JP3030560U - 室内空気の還流装置 - Google Patents

室内空気の還流装置

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JP3030560U
JP3030560U JP1996003365U JP336596U JP3030560U JP 3030560 U JP3030560 U JP 3030560U JP 1996003365 U JP1996003365 U JP 1996003365U JP 336596 U JP336596 U JP 336596U JP 3030560 U JP3030560 U JP 3030560U
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JP
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air
blower tube
ceiling
flow velocity
fan
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JP1996003365U
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English (en)
Inventor
朋治 新田
Original Assignee
株式会社アッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房時室内天井付近に滞留する温暖空気を、
小さな電気代の扇風機で、ある距離まで流速を低下させ
ずに送り出して対流還流させ、室内全体を均一に温暖化
せしめる。 【解決手段】 小型扇風機1のケース本体2の前方に、
周囲からの空気を吸い込むための吸い込み空隙部3を隔
てて送風筒4を支持させ、この小型扇風機1を送風筒4
の前端が部屋の中の対向する壁面に向くよう天井隅近く
に取り付け、小型扇風機1を稼働して天井付近に滞留し
た温暖空気を小型扇風機1で取り込んで送風筒4に送り
込み、ある距離まで流速の低下を防いで噴流せしめ、対
向する壁まで達する温暖空気を壁面に沿って流下還流さ
せることにより室内空気を均一温暖化することを特徴と
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、暖房中に室内の天井付近に上昇して滞留する温暖空気を、簡易に天 井から壁面に沿って流下還流せしめることにより、室内の空気を大きく循環対流 せしめて室内の温暖空気を均一にする安価な室内空気の還流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭や事務室など建物室内の暖房に於ては、暖められて比重の軽くなつた空気 が対流現象により上昇して天井付近に滞留し、暖房を続けても保温に必要な床上 部分にはいつも比重の大きい冷たい空気が降下することになり、室内全体を上下 とも均一に温暖空気で保温することは難しい。そのため、従来天井に近い壁面に 取りつけて天井付近に滞留した高温空気を呼び込みこれを下方に吹き出させて対 流させる下方吹き出しの周辺換気扇が市販されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の対流用の周辺換気扇は、吹き出し口を下方に向けて部屋の壁面に取り付 けるものであるが、広い範囲から温暖空気を呼び込むために横幅を大きくした吸 い込み口は、空気を吸い込む力が弱く、吹き出すだけの横幅の広い吹き出し口は 、空気流を増速する作用はないから単に上部の軽い温暖空気を下方に吹き降ろす だけで、部屋全体の還流空気の流れは作り得ず、対流循環が充分でなく温暖空気 の均一化は難しい。そのため換気扇の動力を大きくすることも考えられるが、家 庭用の場合は、騒音や維持費の上から必ずしも得策とは言い得ない。本考案は、 小さな動力の扇風機で取り込んだ天井付近の温暖空気の流速を、低下を少なくし て対向する壁面まで到達せしめることにより、強い空気流を壁に当てて室内を回 動還流させ、僅かな経費で部屋全体を均一に温暖化するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は安価な装置により、暖房時に室内天井付近の温暖空気に風速の大きい 還流作用を起こさせるもので、小型扇風機1のケース本体2の前方に、周囲から の空気を吸い込むための吸い込み空隙部3を隔てて送風筒4を支持させ、この小 型扇風機1を送風筒4の前端が部屋の中の対向する壁面に向くよう天井隅近くに 取り付け、小型扇風機1を稼働して天井付近に滞留した温暖空気を小型扇風機1 で取り込んで送風筒4に送り込むとき、吸い込み空隙部3からも、その流速によ る負圧によって周囲の温暖空気を送風筒4内に取り込み、送風筒4内の流量を増 量させて流速低下を防ぐことにより、送風筒4の出口で入口部分の流速を保持し て噴出させ、対向する壁まで達する温暖空気を壁面に沿って流下還流させること により室内空気を均一温暖化することを特徴としたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本願は、小型扇風機の風量に吸い込み空隙部からの取り入れ空気を増量して送 風筒内の流速の低下を防ぎ、送風筒の入口と略同じ流速の空気を出口で噴出させ ることにより、送風筒が向き合う部屋の壁際まで達する温暖空気流を作って、安 価な装置により、暖房時に室内天井付近の温暖空気に風速の大きい還流作用を起 こさせるもので、小型扇風機1のケース本体2の前方に、周囲からの空気を吸い 込むための吸い込み空隙部3を隔てて送風筒4を支持させ、この小型扇風機1を 送風筒4の前端が部屋の中の対向する壁面に向くよう天井隅近くに取り付け、小 型扇風機1を稼働して天井付近に滞留した温暖空気を小型扇風機1で取り込んで 送風筒4に送り込むとき、吸い込み空隙部3からも、その流速による負圧によっ て周囲の温暖空気を送風筒4内に取り込み、送風筒4内の流量を増量させて流速 低下を防ぐことにより、送風筒4の出口で入口部分の流速を保持して噴出させ、 対向する壁まで達する温暖空気を壁面に沿って流下還流させて室内空気を均一温 暖化する。
【0006】 即ち、温暖空気が、小型扇風機1に取り込まれて吸い込み空隙部3部分を所要 の流速で通過するとき、周囲の温暖空気を吸い込んで送風筒4内を通る空気流量 を増量させるが、この場合、流量に対して送風筒4の入口と出口の断面積が変ら ないので、流速も変わらないことになるが、更に流量の増量分が多少の流速の低 下を補うので、送風筒の出口の流速は入口の流速と殆ど変わずに送風筒の長さ分 だけ先送りされることになり、送風筒を噴出した後の温暖空気流は徐々に速度を 低下させても部屋の隅際までには到達させる流速を保つことになる。小型扇風機 の駆動電力は極めて小さく、電気代はかなり著しく僅少で経済的となる。従って 事務所や一般家庭の部屋なら広さに応じても僅かな費用で夏冬共充分効果的に還 流せしめ均一に温度調和することができる。
【0007】 本願装置は、一般家庭の場合、6畳で2個,8畳で3個とし、更に広い場合、 例えばスパンが7mを越える時は、部屋の両隅から対向させて取り付ける。送風 筒の形状は円筒でも角筒でもよい。実験によれば、小型扇風機1のケース本体2 の直径を80mm,吸い込み間隙部3を50mmそして送風筒4の直径をケース 本体の径よりやや大きくし、長さを200mm〜250mmとした場合、吸い込 み空隙部3の周囲Aの部分の流速が2m/sとなった時、送風筒4の出口Bの部 分でも2m/sと変わらず、送風筒の先1mでは1m/s,2m先では0.8m /s,3m先では0.6m/sとなり、6畳の部屋の対向する壁際まで充分到達 する流速が得られ、効果的な対流還流作用が現出された。ちなみに、送風筒を取 り付けず小型扇風機のみで送風した場合、空気流はすぐ拡散して出口での2m/ sの流速は1m先で0.7m/s,2m先で0.4m/s,3m先で0.2m/ sと著しく低下させ、前方の壁際まで空気流を到達させることは出来なかつた。 なお本願装置を取り付け固定するのは、ねじ止めでもよいが、家庭用では簡易の ベルベットアァスナーを用いてもよい。
【0008】
【考案の効果】
本考案は室内暖房時に天井付近の温暖空気内に取り付けて小型扇風機からの空 気の送風速度を低下させずにある距離まで送り出し、それから壁際まで送って室 内を大きく還流せしめるので、動力の小さな扇風機の極く僅かな電気代のみで家 庭や事務室の暖房時天井付近に滞留する温暖空気を効果的に還流対流せしめて室 内全体を均一に暖めることができ、安価な費用で暖房経費を節減できる効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側面図である。
【図2】本考案の使用状態を示す側面図である。
【図3】本考案の使用状態を示す平面図である。
【図4】本考案の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 小型扇風機 2 ケース本体 3 吸い込み空隙部 4 送風筒
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型扇風機のケース本体前方に、周囲か
    らの空気を吸い込むための吸い込み空隙部を隔てて送風
    筒を支持させ、この小型扇風機を送風筒の前端が部屋の
    中の対向する壁面に向くよう天井隅近くに取り付け、小
    型扇風機を稼働して天井付近に滞留した温暖空気を小型
    扇風機で取り込んで送風筒に送り込むとき、吸い込み空
    隙部からも、その流速による負圧によって周囲の温暖空
    気を送風筒内に取り込み、送風筒内の流量を増量させて
    流速低下を防ぐことにより、送風筒の出口で入口部分の
    流速を保持して噴出させ、対向する壁まで達する温暖空
    気を壁面に沿って流下還流させることにより室内空気を
    均一温暖化することを特徴とする室内空気の還流装置。
JP1996003365U 1996-04-24 1996-04-24 室内空気の還流装置 Expired - Lifetime JP3030560U (ja)

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WO2014091541A1 (ja) * 2012-12-10 2014-06-19 三菱電機株式会社 空気調和システム
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