の羽根13か らなる羽根車3とスクロール4からなる。羽根車3は、床盤10上の機枠に設け た一対の軸受8により軸支した回転軸7の片側に取着され、回転軸7の他方の端 に設けたプーリ12と床盤10上のモータ9の主軸に設けたプーリ11との間に ベルト29を掛け、モータ9の駆動により回転するように構成されている。
【0014】 一方、スクロール4には、外側端面に設けた吸込みカバー14の中央に羽根車 3の軸線方向に向けた吸い込み口5を設け、軸線に直交する方向に向けた吐出口 6をスクロール周面上に上向きに設けた吐出口形成部材15で形成し、スクロー ルの舌部に羽根車3の外周先端まで延長した取付け部材16を設け、これに羽根 車3に接近した側に取付け部材16を設け、これに羽根車の幅に見合う幅の固定 刃1を複数のボルトにより取付け位置の調整を可能にして着脱自在に取着する。
【0015】 前記固定刃1と協同する回転刃2は、6枚の羽根13の1つおきの各先端に取 着したブラケット17に、複数のボルトにより取付け位置の調整を可能にして着 脱自在に取着する。
【0016】 前記固定刃1と回転刃2は、刃先線全体が同時に接触して切断が行われるよう に構成するか、または切断時に刃先が片端から点接触し、羽根車3の回転により 接触点が順次移動して切断が行われるように、固定刃1の刃先線を傾斜して設け られる。また、図には6枚の羽根13の1つおきの各先端に回転刃2を設けた場 合を示したが、全部の羽根に設置することもできる。この羽根は6枚に限ること なく増減できる。
【0017】 モータを始動して羽根車3を回転させ、エッジフィルムを輸送管より供給する と、送風機の吸い込み口5から吸い込まれたエッジフィルムは、図中に矢印線で 示すように、回転中の隣接羽根の間の空間を通り吐出口から吐出しようとする。 その際、エッジフィルムが固定刃1にさしかかったとき回転刃2が接触して切断 が行われる。そして、切断されたエッジフィルム片は吐出口6から排出し輸送管 中を圧送される。
【0018】 前記実施例において、直径450mm、幅50mmの羽根車を回転数3200 rpm、送風圧400mmAqで運転し、幅25mm、厚さ15μmのPE,P Pフィルムエッジの切断処理を行なったところ、長さ150mmに切断されたエ ッジフィルム片は、送風機内に滞留することなく順調に吐出され、輸送管で輸送 された。
【0019】
【考案の効果】 本考案は、固定刃と回転刃からなる切断刃は、刃本体が接触しない構造からな るため、切断されたエッジフィルム片が固定刃と回転刃の間に引っ掛かり刃体の 表面に融着することがない。その結果、長期にわたり良好な吸引・切断・圧送を 維持することができ、エッジフィルムの回収処理が能率良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を一部は破断して内部の構成を
示した装置全体の正面図である。
【図2】図1の装置を一部は破断して内部の構成を示し
た装置全体の側面図である。
【図3】従来装置の一部は破断して内部の構成を示した
装置全体の正面図である。
【図4】図3の装置を一部は破断して内部の構成を示し
た装置全体の側面図である。
【符号の説明】
1、21 固定刃 2、22 回転刃 3、23 羽根車 4、27 スクロール 5、18 吸い込み口 6、19 吐出口 7、24 回転軸 8、25 軸受 9、26 モータ 10 床盤 11、12 プーリ 13 羽根 14、20 吸込みカバー 15 吐出口形成部材 16 取付け部材 17 ブラケット 28、29 ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッジフィルムを吸引、切断、圧送する
    送風機において、羽根車の軸線方向に向けた吸い込み口
    と、軸線に直交する方向に向けた吐出口を設けたスクロ
    ールに複数枚の羽根から構成された羽根車を収容し、エ
    ッジフィルムは吸い込み口から吸い込まれ、羽根車の隣
    設羽根間の空間を通って吐出口から排出されるようにエ
    ッジフィルムの通路が形成され、該通路の吐出口近くの
    スクロールの舌部を羽根車の外周先端まで延長しスクロ
    ールの幅に見合う幅の固定刃を取着し、該固定刃と協同
    して切断を行なう回転刃を前記羽根車の各羽根または所
    要の羽根の先端に取着し切断刃を構成したことを特徴と
    する粗砕機能を有する送風機。
JP1996005714U 1996-05-28 1996-05-28 粗砕機能を有する送風機 Expired - Lifetime JP3031728U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017047055A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社イズミフードマシナリ 湿式粉砕装置
CN109174342A (zh) * 2018-09-17 2019-01-11 上海秉沁环保科技有限公司 固废边料切碎输送风机

Cited By (3)

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