JP3031438U - カセット式ガスボンベ - Google Patents

カセット式ガスボンベ

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JP3031438U JP1996005391U JP539196U JP3031438U JP 3031438 U JP3031438 U JP 3031438U JP 1996005391 U JP1996005391 U JP 1996005391U JP 539196 U JP539196 U JP 539196U JP 3031438 U JP3031438 U JP 3031438U
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gas
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純行 藤原
定利 山下
恒夫 矢野
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純行 藤原
定利 山下
恒夫 矢野
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C1/00Pressure vessels, e.g. gas cylinder, gas tank, replaceable cartridge

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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在広く使用されている簡易卓上こんろを用
い、着火性に優れ、火力が安定して強く、充填された可
燃性ガスを完全に使用し尽くし、安全に廃棄することの
できるカセット式ガスボンベを提供する。 【解決手段】充填液化炭化水素ガスのうち、イソブタン
の含有量が70〜89容量%であり、プロパンの含有量
が0.2〜30容量%であり、その他の液化炭化水素ガ
スの含有量が0〜10.8容量%であることを特徴とす
るカセット式ガスボンベ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カセット式ガスボンベに関する。さらに詳しくは、本考案は、着火 性が良好で、火力が強く、使用後のガスボンベ中に残留ガスが存在することがな く、安全に廃棄することのできるカセット式ガスボンベに関する。
【0002】
【従来の技術】
カセット式ガスボンベを使用する簡易卓上こんろは、当初は家庭内でどこでも 使用できる手軽さを目的として開発されたが、アウトドアレジャーなどにおいて も広く利用されるようになり、その販売台数は飛躍的に増大している。これに伴 って簡易卓上こんろ用のカセット式ガスボンベも大量に使用されるようになって いる。 現在使用されているカセット式ガスボンベは、容量約500ミリリットルの耐 圧容器に可燃性ガス約250gを充填したものであり、充填されているガスは、 多くはノルマルブタン約70容量%、イソブタン約28容量%、プロパン約1容 量%及びイソペンタン約1容量%の混合物である。ノルマルブタン、イソブタン 、プロパン及びイソペンタンの沸点は、それぞれ−0.5℃、−12℃、−42 ℃及び28℃であるので、カセット式ガスボンベを簡易卓上こんろで使用すると 、沸点の低いプロパンとイソブタンが初めのうちに多く消費され、ボンベの中に は比較的沸点の高いノルマルブタンが多く残るようになる。カセット式ガスボン ベの使用の際には、可燃性ガスの気化熱によりボンベの温度が下がり、使用時間 とともにガスの出方が少なくなり、簡易卓上こんろの火力が弱くなるので、カセ ット式ガスボンベの中の可燃性ガスを完全に使いきる以前に、新しいカセット式 ガスボンベに交換することがしばしば行われている。カセット式ガスボンベ中の 可燃性ガスを完全に使用することができるよう、カセット式ガスボンベを暖める 装置をつけた簡易卓上こんろも開発されているが、ほとんど普及していないのが 現状である。 カセット式ガスボンベは、本来可燃性ガスを完全に使いきってから廃棄すべき ものであるが、現実にはほとんどのカセット式ガスボンベが内部に可燃ガスを残 したまま廃棄されており、廃棄カセット式ガスボンベによる爆発事故が多発して いる。カセット式ガスボンベのバルブを押し続けて容器を空にしたり、容器に穴 をあけて残った可燃性ガスを放出してから廃棄することが奨励されているが徹底 しない上に、この方法も残存する可燃ガス量と周囲の環境によっては危険を伴う 。このような状況から、廃棄について安全性に問題のないカセット式ガスボンベ が求められていた。 本考案者らは、かかる要求に応じ、実用新案登録第3004112号公報にお いて、充填された可燃性ガスを完全に使用し尽くし、安全に廃棄することのでき るカセット式ガスボンベとして、充填炭化水素ガスのうち、イソブタンの含有量 が90〜99.8容量%であり、プロパンの含有量が0.2〜10容量%であり、 その他の液化炭化水素ガスの含有量が0〜9.8容量%であるカセット式ガスボ ンベを提案した。このカセット式ガスボンベは、使用中ほぼ一定の火力を保ち、 容器内に可燃性ガスを残すことなく使用し尽くすことができるが、カセット式ガ スボンベのアウトドアレジャー用途が広がるにつれ、さらに着火性に優れ、火力 の強いカセット式ガスボンベが求められるようになってきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、現在広く使用されている簡易卓上こんろを用い、着火性に優れ、火 力が安定して強く、充填された可燃性ガスを完全に使用し尽くし、安全に廃棄す ることのできるカセット式ガスボンベを提供することを目的としてなされたもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、カセット式ガスボンベに充填する可燃性ガスの沸点範囲を狭く し、かつ少量の低沸点の可燃性ガスを充填すれば、ガスの着火性が良好で、カセ ット式ガスボンベ内の可燃性ガスを使用し尽くすまでほぼ一定した強い火力を保 ちうることを見いだし、この知見に基づいて本考案を完成するに至った。 すなわち、本考案は、 (1)充填液化炭化水素ガスのうち、イソブタンの含有量が70〜89容量%で あり、プロパンの含有量が0.2〜30容量%であり、その他の液化炭化水素ガ スの含有量が0〜10.8容量%であることを特徴とするカセット式ガスボンベ 、及び、 (2)その他の液化炭化水素ガスのうち、ノルマルブタンの含有量が5容量%以 下であり、イソペンタンの含有量が1容量%以下である第(1)項記載のカセット 式ガスボンベ、 を提供するものである。 ここに、容量%とは、それぞれの炭化水素ガス成分の標準状態における容量に ついて求めたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を詳細に説明する。図1は、本考案に用いるガスボンベの断面図 である。円筒形の容器1は、可燃性ガス流出用のバルブ2及びほぼ部分球形の耐 圧性の底面3を備えている。カセット式ガスボンベを簡易卓上こんろにセットす ると、ガバナー機構によりガスボンベのバルブが押し開けられてこんろに可燃性 ガスが送られる。カセット式ガスボンベの取り付け方向は、ボンベのガイドの切 り込みにより決められ、可燃性ガスの取り込み口4が必ず液化ガス部5の上部の 気化ガス部6に位置するように配置される。 本考案のカセット式ガスボンベに充填される可燃性ガスは、イソブタン及びプ ロパンであるが、必要に応じてその他の液化炭化水素ガスを充填することができ る。充填されるイソブタンの含有量は、70〜89容量%、好ましくは74〜8 6容量%、より好ましくは78〜83容量%である。充填されるイソブタンの含 有量が70容量%未満であっても、89容量%を超えても、カセット式ガスボン ベの使用中の火力の安定性に欠けるおそれがある。 本考案のカセット式ガスボンベに充填されるプロパンの含有量は、0.2〜3 0容量%、好ましくは5〜26容量%、より好ましくは10〜22容量%である 。カセット式ガスボンベにプロパンを充填することにより、簡易卓上こんろの着 火性、特に、空気の流れのあるアウトドア用途や、寒冷地における初期着火性が 著しく改善される。充填されるプロパンの量が0.2容量%未満であると、着火 性の改善効果がほとんど認められない。また、充填されるプロパンの量が30容 量%あれば、通常はアウトドア及び寒冷地においても優れた着火性が得られ、プ ロパンの量が30容量%を超えると、カセット式ガスボンベの使用初期と使用末 期の火力の差が大きくなるおそれがある。
【0006】 本考案のカセット式ガスボンベに充填される液化炭化水素ガスは、その沸点が 30℃以下の炭化水素であり、イソブタン70〜89容量%及びプロパン0.2 〜30容量%を含有するものであるが、その他に、メタン、エタン、エチレン、 プロピレン、ノルマルブタン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、イソペ ンタン、ネオペンタンなどが混合していてもよく、さらに、より沸点の高いノル マルペンタン、1−ペンテン、2−ペンテンなどが微量に存在していても差し支 えない。 本考案のカセット式ガスボンベにおいては、イソブタン及びプロパンの外に他 の可燃性ガスを含有させることができる。本考案のカセット式ガスボンベにノル マルブタンを5容量%以下含有させても、本考案の目的は全く損なわれることは ない。ノルマルブタンはイソブタンより沸点が高いが、5容量%以下のノルマル ブタンはイソブタンとともに徐々に気化して燃焼し、ノルマルブタンのみがカセ ット式ガスボンベの中に残ることはない。同様にして、本考案の目的を全く損な うことなく、カセット式ガスボンベの中にイソペンタン1容量%以下を含有させ ることができ、イソペンタンがカセット式ガスボンベの中に残ることはない。さ らに、プロパンよりも沸点の低い可燃性ガスや、イソペンタンよりも沸点の高い 可燃性ガスがごく少量混在しても、本考案のカセット式ガスボンベの特徴は失わ れるものではない。
【0007】
【実施例】
以下に実施例により本考案をさらに詳細に説明するが、本考案はこれらの実施 例によりなんら制限されるものではない。 実施例1 図1に示す構造を有するカセット式ガスボンベに、イソブタン210g及びプ ロパン40gを充填した。イソブタン及びプロパンを充填する前の空のガスボン ベの重量は95gであった。このカセット式ガスボンベの中のイソブタンとプロ パンの容量比は、イソブタン79.9容量%、プロパン20.1容量%である。 簡易卓上こんろを気温2℃の海岸におき、カセット式ガスボンベをセットして 圧電点火装置により発生電圧16kVで点火した。1回のレバー操作で簡易卓上 こんろは点火し、充填されたイソブタン及びプロパンが消費し尽くされるまで安 定した強い火力で燃焼した。燃焼終了後のカセット式ガスボンベの重量は95g であり、ガスボンベ中には可燃性ガスは残存しなかった。 比較例1 市販のカセット式ガスボンベを用いて、実施例1と全く同じ試験を行った。こ のカセット式ガスボンベの中の可燃性ガスの成分は、ガスクロマトグラフィー分 析によれば、ノルマルブタン69.2容量%、イソブタン28.9容量%、プロパ ン1.0容量%及びペンタン0.9容量%であった。このカセット式ガスボンベを 実施例1と同じ簡易卓上こんろにセットして圧電点火装置により点火を試みたが 5回のレバー操作でようやく点火した。こんろの火力が衰えたときガスボンベを 取り外した。そのときのカセット式ガスボンベの重量は125gであった。この ガスボンベを温暖な室内に持ち込み、ふたたび簡易卓上こんろにセットして点火 し可燃性ガスを消費しきったところ、カセット式ガスボンベの重量は110gで あった。 実施例2 図1に示す構造を有するカセット式ガスボンベに、イソブタン212g、プロ パン25g、ノルマルブタン10g及びイソペンタン3gを充填した。これらの 液化炭化水素ガスを充填する前の空のガスボンベの重量は95gであった。この カセット式ガスボンベの中のガスの容量比は、イソブタン82.4容量%、プロ パン12.8容量%、ノルマルブタン3.9容量%及びイソペンタン0.9容量% である。 簡易卓上こんろを気温5℃の河原におき、カセット式ガスボンベをセットして 圧電点火装置により発生電圧16kVで点火した。1回のレバー操作で簡易卓上 こんろは点火し、充填された液化炭化水素ガスが消費し尽くされるまで安定した 強い火力で燃焼した。燃焼終了後のカセット式ガスボンベの重量は95gであり 、ガスボンベ中には可燃性ガスは残存しなかった。
【0008】
【考案の効果】
本考案のカセット式ガスボンベは、可燃性ガスとして少量の低沸点のプロパン 及び主成分として単一物質であるイソブタンを含有しているので、屋外及び寒冷 地における着火性が良好であり、かつ可燃性ガスが消費し尽くされるまで安定な 強い火力が得られ、使用後のカセット式ガスボンベ内に可燃性ガスが残存するこ とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に用いられるガスボンベの断面
図である。
【符号の説明】
1 円筒形の容器 2 可燃性ガス流出用のバルブ 3 耐圧性の底面 4 可燃性ガスの取り込み口 5 液化ガス部 6 気化ガス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山下 定利 千葉県千葉市美浜区真砂4−3−3−105 (72)考案者 矢野 恒夫 埼玉県飯能市川寺413−14

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填液化炭化水素ガスのうち、イソブタン
    の含有量が70〜89容量%であり、プロパンの含有量
    が0.2〜30容量%であり、その他の液化炭化水素ガ
    スの含有量が0〜10.8容量%であることを特徴とす
    るカセット式ガスボンベ。
  2. 【請求項2】その他の液化炭化水素ガスのうち、ノルマ
    ルブタンの含有量が5容量%以下であり、イソペンタン
    の含有量が1容量%以下である請求項1記載のカセット
    式ガスボンベ。
JP1996005391U 1996-05-21 1996-05-21 カセット式ガスボンベ Expired - Lifetime JP3031438U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016541A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社東芝 水素トーチ

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JP2019016541A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社東芝 水素トーチ

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